木工職人の匠が街から離れ山ごもりしてはや数年経ちますが、
本日ANGELUSを手みあげに来訪!
JBLのオリジナルではなく匠の作品です。
本物はリアバッフルが付いている密閉型ですが、この箱は匠オリジナルなので開放型
075は箱の後ろへ木製プレートを6本のビスで固定したところへ
当店のドライカーボンインシュレーターSJ-SIを使用し
キャップボルトで押して固定できるようになっており、
フロントとリアというか箱と一体化して全体の剛性を上げる構造になっています。
箱が後面開放型で音もこもらない...。
匠もJBL好きなので色々と考えて作られている事がわかります。
この方、パラゴンを普通に作れる方です。(笑)
早速今までのバッフルと入れ替えます。
左の穴が空いている物が今まで使用していた物
(これは、自作で大型ホーンを作るお客様からいただいたものです。)
見た目はこんな感じ...。
材質は最高級の無垢材ブラックウォールナットと合板を合わせて作られています。
いつもながら精密加工されたかのようにピン角でビシッと組み上げられていて気持ちが良いです。
少し離して眺める
リズニングポイントから見る
音の方ですが、今までより大きなバッフル効果があるためか全体的に音が太くなり耳あたりが良い
ピアノの強烈な打音の鉄弦がゴーンと響く音が力強く太く出て驚きました。
ボーカルも今までよりも肉質感を感じ、残響、電子エコーもよく聴こえ
チェロやバイオリンのボディーが共鳴している感じが今までより良く出ます。
075の指向性は狭いのですが、大きなバッフルで後ろへ回り込む音を3方向に反射する構造が
指向性を改善しているように感じ
音がキツくなること無くエネルギーと厚みを増した感じの出音に聞こえるのが不思議です。
ライブ音源などは生っぽくより自然で075+375+150-4cの繋がりが
何処でクロスしているかわからないフルレンジかと思うような繋がりで一体感を感じます。
置き場所は375ドライバーの上辺りにセットしていますが
前に置くよりなるべくリニアフェーズにしたほうが違和感がないからです。
置き場所を1cm程度前後させるだけで出音の印象が変わりますので
前後させてベストな位置を探りたいと考えております。
JBLベル・エアーの箱をオーダーしました。(笑)