2024年04月14日

JBL ANGELUS C41

木工職人の匠が街から離れ山ごもりしてはや数年経ちますが、
本日ANGELUSを手みあげに来訪!

JBLのオリジナルではなく匠の作品です。

本物はリアバッフルが付いている密閉型ですが、この箱は匠オリジナルなので開放型
075は箱の後ろへ木製プレートを6本のビスで固定したところへ
当店のドライカーボンインシュレーターSJ-SIを使用し
キャップボルトで押して固定できるようになっており、
フロントとリアというか箱と一体化して全体の剛性を上げる構造になっています。
箱が後面開放型で音もこもらない...。

匠もJBL好きなので色々と考えて作られている事がわかります。
この方、パラゴンを普通に作れる方です。(笑)

早速今までのバッフルと入れ替えます。
左の穴が空いている物が今まで使用していた物
(これは、自作で大型ホーンを作るお客様からいただいたものです。)
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見た目はこんな感じ...。
材質は最高級の無垢材ブラックウォールナットと合板を合わせて作られています。
いつもながら精密加工されたかのようにピン角でビシッと組み上げられていて気持ちが良いです。
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少し離して眺める
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リズニングポイントから見る
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音の方ですが、今までより大きなバッフル効果があるためか全体的に音が太くなり耳あたりが良い
ピアノの強烈な打音の鉄弦がゴーンと響く音が力強く太く出て驚きました。
ボーカルも今までよりも肉質感を感じ、残響、電子エコーもよく聴こえ
チェロやバイオリンのボディーが共鳴している感じが今までより良く出ます。

075の指向性は狭いのですが、大きなバッフルで後ろへ回り込む音を3方向に反射する構造が
指向性を改善しているように感じ
音がキツくなること無くエネルギーと厚みを増した感じの出音に聞こえるのが不思議です。

ライブ音源などは生っぽくより自然で075+375+150-4cの繋がりが
何処でクロスしているかわからないフルレンジかと思うような繋がりで一体感を感じます。

置き場所は375ドライバーの上辺りにセットしていますが
前に置くよりなるべくリニアフェーズにしたほうが違和感がないからです。
置き場所を1cm程度前後させるだけで出音の印象が変わりますので
前後させてベストな位置を探りたいと考えております。

JBLベル・エアーの箱をオーダーしました。(笑)
posted by SoundJulia at 18:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | スピーカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年04月07日

CD-34 オーバーホール

当店をご利用いただいているお客様が
店所有のCD-34NOS DAC改を聴いて「私も欲しい」と言うことで
程度が良いというCD-34を何処かのお店で購入...。

基本的に古い機器なので、メンテナンスしていなければコンデンサは抜けいますし
動いたとしても老衰状態で何とか音が出ている感じの動作だろうなぁと思いましたが
数日経って連絡が入りました...

「使ってみると音が途切れたり、左右のバランスが悪かったり音質も悪い」

店のCD-34と同じ様にしてほしいということで持ち込まれました...。

全体的なオーバーホールをしてDACはNOS化
RCAケーブルはプラグ内部で導体圧着構造のため経年で接触不良を起こしますからジャックへ変更
電源ケーブルもインレット化の改造を施しました。

音出しすると左右のバランスが不安定で傾くというので抵抗を測ると最良で5.2Ω
間違いなくプラグ内で圧着部分の抵抗が大きくなっています。
(ちなみに店のCD-34は1メンテ前17Ωもありました...。)
今まで大丈夫だったのは1台程度です。
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色々チェックして出力ケーブルはジャック化
電源ケーブルはインレット化、劣化しているパーツは交換...。
DACをNOS化のためICを外しNOS DACへ改造

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外したパーツ 
純正でついているフィリップス製のブルーのコンデンサはほぼ抜けています...。
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コンデンサ容量を測ると
22μFが7.3μF(笑)
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220μFのチューブラは3.6μF
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電源ケーブルは外してインレット化
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しっぽ方式の接触不良出力ケーブルも外してRCAジャック化
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ワイヤーハーネスは、スーパーコンタクトオイルで接点部分をメンテして差し込みます。
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預かり時、ボディー天板に上に載せた機器の足跡が付いていたのでクリーニングしました。
ビフォー
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アフター
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完成したので、試聴しています。
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posted by SoundJulia at 18:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | デジタル機器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

山崎川の桜

店から出て東へ歩くと直ぐに山崎川の桜の名所があります。

今日の昼食後、見に行きましたら満開!

日曜日なので凄い人混みでしたから奥へ歩いていきませんでしたが
地下鉄「新瑞橋駅」からスタートしている桜並木で十分見応えがあり綺麗でした。

右奥側が「新瑞橋駅」です。
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川を渡れるように飛び石みたいな造作がありますので子供が飛んで渡っていました。
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逆光で申し訳ないのですが満開です。
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あと2〜3日もすれば川に花びらが落ちてピンク色に染まり綺麗な花筏が見れると思います。


posted by SoundJulia at 15:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他のできごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年04月02日

電源ケーブル 限界突破プロトタイプ完成! 試聴中

電源ケーブルを製品化する場合、PSE取得の問題がありますので
当店のケーブルはケーブルを購入いただき
PSEマーク付きプラグを取り付ける作業を承るという方式を取らさせていただいております。

で、今回のケーブルは今まで製作したケーブルのバージョンUPです。

現在の電源ケーブルは二種類
・Reference(標準品):¥3.3万
・Ultimate(上級品):¥11万

上級品は究極という名前なのでこれで十分な出音感なのですが、
最近ラインケーブルのUltimateへ更にUltimateケーブルへ施した倍の地策を施し
限界突破バージョンを作り、その差に製作した自分も驚きましたので
電源ケーブルも同様の処理を追加した場合、どの様になるのかを試してみました...。

限界突破プロトタイプ
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このバージョンUPは
標準品もUltimateタイプも、そのケーブルを利用して改造可能です。

プラグはドライカーボン+金属のプラグへ変更します。

Ultimateケーブルで繋いでいる機器へ限界突破バージョンを付け替えて試聴しますと
音場空間の広さや残響が漂う感じ、マイクの周りの音が更に聞こえて
固くなる事なく引き締まり低域は極低域の分解能が上がり腰が据わり
高域は精緻なまでの高分解能で、全く痛くない、しなやかな抜けとキレを感じます。

中音域は声はもちろんバイオリンなどアコーステック楽器の音色が増え色濃くなり生っぽい
特にライブなどのソースやクラシック、ワンポイント録音物は抜群のプレゼンスで雰囲気抜群です。

音抜けとキレ感はUltimateケーブルの方が1分程度のパッと聞きは良く聞こえますが
しばらく聞いていると音数や分解能にかなりの差がある事が判ってきます。

BEST AUDIOPHILE VIOCES ブルージャケットの最初に出たT
一曲目の冒頭からギターアンプのハム音と思われる「ビー」というノイズや
演奏中に随時聞こえているマスターテープのヒスノイズ?「サー」という
ホワイトノイズが今まで聞いていた感じと比べ分離よく更に良く聞き取れます。

井筒香奈江さんの ときのまにまに

2曲目 いっそセレナーデ
冒頭左のチェロの演奏後、39秒で右から「チュン」が更に良く聞こえ
歌いだすとポップガードを通り過ぎた息がマイクに当たり極低音がでてきます。
1分21秒頃 鼻息を吸っている音が聞こえますが
以前より良く聞き取れてしまいます。

3曲目
10秒頃からヴィブラフォンを叩く振動がマイクまで伝わり、極低域でボフボフ音が出ます。

4曲目
5秒ぐらいのところから、「くちゅくちゅ」している音が聞こえます。
また歌いだしてからの電子エコーが奥深く遠くまでうねりながら消えゆくさまが異様(笑)

7曲目
雨音が更に良く聞こえ、1分位のところで「チュンチュン」音が更に良く聞きとれました。

全曲にシステムノイズというか録音時のノイズが「シー」とか「サー」っと入っていますが
その感じが以前より良く聞こえてきます。


上記以外に何を聴いても演奏中の音が出ている時のSN感が良くて静がに感じますし
派手になる事なく分解能が上がるという感じで間違いないという感じです。

標準品からのバージョンUPは仕様を自由にできるので価格は要相談です。
UltimateケーブルからのバージョンUPはUltimate構造に追加しますので¥11万となります。
新規で限界突破ケーブルを作る場合は仕様を相談して作れますので¥11万以上から製作可能です。

現在、当店のケーブルを使用されていて興味がございましたら相談ください。
店で使用しているケーブルは、ラインも電源も徐々に限界突破へ変更していこうと考えています。

今回のケーブルやレコード用のテーパードターンテーブルシートも含め
音にさらなる欲が出た場合は有効なアイテムになると思います。





posted by SoundJulia at 16:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | アクセサリー、ケーブル類等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年03月29日

第二の人生 オーディオルーム 進化

2022年10月以降の更新が滞っていたのですが、
徐々に進化して高音質になっています。

電源回り
オーディオ専用 大地アース
オーディオ専用電源に100Vと200V回路
200V回路はKOJOのクリーン電源装置2台へ供給
照明や壁コンセントは生活電源から供給していますので混ざりません。
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カーボン+メタルラック導入
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スクリーンを付けたのでAV鑑賞も可能!

ダブルスーパーウーファー仕様なので、低音が強く入っている音源は波動低音!(笑)
極低音入のパイプオルガンも平気ですが、部屋の空気が揺れます...。

バカみたいに低音出しても砕石低音吸収整音機能が働き低域のボケ感は一切ありません。
ウーファーは極重のメタルスタンドで持ち上げていますので
傾斜音響構造天井の機能と相まって定在波でバフバフする感じは無い。

超高域はバイオリンスーパートゥイーターで
数万ヘルツまで倍音が再現されていますので音色や表現が良いです。

このスピーカーから出ている音とは思えないような高分解能で精緻な出音で3Dな音場空間表現...。
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側壁の腰壁は低音吸収整音装置、上の方は天然音響漆喰壁の前に定在波対策の為に取り付けた
角度や位置が変更可能かつ反射吸音機能を有する音響パネルを左右の壁に取り付けています。
写真のように三角型にして音出ししますと、澄んだ音場で壁の奥まで音響空間が広がります。
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今回の訪問は、KOJOのクリーン電源装置導入に伴う電圧変更(200V電源)と
ドライカーボンターンテーブルシートの納品!

マイケル・ジャクソンのアナログレコード「スリラー」を
ユニットの振幅限界の爆音で試聴しましたが、
ど迫力かつ抜けと分離の良いハイスピードサウンドで驚いちゃいました!

少し前にラインケーブル類はUltimateを限界突破バージョンへUP
スピーカーケーブルも当店最上級バージョンへUP
KOJOのクリーン電源装置からの電源ケーブルを試しに持ち込んだUltimateグレードで全て繋ぐと
素晴らしい分解能と広くクリーンな音場空間で試聴できましたので
次回の音質向上は電源ケーブルかもしれません...。

60歳以降の人生は、遠慮なく音出しできるオーディオルームで耽け
ストレスのない時間を過ごせば、おかしな病気になることも無いと思いますし、
音楽を聴く事、映画を観る事で、脳が活性化され痴呆になるとか鬱になるとか、
面白くない人生を過ごすなどの悪い要素が入り込む余地も無いと感じます...。