2024年09月19日

お寺の音響設備


ご住職「いま寺を工事しているんだけど、音響工事の件で相談したい...。」
私「今建て直されていて今年完成ですよね?」
ご住職「その通りなんだけど、音響の事が何とも上手くいかないので...」
私「今日は定休日なのでとりあえずお邪魔します。」

(確か音響設備は設備業者へ任せるという感じだったと思ったのですが)
寺の建設の進行状況の確認と音響設備をどうしたいのかを伺う事に...。

TOAの音響設備導入で打ち合わせを進めていたそうなんですが、
この状況になってから、気に入らなくてキャンセしたということで呼ばれた感じです...。

しかしお寺はもう殆ど完成している...。

色々な事を早く決めて直ぐに取り掛からないと手遅れになり何もできない事になりそうなので
マッハで希望を伺い打ち合わせをした。

この欄間がつく柱の左側へスピーカーを付ける
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反対側も同じ
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格天井の奥の真ん中少し右辺りにダウンライト取り付け用の穴が空いていますが
その左側のセンターへ、アンビエンス用のマイクを取り付ける。
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この壁の真ん中の柱へスピーカーを付ける
(もう漆喰が塗られて完成している...。)
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反対側も同じ...。
今からでは何ともならんと思いましたが
この裏の壁は漆喰を塗る前でしたのでスピーカーケーブルを通すために
一旦、パネルを外し入線工事ができる様にお願いした。
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アンビエンス音を拾うマイクはこのマイク、持ち帰り動作確認と分解清掃を行った。
見た目は古い東芝のマイクですが、
中は何と外国製のリボンマイクが入っている改造品でした。!
店にある調整卓や録音機材で確かめると、角が丸い感じの音を拾い、なかなか良い音質でした。
このマイクで何人ものお坊さんが唱えるお教の声が堂内に響くのを拾い、
ご住職のピンマイクの声と合わせてスピーカーから音を出すという感じです。

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マッハの打ち合わせで、使用するスピーカーと、新たなパワード・ミキサーの導入
配線や機器設置の場所などを決めて、早速機材をオーダーした。

機材などが明日到着するのでマッハでケーブルを作りマイク取り付けと入線を行う事にした!
緊張感漂う依頼なので普通は断りますが、
お世話になっているお寺だけに断るわけにもいかないので
今年60歳になったおっさん(私の事)は頑張ります!(笑)

最近の外食
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posted by SoundJulia at 21:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他のできごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月16日

REVOX C221

昨日のブログ DS Audio E-3を弄って音の調整をしたいけど(笑)
買取依頼が入り、このプロ用CDPやB&WのSS25を買い取りしたので
仕事を優先して買い取りした機器を確認しております...。

奇跡的に綺麗なコンディション!
トレイのドライブベルト劣化など無く問題なく開閉
空調が効いているピアノ部屋のガラス扉付きオーディオラックに入っていたので
外観もきれいで使用感も殆ど無い!
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中もオリジナルのままです。
CDを入れて動かすと問題なく再生しますが、
経年でピックアップレンズはくすんでいる筈ですので確認します...。

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予想通り
🎤曇りガラスの向こうは風の街...(笑)状態ですね!

まぁCDプレーヤーは数年の使用でピックアップレンズはホコリが付いていたり
白く曇っていますので
このビンテージ品の経年から考えると、ホコリもなくくすんでいるだけですので
死蔵状態だった事が確認できます。
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いつものようにクリーニング!
いやぁ〜驚くほどスカッとクリアになりました。

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もう一度同じCDの同じ曲、同じ音量で出音を確認すると
メンテ前に聞いたときは高域が乾いてザラつきがありやや細い感じの出音でしたが
高域が滑らかになり全体的に音密度が上がりプロ用らしい充実した中音域になりました。

フィリップス系CDPの音、スチューダーA730の出音が好きな方に好まれる音質傾向です。

フィリップスといえば店のMarantz CD-34NOS DAC改も
フィリップスのスイングアームピックアップですがNOS DACの方がアナログっぽい出音感
C221はオリジナル動作の出音ですがCD-34改より整った感じがあります。

ブログを書きながらC221を回してBGMを聴いていますが30分程度経ってから
ケミコン類が活性化してきたのか何だか音が良くなってきました。
基本的にプロ用は電源切りませんのでこのまま明日まで通電していおて改めて聴き直すと
更に良くなっているかもしれません...。

次は予備用でデッドストックされていた驚くほど綺麗なB&WのSS25を確認します。

posted by SoundJulia at 16:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | デジタル機器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月15日

DS Audoi DS-E3 その2

メーカより店頭展示デモ用のカートリッジ、シェル、フォノイコが届きました。

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しっかりした梱包です。

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元箱まで取り出しました。

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開梱して「こんにっちは」です。
検査表と手書きの御礼状が入っておりました。

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E3カートリッジ!
ケースが金属製で重たいです(笑)

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超々ジュラルミンのヘッドシェル

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削り出しでしかもシェル側のリードはハンダ付け!

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リード線が高純度銅等を使用していなくて、純銅(4N)という所が良い

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検査時の写真が同梱されておりました。

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テクニカのAT-33Eと並べてみる

DS Audioのシェルはシェル固定用の引込ピンが上だけでなく下側にも付いています。
シェルを取り付けで締め付けると
上下で引き込んで接点の接触もシェルの固定も一本ピンのシェルより安定しています。
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超々ジュラルミン削り出し一体構造のシェル 価格:¥46,200-は安い!
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早速セットして音出ししましたが、価格から考えた場合の出音は異次元の良さです。(笑)
カートリッジは何十本も持っていますが
適当な試聴にはオルトフォンのMC30WやテクニカのTA-33Eとかを使用していましたが
これらと比べた場合、分解能、定位、レンジ感、低域のド安定感など かなりの差をつけます。
一般的なMCカートリッジ、DL-103と聴き比べると...。(笑)です。

定価は下記の通り
カートリッジとフォノイコセット:¥302,500-(税込)
カートリッジ:¥137,500-(税込)
イコライザー:¥165,000-(税込)
ヘッドシェル:¥46,200-(税込)

店頭試聴可能です。

posted by SoundJulia at 11:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | アナログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月04日

熱田神宮 大楠 蛇様

今日は定休日でしたので熱田さんへ参拝に出かけました。

手水舎で清めた後、大楠を見て本殿へ向かうのですが、大楠に蛇様が居ることがあります。

今回、久しぶりにお目にかかることができて 蛇様は お食事中でした。

幹や上の方の枝に居ることもありますが、よく見ないと気が付かない事もあります。

まずお目にかかれないので今回はラッキーでした。

大楠
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根元にお供えの玉子ケースがあり、その奥の食事処で丸のみ中でした!
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で、この後参拝して みやきしめんを食しました。
(こん回は、飛騨牛コロッケ定食)
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食餌の後は、神社東の名鉄駅前に新たに完成した 「あつたnagAya」を見てきました。
台風の影響で9月6日オープンとなっておりました。

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10年ほど風邪をひいて寝込むとかコロナにかかったという事もなく健康診断もOKなのですが、
台風通過中にアンプを移動させて腰痛になり、その後、久しぶりに体調不良となりまして、
昨日まで腰痛と頭痛で最悪、今日は妻に誘われて神社へ行きましたが
そのおかげで何だか体調が改善しました!😮
posted by SoundJulia at 16:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 私事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年08月23日

DS Audoi DS-E3

本日、DS Audio DS-E3持参の営業さんが来店されましたので、
光電型カートリッジを試聴させて頂いた。

DS-E3カートリッジとHS-001シェル
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DS-E3フォノイコ
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DENON DP-3000改 アナログプレーヤーへ取り付けて試聴!
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DS Audioは、お客様からお話をうかがったりメディアやネット上のレビューは目にしていましたが
店で試聴はしていなかったので、興味津々でセットして試聴しました。

大きな違いはフォノイコライザーに専用イコライザーを使用しないとダメ(動作しない)というだけで
基本的には従来のMC/MMカートリッジとセット方法や使い方は同じ
今まで使用していたフォノケーブルもそのまま使えます。

音出し直ぐに感じたことですが、
従来のカートリッジで、MMとMCのどちらに似た音が出たかと言うと
高音質Hi-Fi系MC型の出音に似ています。

中高域の分解能、反応が良く、低域は引き締まりドロドロしたゆるい感じが無く
全域でエネルギー感があり抜けが良く音は濁る事なく明瞭!

これはイケると感じたので
アナログレコード デモ用キチガイ録音をかけてみる...。
シンバルのキレ、ウッドベースのゴリゴリ感も破綻なく出てくる!

小型SPやトールボーイ型で音量を上げて聞くとスピーカーが壊れるような音源の
脅威のデジタルパーカッション アナログレコードB-1をかけてみると
打楽器の音圧で体がしびれ、大太鼓の「ド〜ン」の一発が全身を覆う...
持ち込んできた営業さんが驚いて「これはすごい低音ですね」と言葉が出た!
パルシブに立ち上がり立ち下がる感じは気持ちが良い!
このレコードで針飛びしないという事はトラカビリティーも問題はない

で、バカ音源は止めて荒井由実のユーミンブランドをかけてみる...。
A-1 あの日にかえりたい
最初のドラム一発が気持ちよく立ち上がり曲が始まる
高、中、低のバランスが均一でボーカルも素直

色々聴いてみると
サクサクと気持ちよくキレて高分解能な高域
フラットで癖のない中音域
立ち上がりが良くエネルギーもあり分離と締まりの良い低域という感じの出音で
RIAAイコライザーカーブが正確に処理されている感じです。

今のアナログ情勢ですが、MCカートリッジを使う場合
インピーダンスが低いので概ねフォノケーブルの整合性は問題ないのですが、
(といってもフォノケーブルを変えると音色は変化します)
MMカートリッジを使用する場合は静電容量が問題になります。
昭和の時代の様にMMカートリッジ用として適合性を合わせたフォノケーブルの販売は無いので
今の時代でMMカートリッジを使用しようと思うと
正確なイコライザーカーブで聴くことが出来ないというのが事実です。
DS Audioの場合、上記の問題は無いので
ある意味で現代の使い方に合っているとも言えます。

DS-E3フォノイコへ
当店のドライカーボンインシュレーターとメタルベースを合わせて使用してみると
静寂さと力強さ音場空間などが格段に良くなり低域は地に足が付いた感じに...
更にシェルの根本へドライカーボンシェルリングを装着してみると
定位が良くなり分解能が更に向上した!
ボリューム位置はそのままにしてミュート、
当店のアクセサリー類を全部外して元に戻し同じレコードを聴いてみると、
丸っこい感じの出音かつS/N感や分解能がガクッと落ちて聞こえますので
アクセサリー使用の反応としては通常のMM/MCカートリッジと同じと確認できました。
営業さんも「インシュレータなどは使ったほうが良いですね!と...」

DS-E3の針は楕円針(無垢針)
一般的なカートリッジの場合ですが、
針がラインコンタクトやマイクロジッジ等の高級高額カートリッジの場合
分解能が上がり細やかで繊細な表現になるけど
リズム系を聞く場合のエネルギー感や押し出しは弱くなる傾向なので
クラシックをしなやかで優雅に聞く以外は、この楕円針でオールマイティーを感じます。

70〜80年代のレコードはマスターテープもカッティングマシーンも概ね高域限界は16Khz
18Khzまでカッティングできるマシーンは
デジタルマスターが可能になってからのアナログ終盤のビクターならあるけど
ダイレクトカットも高音質レコードも
この楕円針で聴いてもサチらないので十分行けると思います。

価格
DS-E3カートリッジ:¥125,000- 
DS-E3フォノイコ:¥150,000-
合計:¥275,000-(税別)
DS Audioの中では驚くほどリーズナブルな価格です。

現在アナログブームで定価¥30万以上のMCカートリッジはザラにあります。
高音質で高分解能、抜けが良く明確な出音のMCカートリッジが好きな方には好まれると思います。

従来型のMCカートリッジ+フォノイコライザーを組み合わせ
上記DS Audio DS-E3のセットとほぼ同価格で
同じ程度ので音を求めてもなかなか難しいと感じます。

標準的な出音の低価格MCカートリッジ、DENON DL-103、103R 等と比べた場合
103は、丸針独特の出音感で中低域に厚みや太さ、全体的な音の安定感を感じますが
分解能が低いので解像度や爽やかな抜け感、ハイハットの細やかなキレや
残響や音場空間の表現が、かなり低い感じに聞こえます。

デモ品は持ち帰られましたので後日店頭展示したら店で試聴可能です。
posted by SoundJulia at 16:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | スピーカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする