そのデビュー作となるスピーカーの最終プロトタイプを試聴テストしております。
販売されるのは、まず小型スピーカー2機種とのことですが、
一番小型のモデルから販売が開始される予定で、
8月のお盆明け頃に当店への供給が始まる見込みです。
一番小型のサイズは、あの名機LS3/5aとほぼ同じ大きさです。
正式な公開前につき、詳細な画像や仕様はまだ明かせませんが、
ティザーとして一部をお見せいたします。
トゥイーターとウーファー周りの目張りは製品化時に変更となります。
テストでは頻繁にユニットを脱着するため、簡易的にフレームの目隠しとなっているものが付いております。
メーカーとして、このカテゴリーにおいて最高峰の音質を目指し、
一切の妥協を排した製品開発に取り組んでいるという事で、
その一例として、スピーカーフレームは専用金型から製造。
ユニットの固定には、音響特性に優れる純チタンビス、ワッシャを採用。
入力ターミナルは、金メッキカーボン巻きスピーカーターミナル
また、内部吸音材には贅沢にも絹を使用。
一般的なチープなグラスウール吸音材や合成樹脂系のサランネットとは一線を画しております。
製品の魅力はこれだけに留まりませんが、
詳細につきましては販売開始後に改めて公開させていただきます。
最後に一点だけお伝えさせていただくと、
エンクロージャー(箱)の製造は、国内の熟練した職人の手によるものです。
フロントバッフルにはロシアンバーチを採用するなど、
安価なC国製MDF箱とは明確に異なる、その品質の高さをご理解いただけると思います。
現在、その最終プロトタイプを店頭でお預かりしており、
このGW期間中は店頭での試聴が可能です。
実はこちらで試聴しながらブログを書いておりますが、
その出音のクオリティーは圧倒的です。
これまで試作品を何度か試聴した際に感じた課題点が解消され、
小型スピーカーとしては群を抜いた仕上がりとなっています。
価格は予価としてペア三十万円台後半とのことですので、
抜群のコストパフォーマンスでハイクオリティーなサウンドをお楽しみいただけるでしょう。
どこまでもクリアで広大な音場に、音が立体的に展開する様は鳥肌モノ!
高い分解能とワイドレンジ、そして刺激のない滑らかながらもキレのある中高域、俊敏でタイトな低域。
小型スピーカーで感じがちな低域のモタつきとは無縁の、素晴らしいレスポンスです。
音の立ち上がりの速さも特筆もので、小音量から爆音まで、一切の破綻がありません。
ジャンルを選ばないオールラウンダーでありながら、ソースのポテンシャルを最大限に引き出す実力を持っています。
当店は、本当に良いと感じた機器のみを展示するセレクトショップです。
数多くのスピーカーを展示して聴き比べても、このスピーカーに勝るものはほぼ無いと感じています。
現行販売されているパッシブ型スピーカーとして、自信を持ってイチオシいたします。