昼食後、腹ごなしの間、魔が差してケーブルを作ってみた。
GRAND側の太いRCA単線ケーブル!


線径が大きくなると、
低域の力強さや安定感、量感などは増すが、
「もっさり」するというか、抜けが悪くなり
解像度や透明感が落ちる傾向にあるので
GRAND側だけ太くして、ホット側は、細い単線ならどうか?
って事で試してみた。
太さと厚みがあるが
やはり先ほど書いた「好きくない」面が顔を出す...。
エージングしながら
EMTのフォノイコ部分を取り外し
内部の接点部分へ
スーパーコンタクトオイルの塗布を実施

先日、その他の部分は入念に行ったので、
一番効きそうな部分を最後に仕上げました。
少し粘って力で押し出してくる部分が、かなり変化し
音の切り返しが速いと言うか
太鼓が「バシッ」ときて
ウッドベースが「ゴリッ」と...。
シンバルの切れ、抜けも良好で
固まる感じがほぐれ、fレンジが広くなり
残響や空間の表現が格段に良くなった!
EMTを動かしているアンプ電源は、
60Aの電灯ブレーカーから
WEのケーブル直引きで引いてきているコンセントに刺さっているのですが
コンタクトオイル塗布後は、
このWE配線の音が乗っている感じが良く分かるので
電源を変更してみた...。
繋ぎ変えたのは
メイン機器用の電源、
200V、40Aのブレーカからスターカッド配線で直引きして
3KVAのアイソレーショントランスで200Vから100Vへ降圧
その後は全てオリジナル単線による配線、
WEの要素は消え、
200V電源の良好なS/Nを感じると共に
凄い瞬発力、更なるfレンジの広大感、切れ、3Dな表現が聞き取れご機嫌!
こうなってくると、
カーボンでガンガンに対策しなくても満足感のある音になるので
ターンテーブルシート、スタビライザー、シェルワッシャのみ残し
その他は取り外し
EMTの味と、カーボンの良さを混ぜたチューニングにしてみた。
「なかなか良いです。」
ほとばしる様なエネルギーで迫ってくるアナログの音は
体がビリビリ振動して気持ち良いです。
チョット聴いた後、
更にモーターの振動を最小にする為、
聴診器をモーターに当て、
手でもモーターを触り、
モーター横のコンデンサが付いている部分の
大きな巻線の値をドライバーで変化させると
唸ったり、振動したりするのですが、
手と耳で振動具合を感じながら調整すると
分からない程度まで追い込むことが出来ました。
更にアブソーバーフレームと本体を大地アース
ルーペで確認しながら針先のゴミを完璧に除去
アームを調整し直し、
針圧の最良点を探ると
低域の解像度と彫の深さ、
中高域の抜け具合のバランスが最高な針圧は、2.4gでした。
かなり追い込んだ後、
本気モードで聴いてみると...
驚きの音密度とエナジー感!
ロリンズの息が
ゴールドウイングから出てきそうな感じすらする
「すんごい音」... です。
明日は、
ダイレクト・カッティング・ディスクでも聴いてみよう!!
posted by SoundJulia at 23:09
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