2014年02月17日

TD-520RW/3012R

TD-520RWの査定をしていると...

オーディオリファレンスの営業さんが来店され、(国内ではまだ未発表です。)
新規発売のスピーカーSoundArtを持ってきた!
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何か見たことあるツイーター?
よく見れば、E社が採用しているJETツイーターですね...。

ウーファーは、アルミとマグネシュウムのコーンだそうです。

早速聴かせていただくと、
清涼感ある澄んだ美音で、
透明感と解像度が高く、クッキリとした瑞々しい感じの音でした。

価格(予価)は、ペア¥128.000-

音は良いと思いますが、
ひょうたん型のサランネットや
楕円型ネームプレートのデザインがいただけない事と、
底に貼り付けてある滑り止めと傷防止のための
肉球みたいな小型の足が音が悪くイマイチ...。

発売までに改善してほしいですね!

ディナのDM2/6と比較すると
ディナの方が、オールマイティーで音はしなやか
SoundArtの方が、透明感や解像度が高く
情報量が多いが、低域はディナの方が下まで出る...。
綺麗な音が好きならSoundArt
何でも聞かれる方にはディナでしょうか?

で、トーレンスです。
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綺麗で良い雰囲気です。

最初から3012が付いたオリジナルのTD520RW/3012Rで、
アームのリフトアップ機能はもちろん
何と電源はアダプターではなく強化電源付となります!

オーディオの試聴会などで使用されているのをよく見ます。
トライオードもこれですし、評論家の三浦氏もこれで聞かせていました...。

後日販売させていただきます。(予価¥30万)

カートリッジは見えませんが
シェルには
あの、DENON DL-103SAを付けて聴きました...。







タグ:TD-521RW
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2013年08月18日

シルバー君リード線

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カートリッジのリード線を変えてみると
凄く音質が変化するので、
シルバー君の芯線でリード線を製作しました。

超解像度と音数、
恐ろしいほどのレンジ感、
弾ける様な音も俊敏な立ち上がりでビックリ
詰まっている所が何処にも無いストーレートな感じが素晴らしい!!
改造SRMもエージングが進み
とんでもなく俊敏な音が出る様になってきましたので
その良さと相まって
爽快感ある音で迫ってきます。

刺さる様な音とか
耳が痛くなるような音ではなく
録音スタジオの調整卓モニターOUT出力を聴いてるような感じです。

MMへ繋いだらどうなるのか?

AT-33R専用、特注昇圧トランスを経由し
Marantz7Tへ接続いて聴いてみました。

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想像を絶する音が出るので
オルトフォンのSPU-GTに変えて聴いてみると
オルトフォンの重量感ある太く厚みのある音がでるし、
シュアーのMMは、それなりにシュアーの音が出る...。

AT-33Rと専用トランス経由で7Tへ繋ぐと
ビンテージな良い音の7Tが一変し
カローラがF-1になったかの様な感じで大化け...。?

アナログの音が凄すぎて
CDの音が軟弱者のヘボサウンドに聞こえる...。

もう少し研究します。

お客様の注文で
ベルデンのデジタルケーブルに
ETIバレットプラグの純銀プラグ(特注ハウジング)を取り付けました。
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受け取り時はカナレのRCAプラグが付いていたのですが、
付け替えて聴いてみると
秒殺でETIの圧勝!
溢れ出すような音数、広大なfレンジ
恐ろしいほどの情報量でせまるドhi-fiサウンド!
ベルデンのデジケーなので
音楽性とか豊かな音色感等は薄いが
音を聴くという事であれば凄いの一言。
手持ちのベルデン+カナレ圧着RCAでもう一度聞いてみても
カナレのRCAの音が貧相に聞こえる...。

このプラグWEに付けたらどうなるんだろう?


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2013年07月15日

何だかSL-10

一夜明けて、修理依頼が...。

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概ねこの部分のメンテナンスで直ります。

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ベルト劣化、モーター固着等でアームの動きがNGになっています...。

モーターの動きが良くなれば
ギアにへばりついているグリスを取り除き
ベルトを交換すればOK!です。

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アームが動くようになってから各動作を確認すると、
30年以上経っている機器なのに
ターンテーブルの回転はもちろん
その他の動きも全く問題なく
MCヘッドアンプも壊れていないので
MADE IN JAPANの耐久性に感心します。

このプレーヤー
前回、DC12Vで動かして感動していましたが、
プレーヤーをはすかい(斜め)にして
(後ろを上げて前を下げる)
設置した方が、回転系の軸が安定する為か
更に音質が向上しました。

はすかいにするための足を
SJ-SI(ジュリアのドライカーボンインシュレーター)で持ち上げると、
さらにS/Nが上がり、fレンジ感も広くなり
これでいいじゃんみたいな気持ちになってきます。

弄っていて思うのですが、
究極は、
DC12Vバッテリードライブ
はすかい設置、
ターンテーブルシートとカバーに付いているスタビライザーを
ドライカーボン化したら どうなるんだ?
とか思ってしまいます...。

間違いなく高音質化するでしょうから、
カーボンで改造したら怖いことになるかもしれません...。

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2013年07月13日

SL-10

ジャケットサイズ SL-10
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リニアトラッキングアーム動作不良で修理です。

ばらします。
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アルミダイキャストのトップカバーに
ドライブメカが付いているので
内側カバーを外し、基盤が見えるところまで分解...。
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アームのドライブモーターを外し
手動で動かしてみます。
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動きはOKなので
形が付いてNGになったドライブベルトを新たに作りました。
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オレンジが新規製作したベルトです。
仮に取り付けてみると、大きさ動作はOKなので
一度外し、繋いだ部分のでっぱりを削り
スムーズな輪っかにして取り付けます。

直りました。
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乗っかってるレコードは
最初の写真に写っていた聖子ちゃん
聴くのはスイートメモリーですね!
(関係ないか)

このプレーヤー
交流100Vでも直流12Vでも動きます。

高性能なリニア電源の12Vで駆動させてみてビックリ!

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一緒に聴いていたお客様曰く

「すんごい ちがうねぇ〜」 (名古屋ですね...)

私もそう思います。

他のレコードでも、
混濁感の減少、音の質感UP、音はしなやかで高分解!

インチキみたいな変化です...。

やはり電源は偉大と感じます。


1980年頃、SL-10を売っていた頃は
何も思いませんでしたが、
今、じっくり見ると、
凄い技術の結晶でできていることが分かります。

今、このプレーヤーを発売するとした場合
金型から作り、製品として完成させると、
販売価格は¥100万ぐらいでしょうか?

金に糸目をつけずに開発し製品化されている
オーディオ最盛期の製品は凄いですね!

タグ:SL-10
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2013年06月28日

SPUスペーサー

定休日は、出かけついでにパーツの買い出しを少々...。

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頼まれた工作に必要なプラグ類です。
今やレアになった4ピンのDINプラグ
BNCやXLR...。

今日は、閉店近くにSPUを弄りました。

Aシェル、Gシェルから
一般的なシェルへ付け替えるとき
社外のスペーサーというか、マウントアダプターを売っていますが

(金属製の黒いの)
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角度が付いているので、
並行バランスをとってもカートリッジが前のめりになり
アームを尻下がりにしない事には
高域が変になるので、スペーサーでシェルへ付けてみました。

トランス内臓のSPU-GTの場合、
カートリッジ本体は、円筒のスペーサーでシェルに付いているので
マネしてスペーサーを入手!

スペーサー:金属製の輪っか
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取り付けます。
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磁気回路のでっぱりが当たらなくて上手く付きます。
良い感じに並行バランスがとれる様になりました。

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純正のシェルに付いている時より
ソリッドでクッキリ!
切れのある音になり、
シェルのトータル荷重も減る為、針圧等の調整もしやすい!
数千円出してスペーサー買うより良いです。

今回の実験は結果が気に入りました。

次回は、SPU-GTEをまた分解し、
トランスをぶら下げたまま
普通のシェルへ付けて聴いてみたいと思います。

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2013年06月23日

YAMAHA HA-1 オレンジ化

オレンジ化したHA-1と、3Pコンセントプラグ+IECのパワーケーブル

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HA-1のケーブル替えは、
ケースから内部ユニットをごっそり外して交換しなければいけませんでした。
2重シャーシって感じです。
電源ケーブルは、
内部ユニットの側面を通り、フロントパネルのパワーSWへ行っています。
(交換完了後)
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SW接続部
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純正の電源ケーブルには、極性表示がありませんが、
コンセントプラグの差し込む方向ををひっくり返し音を聴いてみると
かなり音質の差がありますので、電圧を測ってみました。

ボディーと大地間の電圧です。

逆:約35V
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正:約4.6V
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3Pコンセントプラグで合わせましたので
コンセントの極性が間違っていない限り正しい方に合います。

壁コンセントって、
極性が合っていない時がよくありますので
確認した事の無い方は、確認された方が良いです。

今回のHA-1
正しいとS/Nが良く、音はクリーン!
逆だと濁ってもさっとしています。

話は飛んで、
最近聴いているSPU達
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AEはアームに合わないので中を出して
シェルへ付けてみました。
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SPUは、GTのトランス内臓型が好きなんですが、
今回のAEシェル換装は、外付けトランスを付けて聴いてみます。

右の赤いのがトランス
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銀線コイルの為か、鮮度の高い冴えた音を出します。
ワイドレンジで、高域の伸びと分解が良く、古臭い感じの音ではないです。
残響も綺麗で、フュージョン系もガンガンに行けます。

この木の箱は、イレイサー
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カートリッジのコイル(鉄心)等を消磁する機器、
これでイレースすると、
硬くなった、癖っぽい、濁る等の感じが一発で無くなります!

カセットデッキのヘッドを消磁した感じと同じような感覚ですが、
カートリッジの方が、変化が大きいです。

その右は針圧計、
両方あると便利!

今回のAEは、4.0gがベストの音を出しました。

軽いと、なんとなく高域がサチって音が濁り、
重いと、テンションが低く、面白くない...。
ピッタリ行くと、弾むような低域になり
全体的にエネルギー感が出て、
ザワザワ感が無く、高域は良く切れて抜けます。

0.2g違うと今ひとつの感じになります...。

針圧の大きなカートリッジを使う時、いつも思うのですが、
シュアの様な軽針圧でレコードをかけるのと
4gの重針圧でレコードをかけるのと、
どれほど音溝のダメージが違うのでしょう?

posted by SoundJulia at 18:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | アナログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月16日

Ortofon SPU

昨日、アコリバのアース(RE-9)の配線替えを頼まれ実行!

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ミニプラグ、着脱式を廃止、オレンジ君ダイレクトへ変更
内部、スーパーコンタクトオイル処理...。

その他、スピーカーケーブルの
シングル入力、バイワイヤ出力ケーブルを製作
(写真の右)

バイワイヤ方式のスピーカーへ
ショートバーを付けて接続した場合、
ウーファー側、トゥイーター側、から入力
タスキ掛け入力など、4種類も音が変わりめんどう...。
このケーブルならそういう事はない!

先日からハマっているオルトフォンのSPUなんですが、
樹脂カバーの中は、どんな風になっているか知っています?

SPUのヌードです。
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発電コイル
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今日は、
今使用しているカバー無しの方のGT(真ん中)の本体をスワッピングしました。
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古いGTなんですが、
針先交換されていて、完全オリジナルではないため
楕円針のGE本体と入れ替えます。

現在のGT本体
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発電コイル
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入れ替えるGE本体の発電コイル
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コイルの巻き、鉄心の色、ダンパー等、違いがありますね...。

GTの接続は、本体とトランスが、
ビスで結合してあるので外し、
接続は、ハンダ付けなのでとても面倒なんです...。

針を折らない様に作業し、ハンダ付けまで終わりました。
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これで、丸針と楕円針のGTとなった。

スパイイロ・ジャイラのLPレコード
「モーニング・ダンス」 のB面 2曲目(イット・タズント・マター)が好きなんですが、
GTの丸針で掛けると、ギターが若干ですが歪むんです...。

軽くディストーション掛けた様な感じというか、
ギターアンプが僅かに歪んでいる様な感じで...。

同じオルトフォンのMC30Wで聴くと、全くOKなので
針のトレースを良くすれば聴けるかもという事で、
GTE化したSPUで聴いてみると...。

歪無しです!!

クリアで抜けが良く透明感が高い!

しかし、しかしです...
比べて聴くと、
丸針の方が、音色と躍動感、音楽性が高く、引き込まれる様な感覚に陥ります。
楕円針は、キッチリ再生し破綻が無いのですが、真面目な感じがしてしまいます...。

丸針の高域の切れは、良く切れるナタで、
ザクザク豪快にブッタ切っている感じなんですが、
楕円の方は、スパッと切れる日本刀、
細胞まで破壊することなく切り口が綺麗みたいな...。

録音の古いジャズや、ボーカル、
ライヴ物などは、丸針で聴くと楽しい!
楕円は、高音質録音のLPや、
歪むと醒める音楽、クラッシックとかを聴くのには良いです。

Gシェルがプアーなので、
普通のシェルへ付け替え、
リードも交換したらどうなるんだろう?

GTでは試したことが無いので、次回挑戦してみますか!


タグ:Ortofon SPU
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2013年06月09日

AT-10G ダイレクト

昨日の写真、カートリッジが写っていた右上のAT-10Gを弄りました。

リード線をハンダ付けです。
使用線材は、シルバー君同軸の心線
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高域のしゃくれて乾いた感じが無くなり
バカ正直な音になった...。

激安のカートリッジなので
芳醇な感じや、上質感、艶などは無比
しかし、抑えることなく全部出す感じが良いです。

音が前に出て、弾ける様に元気な音のカートリッジは、高級品では無いので
こういう音が聴きたい場合、
入手しやすいシュア44Gとかになると思いますが、
何とも歪が多い...。

国産のAT-10Gの場合、44Gに比べると、
歪む感じが殆どありませんが、
音楽再生の面白さみたいな要素は低い...。

悩ましいですね?

リード線を高性能なシルバー君ではなく
WEのブラックエナメル絹巻き単線で繋いだら
WEパワーで、魂が注入されるのか?

時間があるときに付け替えてみます。


またまた、シルバー君、同軸ケーブルの製作依頼が...。

今度のBNCは、ニッケルメッキ、センターピンは真鍮(金メッキ)?

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シルバー君をデジタルケーで使うと、
太くて高額なデジケーや、ベルデンの業務用などに比べ
奥行や広がりが出て、エコーというか残響が長く聞こえる感じになります。
繊細かつしなやかで聞きやすいです。

お客様宅ではどうなんでしょうか?

納品後の感想をうかがいたいです。

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2013年06月08日

MMカートリッジ

安いMMカートリッジをひっぱり出し、
XONE:S2のフォノイコで聞いています。

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人気のあるシュアのタイプ3は何個か持っていますが
初期物が一番メリハリのある音で元気が良いです。

色々試そうとシュアのタイプ2を見ると
針が無い(折れて無くなっていた)

以下、馬鹿ブログになりますので
真剣に読まないでください。

シュアの似た物で針の入れ替えができんかとやってみた...。

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91EDは、バランスが良く気に入っている
44Gはエネルギー満タンで、音はバリバリ、
ディストーションのかかった様なサウンドが面白い

91の針は、はまらない
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44Gの針は、ピッタンコ!
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91に44Gの針ははまる
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44Gにタイプ2の針もピッタンコDSCF9055[1].jpg

で、タイプ2へ44Gの針を付けて聴いてみると、
品位と性能が良い44Gになった様な音がします。

針の高域分解能が低いので、
ハイハットなどは、44G並みにチィーッと潰れますが、
44Gで聞くより潰れ方が穏やか!

JICOの交換針、SAS針へ交換した場合、
凄い高性能化して解像度とか上がるんだろうか?

時々カートリッジの消磁器で消磁すると、
変な癖が取れて、レンジが広く、S/N感も上がり
効果が実感できるので針を変えたら凄いと思うのですが、
SAS針に替えた事がある方、どうなんでしょう?

TypeUのSAS針化、試してみたい!!



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2013年05月29日

Technics sp-10

ジャンク品で買取をしたSP-10
電源スイッチ不良で不動...。

スイッチ部分をバラしてみると、
動きが渋くなって、ON/OFFできない状態でした。

その他、電源や、各コントロール基板などを目視で確認、
コンデンサの液漏れなどは無く、取りあえず問題はなさそうなので、
組み上げて動作させてみると...。

動きました!

(カートリッジは、エンパイアのPro-1)DSCF8178 (600x397).jpg

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アームはSTAX
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くり抜いた大理石ベースと、合板のハイブリットキャビネット
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33回転は何ら問題なし、
45回転側は、回転切り替えスイッチと
スピード調整用ボリュームなどに、若干の接触不良がある様で、
グリグリっとやると安定する...。

音は、クッキリしてなかなかの解像度と分解能で高性能を感じます。

バネでフローティングされている
フニャフニャ、フラフラする様なプレーヤーとは、
全く異なる音質傾向でしょうか!

真剣にオーバーホールすると、手間、
外注に出すと高い...。
現状で取りあえず使用できる感じなので、
この状態で使いたい方、買ってください。
店頭手渡しで現状販売です。

ざっとの状態ですが、
スタックスのアーム付き、カートリッジは付いていません。
写真のドライカーボンシート、スタビライザーも付属しません。
SP-10の見た目は、悪くありません。(よく見るカビのような錆はほとんどありません。)
大理石ベースにガムテープの跡があります。
載せるだけのアクリルカバーがありますが、
薄汚れと小傷があり、ガムテープの跡がついています。
キャビネットは自作と思われるので
インシュレーターの様な、制振足がありません。
(希望価格:¥3万です。)

以下、自分の出来事に話が変わります。

昨日、帰宅すると、「ラーメン食べに行こう」の声が...。

という事で、行ってきました。

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店内に入ると、店員さんは誰も居なくて、
ラーメンの券売機がコンニチハ...。

ラーメンにキクラゲとネギを購入(約¥1.000-)

中へ進むと、細かく仕切られたカウンターが何列も出現、
話し声も無く、ラーメンをすすっているお客さんの姿が見えます。

空いている席へ座り見上げると、能書きが一杯
全ての席の上にこれが付いています...。
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カウンターは狭小(ハシ袋の大きさで推測願います。)
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お好み注文のメモが置いてあり、
お好みの状態に仕上げて出してくれるようになっています。
記入後、右上の呼び出しボタンを押すと、
ようやく店員さんがきてオーダーを受けてくれます。

ラーメンが運ばれてきました。
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おもいっきり、九州トンコツです。

これが¥1.000-と思うと...ですが、
不味くは無いです。

水はセルフ、
おしぼりや、紙ナプキン等もありませんし、
もちろんコショウ等もおいてありません。

ラーメン屋というと、
カウンターの向こう側、湯気ボウボウの中、
鉢巻したおっさんが、ラーメン作っている
躍動感のある景色を見ながら
待って食すというのがイメージなんですが、
今の時代は、
オタクっぽくて、暗く、個人主義みたいな感じがうけるのでしょうか?

客の年齢層は、
どう見ても私の二回りは若い方々が殆どでした。

こういうのが好きという若者が
ドンドン大人になってくる事を考えると、
何だか不安になると思うのは私だけでしょうか?







posted by SoundJulia at 12:58 | Comment(2) | TrackBack(0) | アナログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月25日

YAMAHA HA-1

先日、ステーキ屋(安い店です。)が開店とかで、行ってきました。

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和風のキノコステーキ(150g)
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サラダバー (その他、色々と食べ放題です。)
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どうも食べ放題はいかんですね!

肉を食した後、(ドリンクバーも頼んでいます。)
コーヒー+コーヒーゼリー+アイスクリームをペロリ...。
(太りました...。)

以下、本題です。

アナログ人気の時にHA-1が入荷、
早速、見てみます。

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MCヘッドアンプ!!
MCカートリッジの出力をMMフォノイコライザーで使用できるようにする機器です。

ひっくり返し
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ネジを外す。
ネジは銅メッキが施してありました。

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流石に当時は金がかかっていて
やる事に抜かりが無いというか、ネジに銅メッキ...。
本体の方も、黒塗りですが、銅メッキが施してあるように見えます。

メイン基盤は、シールドされています。
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全景です。
底板に基盤が付いているのではなく、
分厚いアルミの天板に固定、
つまり、コウモリの様に吊り下げられています。
剛性の感じからも、この方が正解ですね...。

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コンデンサの液漏れなども無く、
アナログ基板は、
今では珍しくなったディスクリュートの回路が良い感じです。

今は入手が出来ない
アナログ増幅に長けた半導体で組んであると思いますので音は良いはず。

早速試聴します。

YAMAHA HA-1 動作テスト!


使用機器は、
TANNOY Rectangular York
ジュリアの真空管アンプ
プレーヤーは、テクニクスのSL-10

音出しは、音響最低の部屋です。

流石にアナログ!音出しの条件はどうでも良くなる感じ、
浸透力の凄い音がします。

クリアかつしなやか!
音楽の表現も良いです。

今の時代、
デジタルに向いている部品は多々ありますが、
フォノイコや、ヘッドアンプを作ろうと思っても
アナログ再生に有利な素子が、すでに無い...。

アナログ人気にあやかって、現在売られている
高級なフォノイコ等でアナログを聞いた場合、
何だか高級CDPやSACDを聴いている様な雰囲気?に近い感触...

耳に残る、あの当時のサウンドは何処にもないという経験はありませんか?

個人的感想では、現行のフォノイコからは、
こういう音は微塵も聞く事が出来ないという感じです。

最盛期の機器は凄いですね!
チェロの音色に聞きほれます...。

タグ:YAMAHA HA-1
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2013年05月18日

DDL-120、電源オレンジ化+ドライカーボンターンテーブルシート

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MICROのDDターンテーブル

電源ユニットのケーブルをオレンジ化して欲しいと依頼を受けた...。


電源ユニットをバラします。


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ちゃちゃっとオレンジ化しました。


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こんな感じ...


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ノーマルと、オレンジ化後を聞き比べます。


※ブログの動画をプレイするのではなく、

 動画の枠上にあるタイトルをクリックし、

 YouTubeへ飛んで、試聴した方が音質が良いです。


先にノーマルから





オレンジ化しました。




fレンジが広くなり音が立ってきました。

高域の情報量が増して、残響が多めに聞こえます。


しかし、色々な部分が広くなって情報量が増えたために、

残響が多めに聞こえ、音が混濁している部分があります。

抑えきれていない感じを受けるというのでしょうか...。


見た通り、セッティングがプアで、ダストカバーも付いていますので

仕方ないと思いますが、もう少しきちっとした音にしたいです。


団子で、かまぼこですが、

全体的なまとまりとしては、

ノーマルの方がまとまって聞こえます。


更なる向上を期待して、

純正のゴムマットをドライカーボン製へ変更、

ドライカーボンインシュレーターをプラスします。




音のバランスも良くなり圧倒的です。

レンジ、解像度、立ち上がり、抜け...良い感じです。

ドラムスもバシッと決まり、シンバルも細かく切れて良く伸びます。




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何と、カートリッジは、

テクニクスの廉価版 EPC-271CS

プラスチックシェル一体型のMMカートリッジ

針は丸針です。


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やった甲斐があったというか、何だか自己満足で酔いしれますね!


エージングを理由に

もう2〜3まい他のレコードも聴いてみます。


納品が楽しみです!!






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2013年04月27日

フォノケーブル

お客様からの依頼を受けて5ピンのフォノケーブル
4N銀バレットプラグ仕様を製作
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自分も使用していますが、
ワイドレンジで高分解能、
癖が無く音数が多いです。
S/Nが良いおかげで微細な部分の表現も良く
雑味がないので気に入っています。

また、
シルバー君の芯線で、カートリッジのリード線を作り
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クリアオーディオのディスカバリーへ繋ごうとしたところ、
樹脂のヘッドが何だか緩くて怪しい状態で差し込んだところ
見事に粉砕!

ビックリして声も出んわ...。
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カートリッジの価格が分かる方、笑ってください!!

普通、メゲルところですが、
オーディオ馬鹿の私は違います。

コイルからのリードがむき出しになったので、
リードへダイレクト接続できるようになったと考えると
音質向上の改造ができるとイメージが湧く!

「禍を転じて福と為す」 を期待して改造します。


全く話は変わりマッキンちゃん

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店所有のガウ、サイン入り木箱付の
MCD7007極上美品をお譲りする事になり
少し寂しいです...。



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2013年03月06日

Vivヘッドシェル

お客様から「シェルを試してみて」と受けとった。

早速組んで聴いてみる...。

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シェルの上に付いているねじを締めこむと
カートリッジを羽交い締めして共振を防ぐという構造になっています。

ネジを締めない場合、
そこそこ抜けの良い音がするシェルって感じですが、
締めると、雑味やにじみが減り、微小信号の解像度が上がり
ピント、ピッタリのクッキリした音へ変化しました。

締めれば締めるほど、この傾向が強くなるのですが、
腰高のバランスになり面白くなくなるので
適度なところで調整する必要があります。

一旦外し、ジュリアのカーボンシェルワッシャを取り付け
コンタクトオイルで処理
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組み上げるとき、
カートリッジが傾かない様に真っ直ぐ取り付けます。

DSCF0109 (400x265).jpg

もう一度同じように試聴すると、
全体的なfレンジの広がり、低域の充実感
全体的なエネルギー感の向上などが直ぐに感じられるようになり、
羽交い締めのネジを締めこんでも
腰高でハイバランスになる感じが無くなりました。

このシェル、価格が高い事と、
指掛けが前についているので使いにくいというか
アームリフター付きのアーム以外は使い物にならないところがマイナスです。

しかし、よく考えると、
羽交い締めは、すでにジュリアのコンセントプレートで採用しています。

DSCF0104 (400x266).jpg

横から見ると

DSCF0103 (400x266).jpg

カーボンプレートと、ステンレスプレートの間に隙間があり、
この隙間は、鋼球をで挟んで締める構造によりできています。

反発する力が生じる構造となり
ただ合わせて締めるよりも、圧倒的な剛性を得ている構造になります。

締めこむ強さで、音の調整ができますので
Vivのネジを締める事と考えは同じですね!

このシェルの音が気に入った方は、
ジュリアのコンセントプレートも気に入ると思います。わーい(嬉しい顔)

手持ちのカートリッジ
オルトフォンのMC30Wを見ると、
1点ではありませんが、
シェルと本体との間に隙間ができる様になっています。

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ピンと閃いた方も多多いらっしゃると思いますが、
Vivのシェルは¥26.250-もするので、
普通のシェルを使い、
シェルとカートリッジの間に
何かを詰めてネジを締めれば
Vivと同じような効果が期待できる様になるという事です。

出来ればドライカーボンの小さな破片があればベストかもしれませんが
身近にある物を色々挟んで試すと音質が変化し面白いと思います。

面白い物を試させていただきました。


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2012年06月17日

スタイラスチップ

最近、CDPのピックアップをクリーニングしてる事が多かったので
アナログレコードのカートリッジも
ルーペで拡大してクリーニングする様になってしまった。

下の写真は
オルトフォン MC30Wの針先
片面聞いて覗いてみると...。

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先っぽに何かがチョロンと付いています。

この刷毛にクリーニング液を付けて掃除します。

DSCF3062 (400x300).jpg

「で〜りゃ〜綺麗」になります。

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クリーニング後は
歪が少ないし、細かい音は出るし、流石に違います。

テクニカのAT33Rを覗いてみると...。

すんげ〜小さいスタイラスチップです!

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針先に少しでもホコリが付くと
高域が汚く聞こえて徐々に歪んできます。

ダストカバーを付けると何だか音がこもるので付けて聞いていないのですが
ホコリが少しでも針先に付くと直ぐにこの傾向が出るので
ラインコンタクト針などを使用する場合
片面聞いたらクリーニングする事にしています。

0.1g針圧が違うと低音から変わってくるし
針が汚れれば歪むし
色々と面倒だけど音は楽しいアナログ!

最近は、MCより、MMで聞いている事が多いです。


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2012年05月29日

蓄音機の再生

良い意味で何とも言えない味わいがあります。

ハンドルで、ねじを巻く操作から始まりますので、
一曲聞く為の儀式が、
いやがおうにも 

「良い音楽を聞きたい」と、バイアスが掛かり

音が出ると感動してしまいます...。

古いメカですが、音も大きくて
オートスタート、ストップなど実に良く出来ていて素晴らしいです。

それではどうぞ!

下記URLで直接見た方が音が良いです。?
http://www.youtube.com/watch?v=IAFCqVvcu9A
この下と聞き比べてください。



posted by SoundJulia at 15:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | アナログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月28日

蓄音機

今日は、メールのお返事に大忙しでした...。

お昼は、ハローエッグのチャイニーズ
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う〜ん、店によって味が違う?
前の店の近くの植田店の方が美味いな...
ここのは、しょっぱくて辛い。

5月14日のブログで、
築60年の家を解体する件を少し書きましたが、
お読みになられたお客様より、
「蓄音機を譲って欲しい」というお願いをされましたので、
解体屋さんに頼んで持ってきていただきました。

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良い感じです!

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アームも極上!ピカピカで錆はほとんどありません。

サウンドボックスも綺麗で
振動版に劣化は見られません。

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こうやって見てみると、
JBL375等のホーンドライバーって
機械振動を電気信号で行っているだけの構造という事がよく分かります。

ご覧の通りアームパイプがホーンになっていて
徐々に大きくなりながらターンテーブルの下へ回り込み
アームが格納されていた部分へ大きく広がっています。
蓄音機の蓋がホーンの延長を兼ねた反射板となり
前に音が飛んで広がります。

見れば見るほど上手くできていて感動します。

鉄針を指でなぞると
指紋の凸凹で「ボス、ボス、ボス」って音が出ます。

SP盤をかけると、
良い音の電話というかAMラジオみたいな音で
しっかりした中音域が特徴的で、
音には芯があり、聞いていると癒される感じのサウンドです。

音量も必要十分で、TVを大きめの音で見ているほどの音量で鳴ります。

触っていると何だか面白い!
引き渡しの日まで遊ばせて頂きます。



タグ:蓄音機
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2012年05月27日

フォノのグランドとアース

アナログプレーヤーのグランドとアースを考えていたら
何となく解らなくなってきたので変な実験を始めました...。

フォノケーブルに付いているアース線は、
アームのグランド/アースで、
これを、
フォノイコまたはプリ(フォノイコ内臓)のフォノアースへ接続し、
グランド電位を同じにすることによりハムなどのノイズを抑えますが、
シュアなどのカートリッジの場合、
カートリッジのR側出力ピンから
金属ボディーに渡りをかけてシールドをしていたりとかするので、
L側はどうなんだ?バランス悪いじゃん?とか、
取り付けビスやシェル等で、
電気的にアームと繋がったり繋がっていなかったりする状態になったり、
アームメーカーによっても、
出力ケーブルのグランドとアームグランド/アースが繋がっているものがあったり
そうで無かったりと、グランド/アースの統一感がなく、
どういう状態が正しいのか明確な見本が無い...。

簡単に考えると、
信号線のグランドと、アームケーブルのグランド/アースは
フォノイコまたはプリで結合して電位は同じになるのですが
何処で結合させたら都合がよいのか?
微小電位を増幅する回路なので
わずかな電位差やインピーダンスの変化でも音は変わってしまうため
カートリッジ本体、シェル、アーム共に
電気的に完全に結合させたらどうなるのか実験してみた。

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変な写真ですが...。

これで、カートリッジのLRグランドと、金属シェル、アームグランドが
完全に結合しています。

これでフォノケーブルに付いているアース線を繋がなくても
グランドが統一しているのでハムは出ません。

これに大地アースで機器にアースを落とすと
機器に浮いている電位が0になりS/Nが良くなったりするのですが
プリに落としても、パワーに落としても、フォノイコに落としても
フォノアームに落としても、電位は0になりますが
落とす場所により音質に変化があります。

アームの金属部分へ大地アースを落とすと
各機器へ接続されているラインケーブルのグランドから回り込んで
アームへ接地したアースポイントで吸引される為、
若干電位差ができる為か、わずかにノイズが発生...。

プリで落とした方がS/Nも良く音も良い?

更に、フォノケーブルからのアース線をプリにつないだ場合
フォノケーブルのLRのグランドと、
アーム方から回るグランド/アース線からグランドが回るので
回路的にシンプルでは無いが、
この状態でプリのフォノアースへ大地アースを落とすと
格段にS/Nも音の見通しも良く
雑味のないハイスピードな音になった!

この他にも、
モーターやターンテーブル部分のアースがあるのですが、
これらの接続ポイントでも音が変化すると思います。

今日のところは力尽きて結論が出なくて
しかも、イマイチ頭で理解できていないので
もう少し実験したいと思います...。

アンプ設計に携わっている技術者の方、
アームやカートリッジ等の技術者の方で、
こういう問題をわかりやすく説明していただける方がいらっしゃいましたら
適切なグランド/アースの処理を教えてください。














posted by SoundJulia at 22:47 | Comment(2) | TrackBack(0) | アナログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月24日

ゲルマニウム・トランジス・タフォノイコ

MMカートリッジ用フォノイコライザー完成!
DSCF1951[1].jpg

内部の増幅素子にゲルマニウムトランジスタを使用
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電源は電池駆動
006Px2本の18V
アイドリング電流3mA

ゲインは低くややS/Nは悪いが
ICや近年の半導体に無い音色と音楽表現で抜群の音質なんです!

在庫のAU-70のフォノイコも
ゲルマニウムが使用されているので聞き比べてみた。
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プレーヤーはDP-3000改
カートリッジはテクニクスの270C-U
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AU-70はトランジスタ+真空管式のフォノイコ
ヘッドアンプが有るのでゲインが高く力強い!

プリメイン構造の為、電池駆動の独立型に比べると
やや騒がしいけど、元気が良く実に楽しい!

今回の電池駆動は
演奏中のざわつきが無く
ゲインが低いが音は抜群でビックリ!

270c−Uを例によって消磁してみると
古くて安いカートリッジという事を忘れてしまうほど音が激変!
空間、残響、セパレーションまで大きく変わり
レコードが超高音質録音盤になったかと勘違いするほどで驚愕!

悪乗りして
近くにあったカーボンインシュレーターを
アナログプレーヤーやアンプの天板に乗せると
低域のエネルギーが上がり更にS/Nが向上!
CDでは聞くことができないハイスピードな低域の反応
全体域に渡る抜群のスピード感
音は有機的で多彩な音色!
もうご機嫌の音質となった。

追伸
新年のカーボン企画
50x50x5tサイズのドライカーボンですが
後追い発注が多いので
1枚¥2,500−で販売させていただいております。
必要な方はご連絡いただければ小分けいたします。





posted by SoundJulia at 23:17 | Comment(2) | TrackBack(0) | アナログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月21日

EMT930st 整備

以前にも整備した事があるので
最初に消耗品の交換などをしました。

ターンテーブルの防振ベルトを新品に交換
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フレームの中...
シャフトオイルも交換しなくては...
左下の(ピンボケ)アイドラも新品
(先回のシャフトオイル交換)

IMG_4892[1].jpg

シャフトオイルを交換し、
回転調整用のフェルトブレーキを使えないように逆位置へ固定

IMG_4894[1].jpg

シャフトオイルを交換したら
回転が滑らかでとてもスムーズになり気持ちが良い!
ブレーキ装置を外し、回転系に干渉が無いので
少し動かしただけでも
なかなか止まりません...。



先回弄った時は
パワーアンプを使用して回転数の調整をしましたが

今回、手持ちの電源装置があったので
その周波数を若干変化させて回転数を合わせました。

EMTは、
バーコの最終モデル
100V/50Hz仕様

ノーブレーキの状態だと、
スピードが若干早いので
ストロボスコープを見ながら
電源装置の
出力周波数調整用トリマーを回し
回転数を合わせる。

IMG_4883[1].jpg

ピッタリ合う周波数は
49.31Hzでした...。


電圧、波形OK
IMG_4891[1].jpg

モーターの横に付いている
調整器を弄り、「ブ〜ン」っていう振動が
一番小さくなる位置へ調整
(聴診器当てて音を聞きながら弄ります。)

と、色々弄り
音が出るようになり試聴...。

「どえりゃ〜ぶってぇ〜音!!」

久しぶりに聞くピラミットバランスの重厚なサウンド!

楽しむのも含め、しばらくエージングします。
posted by SoundJulia at 19:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | アナログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする