アナログプレーヤーのグランドとアースを考えていたら
何となく解らなくなってきたので変な実験を始めました...。
フォノケーブルに付いているアース線は、
アームのグランド/アースで、
これを、
フォノイコまたはプリ(フォノイコ内臓)のフォノアースへ接続し、
グランド電位を同じにすることによりハムなどのノイズを抑えますが、
シュアなどのカートリッジの場合、
カートリッジのR側出力ピンから
金属ボディーに渡りをかけてシールドをしていたりとかするので、
L側はどうなんだ?バランス悪いじゃん?とか、
取り付けビスやシェル等で、
電気的にアームと繋がったり繋がっていなかったりする状態になったり、
アームメーカーによっても、
出力ケーブルのグランドとアームグランド/アースが繋がっているものがあったり
そうで無かったりと、グランド/アースの統一感がなく、
どういう状態が正しいのか明確な見本が無い...。
簡単に考えると、
信号線のグランドと、アームケーブルのグランド/アースは
フォノイコまたはプリで結合して電位は同じになるのですが
何処で結合させたら都合がよいのか?
微小電位を増幅する回路なので
わずかな電位差やインピーダンスの変化でも音は変わってしまうため
カートリッジ本体、シェル、アーム共に
電気的に完全に結合させたらどうなるのか実験してみた。
変な写真ですが...。
これで、カートリッジのLRグランドと、金属シェル、アームグランドが
完全に結合しています。
これでフォノケーブルに付いているアース線を繋がなくても
グランドが統一しているのでハムは出ません。
これに大地アースで機器にアースを落とすと
機器に浮いている電位が0になりS/Nが良くなったりするのですが
プリに落としても、パワーに落としても、フォノイコに落としても
フォノアームに落としても、電位は0になりますが
落とす場所により音質に変化があります。
アームの金属部分へ大地アースを落とすと
各機器へ接続されているラインケーブルのグランドから回り込んで
アームへ接地したアースポイントで吸引される為、
若干電位差ができる為か、わずかにノイズが発生...。
プリで落とした方がS/Nも良く音も良い?
更に、フォノケーブルからのアース線をプリにつないだ場合
フォノケーブルのLRのグランドと、
アーム方から回るグランド/アース線からグランドが回るので
回路的にシンプルでは無いが、
この状態でプリのフォノアースへ大地アースを落とすと
格段にS/Nも音の見通しも良く
雑味のないハイスピードな音になった!
この他にも、
モーターやターンテーブル部分のアースがあるのですが、
これらの接続ポイントでも音が変化すると思います。
今日のところは力尽きて結論が出なくて
しかも、イマイチ頭で理解できていないので
もう少し実験したいと思います...。
アンプ設計に携わっている技術者の方、
アームやカートリッジ等の技術者の方で、
こういう問題をわかりやすく説明していただける方がいらっしゃいましたら
適切なグランド/アースの処理を教えてください。
posted by SoundJulia at 22:47
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