電源ケーブルを製品化する場合、PSE取得の問題がありますので
当店のケーブルはケーブルを購入いただき
PSEマーク付きプラグを取り付ける作業を承るという方式を取らさせていただいております。
で、今回のケーブルは今まで製作したケーブルのバージョンUPです。
現在の電源ケーブルは二種類
・Reference(標準品):¥3.3万
・Ultimate(上級品):¥11万
上級品は究極という名前なのでこれで十分な出音感なのですが、
最近ラインケーブルのUltimateへ更にUltimateケーブルへ施した倍の地策を施し
限界突破バージョンを作り、その差に製作した自分も驚きましたので
電源ケーブルも同様の処理を追加した場合、どの様になるのかを試してみました...。
限界突破プロトタイプ
このバージョンUPは
標準品もUltimateタイプも、そのケーブルを利用して改造可能です。
プラグはドライカーボン+金属のプラグへ変更します。
Ultimateケーブルで繋いでいる機器へ限界突破バージョンを付け替えて試聴しますと
音場空間の広さや残響が漂う感じ、マイクの周りの音が更に聞こえて
固くなる事なく引き締まり低域は極低域の分解能が上がり腰が据わり
高域は精緻なまでの高分解能で、全く痛くない、しなやかな抜けとキレを感じます。
中音域は声はもちろんバイオリンなどアコーステック楽器の音色が増え色濃くなり生っぽい
特にライブなどのソースやクラシック、ワンポイント録音物は抜群のプレゼンスで雰囲気抜群です。
音抜けとキレ感はUltimateケーブルの方が1分程度のパッと聞きは良く聞こえますが
しばらく聞いていると音数や分解能にかなりの差がある事が判ってきます。
BEST AUDIOPHILE VIOCES ブルージャケットの最初に出たT
一曲目の冒頭からギターアンプのハム音と思われる「ビー」というノイズや
演奏中に随時聞こえているマスターテープのヒスノイズ?「サー」という
ホワイトノイズが今まで聞いていた感じと比べ分離よく更に良く聞き取れます。
井筒香奈江さんの ときのまにまに
2曲目 いっそセレナーデ
冒頭左のチェロの演奏後、39秒で右から「チュン」が更に良く聞こえ
歌いだすとポップガードを通り過ぎた息がマイクに当たり極低音がでてきます。
1分21秒頃 鼻息を吸っている音が聞こえますが
以前より良く聞き取れてしまいます。
3曲目
10秒頃からヴィブラフォンを叩く振動がマイクまで伝わり、極低域でボフボフ音が出ます。
4曲目
5秒ぐらいのところから、「くちゅくちゅ」している音が聞こえます。
また歌いだしてからの電子エコーが奥深く遠くまでうねりながら消えゆくさまが異様(笑)
7曲目
雨音が更に良く聞こえ、1分位のところで「チュンチュン」音が更に良く聞きとれました。
全曲にシステムノイズというか録音時のノイズが「シー」とか「サー」っと入っていますが
その感じが以前より良く聞こえてきます。
上記以外に何を聴いても演奏中の音が出ている時のSN感が良くて静がに感じますし
派手になる事なく分解能が上がるという感じで間違いないという感じです。
標準品からのバージョンUPは仕様を自由にできるので価格は要相談です。
UltimateケーブルからのバージョンUPはUltimate構造に追加しますので¥11万となります。
新規で限界突破ケーブルを作る場合は仕様を相談して作れますので¥11万以上から製作可能です。
現在、当店のケーブルを使用されていて興味がございましたら相談ください。
店で使用しているケーブルは、ラインも電源も徐々に限界突破へ変更していこうと考えています。
今回のケーブルやレコード用のテーパードターンテーブルシートも含め
音にさらなる欲が出た場合は有効なアイテムになると思います。