2024年12月16日

サウンドジュリア 特別受注品


お客様のご希望に合わせて製作する当店の受注品が完成しました。
スピーカースタンドペア
高さやサイズなどお客様の希望へ合わせて製作しております。
高さ調節可能、天板交換可能で、将来載せるスピーカーのサイズが変更になった場合
天板を付け替えれば買い替えの必要がありません。

最高級ブラックウォールナットを使用したスピーカースタンドです。
完成に至るまで音的に何度もテストしていますので
木製スタンドで使われる安価な素材MDFや集成材製の様なボケた音は出ません。

底部のベースは、オーディオボード構造
スのない板でベイマツ合板を作りその回りを
ブラックウォールナットの板を剥いで巻いております。
支柱は無垢材
天板も無垢材です。

金属製スタンドや制振スタンドには無い豊かな音色と表現、
見た目の豪華さまでも味わうことができる逸品と思っております。


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B&W SS25 を載せているスタンドとのショット
SS25スタンドの下はスピーカーベースボードです。
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C41 The Angelus
木工の匠 「直」による超絶技巧ハンドメイド作品

当店のハーツフィールドに使用しているアンジェラスを見て
JBLのお客様から「俺も欲しい」と注文頂いて製作した作品です。

今回は周りに象嵌入っています。
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まるで縁が光っているように見えます。
箱は完璧なピン角、木目合わせ等、超高精度に作り上げられれいます。
ダラッとした感じは微塵もありません。
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裏はこんな感じです。
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お客様の希望で、リード線にWestern Electricのブラックエナメル絹巻単線を使用します。
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エナメルを剥がすと導体はすごく綺麗です。
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打ち合わせで075をSJ-SIドライカーボンで抑えて固定する方法を採用です。
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ハーツフィールドへ使用しているアンジェラスと並べてみる...。
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比べると、やはり縁が光っているように見えてカッコいいです。!
この象嵌は、匠のサービス技で無料だそうです...。
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2024年12月08日

某メーカー新型スピーカー プロトタイプ試聴動画!

今回はティザー動画です。

下記写真をクリック願います。
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2024年12月03日

お知らせ!

ELAC DCB41ですが、
ファームウェアが更新されました。
輸入代理店のユキム、DCB41購入店へお問い合わせいただくか
ELACホームページから最新ファームウェアをダウンロードして更新出来ます。

バイオリンハーモニックトゥイーターのサウンドエンジンが新型に変わりました。

左が新型、右が従来型
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製造元 研究所のコメント

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ニューモデルの特徴は振動部の反発を駒に伝わるように、サウンドエンジンから

音漏れをおさえる効果と共にウエイトを振動部空間にかけています。

従来より20g強 重くなっていることと木軸の材質を長期寝かせた

ヴァイオリン底板のメイプルを使い駒へのグリップ維持を強化しています。

---------------

当店で音を大きくしてバイオリンのソロ曲で試聴してみたところ

今までのサウンドエンジンより低域側まで音が太く出て出音に密度感がありました。


バイオリンとチェロなどの低音楽器と合わせて弦楽器スピーカーとして使う場合

新型のサウンドエンジンのほうがリアリティーがあると感じます。


オーディオ装置のスピーカーと合わせ

小音量で鳴らして倍音トゥイーターとして使う場合

同じ曲で聴き比べれば若干変化を感じます。



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2024年11月28日

ステレオサウンド復刻(五輪真弓)追加テスト

何度もUPした五輪真弓のアナログレコードですが、
今回は新規導入した無指向性マイクへ変えA-Bセッティングで
改めて録りなおしました。

ハーツフィールドで音出し、空気録音でマイク位置は
試聴位置へセットしましたのでスピーカーから4〜5mです。
先回までは、指向性マイクや録音機付属のXYマイク等で録りましたので
今回は無指向性マイクのA-Bセッティングで
ルームアコースティック処理されている部屋全体の音場も含めた音で録りなおしました。

一つ目の動画メニューは3つ
曲は井筒さんのいっそセレナーデで
バイオリンハーモニックトィーターONとOFF
マイクケーブルをWesternElectricのバランスケーブルに変えて録音

無指向性マイクによる録りなおし動画
ステレオサウンド復刻、五輪真弓アナログレコード空気録音テスト
(最後にバイオリンハーモニックトィーターON)


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2024年11月23日

バイオリン ハーモニック トゥイーター

生楽器の音を聞きなれた方がスピーカーから再生された音楽の出音を聞いた場合
何かが足りない、失われていると感じる つまらない音に聞こえる事があると思います。

音楽ソフトのCD音源では超高域がフィルターでカットされていますので
可聴帯域にも変化が起きて音色が薄く淡白に聞こえるのが原因ではないかと感じます。

今回の動画ですが、
バイオリンを音楽ソフトと同じ可聴帯域の小音量で鳴らし
スピーカーの出音と合わせて聴くと、音色が豊かになり
色鮮やかな音色の出音感で楽しく音楽が聴けるようになるという動画になります。

スピーカーを駆動する音と同じようにバイオリンのコマを震わすと可聴帯域で音が出ますが、
バイオリンの倍音は数万ヘルツまで延びますので
この倍音が追加されこの様な事が起きるのではないかと感じます。

このシステムは当店のオリジナルではなく
自動演奏バイオリンを製作されている桐原氏 研究所の作品となります。



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2024年11月06日

JBL ネットワーク N7000 LX5 その2

店は休みですが、ネットワークに使用されているインチネジを買いに出かけまして
ついでに全て交換しました。

左の一個が交換されていたステンレスネジ、右の一個と沢山あるものが購入した鉄ネジ
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ネットワーク4個分の24個を交換いたしました。
奥が外したステンレスネジで手前が鉄ネジ
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組み上げた後、店のハーツフィールドで使用しているN7000と片側だけ入れ替え
モノラル音源のロリンズのサキソフォンコロッサスの4曲目
始まってすぐのブリブリのベースとドラムがチンチャンチンチャンしているところで
左右を切り替えて聴き比べてみましたが、
ネジを交換する前の音とやはり高域の音色は変わりまして
店のN7000と違いが判らなくなりました。

ステンレスのネジはカラッとして照りが出てチンチンしたきつい音ですが
鉄ネジはコクというか味わいと陰影感を感じる音色に感じます。
高域だけではなく低域の音まで違って聞こえます。(笑)

ビスだけの違いでここまで出音が変化する?と思いましたが
考えてみれば075の能率は110dB、現代のスピーカーは85dB程度ですから
音圧的には約18倍、音響パワーは約320倍程度も違いますので
075はとんでもない高感度ユニットなので、
このわずかな違いでも大きな違いに聞こえるのだと思いました...。

JBL独特のJBLらしい出音は多数の接点や鉄ネジの使用、
錫メッキされた細めの内部配線などで出来上がっていると考えられますから
あの出音が好きな場合は何かを変更してしまうと外観はJBLに見えても出音は別物で
「あんた誰」みたいな感じになってしまうと思います。

20年ほど前に4344のスピーカー入力ターミナルを
有名な高級品へ変えた事があるのですが、あまりにも出音が変わってしまい
元に戻したことを思い出しました...。

メンテナンス済みや高音質チューニング等のうたい文句で売られている商品の場合
オリジナルの出音を覚えている方の場合は
見た目はそのものですが出音は別物で?となると思います。

43系も含めビンテージ品を買う場合で、
あの時聴いた、あの音を求めている場合は
しっかり試聴して購入しないと予想を反した出音で失敗すると思います。

音を変えるという事なら何処を弄っても面白いように変わってしまうと思われますから
変化が大きくて面白いと思いますので好きなように弄って
オリジナルの出音感を無視して自分の好きな音にしてしまう事もアリだと思います。

私の場合のJBL感としては、
4320のドンと鳴ってスッと止まるバスドラの音と纏まりあるあの音が好きですし
4333のアホみたいにクールにキレる高域感も好きだし
4343の音圧を感じて体で聴く出音も好きだし
オリンパスS8Rの臭みと味わいのある音も好きだし...etc。
でも聞き覚えのあるJBLのあの音じゃないと嫌なんです。(笑)


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2024年11月05日

JBL ネットワーク N7000 LX5

今回は最後の動画のみです。
持ち込まれたネットワークをチェックしております。
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2024年10月28日

JBL4343Bメンテナンス後書き

メンテナンス前の試聴時、スピーカーの正面近くで音を聞くと
3つのユニット、2405と2420と2231からの出音がバラバラに聞こえ
音色の融合が無く強く出ている音だけが主張しているような ばらけた感じの出音で
スピーカから2m程度離れて聴かない事には違和感がありましたが
メンテナンス後は正面から50cm程度で聴いても
音圧も整っていて音色の融合も良くバラバラに聞こえる様な感じがほぼなくなりました。

アタック音もパーンと飛んできて体で聴く感じもエネルギーが増し
バスドラやウッドベースの締まり具合も更に良くなり
まるで運動不足のオッサンがアスリートに変わったかのような変化を感じました。

また音は抜けて切れるのにうるさくないので調子に乗って爆音にしてしまうという感じ(笑)

載せるのを忘れておりましたが
2420ドライバーの吸音材はスポンジからフェルトへ変更して取り替えました。
これで加水分解することなく長く使用できると思います。

左は劣化したスポンジを剥ぎ取った状態 右はフェルトを貼り付けた状態 
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ホーンも掃除することは無いと思うので外したついでに
マイクロファーバークロスで内部の汚れとホコリを拭き取りました。
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ユニットを外した箱はこんな感じ
上側のバッフルは外れて360度回転可能な構造なので横置きも可能なスピーカーです。
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ドライバー類を取り付けるときはバッフルを斜めに固定して作業すると楽です。
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動画もありますので興味がございましたらご覧ください。


分解と組み立ての動画を撮ったつもりでしたが、
分解時の動画は撮れましたが、組み立て時の動画は容量一杯で撮れていませんでした...。



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2024年10月25日

名品再生 JBL4343B その3 完成試聴!

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定休日も利用し、連日作業で完成させました。

2405、分解、鉄粉除去 接触改善
2420、分解 鉄粉除去 接触改善 吸音材交換
入力ターミナル、インターナルエクスターナルSWクリーニング接触改善
内部配線、剥き直し スーパーコンタクトオイル塗布
アッテネーター 取り外し分解、内部接点錆び録り(ガリ取り)
2121 入力ターミナル スーパーコンタクトオイル塗布
2231 入力ターミナル スーパーコンタクトオイル塗布

スイープテストもOKアッテネーターのガリも直りましたのでCDやレコードを掛けて試聴!
反応も良く素晴らしい出音に戻りました。
その様子は下記YouTubeで視聴願います。

できれは4K画質、カナル型イヤフォン又はヘッドフォン使用でお聴き願います。

JBL4343Bをドライブしているアンプは 山水AU-D707
スピーカーケーブルは長岡鉄男が推奨していたような電気用キャブタイヤケーブルの2スケです。
こういうスピーカーはAU-D707の様に
パワー段がシングルプッシュプルで反応が良いアンプで鳴らした方が
音抜け、切れ、生き生きとした感じの躍動感が出て低域も引き締まり快活に鳴ります。
重たくデカいパラレルプッシュプルの有名ブランド高級ハイパワーアンプで鳴らすと
概ね迫力は出ますが、低域が遅く重くこもる様な出音になる場合が多いと思います。
また、高域も低域も高エネルギーで出てきますので
低域処理がなされていない普通の部屋で鳴らすと「バウバウ」「ボフボフ」の
だらしない低音になってしまいます。

1982年録音のCD音源 AB'S 下のYouTubeで!


アナログレコード再生 3枚 下のYouTubeで!
チェロ 愛のコリーダ ドラムセッション45回転チェックディスク




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2024年10月22日

名品再生 JBL4343B その2

奥へ外れて空転している鬼目ナットを外す為、
ウーファーの穴から腕を突っ込みウォーターポンププライヤーで
何とか鬼目ナットを固定してもう片方の手でドライバーを回しバッフルを外しました。

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爪が曲がっていた鬼目ナットの爪を起こし接着剤を付けてエンクロージュアへ打ち込みました。
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外したドライバー2420とトゥイーター2405 錆て粉吹いています。
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トゥイーターのホーンを外すと振動板に細かな鉄粉が付着しています。
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こちらも
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ホーンのセンター部分を固定しているビス
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本体内部にシミがついています。
周りが錆びていましたので結露して水分がしみ込んだ感じですかね?
寒い部屋で暖房を利かせると冷たい金属部分が結露します。
これを40年ぐらい繰り返すとこうなるのか?
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綺麗に見える振動板も少しクリーニングするだけで綿棒が黒くなります。
鉄粉と汚れですが小さな鉄粉は磁気で吸引されて振動板に残るので振動板を外して取り除きます。
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磁気ギャップにも鉄粉が入っていましたので取り除きました。
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入力ターミナル
メッキ、鉄、ラグ、酸化被膜でおおわれる接点満載で見ない方が良い構造ですが、
これがあの音を生むんです。(笑)
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接触する接点部分を綺麗にしました。
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あの菅野氏が075のこの部分を銅線で直結構造にして「音が変わった」と言っていた事を思い出します。
私も試しましたが(笑)直結にした場合、しなやかで高分解能になりますが切れ味は後退します。
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ダイヤフラムのボイスコイルリードをハンダ付けするラグ
ラグのこの部分へ鉄ビスで導通するので輝くまで酸化被膜を取り除きます。
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ビスもこんな感じで酸化被膜で白くなっています。
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粉吹いていましたが、綺麗にしました。
クリーニング後の入力ターミナルは輝いています。
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2420ドライバー
スポンジは加水分解で劣化、ボロボロ
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朽ちたスポンジが振動板に乗っています。
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振動板を外す前に細かな汚れを落としました。
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振動板を外すと細かな鉄粉がいっぱいありますので
粘着テープで引っ付けてすべて取り除き
磁気ギャップに入っている鉄粉も取り除きます。
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2420はリードが付いているので
トゥイーターよりさらに接点が多い!
全部酸化被膜を取り除きクリーニングします。
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加水分解していたスポンジを剥ぎ取りました。
ネチャクソで汚れるんですわ...。
新規で同じように吸音材を作り直します。
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腰と背中がめちゃくちゃ筋肉痛です。(笑)
定休日も頑張って作業して一気に仕上げ試聴したいと考えております。
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4344ぐらいまでの43系は針葉樹林「米松」が多用されているので匂います。
部屋にあるだけで、何となく永谷園の「松茸の味お吸い物」に近い感じの良い匂い
自分が所有していた時に妻から「JBLは芳香剤の様な匂いがする」と言われていました。

力尽きましたので今日はここまで...。
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2024年10月21日

名品再生 JBL4343B その1 スタート

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休み明けの今日は重要案件が1件のみで後は時間がありましたので
とりあえず朝一番で分解して作業を開始いたしました。

このスピーカーは中古で購入されたという事でしたので色々確認しながら分解、
バッフルは一度外された痕跡がありましたが
予想通り固着してビスを外しただけでは全く外れませんでした。

前にバッフルを外した方が電動ドライバーを使用したためか、
鬼目ナットが一つバカになっていて外すのに苦労した事と
斜めに無理やりビスを締め付けてネジ山を噛んで途中で止まっているビスが1本ありました。
JBLのスピーカーは鬼目ナットが多用されています。
鬼目ナットは押し込みながらビスを緩めると刺さっている部分が外れてしまい
ビスが空転して抜けなくなります。
私が初めて分解する場合は気を付けて分解しますので、まずおかしくなることは無いのですが、
セカンドユーザーとなる中古品で何かしらの手が加えられている物の場合こういう感じが殆どです。
ミッドとウーファーのエッジは交換されていましたが
スピーカーの中には劣化して朽ち落ちたエッジがそのまま入っていました...。

全てのユニットとスピーカーターミナル板を外した後に銘板を外しました。
接着してありますので無理に剥がすとシワが入りグチャグチャになってしまいますが
必殺の薬剤で上手く剥がしました。
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銘板を剥がすと、アッテネーター固定板のビスが出てきますので外しました。
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カバーを開けるときは右のアッテネーターの爪の開き程度以上に爪を開くと
再びカバーを閉じて爪を戻す時に爪が金属疲労で折れてしまいますので
ギリギリのところで起こすのを止めます。
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カバーを外し分解して確認すると、
巻き線抵抗部分は綺麗ですが摺動子と本体側の接点がNGです。
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錆びと軸のグリスが流れ出て付着しています。
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摺動子も錆びてます。
巻き線抵抗との接点より本体側2番ピンの接点部分が酷い
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右側のアッテネーターを物理研磨で軽く磨きました。
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摺動子も軽く磨きました。(右側のみ)
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グリスと錆でグチョグチョです。
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軽く磨くとこんな感じにきれいになります。
この後、巻き線抵抗0地点の真鍮接点と巻き線抵抗も含めて本磨きして
スーパーコンタクトオイルを塗布して戻しました。
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2405用のアッテネーターはこれ以上分解できません。
上からの見た目は綺麗ですが...
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隙間から確認すると2番ピンの摺動子接点が少し錆びていますので
隙間からスーパーコンタクトオイルを塗布しながら磨きました。
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スピーカー入力ターミナル プラス側
ラグと鉄ビスでプッシュ式のターミナルを固定しています。
ビスに酸化被膜ができていますので、スーパーコンタクトオイルを塗布して磨きます。
ターミナルのメスネジ部分とターミナルのバネ圧で噛みつく部分もメンテします。
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スピーカーターミナル マイナス側
ラグとプラスネジで通電する構造はプラス側と同じ
見ない方が幸せを感じる構造、接点、材質(笑)

しかし、この部分を高級なターミナルへ変えてハンダ付けで対策してしまうと
JBLを感じるあの音が出なくなります。
ターミナルだけ変えたところで
f特や歪み率等、目で確認できる性能測定は何も変わらないのですが、
人間の耳はそれより高感度な感性の部分があるので
WBTのターミナルや高級品のロジウムメッキターミナルへ変えると
「これJBL? あんた誰?」みたいな音の質感になってしまいます...。
いわゆるチューニング品や改造されたスピーカーの音に近くなりますので
昭和の頃に聞き慣れたあの音が好きな方の場合は直ぐに違うことが判ると思いますが、
改造やチューニングされたスピーカーで初めて聞く場合は違和感はないので
見た目が綺麗にされたJBLに見えてJBLらしい音がしていないスピーカーが売れるのだと思います。
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今日は全てのユニットを外し、片側のアッテネーターと入力ターミナル、
インターナル//エクスターナル切り替えスイッチのメンテナンスで終わりました。

ユニット外しやバッフル外しなどの動画も録りましたので後日UPします。

この地点で、腰痛が再発してきました...。(笑)

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2024年10月19日

JBL4343B メンテナンス

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お得意様からの依頼でメンテナンスを請け負いました。

お客様立会いで現在の状態を店で聴いてみる...
JBLバ◯の私の感覚でコメントします。
経年で経たっている感じの出音で中低域に迫力がなく音の鮮度も低いし
ホーンの音が主張している感じが強くJBL本来の面白みがない...。

この感じだとメンテして抜けとキレの良い4343の音に戻したくなります。

各接点の状態を確認すると
インターナル・エクスターナル切り替えスイッチの接触が悪い
各アッテネーターにガリと音が出たり出なかったりする部分がある...。

とりあえずアッテネーターは0部分の接触が良くなるまで左右に回し
インターナル・エクスターナルスイッチもガチャガチャと
接触が良くなってくるまで切り替えを繰り返して再試聴

中低域がしっかりして、高域もキレが良くなり鮮度も上がる
ドラムのアタック音も飛んでくるので
この感じだと下記の処置で改善ができると判断

2405 分解清掃(接触改善、磁気回路鉄粉除去)

2420 分解清掃(接触改善、磁気回路鉄粉除去、振動板位置合わせ)

・各アッテネーター分解錆取り(ガリ取り)

・スピーカーターミナルメンテ(インターナル・エクスターナルのスイッチ含む)

・内部配線接触改善

その他は作業しながら考えるという事で了解を得ましたので

来店されているお客様が居ない時に作業します。


このモデルの場合、基本的に重たい(笑)下手すると腰痛や怪我をする

バッフルを外す事が必要で、基本的に引っ付いていてなかなか外れない

アッテネーターを外すには銘板を剥がさないとビスが出てこない

ウーファーもミッドも張り付いていてなかなか外れない

グラスウールがチクチクして粉が鼻の穴に入る(笑)等々

やりにくさ満点で作業は面倒...。

しかし、久々の43系メンテで気分的には悪くないです。

その理由はメンテ後の出音を早く聴いてみたいからです。

学生の頃に聴いた4343の音を蘇らせる!

腹に来る低域、飛んでくる中音域、馬鹿みたいに切れるシンバルの音

コレを再現したいという欲があるから(笑)

オリジナルから外れるとあの頃のイメージの音質とは違う音になってしまいますので

内部配線もスピーカーターミナルもオリジナルのままで

接触改善してメンテいたします。


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2024年10月12日

DS Audio DS-E3 光電式カートリッジでスティーリーダンGauchoを再生して空気録音

DS Audio最新式カートリッジDS-E3とイコライザーの組み合わせで
スティーリーダンのガウチョ A-2を再生し、B&W SS25の出出を空気録音しました。 

DP-3000 改 
DS-E3(カートリッジ+フォノイコライザー)
AU-D707
B&W SS25

MMともMCとも違うカテゴリーのカートリッジですが、
どちらに近い出音かと聞かれた場合、高性能MCに近い出音感です。
力強く歯切れ良くエネルギー感ある低域
高分解能で抜群の定位、再生周波数レンジも広く
雑味というか音の濁りを感じないクリーンな出音!
カートリッジ+専用フォノイコのセットで約¥30万の製品ですが
従来型MM/MCカートリッジでこの出音感を¥30万で実現する事は
難しいと感じますのので、コスパは抜群と思います。
使い方は、従来のカートリッジと同じようにシェルへ付け
フォノイコライザーのみ専用フォノイコへ入れ替えて繋ぐだけです。
レコードプレーヤー、フォノケーブルはそのまま使用できます。


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2024年10月11日

B&W SS25 ボイスコイルリード共振修理と空気録音

先に余談です。
現在Win11を使っているのですが、
昨日 Windows 11 Version 23H2 の累積更新プログラムを入れましたら、
キーボードのほとんどが反応しなくなって直すのが大変でした...。

先日から弄って試聴しているSS25ですが、
低音弦の音が長く響くような音源で音が濁る部分を感じましたので
ウーファーを外し原因を確認して直しました。

今回の空気録音は長岡鉄男のテスト並みに音源が派手です。(笑)
AYAのCDからパーカッション、ドラムソロ、打ち上げ花火

YouTubeをご覧ください。



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2024年10月08日

空気録音 B&W SS25

入荷したB&W SS25、
エージングしながら整備して良い感じになりましたので空気録音してみました。
約30年前のスピーカーですが、流石に金を掛けて作りこまれた高級品ですから
今聴いても素晴らしい出音で驚いてしまいます。

入荷後、税込み38万の店頭引き取りを条件で販売を進めておりましたが、
引き取りという条件が合わない等、なんだか上手く捗らない商談が複数件になり
これは、このSS25が店で使ってくれという事かと感じましたので
販売する事を止め店の音出し試聴用スピーカーとして頑張ってもらうことにいたしました。

空気録音はSS25から1m離してマイクを立てています。
機器:X50Pro+DCSエルガー+AU-D707

音源ステレオサウンドReferenceRecord 三浦 孝仁 2曲目
Paul Bley with 富樫雅彦

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2024年08月23日

DS Audoi DS-E3

本日、DS Audio DS-E3持参の営業さんが来店されましたので、
光電型カートリッジを試聴させて頂いた。

DS-E3カートリッジとHS-001シェル
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DS-E3フォノイコ
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DENON DP-3000改 アナログプレーヤーへ取り付けて試聴!
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DS Audioは、お客様からお話をうかがったりメディアやネット上のレビューは目にしていましたが
店で試聴はしていなかったので、興味津々でセットして試聴しました。

大きな違いはフォノイコライザーに専用イコライザーを使用しないとダメ(動作しない)というだけで
基本的には従来のMC/MMカートリッジとセット方法や使い方は同じ
今まで使用していたフォノケーブルもそのまま使えます。

音出し直ぐに感じたことですが、
従来のカートリッジで、MMとMCのどちらに似た音が出たかと言うと
高音質Hi-Fi系MC型の出音に似ています。

中高域の分解能、反応が良く、低域は引き締まりドロドロしたゆるい感じが無く
全域でエネルギー感があり抜けが良く音は濁る事なく明瞭!

これはイケると感じたので
アナログレコード デモ用キチガイ録音をかけてみる...。
シンバルのキレ、ウッドベースのゴリゴリ感も破綻なく出てくる!

小型SPやトールボーイ型で音量を上げて聞くとスピーカーが壊れるような音源の
脅威のデジタルパーカッション アナログレコードB-1をかけてみると
打楽器の音圧で体がしびれ、大太鼓の「ド〜ン」の一発が全身を覆う...
持ち込んできた営業さんが驚いて「これはすごい低音ですね」と言葉が出た!
パルシブに立ち上がり立ち下がる感じは気持ちが良い!
このレコードで針飛びしないという事はトラカビリティーも問題はない

で、バカ音源は止めて荒井由実のユーミンブランドをかけてみる...。
A-1 あの日にかえりたい
最初のドラム一発が気持ちよく立ち上がり曲が始まる
高、中、低のバランスが均一でボーカルも素直

色々聴いてみると
サクサクと気持ちよくキレて高分解能な高域
フラットで癖のない中音域
立ち上がりが良くエネルギーもあり分離と締まりの良い低域という感じの出音で
RIAAイコライザーカーブが正確に処理されている感じです。

今のアナログ情勢ですが、MCカートリッジを使う場合
インピーダンスが低いので概ねフォノケーブルの整合性は問題ないのですが、
(といってもフォノケーブルを変えると音色は変化します)
MMカートリッジを使用する場合は静電容量が問題になります。
昭和の時代の様にMMカートリッジ用として適合性を合わせたフォノケーブルの販売は無いので
今の時代でMMカートリッジを使用しようと思うと
正確なイコライザーカーブで聴くことが出来ないというのが事実です。
DS Audioの場合、上記の問題は無いので
ある意味で現代の使い方に合っているとも言えます。

DS-E3フォノイコへ
当店のドライカーボンインシュレーターとメタルベースを合わせて使用してみると
静寂さと力強さ音場空間などが格段に良くなり低域は地に足が付いた感じに...
更にシェルの根本へドライカーボンシェルリングを装着してみると
定位が良くなり分解能が更に向上した!
ボリューム位置はそのままにしてミュート、
当店のアクセサリー類を全部外して元に戻し同じレコードを聴いてみると、
丸っこい感じの出音かつS/N感や分解能がガクッと落ちて聞こえますので
アクセサリー使用の反応としては通常のMM/MCカートリッジと同じと確認できました。
営業さんも「インシュレータなどは使ったほうが良いですね!と...」

DS-E3の針は楕円針(無垢針)
一般的なカートリッジの場合ですが、
針がラインコンタクトやマイクロジッジ等の高級高額カートリッジの場合
分解能が上がり細やかで繊細な表現になるけど
リズム系を聞く場合のエネルギー感や押し出しは弱くなる傾向なので
クラシックをしなやかで優雅に聞く以外は、この楕円針でオールマイティーを感じます。

70〜80年代のレコードはマスターテープもカッティングマシーンも概ね高域限界は16Khz
18Khzまでカッティングできるマシーンは
デジタルマスターが可能になってからのアナログ終盤のビクターならあるけど
ダイレクトカットも高音質レコードも
この楕円針で聴いてもサチらないので十分行けると思います。

価格
DS-E3カートリッジ:¥125,000- 
DS-E3フォノイコ:¥150,000-
合計:¥275,000-(税別)
DS Audioの中では驚くほどリーズナブルな価格です。

現在アナログブームで定価¥30万以上のMCカートリッジはザラにあります。
高音質で高分解能、抜けが良く明確な出音のMCカートリッジが好きな方には好まれると思います。

従来型のMCカートリッジ+フォノイコライザーを組み合わせ
上記DS Audio DS-E3のセットとほぼ同価格で
同じ程度ので音を求めてもなかなか難しいと感じます。

標準的な出音の低価格MCカートリッジ、DENON DL-103、103R 等と比べた場合
103は、丸針独特の出音感で中低域に厚みや太さ、全体的な音の安定感を感じますが
分解能が低いので解像度や爽やかな抜け感、ハイハットの細やかなキレや
残響や音場空間の表現が、かなり低い感じに聞こえます。

デモ品は持ち帰られましたので後日店頭展示したら店で試聴可能です。
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2024年04月29日

QUADRAL Chromium 試聴

QUADRAL Chromium style65とstyle35
営業さんが持ち込まれたので聴いてみました。
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トールボーイがstyle65  ¥715,000-  小型がstyle35 ¥352,000- 各税込みペア価格

ドイツのメーカーと見た目のイメージでクールで硬そうな出音かと思いきや
豊かな音色と表現力に優れ、耳当たりの良い音!
低域も下の方まで良く伸びていて音場空間表現も良好...。
リボントィーターは繊細でエネルギーの無い細やかな音をイメージしますが
高い分解能と繊細感とキレを感じるエネルギーが同居しているような高域の出音です。

同じユニットを使用したトールボーイと小型ですが、
分解能や表現はトールボーイ型の方が一段と良く聞こえます。

この形状と価格になると競合他社が多く存在しますので
知名度、雑誌等の評価、見た目のデザインなどで売り上げが変わると思いますが、
ブラインドテストで音だけ聞いた場合
知名度の高い人気ブランドのトールボーイスピーカーより
鳴らしやすいし音楽を聴いている時の満足度は高いと感じました。

売れるかどうか商売で考えた場合
価格と見た目がネックになる様に感じてしまいますが
ブラインドテストなどで音だけ聞いた場合、
トールボーイの方は競合他社と比べても良いと思います。

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試聴しているとユニット構成からアクティブスピーカーのAIRPULSE A100と比べてしまいます。
という事でstyle35をA100と入れ替えました。

リボントィーター+メタルコーンで同じ構成です。
style35は¥35万 A100は実売¥11万

パッシブとアクティブスピーカーですが
同じソースと音量で出音を聞き比べてみると音作りが違う事が判ります。

style35のリボンの方が振動版が薄くA100の方が振動版が厚くできているような出音に感じます。

style35は分解能が高い繊細方向で、A100はアタック音や抜け感が良い方に振っています。

低域は下まで穏やかに下がる感じはstyle35で弾んだ感じと量感で聴かせる感じがA100
ドイツ人とアメリカ人の音作りの差ですかね(笑)

style35はパッシブなのでアンプやスタンド、ケーブル類も含め鳴らし方をオーディオ的に弄れますが
A100はアクティブなのでアンプ等は変更不可、
多彩な入力とハイレゾ対応の高性能で抜群のコストパフォーマンスですが、色々弄る楽しみは無いです。

趣味のオーディオで考えた場合
パッシブスピーカーを買い、色々と研究しながら追及するというのが
オーディオ嗜んでいる感が強いですが
プレーヤー+アンプ+スピーカー、
その他ケーブルやラックだけでも直ぐに¥100万程度のお金がかかります。

音出しの試行錯誤、色々とお金を掛けれる場合この方法が面白いのですが、
コスパと使い勝手を考えた場合、最近各メーカーも色々と出している
アクティブ型のスピーカーだと、手持ちのスマホやPC、今まで使用していたCDPなどがあれば
簡単に音出し可能となりますから、今後、¥10万〜¥100万以下のオーディオは
アクティブ型スピーカーで完結される方が増えるのではないかと感じてしまいます。

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2024年04月14日

JBL ANGELUS C41

木工職人の匠が街から離れ山ごもりしてはや数年経ちますが、
本日ANGELUSを手みあげに来訪!

JBLのオリジナルではなく匠の作品です。

本物はリアバッフルが付いている密閉型ですが、この箱は匠オリジナルなので開放型
075は箱の後ろへ木製プレートを6本のビスで固定したところへ
当店のドライカーボンインシュレーターSJ-SIを使用し
キャップボルトで押して固定できるようになっており、
フロントとリアというか箱と一体化して全体の剛性を上げる構造になっています。
箱が後面開放型で音もこもらない...。

匠もJBL好きなので色々と考えて作られている事がわかります。
この方、パラゴンを普通に作れる方です。(笑)

早速今までのバッフルと入れ替えます。
左の穴が空いている物が今まで使用していた物
(これは、自作で大型ホーンを作るお客様からいただいたものです。)
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見た目はこんな感じ...。
材質は最高級の無垢材ブラックウォールナットと合板を合わせて作られています。
いつもながら精密加工されたかのようにピン角でビシッと組み上げられていて気持ちが良いです。
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少し離して眺める
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リズニングポイントから見る
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音の方ですが、今までより大きなバッフル効果があるためか全体的に音が太くなり耳あたりが良い
ピアノの強烈な打音の鉄弦がゴーンと響く音が力強く太く出て驚きました。
ボーカルも今までよりも肉質感を感じ、残響、電子エコーもよく聴こえ
チェロやバイオリンのボディーが共鳴している感じが今までより良く出ます。

075の指向性は狭いのですが、大きなバッフルで後ろへ回り込む音を3方向に反射する構造が
指向性を改善しているように感じ
音がキツくなること無くエネルギーと厚みを増した感じの出音に聞こえるのが不思議です。

ライブ音源などは生っぽくより自然で075+375+150-4cの繋がりが
何処でクロスしているかわからないフルレンジかと思うような繋がりで一体感を感じます。

置き場所は375ドライバーの上辺りにセットしていますが
前に置くよりなるべくリニアフェーズにしたほうが違和感がないからです。
置き場所を1cm程度前後させるだけで出音の印象が変わりますので
前後させてベストな位置を探りたいと考えております。

JBLベル・エアーの箱をオーダーしました。(笑)
posted by SoundJulia at 18:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | スピーカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年02月23日

音響パネル最終オーダー

オーディオルームの音響工事、音響パネルの製作に使用している「カルム」(吸音材)ですが、
メーカーよりディスコン(製造販売中止)になると連絡が入りました...。

この素材に当店は15年以上お世話になりましたが、
メーカー担当者から製造機器の老朽化に伴い生産終了と説明をされました。

メーカーの在庫品が無くなれば仕入れができませんので
当店といたしましては、音響パネルの販売を終了させていただきます。

今月内にオーダーいただければメーカーよりカルム材の仕入れができる数のみ製作いたしますので、
音響パネルご希望のお客様は、店の方へ連絡をお願いします。
(締切は2024年2月29日まで)

尚、希望枚数に対してカルム材の仕入れが満たない場合、相談させていただきます。


音響パネル
・大:高さ1240mm、幅640mm、厚み30mm
   1枚:¥99,000-(税込み)

・小:高さ  640mm、幅640mm、厚み30mm
   1枚:¥67,100-(税込み)
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posted by SoundJulia at 13:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | スピーカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年01月14日

SRS-X99 Wi-Fi接続テスト

BGM程度の音出し使用なら、SRS-X99 1台あれば済んでしまう出音!
物販や喫茶店のBGM用で使っても、
店舗用スピーカー等より澄んだ出音で聴きやすいと感じます。

当店の様に音響対策されている部屋での音出しは
棚へ置いても目立たないステルス的な見た目のスピーカーなので
何処から音が出ているのか分からないような音の広がりと
驚愕なサウンド感で、6m程離れて聴いても十分な音質で楽しめました。

ノートPCへリッピングした圧縮音源をホームネットワーク(Wi-Fi)で
SRS-x99へ接続して音出し。
録音は、HDR-MV1を使用したリニアPCM録音で未加工です。
機器内蔵XYワンポイントマイク使用で手持ち撮影。
移動時にコンデンサマイクの振動版が空気で揺れて多少歪みますがご了承ください。
手振れ補正の無いカメラですので揺れもお許しください。


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posted by SoundJulia at 12:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | スピーカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする