2026年02月16日

セカンドライフは音と共に!定年退職記念の新築オーディオルーム建設記 その8

分電盤を取り付けました。
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今回のオーダーは、お客様のご要望によりドライカーボンではなく、
不燃材ボードを使用して製作いたしました。

電源の幹線から小分けの配線に至るまで、すべてに静電シールドケーブルを採用。
絶縁体には、架橋ポリエチレンの最高峰を使用しています。

全12回路の贅沢な構成で、CDプレーヤー、レコードプレーヤー、
プリアンプ、パワーアンプなど、各機器へ1回路ずつ独立して割り当てました。

※静電シールドケーブルとは?
芯線を銅テープで覆い接地(アース)することで、
外部からの静電誘導によるノイズ(電界ノイズ)を遮断。
相互干渉を徹底的に防ぐ効果があります。

試聴:壁コンセントとは「別次元」の響き
すべての接続を完了する前、音出しが可能な状態でまずは試聴を行いました。
一聴して驚いたのは、音の見通しの良さです。
音場空間の再現性や残響の美しさは、壁コンセントから直接取っていた時とはまさに別次元。
音の密度やエネルギー感がグッと増し、レンジ感も一段と広くなりました。
出音の品位が格段に上がったことで、力強さがありながらも決してうるさく感じさせない、
抜群のS/N感を実現しています。

今後の展望
今後は、オーディオ用D/Aコンバーターの導入や、映像系AV機器の追加も予定されています。
さらなる進化が楽しみです。



2025年12月15日

セカンドライフは音と共に!定年退職記念の新築オーディオルーム建設記 その6

新築の家へ引っ越しが完了し、
オーディオルームへ機器が搬入されましたので
初音出しと専用電源の構成を打ち合わせをいたしました。

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現在、仮設置でまだ詰めていません。
TVとキャビネットがスピーカーのセンター位置に鎮座して
音が反射、定位感を阻害していますし、ローキャビネットの扉は低域で猛烈に振動しています。

音は目で見ることができませんので、TV画面から反射する音の有害度を確認していただくため、
取り合えずの仮処置で画面へ布を2枚重ねて同じ曲を同じ音量で試聴...

かなり良くなりボーカルがセンター定位して口が小さく引き締まりましたが
滲みとキャビネットの響きが気になるので全撤去します。

優先順位というか、何のための部屋かを考えた場合、
TVを見る部屋はリビングで良いという事で了解
TVの代わりにスクリーンを取り付けて4343でYoutubeや映画を見れるようにいたします。
この方が、必要なときに大画面で楽しめますし、スクリーンの場合はTVの様な反射音ではないし、
ピュアオーディオの出音で映画などが見れる事になります。

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部屋には壁コンセントをたくさんつけましたので、
専用電源が無くてもオーディオ機器用の電源は供給できるのですが、
オーディオ専用電源は引き込んでありますから、(静電シールドCV-Sケーブル+ブレーカー)
そのブレーカーの先に仮でケーブルとタップを付けて試聴いたしました。

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まるでステージかぶりつきで聴いているジャズ、キックドラムやタムの音でビンビンきます。
低域のコモリは皆無、切れて抜ける高域にスネアのアタック音とキックドラムの波動が腹に!

続いて鬼太鼓座のCD「富嶽百景」を一曲目から爆音再生!!!
鼓のパリパリ音が乾いた感じでパルシブに立ち上がり鼓膜がくすぐったい感じです。
その後にくる大太鼓の打音と余韻が内臓と背骨を震わせました。(笑)
100dBを超える音圧の爆音再生ですから「ド〜〜ン」と来る音が怖いです。

4343独特のハイパワー爆裂低音を満喫できます。
私が手掛ける部屋で4343をお使いの方はこの部屋のオーナーだけですが、
学生時代から現在まで聴いた出音では最上位の出音感で
ジャズバカ、オンマイク録音大好き、大音量派の方にはウケます。
抜けや切れ、低域のエネルギーと迫る感じは凄いのですが、
部屋の音響が良いと、爆音でもうるさくないんです。

持参したシェリーマンのライブ音源CDも聴かせていただきました。
ステージ前で聴いている様な鮮度感、入れ替わるラッパ類が等身大で迫る感じは圧巻です。
JBLバカ万歳の出音を満喫できる部屋となり
オーナー様も私も「たれ目のアホ顔で」3時間も試聴してしまいました。(笑)

TVとキャビネットを撤去後、再度の位置調整、正面ディフューザーによる反射音の調整
そして、専用電源で、機器1台ずつに1個のブレーカーで供給する余裕の専用電源化します。

スピーカー下のセッティング、ラックなど機器のセッティングの悪さも気になりますが、
取り合えず電源まで驀進して進めます。



以下余談です。

私は還暦を過ぎ、一年以上が経過いたしました。

時間の流れがますます早く感じられます。

お客様の多くが私とほぼ同年代で、

定年間近の方や既に定年を迎えられた方が多いことに気づきます。


社会人になって直ぐに勤めていた会社では、60歳や65歳で天下りされてくる

「お偉いさん」方を間近で見てまいりました。

10年ほどその環境に身を置く中で、

彼らの健康状態や老化がどのように変化していくのかを目の当たりにする機会がありました。

その経験から、還暦を過ぎてからの健康寿命、

特に自由に活動できる期間は、およそ15年程度なのではないかと感じています。


私自身、今まさにその真っただ中にいますが、

実際に自分がこの年齢になると

「まだまだこれから」

という気持ちがあるのも事実です。

しかし同時に、10年後の自分の健康状態や意欲がどうなっているのかを考えると、

やはり漠然とした不安も感じます。


私は「今の健康なうちに好きなことをして、悔いのない人生を送りたい」と強く願っています。

お客様とお話しする中で、様々な価値観に触れる機会があります。


例えば、オーディオを趣味とされているお客様の中には、

自宅のリフォームやオーディオルームの建設、専用電源の導入、

セッティングに関するアクセサリーやオーディオラックの導入など、

積極的に投資される方が多くいらっしゃいます。


車好きな方は、年齢的にスポーツカーに乗れる最と考え〇〇を買ったなど...


そういった方々の多くは、

「今やらなければ、いつやるのか?病気になってから、あるいは亡くなってからでは遅い」

という考えをお持ちです。


もちろん、老後の金銭面も考慮した上で、

「今の健康なうちに、できる限り多くのことを楽しみ、悔いのない人生を送りたい」

という共通の思いがあるようです。


私自身もこの歳になり、何が本当に音質向上に繋がり、

何が不要なのか、理解できるようになりました。


オーディオルームやアクセサリー類は、私自身の試行錯誤から生まれたものですが、

その違いを理解し、喜んでくださるお客様にご愛用いただけていることを、大変嬉しく感じております。

オーディオを通じて、皆様と楽しい人生を分かち合えることを心から願っております。


2025年10月20日

音響対策された店内でBluetoothスピーカーを鳴らして空気録音

昨日のブログでは、新築オーディオルームでの音出しについてお伝えしましたが、
今回は当店の店内で同じ実験を行ってみました。

部屋の反射音は目に見えないため、どうしても音響対策は軽視されがちです。

つまり、多くの場合、高性能なオーディオ機器の購入が優先され、
音響対策は後回しになってしまいます。

しかし、音を出す部屋の音響対策を施さなければ、
いくら高額で高性能な機器やスピーカーを購入して鳴らしても、
良い音で聴くことは難しいと感じております。

当店は、これまでに6回の移転を経験いたしました。
その際、移転先で同じ機材を使用しても聴感上の
「出音」が大きく異なるという体験を繰り返した結果、
部屋の音響対策こそが最も重要であると確信するに至りました。

動画でご紹介しているこの店舗の音響空間は、
5回目の部屋作りとして設計されたものであり、
現在当店がお客様に推奨している音響対策のプロトタイプとなっております。

高音質で視聴するための設定方法

空気録音の為、ヘッドフォンまたはイヤフォン使用でお願いします。
動画を再生後、右下のYouTubeロゴをクリックしてYouTubeへ移動してください。

  1. 動画の右下にある**⚙️(歯車)**マークをクリックします。

  2. メニューから**「画質」**を選択します。

    1. **「HD」**に変更してください。

高音質・高画質の動画をぜひお楽しみください。

※最後の曲は著作権の侵害でブロックされてしまい無音化処理となりました。
 話し声は残っております。





2025年10月19日

セカンドライフは音と共に!定年退職記念の新築オーディオルーム建設記 その5

新築の引き渡しが今月末に差し迫り、
オーディオルームの工事も最終仕上げ段階に入りました。

先日、仮の音出しを行い、部屋の音響状態を確認してまいりました。

音響が整った部屋では、Bluetoothスピーカーで再生した音でも、
格段に臨場感のある響きになります(まさに「動画の出音感」です)。
今回音出しに用いたBluetoothスピーカーは店頭に常備しておりますので、
ご来店時にぜひご試聴ください。

録音前にお施主様に立会いただき同じ曲を試聴いただきました。
先に他の部屋でBluetoothスピーカーを鳴らし
「まぁこういう音だよね...」という感じの出音を聞いていただき
オーディオルームで同じ曲を同じ音量で再生したところ
開口一番「ええっ?何でこうなるの?」と驚かれておりました!
天井ディフューザーが取り付けられ漆喰が乾くにつれて更に室内の静けさが向上し
出音のS/N感や音の透明感も更に向上すると説明させていただきました。

高音質で視聴するための設定方法

空気録音の為、ヘッドフォンまたはイヤフォン使用でお願いします。
動画を再生後、右下のYouTubeロゴをクリックしてYouTubeへ移動してください。

  1. 動画の右下にある**⚙️(歯車)**マークをクリックします。

  2. メニューから**「画質」**を選択します。

    1. **「4K」**に変更してください。

高音質・高画質の動画をぜひお楽しみください。







2025年09月09日

セカンドライフは音と共に!定年退職記念の新築オーディオルーム建設記 その4

オーディオルームの造作が始まりました。
傾斜天井
壁の中は発泡ウレタンを充填しております。
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漆喰へ混合する音響素材の量や施主様のお好みに合わせた塗り方をシュミレートしております。
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リビングの壁は真壁で柱が見える伝統的な壁になりますから本漆喰を上側の塗り方で
下は、音響的に混ぜ物をした本漆喰でオーディオルームの壁を厚塗りします。
見た目も重要ですから、何処まで塗り方を荒くするか等、施主様の好みも含め検討しています。
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合板が付いている部分は、腰壁部分ですが、「SoundJulia式」砕石低音吸音装置が付きます。
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まだ造作前ですが、部屋の隅のコーナー4か所は角に音が溜まりますので斜めにして対処
スピーカーの後ろ側は、デフューザーを付けて音の反射をコントロールできるようにします。
このディフューザーの角度は好きなように可変できますので、左右に広く音を広げたり
(ホール演奏のクラシック向き)センターへ集中させたり(ジャズボーカルとか)できます。
左右の壁は定在波の腹の部分へ三角形のホムヘルツ共鳴器を作り、反射と吸音を行います。
床下は砕石による低域吸音構造となっており、
スピーカーを置く床と聞く側で縁切り構造になっていますので、床が響くことなく音が濁りません。
大きな梁の部分へ胴縁で使う様な木の棒をたくさん並べますので、傾斜天井の効果にプラスして
天井からの音の反射が単調にならずに拡散させます。
作り込んでいくと、造作している時に出る音や話し声が作り込むにつれて変化しますので
話し声や金槌で叩く音などが澄んで聞こえてくるようになり変化しますので、
大工さんが「工事している時の音がドンドン変わる」と驚いています。
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今月末頃には腰壁は完成して、砕石を入れる準備ができていると思いますので
オーディオ専用電源の幹線を処理しに行く予定です。
他の部屋も内装工事が進んでいますので完成が近く楽しみです。

2025年06月15日

セカンドライフは音と共に!定年退職記念の新築オーディオルーム建設記 その3

壁の断熱材(ウレタン吹付)を行う前に
オーディオ専用電源の幹線を配線いたしました。

赤と黒のラインが入った3本撚りのケーブルは、
電力メーターからの引き込みケーブルで、
その隣の黒いケーブルに白いテープが付いていて
文字が書かれているのがオーディオ専用電源ケーブル幹線です。

家庭用の分電盤もここに付きます。
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天井裏を通してオーディオルームへ
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腰壁に取り付ける専用分電盤の位置まで引き込みました。
グリーンの線は、オーディオ専用の大地アースです。
断熱材が吹き付けられた後、下地のボードへ本漆喰、腰壁には砕石低音吸収装置が施工されます。
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最近の外食
羅豚 生姜焼き(ランチ)
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森川 カレーうどん定食(ランチ)
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2025年04月28日

セカンドライフは音と共に!定年退職記念の新築オーディオルーム建設記 その2

本日は現場にて、電気工事などについて打ち合わせを行い、建築の進捗状況を確認しました。

主な内容は下記の通りです。

  • オーディオルームまでの電源幹線の引き込み
  • オーディオ専用大地アースの説明
  • 照明やオーディオ以外で使用するコンセントの取り付け位置
  • LAN、TVアンテナ、電話のモジュラージャックなどの設置場所
  • エアコンはパナソニック製(動作が一番静かで、設定温度になるとファンが停止します。)

現時点では予定していませんが、
将来的にAV用のスクリーンを取り付ける可能性も考慮して、施工をお願いしました。

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建築はどんどん進んでいきます。
入口部分から部屋を見ています。
実際は横方向がもっと広いのですが、カメラを通すと遠近感が実際と異なって見えています。
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青いテープで示された部分は、縁切り構造の床における縁切り部です。
剛性を高めるため、コンクリート基礎に大引きを直接設置し、その上に根太は設けません。
基礎と床の間の空間全体に低音を吸収する砕石を投入し、
厚手の積層合板で覆った上に床材を施工します
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この床構造により、床鳴りのない静かな部屋が実現します。
当店の床はプロトタイプであり、この構造と比較すると強度は劣りますが、
ご来店いただければその静けさを体験いただけます。
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2025年04月18日

セカンドライフは音と共に!定年退職記念の新築オーディオルーム建設記

施主様との綿密な打ち合わせを重ね、
住居と本格オーディオルームの新築工事がいよいよ上棟を迎えました。

構造材には、強度と美しさを兼ね備えた岐阜県産の良質な国産材を厳選。
太く逞しい柱と、堂々たる梁が組み上がり、堅牢な骨組みが姿を現しました。

熟練の職人たちの手によって、一本一本丁寧に組み上げられる様子は、まさに圧巻です。
この地に根ざした木材が、これから永きにわたり、
施主様の暮らしをしっかりと支えていくことでしょう。

それでは、音響へのこだわりが詰まったオーディオルームとなる空間の現況を、写真にてご覧ください。

入り口から眺める
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床は、オーディオルームの部分のみ基礎を持ち上げ、
床下空間をなくしたサウンドジュリア式砕石低音吸収構造となっています。
スピーカー側とリスニング側の床は基礎の上で縁切り構造とし、
スピーカーの振動が床全体に伝わり音の濁りを防ぐように工夫されています。
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天井は傾斜天井構造のため、床と天井間の反射によって生じる定在波は基本的に発生しません。
梁の上には、サウンドジュリア式音響ディフューザーが設置されます。
これは、音の拡散と反射を促し、周波数帯域の均一化に貢献します。
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この右後ろ辺りにオーディオルーム専用電源分電盤が取り付けられます。
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屋根部分の組み上げが始まりました。
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オーディオルームを傾斜天井の高い方から見る...
二階建ての家ですが、
オーディオルームは傾斜天井としておりますので家から飛び出した部屋の構造となっています。
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住まい側
二階は丸太が見える部屋の構造になります。
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極太の立派な梁です。
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今月末、電気工事業者との打ち合わせを行い、オーディオ専用電源の幹線についてと
オーディオ専用アースについて理解していただき施工の打ち合わせをいたします。