2024年03月29日

第二の人生 オーディオルーム 進化

2022年10月以降の更新が滞っていたのですが、
徐々に進化して高音質になっています。

電源回り
オーディオ専用 大地アース
オーディオ専用電源に100Vと200V回路
200V回路はKOJOのクリーン電源装置2台へ供給
照明や壁コンセントは生活電源から供給していますので混ざりません。
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カーボン+メタルラック導入
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スクリーンを付けたのでAV鑑賞も可能!

ダブルスーパーウーファー仕様なので、低音が強く入っている音源は波動低音!(笑)
極低音入のパイプオルガンも平気ですが、部屋の空気が揺れます...。

バカみたいに低音出しても砕石低音吸収整音機能が働き低域のボケ感は一切ありません。
ウーファーは極重のメタルスタンドで持ち上げていますので
傾斜音響構造天井の機能と相まって定在波でバフバフする感じは無い。

超高域はバイオリンスーパートゥイーターで
数万ヘルツまで倍音が再現されていますので音色や表現が良いです。

このスピーカーから出ている音とは思えないような高分解能で精緻な出音で3Dな音場空間表現...。
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側壁の腰壁は低音吸収整音装置、上の方は天然音響漆喰壁の前に定在波対策の為に取り付けた
角度や位置が変更可能かつ反射吸音機能を有する音響パネルを左右の壁に取り付けています。
写真のように三角型にして音出ししますと、澄んだ音場で壁の奥まで音響空間が広がります。
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今回の訪問は、KOJOのクリーン電源装置導入に伴う電圧変更(200V電源)と
ドライカーボンターンテーブルシートの納品!

マイケル・ジャクソンのアナログレコード「スリラー」を
ユニットの振幅限界の爆音で試聴しましたが、
ど迫力かつ抜けと分離の良いハイスピードサウンドで驚いちゃいました!

少し前にラインケーブル類はUltimateを限界突破バージョンへUP
スピーカーケーブルも当店最上級バージョンへUP
KOJOのクリーン電源装置からの電源ケーブルを試しに持ち込んだUltimateグレードで全て繋ぐと
素晴らしい分解能と広くクリーンな音場空間で試聴できましたので
次回の音質向上は電源ケーブルかもしれません...。

60歳以降の人生は、遠慮なく音出しできるオーディオルームで耽け
ストレスのない時間を過ごせば、おかしな病気になることも無いと思いますし、
音楽を聴く事、映画を観る事で、脳が活性化され痴呆になるとか鬱になるとか、
面白くない人生を過ごすなどの悪い要素が入り込む余地も無いと感じます...。

2022年10月22日

第二の人生 オーディオルーム新築工事 その4

オーディオルームの音響的内装がドンドン進んでおります。

入口からスピーカーを置く方向を眺める
壁は本漆喰で職人技で3回塗りです。
漆喰のスサには天然繊維の他ドライカーボンの繊維を混合して音の反射効果を上げております。
下のスリットはSoundJulia式 砕石低音吸収装置です。

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側面の壁
こちらも本漆喰で仕上げておりますが、おが屑を混合させて
空気層を増やし漆喰の吸音効果を高めております。
下のスリットはSoundJulia式 砕石低音吸収装置です。
この壁の前側へ折れ戸式の定在波対策可動パネルを付けます。

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この部屋の場合、平面反射がある部分は左右の側面壁だけになりますので
反射と吸音を兼ねたカルム材を使用した可動式パネルを取り付けました。
折れる角度と位置を変更できる構造ですので
音出ししながらベストな位置を探れるように調整可能となっております。

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折れる角度の他、前後に動きます。

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無垢板のフローリング材
床は、コンクリートの基礎へ極太の根太を組み、隙間に砕石を敷き詰め、
床鳴きと低周波を吸収する様に施工しております。
その上に厚い捨て板を張り、そして写真の杉無垢板のフローリング材を使いました。
スピーカーを置く位置と視聴側の床は縁切りして振動が伝わらない様に施工しております。

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天井は傾斜天井ですが、下から上へ抜ける音と天井から反射してくる音を整える
ディフューザーを設置いたします。(現在は施工前です。)
今の状態でも肉声で会話する音声が澄んだ音で
手を叩いて定在波の竜鳴き現象を確認しましたが、全く問題ない状態となっております。

部屋はデッドにすると躍動感が無くなり、音の広がりなども減退して
箱庭サウンドになってしまい楽しくない出音となります。
(メーカー製の防音室は概ね強烈なデットです。)

この部屋の場合、低域のこもる部分は吸音され部屋の角は定在波対策でコーナー部分を無くしており
部屋の構造で定在波は無く適度な残響が残る設計となっております。

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電源はオーディオルーム専用分電盤を作りました。
電力会社の積算メーターから直引きで引き込みます。

製作中
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メインと12回路のブレーカーを付けました。
ボードはブラックウォールナット材で
豊潤で質感の高い出音になります。
ちなみに桜(ブラックチェリー)の場合は中低域に厚みと太さが出る出音になります。
以前製作したドライカーボンの場合は
広いレンジ感で高分解能、S/Nの高い出音になります...。

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2mmのタフピッチ銅の単線で結線しました。
オーディオ用やその他の高純度銅、無酸素銅、
何らかの処理が施してある線材は、
自分好み(お客様好み)の出音なら採用するのですが、
概ね癖のある音が乗りますので使用しません。

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小分けブレーカー以降は、静電シールドケーブルで引きますので
ケーブル固定用のクリップを付けました。
部屋に取り付けた後でオーディオ専用の大地アースの結線をいたします。

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この後、部屋も総仕上げとなります。
完成して音出しが待ち遠しいです!!

2022年07月29日

第二の人生 オーディオルーム新築工事 その3

工事はドンドン進みますので、基礎工事から棟上げ、屋根が形になる辺りまで公開します。

その2で基礎の鉄筋を組んだところを紹介しておりませんでしたので改めて公開します。
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基礎が完成します。

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それから砕石を投入となります。
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かなりの重労働です...。
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敷き詰めました。
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棟上げ式は雨でしたので、柱を一本だけ立て、晴れてから行いました。
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天気が良くなり工事が一気に進みます。
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傾斜天井なので屋根は斜めです。
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木造ですが、基礎も構造もガッチリしています。

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吹き抜け構造ですが、通常の部屋だと天井となる部分へサウンドジュリア式ディフューザーを付けます。
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つづく

2022年07月23日

第二の人生 オーディオルーム新築工事 その2

基礎が完成し、床下になる部分へ極低音吸収の為の砕石を敷き詰めました。
その重さ8,500Kg(8.5トン)!
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この極太の根太の上へ捨て貼りをして無垢のフローリングを施工します。
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根太が二本となって真ん中に隙間が開いているところがありますが、
これはフロア全体が振動しないようにスピーカーをセットする側と
リスニング側とで床を分割して振動縁切りする構造のためこの様になっています。
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捨て貼りは、砕石と接触しない様に僅かな隙間を開けて根太へ固定します。
(石と板をくっつけると制振ボードの構造になり音が死んでしまいます。)

密閉状態で閉塞されるオーディオルームでは、低域エネルギーの処理が困難ですが、
この床下砕石と、室内の腰壁も砕石を用いて低域を吸収処理し、
バフバフ、ドロドロと低音が室内で渦を巻くことがない様に吸収処理されます。
無音状態では「シーン」としたS/Nの良い静寂な部屋になる予定です。

壁には本漆喰を音響的な配合で使用し、見た目と質の良い反射音を両立させます。
防音室等の吸音材を多様した部屋のようにデッドで響かない部屋ではなく
オーディオ装置からの再生音にマッチした響きと吸音を考慮しています。

この後、棟上げ式となります。

2022年06月28日

第二の人生 オーディオルーム新築工事 その1

退職後の時間を有意義に過ごす為、オーディオルームを造ります。
いわゆるオーディオ人生最後の挑戦です!

所有する土地に2軒建っている古くて使わない建物を解体し
その空いた土地にオーディオ専用の建屋を造ります。

解体〜地鎮祭を総合したお祓い
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神主さんがお祓いしています。

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あっと言う間に解体が終わり地盤調査などをした後に基礎工事....。

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ガッツリと盛り上げ強固なべた基礎とします。

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仮枠の部分は柱を立てるところです。

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通常の建物(家)の場合、べた基礎の上に柱を立てて縁の下、床下は空間になるのですが、
そのような構造にした場合、床の強度が下がり防音効果も弱く低音で床が鳴りますので、
今回の建物に床下は無く、この基礎へリジットで根太と床が施工され
床と基礎の間にはSoundJulia式、低周波吸収 砕石工法が施されます。

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大雨や多少の水では浸水が無いように、基礎は盛り上げてありますので丈夫です。
人が立っている部分がオーディオルームとなります。

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傾斜天井、定在波反射拡散吸収稼働パネル、音響漆喰、反射音コントロールディフューザー、
スピーカー振動縁切り床、12回路オーディオ専用電源、低周波吸収砕石腰壁、天井平面反射防止桟...etc。
盛りだくさんですので乞うご期待!