一部仕様変更で、床下の部分に吸音効果を持たせました。
床は、下記の様な構造で進んでいましたが、
基礎から捨て貼り下まで砂利を敷き詰めました。
------(上)-----
フローリング
捨て貼り
ネタ
コンクリートの基礎
----(地面)-----
こんな景色です。
オーディオルームではなく
舞台の床下には、
足で床を踏みつけた時の響きを出す為に、
壺などが入れてあり
「ドォ〜ン」 と
響きを出すようにチューニングされていますが、
オーディオルームの場合、
床が響き過ぎると音が濁りますから
基礎と捨て貼りの空間に吸音材となる石を敷き詰めました。
高さ一杯まで密に石を入れて
捨て貼り部分まで制振してしまうと、
響きは止まり、静かでS/Nは上がりますが、
音的には、躍動感が死に、
暗くて面白味のない音になってしまいます。
石を詰める高さは、捨て貼りの下約1Cmまでとしました。
これで床下部分の「ドムドム」「ボンボン」した嫌な響きが止まり
木の持つ心地よい響きは残るはずです。
鉄筋造りのマンション等、
高さ合わせの調整で、床は浮いています。
歩くと「ドンドン」音がしたり、
フニャフニャで剛性の低い床の部屋に
オーディオ装置を置いて音を出しますと
低域がボンついて濁り、
プラスターボードで作られた中がスカスカの壁も響いて
何ともならない酷い音になる場合が多いのですが、
(私が新婚時、入居したマンションはこんな感じでした...。)
分譲マンション等の場合、リフォーム等も兼ねて
部屋をオーディオルームにしてしまう場合など
床チューニングの有効な手段だと思います。
そうなれば、もちろん壁も対策します。
これとは別に
床の振動が下階へ伝わらないようにする工法も有ります。
もちろん一戸建ての家なら
べた基礎打って、更に床を対策する方法も有りますし、
リノベーションも兼ねた快適な家づくりも可能です。
下のビデオですが、
先に少し敷いた部分に捨て貼りを貼り
足で踏んで音を出しています。
その後、歩いて全く敷いていない部分を足で踏んで音を出しています。
PCのスピーカーではなく、ヘッドフォンで聞くと良く分かります。
ビデオの撮影時は、
まだ石を全体的に敷いていませんので、
石を敷いていない部分の空間が響いて
音が締まっていませんが、
全部敷き詰めれば木の良い響きだけ残る計算です!
床面積が大きいので
フロアを微妙に振動させる低域振動も
上手く処理してくれる事と思います。
構造用合板の捨て貼りの上には
幅広、極厚の無垢板を貼りますので
施工完了後、確かめたいと思います。
(もうやり直しは出来ませんが...。)
また、
オーディオ専用電源回路は7回路でしたが、
コンセントを取り付ける壁の都合と、
購入したケーブルを残すのはもったいないという事で、
全部使って11回路となりました。
(こんなに要るんかい?)
概ね何処のコンセントを使用しても良い音が出ます。
posted by SoundJulia at 16:03
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オーディオルーム、リフォーム
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