2024年11月10日

THORENS MCHU

長年お付き合いのあるお客様が来店され、こんなん出てきたけど使えるかな?と...。
MCHUは個人的に好きなカートリッジでEMT製だけどEMTと出音は違う
EMTのカチッとした感じではなく芳醇で香り高いワインのような高品位な音楽表現!
これをEARの834PやQUADのQC24Pを使い再生するとなんとも言えない出音になるんです。(笑)

電子顕微鏡で覗いてみる...
DMSU4341[1].jpg

ダンパー劣化、針を動かしてみるとクタクタ...。

TJMY2992[1].jpg

VIYI7822[1].jpg

一度分解してダンパー交換で調整すれば復活する感じですが、どうされるのか?

オルトフォンのビンテージSPU等も見ると
音が出る状態でもゴムは煎餅みたいにカチカチで針が動く範囲のゴムだけ劣化しているけど
針の可動範囲だけ劣化した状態で持ちこたえているという物が殆どです。
使われているのは輪ゴムに使われているような普通のゴムなので10年も経過したら劣化します。
これを長持ちするシリコンに変えると出音が別物になるので悩ましいところですが
SPUのあの音は劣化するゴムダンパーも含んでいるという感じです。
ダンパー新品交換でメンテするとfレンジ感や分解能、音色が良くなります。

最近の外食
IMG_3318[1].jpg


posted by SoundJulia at 11:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | アナログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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