2024年10月21日

名品再生 JBL4343B その1 スタート

DSC04269[1].jpg

休み明けの今日は重要案件が1件のみで後は時間がありましたので
とりあえず朝一番で分解して作業を開始いたしました。

このスピーカーは中古で購入されたという事でしたので色々確認しながら分解、
バッフルは一度外された痕跡がありましたが
予想通り固着してビスを外しただけでは全く外れませんでした。

前にバッフルを外した方が電動ドライバーを使用したためか、
鬼目ナットが一つバカになっていて外すのに苦労した事と
斜めに無理やりビスを締め付けてネジ山を噛んで途中で止まっているビスが1本ありました。
JBLのスピーカーは鬼目ナットが多用されています。
鬼目ナットは押し込みながらビスを緩めると刺さっている部分が外れてしまい
ビスが空転して抜けなくなります。
私が初めて分解する場合は気を付けて分解しますので、まずおかしくなることは無いのですが、
セカンドユーザーとなる中古品で何かしらの手が加えられている物の場合こういう感じが殆どです。
ミッドとウーファーのエッジは交換されていましたが
スピーカーの中には劣化して朽ち落ちたエッジがそのまま入っていました...。

全てのユニットとスピーカーターミナル板を外した後に銘板を外しました。
接着してありますので無理に剥がすとシワが入りグチャグチャになってしまいますが
必殺の薬剤で上手く剥がしました。
DSC04275[1].jpg

銘板を剥がすと、アッテネーター固定板のビスが出てきますので外しました。
DSC04276[1].jpg

カバーを開けるときは右のアッテネーターの爪の開き程度以上に爪を開くと
再びカバーを閉じて爪を戻す時に爪が金属疲労で折れてしまいますので
ギリギリのところで起こすのを止めます。
DSC04277[1].jpg

カバーを外し分解して確認すると、
巻き線抵抗部分は綺麗ですが摺動子と本体側の接点がNGです。
DSC04278[1].jpg

錆びと軸のグリスが流れ出て付着しています。
DSC04279[1].jpg

摺動子も錆びてます。
巻き線抵抗との接点より本体側2番ピンの接点部分が酷い
DSC04280[1].jpg

右側のアッテネーターを物理研磨で軽く磨きました。
DSC04281[1].jpg

摺動子も軽く磨きました。(右側のみ)
DSC04282[1].jpg

グリスと錆でグチョグチョです。
DSC04283[1].jpg

軽く磨くとこんな感じにきれいになります。
この後、巻き線抵抗0地点の真鍮接点と巻き線抵抗も含めて本磨きして
スーパーコンタクトオイルを塗布して戻しました。
DSC04284[1].jpg

2405用のアッテネーターはこれ以上分解できません。
上からの見た目は綺麗ですが...
DSC04285[1].jpg

隙間から確認すると2番ピンの摺動子接点が少し錆びていますので
隙間からスーパーコンタクトオイルを塗布しながら磨きました。
DSC04286[1].jpg

スピーカー入力ターミナル プラス側
ラグと鉄ビスでプッシュ式のターミナルを固定しています。
ビスに酸化被膜ができていますので、スーパーコンタクトオイルを塗布して磨きます。
ターミナルのメスネジ部分とターミナルのバネ圧で噛みつく部分もメンテします。
DSC04287[1].jpg

スピーカーターミナル マイナス側
ラグとプラスネジで通電する構造はプラス側と同じ
見ない方が幸せを感じる構造、接点、材質(笑)

しかし、この部分を高級なターミナルへ変えてハンダ付けで対策してしまうと
JBLを感じるあの音が出なくなります。
ターミナルだけ変えたところで
f特や歪み率等、目で確認できる性能測定は何も変わらないのですが、
人間の耳はそれより高感度な感性の部分があるので
WBTのターミナルや高級品のロジウムメッキターミナルへ変えると
「これJBL? あんた誰?」みたいな音の質感になってしまいます...。
いわゆるチューニング品や改造されたスピーカーの音に近くなりますので
昭和の頃に聞き慣れたあの音が好きな方の場合は直ぐに違うことが判ると思いますが、
改造やチューニングされたスピーカーで初めて聞く場合は違和感はないので
見た目が綺麗にされたJBLに見えてJBLらしい音がしていないスピーカーが売れるのだと思います。
DSC04288[1].jpg

今日は全てのユニットを外し、片側のアッテネーターと入力ターミナル、
インターナル//エクスターナル切り替えスイッチのメンテナンスで終わりました。

ユニット外しやバッフル外しなどの動画も録りましたので後日UPします。

この地点で、腰痛が再発してきました...。(笑)

posted by SoundJulia at 22:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | スピーカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック