2024年05月26日

ALTEC 1570B

アルテックの大型真空管パワーアンプ1570Bを修理して試聴!

点検時は1w程度の出力しか出ていない、出力管811Aダメ 6W6GTもダメ...。
出力管など真空管の劣化によりパワーダウンと音質劣化...。
点検と真空管新品交換、整備一式で初期性能回復!!

スピーカーから2.7m離れた所へタスカムX8(録音機)を立てて空気録音しました。
DSC03866[1].jpg

試聴は高音質アナログレコード最盛期のダイレクトカットされたレコードで!
DSC03868[1].jpg

プレーヤー ELACミラコード90
アンプAU-D707をプリアンプとしてフォノイコを使用
パワーアンプは今回の1570B 2台
スピーカー TANNOY SuperRedMonitor
録音機材 タスカムX8の本体マイクによる空気録音 スピーカーから2.7mの位置で録音
DSC03867[1].jpg

エネルギー感があり押し出してくるサウンドが戻りました。
この時代のALTECのスピーカーは能率100dB以上ある超高能率スピーカーなので
アンプがノイジーだとスピーカーからシーシー、ザーザー音が聞こえてくるんですが
ALTECの真空管パワーアンプって電源ONで真空管の動作が安定すると全くノイズが出ない!
今回試聴に使用した能率94dBのTANNOY SuperRedMonitorでも無音!(笑)
現代の高性能半導体アンプを繋いでもシーという音は聞こえるので無音は素晴らしいと思います。
日本の電源100V動作で最大出力100W、本国の電圧117V駆動だと120W出ますので化け物です。

DSC01[1].jpg

posted by SoundJulia at 14:07 | Comment(2) | TrackBack(0) | アンプ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
一瞬、ジュリアさんで売り物が出たかと思い欲しくなりましたが、お客さんからの依頼で修理でしたか。
Posted by たか | URL | 2024年06月08日 16:24

>たか 様
コメントありがとうございます。
このアンプの場合、真空管も高騰しておりますし、出力管811Aを4本と整流管5R4GBを8本揃えることが難しくなっておりますので、予備球を用意しておかないと何かと不安ですね...。
今回は海外から取り寄せました。


Posted by SoundJulia | URL | 2024年06月08日 18:25
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