2024年04月07日

CD-34 オーバーホール

当店をご利用いただいているお客様が
店所有のCD-34NOS DAC改を聴いて「私も欲しい」と言うことで
程度が良いというCD-34を何処かのお店で購入...。

基本的に古い機器なので、メンテナンスしていなければコンデンサは抜けいますし
動いたとしても老衰状態で何とか音が出ている感じの動作だろうなぁと思いましたが
数日経って連絡が入りました...

「使ってみると音が途切れたり、左右のバランスが悪かったり音質も悪い」

店のCD-34と同じ様にしてほしいということで持ち込まれました...。

全体的なオーバーホールをしてDACはNOS化
RCAケーブルはプラグ内部で導体圧着構造のため経年で接触不良を起こしますからジャックへ変更
電源ケーブルもインレット化の改造を施しました。

音出しすると左右のバランスが不安定で傾くというので抵抗を測ると最良で5.2Ω
間違いなくプラグ内で圧着部分の抵抗が大きくなっています。
(ちなみに店のCD-34は1メンテ前17Ωもありました...。)
今まで大丈夫だったのは1台程度です。
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色々チェックして出力ケーブルはジャック化
電源ケーブルはインレット化、劣化しているパーツは交換...。
DACをNOS化のためICを外しNOS DACへ改造

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外したパーツ 
純正でついているフィリップス製のブルーのコンデンサはほぼ抜けています...。
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コンデンサ容量を測ると
22μFが7.3μF(笑)
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220μFのチューブラは3.6μF
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電源ケーブルは外してインレット化
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しっぽ方式の接触不良出力ケーブルも外してRCAジャック化
DSC03817[1].jpg

ワイヤーハーネスは、スーパーコンタクトオイルで接点部分をメンテして差し込みます。
DSC03814[1].jpg

預かり時、ボディー天板に上に載せた機器の足跡が付いていたのでクリーニングしました。
ビフォー
DSC03815[1].jpg

アフター
DSC03816[1].jpg

完成したので、試聴しています。
DSC03825[1].jpg
posted by SoundJulia at 18:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | デジタル機器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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