CECの受注生産品で最高峰モデルのTL0が入荷しました。
発売当時の販売価格¥180万円のハイエンド機です。
お客様からの預かり物で動作テストを兼ねた査定中...。
外観は良好
重厚な六角ベースのフローティングピックアップ部
3本の支柱の中にサスペンションが入っていてドライブメカとピックアップを浮かしています。
実物はこの通り大きくない機器となります。
見た目がギュッとした感じで引き締まった凝縮感と精密感を感じます。
本体は、ブラックアルマイト処理したヘアラインのアルミ系の無垢材で構成されていますので
見た目以上の重量感があり、底板の内側から突き出ているスパイクで設置する構造になっています。
ブラックとシルバー、表示部のセルリアンブルーがなんだかイイ感じです。
この後販売されたTL0シリーズはXがシルバー色になり3.0では機器のコーナー部分が丸くなり
デジタル基盤部分などが変更になり音は繊細で見た目も柔らかくなります。
個人的に、機器の見た目の良さと、しっかりした出音はTL0が一番と感じます。
CECの下位モデルと比べた場合の大きな違いは出音!
一般的なCECのプレーヤーの音は、なめらかで、穏やかで、中庸な感じですが、
TL0の場合、フォーカスが細部までピッタリ合っていて曖昧な感じがありません。
解像度が高いため細部まで細やかな繊細感を感じ、
耳に刺さる切れと抜けで聞かせるようなエッジの立った輪郭ではありません。
ボケた感じや滲んだ感じがなく、見通し良く澄んだ出音でしなやかに解像します。
一般的なCECのプレーヤーに感じる立ち上がる音の頭打ち感が全く無いのに驚きました。
しなやかで綺麗な高分解能のナチュラルサウンドで音場は澄んで痛くない立ち上がで聞かせます。
流石に高級機だけあってデジタルOUTにSTリンクが付いているので接続して聴いてみると
とてもクリアな出音感!
DACのデジタルフィルターを切り替えてみると違いがよく分かる高性能ぶりです。
同軸のRCAやXLRの方は、DACと接続するケーブルで音質が変わるので、
お好みのものをって感じでしょうか...。
12月下旬頃には販売可能になるかもしれません...。