11月に発売されるAura35周年記念の最新アンプAura VA40 rebirthをお借りした。
商品的には現代風にアレンジされた初代VA40の復刻です。
入力:フォノ(MM)x1、ラインX3
出力:50W+50W
サイズ:W430XH76XD350(mm)
販売価格:¥275,000-(税込み)
初代アンプの復刻版なので
出力素子はMOSFETのシングルプッシュプルでアナログアンプ
リモコンなど手元操作できる便利機能はない(笑)
しかし現代の製品で日本国内製造なので
高級パーツとカスタムメイドのトロイダルトランスなどが使用されている...。
鏡か?と思えるほどの鏡面パネル
足は金属製でラックの棚板と接する部分にリング状のシリコンゴムが嵌る制振構造
日本製なのでオリジナルモデルより見た目にダルさがなくシャキッと出来ている感じを受けます。
左のスリットは大きなトロイダルトランスが透けて見えます。
右側はパワーアンプの放熱板が見えます。
初代のオリジナルアンプの様に熱くなる事は無くほんのり温かくなる程度の発熱量です。
聴いてみた第一印象です...。
まずはライン、中音域から上の高域が、繊細かつ小気味よいキレとツヤ感を感じ音が澄んで清々しい!
日本製ながら無味無臭で国籍が分からない出音になっていないところが面白い...。
シングルプッシュプルなので低域の量感や厚み重量感、マッタリした感じが無く
現代風の大パワー出力アンプで最終増幅段がパラレル以上になっている
並列接続動作のアンプに聞き慣れた耳で聞くと低域が痩せ気味に聞こえると思います。
フォノ入力へELACのミラコード90を繋いで聴いてみると
細やかに切れて抜けきる高域、全体的に音が澄んでタイト!
ユッタリ、ふくよか、おおらか、滑らか...では無く、
クッキリした美音系で鈍さがなく澄んで抜ける出音です。
スパイロ・ジャイラのドラムスがタイトに弾け飛ぶ感じ!
販売前にも関わること無く既に多くの注文を受けているということですので
9月24日までデモ機が店頭にありますので興味のあるお客様は見に来てください。