2022年09月05日

TRV-88XR 玉転がしアンプ誕生!

トライオードから新発売の真空管アンプを試聴いたしました!

型番:TRV-88XR
真空管:KT-88、EL34を差し替えて音質の変更が楽しめるアンプです。

試聴機には、PSVANEのKT-88が付いていた...。
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玉転がしができるということなので、EL34とJJのKT-88を用意して試聴してみました。
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球を変える場合、バイアスを調整しませんと、キチンとした動作になりませんので
このアンプは簡単に調整できるようになっています。
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デフォルト球のPSNANEから聴いてみる...。

KT-88のイメージは厚い中低域に支えられたピラミッドバランスの音という感じが有るのですが、
この球で聴いた感じは、全体的にタイトで中高域の切れが良く、中低域がぶ厚く出るという感じがない...。
どちらかというと、ハイバランスでクッキリ、カッチリ引き締まって聞かせる印象です。
緩い音ではないので、引き締まった感じが好きな方にはウケる音かなと...
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続いてJJのKT-88へ交換して聴いてみる...
こちらの球はウェルバランスな出音!
低域はエネルギーが乗っているけど膨らまなくて力強い
フラットで澄んだ中音域
抜け感と分解能が高い高域と言った感じ
いわゆるバランスが良いので何を聴いても変な感じにならない音
DSC02680[1].jpg

続いてEL34 
EL34独特の低域と高域にアクセントが付いた感じをよく出します。
いわゆる、ゆったりした低域と、高域はキレと繊細感が混ざったようなアクセントで聴かせます。

DSC02681[1].jpg

試聴した球の場合、どれも現行球なので、ビンテージ球等に付け替えた場合
また違う感じの出音バランスになると思います。
色々と球を付け替えて楽しまれる方には、もってこいのアンプと感じました。

アンプの使い方には記載されていませんがKT-88の上位級球ならKT-120とかKT-150等も
バイアス調整ができますので付け替えて楽しめると思います。
球の出力性能を抑えた出力になりますが、球の持つ出音の特徴は聞けると思います。
( メーカーの説明にはないので、推奨しませんし、責任も持てません (^_^;) )


以下、メーカー説明とスペックです。

TRV-88XR希望小売価格(税込)275,000円

KT88プッシュプルプリメインアンプ

TRV-88XRは人気モデルTRV-88SERを更に使い易くした進化形モデルです。
シャーシ天面にバイアスメーターを搭載し、簡単にバイアス調整ができるようになりました。
また、スイッチを切り替えて出力管をKT88からEL34へ差し替えて音の違いを楽しむこともできるようになりました。
電源部は大型トロイダル電源トランスとSiCショットキーバリアダイオードを組み合わせた強力電源で、
35W+35Wの高出力をしっかりと支えます。
アルミ削り出しのずっしりと重い高級感ある新設計のリモコンで、音量調節、ミューティング、入力切替が可能です。
入力はLINE3系統の他にフォノイコライザーを搭載したPHONO(MM型対応)入力も備えています。

回路形式AB級プッシュプル
使用真空管KT88×4本、12AX7×1本、12AU7×2本
バイアス方式固定バイアス
定格出力35W+35W(8Ω)
周波数特性10Hz〜90kHz(-4dB)
SN比90dB
入力端子MM1系統、LINE3系統
入力感度MM2.5mV/LINE340mV
入力インピーダンスMM47kΩ/LINE100kΩ
スピーカー出力端子1系統(4〜8Ω)
ヘッドホン出力端子6.3mm標準ジャック
ヘッドホン回路真空管
リモコン機能音量、ミュート、入力切換
消費電力280W、無信号時120W
サイズ横345×奥行320×高185mm
重量17kg
付属品リモコン、真空管ボンネット、電源ケーブル
別売りサイドウッド左右一組5000円(税抜き)
posted by SoundJulia at 10:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | アンプ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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