2022年04月19日

MICRO BL-91 SAEC WE407/23

店頭のマイクロBL-91を購入したいとのお申し出がありましたので
販売前に色々なカートリッジを聴いてみました...。
私個人の好みが入った言いたい放題のコメントです。

シュアー V15 Type1 
厚く太く濃くエネルギー感ある出音でぶっ飛びます。(笑)
何故か人気のTypeVをこの後聴くと細くてしなやかで女々しい音に聞こえてしまいます...。

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少し美音にしてやろうかと
ヤマハのシェルに真鍮ビス、純銀リードでセット 正当な感じではないけどアリの音!(笑)

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アルミブロックの本体はTypeUまでで、TypeVは樹脂となり音も軽い...。
M44G系だけど出音は別物で、あのチープでガチャガチャしたサウンドではない...。

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秘蔵のオールドSPU
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何も言う事が無いほどの抜けと切れとエネルギー感ある音で聞かせてきます。
普通のSPUに感じる厚く太く低域デブで分解能が低い感じは微塵もない...

分離が良く力強いゴリっとした低域に支えられ瞬発力あるスピード感!
ピアノのアタックも見事でシンバルの切れはトゥイーターが危ないかと思うほど抜け良く切れます。(笑)
ギターもバイオリンも見えるような感じの表現...
超高音質系のカートリッジもめった切りにされてしまうほどの出音です...。
この1本だけ異常なほど良い音なので手放せない逸品です。
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DL-103R
DL-103の改良品という事で入手しましたが、基本はDL-103の音
やや明るい出音となり細かい部分も再現できるが高域分解能は現代カートリッジより低い
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DL-103S
針は楕円でコンプライアンスを上げて針圧を軽くしているのでDL-103とは別物の分解能!
低域もDL-103の固まったような感じではなく、しなやかで広い感じに聞こえます。
DL-103で高域がつぶれている感じが嫌いな方には良いかもしれない...。
個人的にDENONのカートリッジはDL-305の美音が好き!
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AT-33ML OCC
下手に使うとドンシャリ音とかになり嫌いな方が多いカートリッジだけど(笑)
上手く鳴ると、力強い低域と抜けて切れる高域が爽快なサウンドとなり快音です。
特にフュージョン系には抜群の相性!
普通のアルミシェルやマグネシウム、ダンプの強いシェルだとつまらないかもです。

AT33ANVだとアルミパイプ カンチレバーになるので これより音は明るめに出ます。
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AT-37E
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ルビーカンチレバーの逝っちゃってるカートリッジ!
私が高校生の頃のカートリッジだけど今でも健在!
ゴリゴリで筋肉質で力強い低域に何処までも綺麗に伸びて抜ける高域は
金属系カンチレバーでは聴けない出音!
ハイハットやシンバルの細かく艶が乗って抜け切る音は快音!
高音質45回転やダイレクトカットのワイドレンジディスクを掛けると驚きのサウンドで仰け反ります。(笑)

調子に乗ってダイナベクターのダイヤモンドカンチレバー17DXへ付け替えてみると
Rchが死亡していた...。
SONYのXL88Dを探すも何処にかくれんぼしているのか分からない...。

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アナログ最盛期、昭和の組み合わせに感動した。
posted by SoundJulia at 12:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | アナログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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