工事はどんどんと進んでいきます!
壁に塗る漆喰の塗り方を検討しております。
漆喰は本漆喰で城に使用する本物で、カーボン繊維やおが屑などを配合して音響漆喰化します。
下の写真は塗り方の検討なのでプラスターボードに塗っておりますが、
音響的な確認は、合板に漆喰を塗りスピーカーに両脇にセットしてどのような音になるのかを
事前に確認しております。
当店に使用されている漆喰も全て同じですのでご来店いただければ体験できます。
カーボン繊維を入れると塗った時はグレーになりますが、乾くと白くなります。


こちらは私の自宅の壁、私と妻で好きなように漆喰を塗りました!(笑)


お客様宅の天井吸音装置ですが、開口部から断熱材を吸音材にして詰め込みました。
この状態でも、この部屋で会話すると、すでに部屋の響きに変化が現れた事が確認できます!

リズニング側から見るとこんな感じです。
開口部はカルム材で蓋をして天井一面が吸音装置となります。
奥の方の天井から斜めにボードが取り付けてある部分の下にスピーカーを置きます。
これは90度のコーナー部分を無くす事と、この部分にも漆喰を塗り反射反音の対策をする事と
リズニング側から見ためを良くするための造作で、間接照明も埋め込みます。
まだ天井と床が平面で向かい合いますから、
平面反射を拡散させて部屋の見た目も変えるディフューザーを天井一面に造作します。

上の写真で合板が張ってありますが、木毛板の上に合板を張り、剛性を上げボコボコ響かない壁にして
更にその上にブラックウォールナットの凸凹板を張り付けて反射と拡散する様にいたします。
この時点の壁厚は6cmとなっています...。

このブログを書いているころには、スピーカー背面壁が完成して、天井ディフューザーも付いて
天井開口部はカルム材でクローズしてあると思いますので、またレポートします。