2021年10月11日

理不尽?

何となく気になって、お蔵になっていたケッタマシーンを引っ張り出した。
90年代のマシーンで、17年ほど前に店のお客様から譲り受けた物です。
古いMTBですが当時の高額品ですので今見てもクソカッコイイ!

DSC02252.JPG

ケッタマシーンのタイヤへ空気を入れようと思い
エアーポンプを出してみると
エアーポンプヘッドのパッキンが劣化して
エア漏れするようになっていたので修理しようと動いてみた...。

私個人的には自転車に興味が無いのですが、
手元にある空気入れはSKSのAIRBASE AVACSという当時1万越えのドイツ製の高級品
ケッタマシーンと一緒に頂いたものなので普通の自転車店では扱いがない。

(ヘッド交換後の写真)
DSC02245.JPG

パーツをネットで検索すると、
海外から送られてくる通販で入手可能なんですが、
本体やホースは問題ないので、
わざわざ高い送料払ってパッキンだけ海外から買わなくても
ポンプヘッドだけ他のメーカー品にでも交換すれば使えるようになると考え
エアーポンプ本体からエアーホースとヘッドまでを取り外し
近所の有名な自転車店へGO!してみた...。

有名店で、Pもたくさんあり、にぎわうK店

私「ヘッドのパッキンが劣化したので、このホースに付くようなヘッドは無いですか?」
店員「エアーポンプ本体は、ここで買った物ですか?」
私「違います。ヘッドだけ変えれば使えると考えたので汎用品、何かありませんか...。」
店員「当店で扱っているパナレーサーとかだと、パッキンとか他のパーツも色々あるのですが、
   お持ちのポンプのメーカーとか型番はわかりますか?」
私「本体は置いてきたので、詳しい型番とか分かりませんが、こういうのって
  このヘッドだけ付け替えれば使えるようになるんじゃないですか?」
店員「ホース径とかの問題もありますので上手く付かないかもしれません。
  パナレーサーのヘッド周りのパーツを取り寄せると¥3,000−台の金額になりますので
  店にある¥1,000-台からのエアーポンプを買われた方が早いと思いますが...。」
私「在庫品を見せてください。」
店員「後ろに行っていただければ並んでいます。」
私「見てきます。」

で、商品を見てみたのですが、¥1,000台の商品は、
洗濯ばさみ型ヘッドが付いたチープな製品で基本的に仏式ではない(笑)
¥5,000−前後の商品も、手持ちのSKSと比べてチープ(笑)
¥1万程度の商品も、何だか作りが安ったで形も悪いし
見た目も触り心地もチープで購買欲がわかない...。

私の感覚だど、
使いやすいお勧めの汎用ヘッドを売ってもらえば良いだけで
このお店で扱っているパナレーサーの物でも、
付くか付かないかなんて、その道のプロがホース径を見れば判ると思うし
タイヤの空気圧って重要な部分だと思うので
これを調整する時に必ず使う事になるポンプヘッドって
自転車乗りには使いやすく精度の高いものが要求されるんじゃないかって思うのですが?
こんな高級自転車が山のように並んでいる店でお勧めも汎用品も無いとは(笑)
まぁ基本的にこの店はダメだなと判断...

で、気を取り直し親切丁寧が評判のグループ経営のA店へ行ってみたのですが、
自社が取り扱っているブランドのパーツを取り寄せることしかできないと...。
だから、取り扱いの無いメーカー品を見せても全く動かない(笑)

じゃあ基本に戻って、このエアーポンプを販売していた店へTELしてみると
約¥3,000-台でヘッド本体を取り寄せますがと...。

とりあえず純正品は買えると分かった。
このSKSのポンプ自体は物凄く高級感がありポンプの使い心地も抜群なので気に入っているんですが、
ヘッドの食いつきが良すぎて、外すときにコツがいるので素人にはイマイチ使いにくいんです。
できれば付け外しが簡単な物に変えたいと考え純正品を買うのはパスしました。

で、ネットで色々検索してみると、通が買う製品としては
ヒラメ(クワハラ)というヘッドが人気なことが分かった。
価格は¥5,000-程度でYouTubeへUPされている動画を見ると
サイズ調整をして使わないとイケない部分が気になるし
ホースとヘッドの結合部をバンドで締めるのでカッコ悪い..。
見た目を捨てるのならパナレーサーのワンタッチの方が良さげに見えてくる...。
こうなってくると、いろいろと探したくなるので物色していると、
・「ZT-A15 [クイックポンプヘッド(仏式/米式)]」というのに巡り合った...。
価格は¥2,000−程で買えるし小型で使いやすそう!
ヨドバシの通販で入手できるので試しにこれをチョイスしてみました。

物はコレ!
DSC02243.JPG

付け替えるとこういう感じ (右が純正ヘッド)
DSC02244.JPG

安物ですが使い勝手はバッチリ良好でした。

DSC02251.JPG

タイヤチューブのバルブ側へブルーのリングを「カチャ」っと下げると
バルブのネジ山の溝に噛む歯が出てくるので、軽く回すとしっかりロックします。
(ねじ山に噛みつく歯が出た様子)
DSC02246.JPG

空気を入れてブルーのリングを引き上げると歯が格納され一瞬で外れます。
エア漏れもありませんし、空気圧が上がってきた時に「ポン」と抜けることもないです。
固くないし小型で使いやすいので上手い事できていると感じました。

(歯が格納されている状態)
DSC02247.JPG

あのK店、通の店なら私の問い合わせで
即座にヒラメやプロが使っている製品を勧めるのが普通なんじゃないかと?
そういう製品を買いに来たり探しているお客様は来ないという事かな?
販売している自転車は安ったもあったけど数十万から百万越えの高級自転車を売るだけなんだろうか?
この店でマニアックな高額自転車を買う方は、その後は自分でカスタマイズしたり
通販でこういうものを買いそろえるマニアが多いんだろうか?
(ちなみに私が学生だった頃、この店で2台自転車買いました。親切丁寧なオッチャンが居ました。)

色々な人気店、例えば美味いと評判の店などもそうですが、
メーカーや店、メディアが意図的に作り上げた社会的評判で成り立っている場合が殆どですが
自転車の世界までそうなっているのかと改めて感じました...。

SKSのエアーポンプですが
使用後はハンドルをロックできますので不用意に伸びたりしません。
DSC02250.JPG

MTBの方はホコリを掃い各部点検と調整をして駐車場で試乗してみましたが
乗り心地は嘘みたいにスムース、こんな太くて抵抗があるタイヤなのに転がりもよく
ママチャリなんかより楽でグイグイ進んでいきます(笑)
さすがにMTBだけあって、段差のきつい車の輪留めを乗り越えてもガツンと衝撃が来ることもなく
前後のサスが上手く作用して しなやかな乗り心地です(笑)

現状、このマシーンは保安装置も無く 登録も無く、保険も入っていないので
この辺りを整備したら車道で乗ってみたいと思いますし
タイヤもチューブも年式からしても劣化していると考えられますので新品交換したいと考えています。
現在のタイヤサイズは 26x2.10 リム1.5-1.75
お勧めのタイヤ、チューブがあれば教えてください。
DSC02253.JPG
posted by SoundJulia at 18:15 | Comment(0) | 私事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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