来年発売される真空管バッファ回路搭載CDプレーヤー TRV-CD6SEをお借りしました。
DACチップは ESS ES9038
真空管アンプによる出力の他
一般的なCDプレーヤーと同じソリッドステートの出力(RCA/XLR)も搭載
CDをアップコンバートしてD/Aが可能です。(PCM352.8Khz/24bit又はDSD5.6MHz)
クロック入力と10MHzの基準信号の入力も可能
デジタルOUTはS/PDIFと光の他、何と!I2S搭載です。
しかもI2Sは、CDのオリジナル44.1KHzの他、
アップコンバートしたPCM352.8Khz/24bit又はDSD5.6MHzの出力も可能となっております。
MUSASHIと並べてみる...。
大きさはフルサイズより小型ですが、持つとずっしりとした重さがあります。
W345XD335XH105
MarantzのCD-34と同じ位のサイズです。
![DSC00560[1].jpg](https://soundjulia.up.seesaa.net/image/DSC005605B15D.jpg)
開けてみる...。
TEACのドライブメカ搭載
![DSC00553[1].jpg](https://soundjulia.up.seesaa.net/image/DSC005535B15D.jpg)
アナログ式 トランス電源
![DSC00556[1].jpg](https://soundjulia.up.seesaa.net/image/DSC005565B15D.jpg)
電源回路
![DSC00555[1].jpg](https://soundjulia.up.seesaa.net/image/DSC005555B15D.jpg)
デジタル回路
![DSC00557[1].jpg](https://soundjulia.up.seesaa.net/image/DSC005575B15D.jpg)
アナログ出力回路
![DSC00554[1].jpg](https://soundjulia.up.seesaa.net/image/DSC005545B15D.jpg)
真空管バッファ
![DSC00558[1].jpg](https://soundjulia.up.seesaa.net/image/DSC005585B15D.jpg)
アップコンバートは試聴しながら切り替え可能です。
この画面はノーマル状態でCDを44.1KHz/16bitで再生
この状態の時、I2Sは44.1KHz/16bitで出力されています。
![DSC00561[1].jpg](https://soundjulia.up.seesaa.net/image/DSC005615B15D.jpg)
アップコンバートしてD/Aしています。
この状態の時、I2Sは352.8KHz/24bitで出力されています。
![DSC00562[1].jpg](https://soundjulia.up.seesaa.net/image/DSC005625B15D.jpg)
DSDへアップコンバートしてD/Aしています。
この状態の時、I2SはDSD5.6MHzで出力されています。
![DSC00563[1].jpg](https://soundjulia.up.seesaa.net/image/DSC005635B15D.jpg)
本体のアナログOUTで試聴してみますと
歯切れよく淀みの無いクッキリとした出音で爽やかに分解しハイスピードなサウンドで聴かせます。
何何に似ているという様な何処のメーカーにもない音、
貧弱な感じは無く正確で緩い感じの無いアスリート系の音ですが、硬いとかきつい感じはありません。
¥100万超えの高級高額CDPの出音と比較した場合、
低域の押し出し感や厚みは高額なCDPの方があると思いますが
その分遅くて何らかの音作りされている癖を感じる出音に聞こえると思います。
このTRV-CD6ES
低域も分解能が高く濁りが無く立ち上がりはモチロン立下りも速く
力強く締まっていてベースやドラムはドロドロするところが無く力強くて瞬発力ある音で聴かせます。
モニター系の音と言うか、ミキサーのモニター出力から繋いで聴いている様な鮮度感と
子気味良い抜けとキレ感があり楽しいです。
真空管バッファアンプの方へ繋ぎ変えて試聴しますと
真空管の持つしなやかで綺麗な感じの要素が入りこれはこれで面白いです。
真空管のイメージで「温かくて柔らかい音」そんな感じや
トロンとして鈍くなる事は無くソリッドステートとの出音の違いのみを感じます。
UESUGIの真空管アンプに感じる緩くて角の立たない
ボッサリしたピンボケ感は微塵もない精緻なサウンドですし
300Bのシングルアンプに感じる綺麗で儚くて細い感じもありません。
付属球はエレハモなのでワイドレンジで癖の少ない現代球のサウンドになりますが
天板はプラスネジ4本外せば外れますので
球をビンテージ球へ交換して球ころがしで好みのサウンドへ追い込むことも可能と思われます。
このCDPの最大の特徴であるI2S出力を
I2S入力付きのDAC DiDiT DAC212SEへ繋いで試聴してみました。
¥100万越えの高額CDPや高額トランスポートを使用して
S/PDIFの同軸や光でDACと接続する場合と比べても
このI2S接続の出音で感じる鮮度感は超える事ができないと感じました。
価格から考えて恐ろしい程コスパ抜群のCDPと思います。
再生しながらアップコンバートを切り替えてもDAC212SEのD/Aは気持ち良く切り替わり再生します。
ネットワークオーディオやリッピングして
ストレージに貯めて再生する事が嫌いな方で
鮮度感の有る明快な出音が好きなら使えるCDPと思います。
トロンとした音の感じやブヨブヨの柔らかい音、
厚く野太い低音が好きとか、ヨーロッパ系の芸術性や艶感を求めたり
何らかの固有の癖がある音が好きな方の場合は受けない音になります。
本体出力のアナログOUTのソリッドステートRCA出力で聴く限り
録音スタジオの調整卓モニターOUTから繋いで聴いている様な鮮度ある出音感です。
MUSASHIと合わせて試聴しますと
力強いのにスカッとした切れと迫力ある音で聴かせてくれます。
今日、試聴する限り素晴らしいと思いますので店頭展示用で購入する予定ですが、
今はまだ発売されておりませんので入手は不可...。
年末〜年始にかけてお借りできるという事ですので
しばらく色々試して試聴させていただきます。
![DSC00559[1].jpg](https://soundjulia.up.seesaa.net/image/DSC005595B15D.jpg)

