2019年11月05日

ミニコンポが持ち込まれました...。

営業時間前に「ごめんください。」と聞こえてくるので玄関まで行ってみると
古そうなミニコンポのアナログプレーヤーを抱えたお年寄りが立っていた...。

「どうしましたか?」と訊ねると、
「レコードが聞けんようになったんだけど、調子見てもらえんかなぁ〜」と...

「立ち話も何なので、中へどうぞ...どんな感じになりますか?」と訊いてみると
「音が出ないんだよねぇ〜針かえたら聴けるかなぁ〜」と

取りあえずプレーヤへ電源を繋いで動作させてみると難なく動き問題なし、
針の方も折れも曲がりも無くダンパーの経たりも無い...。
音も問題無し...。

「ここで鳴らす限りではレコードプレーヤーはOKですから
 これを繋いでいるアンプなどが悪いんじゃないですかねぇ〜」と私

「悪いけど、そっちを持って来たらもう一度見てもらえんですか」と言われるので
「良いですよ、壊れている場合は修理できないかもしれませんがそれだけは了解してください。」
という事でしばらく経ってコンポ本体を持ち込まれたので
機器を受け取り後で連絡するという事で色々診てみました。

掃除機+クロスで概ねクリーニングしてから調子を見ました。

1985年製造のVictor製ミニコンポ
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CDのトレイはウォークマン タイプのドライブが飛び出します!
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取り出せますので、出して持ち歩けるという感じですね!
内部はチリやホコリで汚れていて、ピックアップは真っ白でした...。

レコードが聴けないという症状は、接触不良とガリが原因

色々動作させてみると、ぎこちない感じで動きますので
ボリュームのガリ取りにスーパーコンタクトオイルを塗布からスタートで色々手を付けました。
CD部分もクリーニングすると完全動作するようになり
カセットの駆動系だけはドライブベルトがNGの為、不動
肝心なレコードは繋げば聞けますから
取りあえずこの状態まで復活していれば壊れるまでは使えるのでOKとしました。
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それ程多くない出来事ですしミニコンポも扱う事は無いのでビデオに撮っておきました。
CDが石原裕次郎が入ったままになっていたのでそれを利用しました。
カメラSONY RX100M7内蔵マイクで空気録音

取りあえず一通り終わって気が付くとお昼を大きく回っていたので近所の更科へGO
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ランチの味噌煮込みうどん定食
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商売としてはボランティアですが、自分の父親が生きていた場合を想定すると、
殆ど年齢の差がない感じのおじいさんでしたので気持ち良く引き受けました。

お引渡し時に使い方を説明しながらボタン類に丸い色付きのマークテープを貼りつけ
私の手書き説明書を渡し「ココと、ココを押して...。」みたいな説明でレクチャーし
使い方を理解いただいた後お帰り頂きました。

何を思い立ってレコードを聴く気になられたのかは伺いませんでしたが楽しまれていると嬉しいです。


タグ:ミニコンポ
posted by SoundJulia at 19:38 | Comment(0) | その他のできごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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