2019年06月11日

KT-88 シングルアンプ

当店のオリジナルアンプSJ-6BQ5&SJ-6L6で
お世話になっているトランス屋さんと共同でKT-88を使用したアンプを作りました。

KT88シングル・ステレオアンプ

入力3系統(RCA端子アンバランス)

出力4、8、16Ω端子・バナナプラグ対応

出力:無歪11W、ピーク出力15W

周波数特性:20Hz(-1db)〜20kHz(-3db)


使用真空管:6BL8(ECF80)×2本、KT88×2本

6BL8の5極部による初段増幅、

6BL8の3極部によるドライバーおよび出力管KT88のバイアス設定動作

KT88は純ビーム管接続による固定バイアス・シングル動作

(バイアス確認メーター付き)


出力管KT88はウルトラリニア接続や3極管接続にせず、純粋なビーム管接続で使用し、

この球本来の能力を目いっぱい引き出すための電圧設定、

固定バイアス・前段の低インピーダンスドライブにより、KT88のドライブ電圧・波形を崩すことなく

しっかりと入力するオリジナル回路設計、

また出力トランスはKT88の最適動作に合わせて特別設計したものを組み合わせることにより、

シングル動作では最大級の無歪11W、ピーク15W(RMS)の出力を得ています。


シングル動作の特徴は、大出力のプッシュプル動作とはちがって

出力時のスイッチング歪みや過渡特性の悪さが出ることがなく、

入力信号に非常にスムーズで、伸びやかな反応・音質が得られます。


シャーシ、トランスカバー等、ワンオフで板金した手作り
焼付塗装、シルクスクリーン印刷
アルミ削り出しの軸へ無垢の黒檀を削り出して被せたツマミ
内部は手配線で基盤の使用はありません。
やれる事は全てやったアンプとなっています。
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KT-88では最高峰と言われているイギリス製のGEC茶ベースを付けました。

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バイアス調整のメーター
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SJ-6BQ5と比べてみると、本体とトランスが大きい...。
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人気球のKT-88は高額なので、
プッシュプルで4本揃えるとなるとかなりの出費になります。
スイッチング歪が無く過度特性が良好なシングルドライブで作り込み
球2本で力強さを損なう事なく十分なドライブ力を出せるようにしております。
連続最大出力11W+11W(無歪)瞬間最大出力15W+15Wです。(^^♪
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何度か試作して作り込みましたが
こちらは1台のみの製作で製品化いたしませんが
お気に入りいただいた方にはお譲りいたします。
GEC真空管付き¥35万(税込み)です。

硬い38CmウーファーのTANNOY SuperRedMonitorを軽々ドライブしています。
低域は締りがあり力強くブリブリと弾みます。
抜け切れ良く快活な中高域でラッパは伸びやかでシンバルは切れます。
シングルドライブでよくあるナヨナヨ、フニャフニャ感は無し
スピーカーインピーダンスは4/8/16Ω対応!
ボリュームをひねれば、普通に聴くには必要のない爆音領域まで音量は上がります。


ビデオ撮影後、マッキントッシュの純正球で
古いUSA製のKT-88へ付け替えて聴いてみましたが
球の違いで音質も変わりました...。

以下お知らせです。

DIATON DS-4NB70試聴会を開催いたします。

三菱電機DIATON佐藤氏の進行による試聴会です。
場所は当店で行います。

L/R2本の通常使用から4本使用のダブルスタックへ変更します。
予想だにしない凄みのある出音となります。(^^♪

開催日等
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6月29日(土)
・1回目:13:30〜
・2回目:16:00〜

6月30日(日)
・1回目:11:00〜
・2回目:14:00〜

店が広くない為、予約制とさせていただきます。

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タグ:KT-88
posted by SoundJulia at 16:37 | Comment(0) | アンプ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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