家を新築されているお客様より
オーディオルームの設計を依頼されておりまして、もう少しで完成となる予定です。
外観
![IMG_0197[1].jpg](https://soundjulia.up.seesaa.net/image/IMG_01975B15D.jpg)
家の設計は、
三河の佐久島に有る、おひるねハウスを設計した南川さんのデザインです。
電源環境
![IMG_0200[1].jpg](https://soundjulia.up.seesaa.net/image/IMG_02005B15D.jpg)
マイ柱ではなく、道路に立っている電柱からの供給です。
柱上トランスはV結線で、4件ほどの建物へ供給されています。
余談ですが、
高音質電源は、何故かマイ柱と言われていますが、
キュービクルの方が絶対優れていますので
庭へ電柱を立てる勢いがあるのならキュービクル電源をお勧めいたします。
電力メーターの箱がカッコ悪いという事で、施主様がパナの白い箱へ変えています。
![IMG_0199[1].jpg](https://soundjulia.up.seesaa.net/image/IMG_01995B15D.jpg)
玄関
私の設計ではないけど、SoundJuliaの入り口に少し似ている(笑)
![IMG_0198[1].jpg](https://soundjulia.up.seesaa.net/image/IMG_01985B15D.jpg)
SoundJulia
![DSCF0110[1].jpg](https://soundjulia.up.seesaa.net/image/DSCF01105B15D.jpg)
オーディオルームへ入ったところ (未完成です。)
![IMG_0196[1].jpg](https://soundjulia.up.seesaa.net/image/IMG_01965B15D.jpg)
下へ並べてある木(胴縁)は、天井へ付ける材料となります。
付けるピッチをどの様にするか、とりあえず床へ並べて塩梅を確認しています。
素材は松の特上です。
スピーカー側は反射率を上げ送り出して、徐々にピッチを変えて試聴位置で収束を早めます。
これはKOTOBUKIさんが手掛けた大きなライブハウスでも採用されましたが
周波数特性を測ると、天井を造作した後の特性の方が、
施工前のに有った凸凹が改善されフラットになる効果があります。
この様に天井や壁が平面で覆われている四角い部屋の場合、フラッタエコーが出ますし、
スピーカーから放たれた音の反射が大きくなり、床と天井の反射も強くなりますから
何も対策しない場合、こもって抜けの悪い音になります。
鉄筋のマンションは特に反射が強いですから
TVの音も、普段の会話も聞き取りにくい感じの部屋の場合、
何かしらの対策をしませんと、オーディオの音は終わっています...。
良い音を聞きたい場合、機器のグレードを上げるのではなく
先に何かしら部屋の対策が必要と思います。
腰壁
![IMG_0195[1].jpg](https://soundjulia.up.seesaa.net/image/IMG_01955B15D.jpg)
腰壁に開いている四角い部分の中に低域を吸収する仕組みが隠されています。
吸音材に、一般的に使用されるグラスウールを利用した場合、
高域吸収が優れ、低域エネルギーの吸収が難しい素材となりますから
低域を吸収する事を考えた場合、多くの材料と空気層が必要となり、壁の厚みも40cm程必要になります。
これではスペースが狭くなりもったいないので
今回は、普通に作る壁の中へ仕込める素材と構造を考えて部屋の広さを確保しました。
![IMG_0192[1].jpg](https://soundjulia.up.seesaa.net/image/IMG_01925B15D.jpg)
腰壁の直線的に奥へ伸びるデザインが、見た目の錯覚で奥行きがある様に見えて、
奥のコーナー部分、上へ延びる直線が天井を高く見せます。
スピーカーを置く壁のコーナー部分を斜めカットして、形を鳥居状に造作し、
コーナー部分に溜まる音と反射をコントロールします。
鳥居の下は、低域がこもらない様、腰壁同様の低域吸収装置を隠しています。
部屋の壁や天井は、通常、プラスターボードで作りますが、
音質的に良くない為、上質の合板で作り込んでいます。
合板の上に壁紙を張り付けると、壁紙の素材で反射音が変わりますので
この壁は、部屋の環境も音響的にも優れた特殊な塗料をローラーで塗っております。
写真を撮っている後ろ側の処理は、音の吸音率を上げ低域も吸わせています。
つまり、コンサートホールと同じ様に、
演奏するスピーカー位置では反射が高く、試聴位置以降の吸音を上げて
音が出たら、音はリスナーヘ飛んできて、
それ以降は前に戻る反射を抑える為、後ろで吸う感じにしています。
この状態で会話した場合、ややライブな感じで綺麗に声が通りますので
仕上げて行くに従い、ライブ感が減って整ってくると思われます。
![IMG_0194[1].jpg](https://soundjulia.up.seesaa.net/image/IMG_01945B15D.jpg)
この部屋にはオーディオ装置はスピーカー以外置きません。
隣の部屋へ全ての機器がセットされ、リモコンはこの部屋から操作できるようにしています。
電源は、専用電源を引き込んでおりまして、
一般的に使用するコンセントやタップなどもなく、接点を極限までに減らし、
オーディオ機器のインレットへ直接電源を接続できる
ダイレクト接続として超高音質を狙っています。
もちろん、大地アースも用意しました。
入力1点接地で、入口からノイズや電位を吸引し
機器ボディーの電位は0Vを狙います。
機器間のアースループは全くない接続にして、
高S/Nで濁りの無い澄み渡った音を狙っています。
また、低音吸収と何度も出ましたが、高域の吸収は、
カーテンでも、人間(笑)でも、ソファーでも、市販の吸音材でも簡単に吸収できますが、
低域の吸収は難しい為、
市販されているオーディオ用のパネル等でも低域改善を謳っているアイテムはありません。
有るとすれば、音響建築のKOTOBUKIさんが販売している音快速 極低だけでしょうか?
ですからこの製品を取り扱っています。
色々と部屋の対策をチャレンジされた方の方が解ると思いますが
(低域の吸収が一番難しい為)
こもる様な帯域が最後まで残る結果になる事が殆どだと思います。
オーディオルームは、機器を買い替える以上のお金が掛かりますし
オーディオが趣味でもない方から見た場合、
無駄に贅沢なお金の使い方だと感じられるかもしれません。
しかし、オーディオが無いと人生が楽しくないと感じられている
オーディオ中毒になっている方の場合、幸せな空間を得る手段だと思います。
やるぞ〜!と決められる方の殆どは、
新築や、リフォームを兼ねて手掛けられます。
年齢的には、50歳以上の方が有意義な人生を楽しみたいと決断されることが多いです。
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