近年のアンプは低インピーダンスドライブには強いのですが
旧型の ハイ インピーダンスのスピーカーを鳴らすと...。
古くから(デジタル音源の無い頃から)
オーディオを趣味とされている方にとっては
最新のオーディオ機器の音に
耳がなじまない感じを受けている方もいらっしゃると思います。
ちょっと前はSACD
今はハイレゾ音源やPCオーディオなど...。
また、近年のアンプやスピーカーの音は
綺麗でフラット、味わいやコク等の要素が薄く
さらっとして空間豊かに広がる感じのサウンドの物が多い...。
これを何とかしようと考案したトランスになります。
使い方は、
アンプのスピーカー出力をトランスの一次側へ繋ぎ
二時側をスピーカーへ繋ぐだけです。
大きさはこんな感じ
右はCDケース、意外とデカイです。
現代アンプでスピーカーを鳴らしたとき、
味わいが薄く濃さが出ない
こんな時は、ハイ インピーダンス スピーカーじゃなくてもOK
8Ωのスピーカーの場合、
アンプ側8Ω:スピーカー側8Ωで接続し、
アンプの音を音質変化させて楽しむ事ができます。
乗っかっているのは
サンスイ AU-α907NRA
これに+トランス+JBL4428で聴くと
サンスイ独特の
中低域が厚く若干ゆるい泥臭い感じが
ブリッと締り質感の良い低域へ変化
上がきりっとして光る高域は
音色が乗り中音域は濃くなる感じになりました。
教会でパイプオルガンをバックに聖歌隊が歌う音楽など
空間豊かに奥行きも深く出て気持ちよく聞けます。
聴いていると4428を忘れる感じっていうか...。
質感が上がったJBLサウンドに聞こえる(笑)
アンプを交換、
アキュのP-800で試す。
アキュ単体の場合、
目鼻立ちの良いクッキリサウンド
スカッと抜けて高解像度で洗練された音、
しかも低域は締りがあって抜群のドライブ力で聞かせます。
これにトランスをプラスすると、
音の質感や音色は
アキュで鳴らしている感じは無くなります。
最新の高音質録音物ではなく
普通のソースやアナログマスターの古い音源などの場合、
まるで、
4Kの高精細TVで時代劇を見た場合
かつらの毛の生え際や
顔のおしろい
もろ大道具を感じる景色が
少し前の発色が良く意外と解像度も高い
ブラウン管最終型のTVで見ているように変化し、
大道具は雰囲気がある様に見え
おしろいや毛の生え際は
分からない様にごまかされ...
あまりにも細かいところが見えていると
冷めて萎えるんですが、そこがリアルに見えて気にならない場合
物語に入っていけるみたいな感じに近い変化とでもいうのでしょうか...。
特にアナログマスターをCD化されたものはその様に聞こえます。
ローファイに聞かせるわけではなく
必要な部分がより濃く出て
あまり必要でない部分がそぎ落とされる...
みたいな感じです。
現在の仕様は試作ですので
本チャンの製品では
一次側と二次側は同じプレート上に作らなくて分けます。
ターミナルも、良い物へ変更し、
トランスの巻き線からダイレクトにターミナルへつけようと考えています。
トランスドライブにする場合
EARの様な琥珀色の濃さや艶
ウエスタンの様な低音や中音域の濃さ
ラックスマンの様な厚く優しい感じ等
極端な癖を付けるかどうか悩みましたが
さらりと音が出て聴いていると飽きるようなサウンドを
聞く気になる音へ変化させる様にチューニングしました。
トランスは機械巻ではなく手巻きトランスです。
気を使ってしっかり巻いていますので
巻き線は本当に綺麗に揃って巻かれています。
コアの使い方とコイルの巻き方を工夫していますので
トランスを付けたら高域が鈍り
音が重く、反応も遅くなって
解像度も無いみたいな感じだけは避けていますので
その様な感じには聞こえません。
スピーカーからの音離れも良く
空間も出ますし、
混濁感も減ります。
石のアンプへ直接繋げるスピーカーケーブルは、
アンテナ効果でアンプ内へ外界ノイズを引き込みますが
トランスのアイソレーション効果で遮断
スピーカーからの逆起電力も抑えが効きます。
大出力のトランジスタアンプへスピーカーケーブルを直接接続するより
何故か低音がドロドロになりません。
もう少し研究しますが
今の状態で楽しく聞けますので
すでに成功していると言って過言ではないです。
貸し出ししてご自宅で試聴できるように考えています。
スペック等教えてください
購入の検討をしたいと思います
高能率、ハイインピーダンスのビンテージスピーカーに現代のアンプを繋げて、「良い音とが出ない」とか言っている方が多々お見えになるのですが、その様な方に使用していただきたいと考えて試作しましたが、この様な物を利用するという考えが無い様で、アンプの買い替えとか高音質化にならない散財を繰り返す方が多く、飽きれてやめました...。
ブログ内容を読みました。
至極残念でなりません。
もしかしたら、令和の時代こそ、