HA-1のケーブル替えは、
ケースから内部ユニットをごっそり外して交換しなければいけませんでした。
2重シャーシって感じです。
電源ケーブルは、
内部ユニットの側面を通り、フロントパネルのパワーSWへ行っています。
(交換完了後)
SW接続部
純正の電源ケーブルには、極性表示がありませんが、
コンセントプラグの差し込む方向ををひっくり返し音を聴いてみると
かなり音質の差がありますので、電圧を測ってみました。
ボディーと大地間の電圧です。
逆:約35V
正:約4.6V
3Pコンセントプラグで合わせましたので
コンセントの極性が間違っていない限り正しい方に合います。
壁コンセントって、
極性が合っていない時がよくありますので
確認した事の無い方は、確認された方が良いです。
今回のHA-1
正しいとS/Nが良く、音はクリーン!
逆だと濁ってもさっとしています。
話は飛んで、
最近聴いているSPU達
AEはアームに合わないので中を出して
シェルへ付けてみました。
SPUは、GTのトランス内臓型が好きなんですが、
今回のAEシェル換装は、外付けトランスを付けて聴いてみます。
右の赤いのがトランス
銀線コイルの為か、鮮度の高い冴えた音を出します。
ワイドレンジで、高域の伸びと分解が良く、古臭い感じの音ではないです。
残響も綺麗で、フュージョン系もガンガンに行けます。
この木の箱は、イレイサー
カートリッジのコイル(鉄心)等を消磁する機器、
これでイレースすると、
硬くなった、癖っぽい、濁る等の感じが一発で無くなります!
カセットデッキのヘッドを消磁した感じと同じような感覚ですが、
カートリッジの方が、変化が大きいです。
その右は針圧計、
両方あると便利!
今回のAEは、4.0gがベストの音を出しました。
軽いと、なんとなく高域がサチって音が濁り、
重いと、テンションが低く、面白くない...。
ピッタリ行くと、弾むような低域になり
全体的にエネルギー感が出て、
ザワザワ感が無く、高域は良く切れて抜けます。
0.2g違うと今ひとつの感じになります...。
針圧の大きなカートリッジを使う時、いつも思うのですが、
シュアの様な軽針圧でレコードをかけるのと
4gの重針圧でレコードをかけるのと、
どれほど音溝のダメージが違うのでしょう?

