2013年03月06日

Vivヘッドシェル

お客様から「シェルを試してみて」と受けとった。

早速組んで聴いてみる...。

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シェルの上に付いているねじを締めこむと
カートリッジを羽交い締めして共振を防ぐという構造になっています。

ネジを締めない場合、
そこそこ抜けの良い音がするシェルって感じですが、
締めると、雑味やにじみが減り、微小信号の解像度が上がり
ピント、ピッタリのクッキリした音へ変化しました。

締めれば締めるほど、この傾向が強くなるのですが、
腰高のバランスになり面白くなくなるので
適度なところで調整する必要があります。

一旦外し、ジュリアのカーボンシェルワッシャを取り付け
コンタクトオイルで処理
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組み上げるとき、
カートリッジが傾かない様に真っ直ぐ取り付けます。

DSCF0109 (400x265).jpg

もう一度同じように試聴すると、
全体的なfレンジの広がり、低域の充実感
全体的なエネルギー感の向上などが直ぐに感じられるようになり、
羽交い締めのネジを締めこんでも
腰高でハイバランスになる感じが無くなりました。

このシェル、価格が高い事と、
指掛けが前についているので使いにくいというか
アームリフター付きのアーム以外は使い物にならないところがマイナスです。

しかし、よく考えると、
羽交い締めは、すでにジュリアのコンセントプレートで採用しています。

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横から見ると

DSCF0103 (400x266).jpg

カーボンプレートと、ステンレスプレートの間に隙間があり、
この隙間は、鋼球をで挟んで締める構造によりできています。

反発する力が生じる構造となり
ただ合わせて締めるよりも、圧倒的な剛性を得ている構造になります。

締めこむ強さで、音の調整ができますので
Vivのネジを締める事と考えは同じですね!

このシェルの音が気に入った方は、
ジュリアのコンセントプレートも気に入ると思います。わーい(嬉しい顔)

手持ちのカートリッジ
オルトフォンのMC30Wを見ると、
1点ではありませんが、
シェルと本体との間に隙間ができる様になっています。

DSCF0113 (348x400).jpg

ピンと閃いた方も多多いらっしゃると思いますが、
Vivのシェルは¥26.250-もするので、
普通のシェルを使い、
シェルとカートリッジの間に
何かを詰めてネジを締めれば
Vivと同じような効果が期待できる様になるという事です。

出来ればドライカーボンの小さな破片があればベストかもしれませんが
身近にある物を色々挟んで試すと音質が変化し面白いと思います。

面白い物を試させていただきました。


posted by SoundJulia at 14:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | アナログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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