まるでシールド部屋...
何かの実験室みたいになってきました。
これは、カルムというアルミ製の吸音材なのですが
コンサートホールの残響調整に使われている素材なんです。
こういう特殊なものを使うと
音響事業絡みで色々な方が来られるのでビックリ...。
カルム製造メーカーの方が
近くに来ていると言う事で来店され見学...
カルムの背面に作る空気層の作り方に、
ノウハウがある事を細かく教えていただきまして、
効果を上げる為には、
壁の構造変更が必要という事が分かり、
壁の一部を構造変更、少改修する事になりました...。
作りかけのこんな部屋ですが、
プロの(騒音・振動環境計量士)の方からは、
「この状態で、音響障害が殆ど無いですね」
なんて嬉しい事をいわれました。
そんなお話を伺っていると、
小型平面スピーカーの試作品を持って来られた業者様が登場!?
今日、特に面白かったので紹介します。
今は工事の最中と分かっているのですが
何と!ここでデモ試聴する事に...
わき目も振らない一直線の行動にビックリ!
準備しています。
ポールタイプ
内部は、フルレンジの小型平面振動板が縦に並んでいる構造なので
指向性も、これまた縦に一直線...。
スピーカーの正面は、音が飛んできますが、
30度もずれると、いきなり弱くなる...。
真っ直ぐな指向性なので
リスニングポイントは一点...。
使用用途は
ニアフィールドで、限られた環境が良い感じです。
例えばカーオーディオ、
車に乗っている場合、
シートからは大きく動けないので
座っている人に照準を合わせれば
かなりHiFiサウンドなカーステになると思う!
ユニットを見ましたが
振動板はカーボン製、
音は反応が速く俊敏なレスポンス!
fレンジ的には、ボーカル帯域がメインとなりますが、
力強く芯のある音、
真ん中がしっかりしている為か、
安物のAMラジオっぽい感じにならなくて、
意外と広く聞こえる!
ユニットは超小型、
音の反応の良さと
しっかりした中音域に魅力を感じる...。
続いて平面板に
振動子を付けた物
いわゆる
ボイスコイルにあたる部分
こいつは癒し系のサウンド!
ナローで、ビンテージサウンドっぽい感じが面白い!
四角い部分の凸から高域が放射され
板にくっ付いている方からは低域振動が板に伝達され
大きな平面振動板となる感じです。
このスピーカーは
わけの分からないガレージメーカーの物ではなく
大きな会社の、
音響環境研究所に在籍されている方の試作品なのです。
これ以外のスピーカーは、
すでに製品化され、
世界特許を持っているなどして
実際に販売されています。
この超不景気といわれる中、
自由に発想したり
研究したりする事ができる環境を
ドーンと、与える事ができている会社に凄さを感じ、
他所ではしない事をしている事が
成功の秘訣なんだと感じました...。
今、試聴して遊んでいる場合ではないのですが、
そんなこんなで改装は進んでいます...。
つづく...
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