2024年12月22日

DS-Audio DS-E3

少し前から取り扱っているDS-Audio
当店の常設展示、試聴機可能機は「DS-E3」最新型でコスパに優れた製品です。
・カートリッジ:¥125,000-
・フォノイコライザー:¥150,000-
(DS-E3は東海地域で試聴可能な店は当店だけです。)

先日も試聴希望のお客様が来店され
持ち込まれたれコードを一曲ずつ5枚程度かけかえて試聴...

「今まで何度も聴いたれコードだけど、こんな音が入っているのかと思うほどの分解能だね!
 レコードを変えると、録音の違いがあけらさまに分り◯◯カートリッジで聴いている
 というのが分かってしまう様な固有の音クセがまったくない...。」

「アタック音の立ち上がりと立ち下がりも驚くほど反応が良いし
 低音重視の出音とか、ハイ上がりを感じる事がなくワイドレンジでフラット」

「これって、本当に今使用中のプレーヤーで使えて、
 カートリッジと専用フォノイコを買えばいいの?」

こんな感じのコメントを頂きました。

一般的なレコードプレーヤーの場合そのまま使えますが
フォノイコライザーだけは光カートリッジ専用が必要となります。

という流れでご注文をいただきました!!


昭和の時代からレコードを聴いている世代(私も含めます)では
MM/MCが一般的で、こういう製品は敬遠してしまいますが、
数万円の普及品カートリッジで聴いている音と
それ以上の高級品カートリッジでで聴く音は
高額製品独特の出音や音色、表現などがあり面白いのですが
カートリッジ1個が高くお金がかかり、プレーヤーやアーム、
MCトランスまたはハイゲインイコライザー搭載フォノイコなども高額になります。

こういうのは趣味の世界なので
例えばSPUを鳴らすのに大枚はたいて色々揃えるのも
ある意味で芸術的要素が入る面白い遊びになるのですが、
SPUのビンテージカートリッジを買って音が出る状態でも
100%ダンパーが経年劣化していますので修理が必要...。
新しいSPUでも組み合わせにより思うような出音にならない場合のほうが多い...。

このDS-E3の場合、SPUやシュアーの様に固有の表現と音で聞かせるのではないので
固有のクセみたいなものがなく驚くほどの高音質で再生します。

カートリッジとフォノイコ合わせても驚くほど高くならないので
普及品からもう少し上級品でハマることなく高音質を目指される方には
持って来いの製品と感じております。

独特の出音感、芸術性重視、〇〇製品の出音が好きという方にはウケませんが、
一般的なDL-103(Sも含め)やテクニカのVM式、MC33系 程度から
更にレコードの音を良くしたい...という方にはウケると思います。

フォノイコもDS-Audioの製品以外でも
色々と販売されていますので
好きなメーカーがあればそのメーカーの特徴とあわせた出音になると思います。
現在、下記写真にある製品がDS-Audio以外で販売されている
光カートリッジが再生できるフォノイコライザーです。

真空管アンプの上杉研究所やSoulnoteが参入してくるあたりが面白いです。
メーカーに採用理由を訊いたわけではありませんが、
フラットかつ音クセの無さと高分解能で高性能な出音が気に入っているのではないかと想像します。

光カートリッジ対応機&回路情報 - DS Audio|Creating the future of analog music - Google Chrome 2024年12月22日 日曜日 12_27_40.jpg
光カートリッジ対応機&回路情報 - DS Audio|Creating the future of analog music - Google Chrome 2024年12月22日 日曜日 12_29_09.jpg

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2024年12月17日

オーディオ専用分電盤工事 その6

分電盤のドライカーボンベース
カーボン業者とマシンへプログラムする本番の最終図面チェックも終わり加工の順番待ちとなりました。
年内の加工は立て込んでいて雲行きが難しいという事なので来年の完成が楽しみです。

お客様からアイソレーショントランスで使用するパワコンプラグが送られてきたので取り付けました。

ノイトリック製の大容量パワコン
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プラグを見るとケーブルを接続する位置がアース側と電源側で違う...。
長さをキッチリ合わせ、センター出ししませんと締付キャップが閉まらない。

上手いこと現物合わせでセンターが出ました。
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完成です。

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残り半数の端末処理とプラグ取り付けがありますが、
年内にすべて終わらせて分電盤完成後、直ぐに取り付けられるように準備します。
posted by SoundJulia at 12:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | オーディオ専用分電盤工事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月16日

サウンドジュリア 特別受注品


お客様のご希望に合わせて製作する当店の受注品が完成しました。
スピーカースタンドペア
高さやサイズなどお客様の希望へ合わせて製作しております。
高さ調節可能、天板交換可能で、将来載せるスピーカーのサイズが変更になった場合
天板を付け替えれば買い替えの必要がありません。

最高級ブラックウォールナットを使用したスピーカースタンドです。
完成に至るまで音的に何度もテストしていますので
木製スタンドで使われる安価な素材MDFや集成材製の様なボケた音は出ません。

底部のベースは、オーディオボード構造
スのない板でベイマツ合板を作りその回りを
ブラックウォールナットの板を剥いで巻いております。
支柱は無垢材
天板も無垢材です。

金属製スタンドや制振スタンドには無い豊かな音色と表現、
見た目の豪華さまでも味わうことができる逸品と思っております。


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B&W SS25 を載せているスタンドとのショット
SS25スタンドの下はスピーカーベースボードです。
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C41 The Angelus
木工の匠 「直」による超絶技巧ハンドメイド作品

当店のハーツフィールドに使用しているアンジェラスを見て
JBLのお客様から「俺も欲しい」と注文頂いて製作した作品です。

今回は周りに象嵌入っています。
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まるで縁が光っているように見えます。
箱は完璧なピン角、木目合わせ等、超高精度に作り上げられれいます。
ダラッとした感じは微塵もありません。
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裏はこんな感じです。
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お客様の希望で、リード線にWestern Electricのブラックエナメル絹巻単線を使用します。
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エナメルを剥がすと導体はすごく綺麗です。
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打ち合わせで075をSJ-SIドライカーボンで抑えて固定する方法を採用です。
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ハーツフィールドへ使用しているアンジェラスと並べてみる...。
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比べると、やはり縁が光っているように見えてカッコいいです。!
この象嵌は、匠のサービス技で無料だそうです...。
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2024年12月14日

オーディオ専用分電盤工事 その5

内職です...。

分電盤の小分けブレーカー以降へ接続するダイレクト給電用ケーブルの端末加工をしております。

ケーブルは3.5sq CVV-S 静電シールドケーブル
被服を剥いで整線
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メタルカーボンプラグでガッチリ食いつきます。
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取り合えずこれだけ加工したら力尽きました...。
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2024年12月11日

オーディオ専用分電盤工事 その4

昨日、圧着端子が入荷したのでお客様と幹線を引き込み、
分電盤が出来るまでの間、
幹線のエージングを兼ねて音出しできるように配線しました。

今回は、その写真はございません。

ご自宅へ到着して私が運んできた幹線ケーブルを見てお客様が開口一番
「電源のデモで来た業者は8sqのケーブルだったけど、ナニこの重たくて太いケーブルは...。」

イッちゃってる方の
イッちゃってるオーディオの為の
イッちゃってる電源なので...。(笑)

分電盤仕様の最終打ち合わせの結果
ドライカーボンは、この写真のボード厚から倍の厚みになります。
流石にイッちゃっています。(笑笑)
ドライカーボン業者へ発注しました!

よくある樹脂製の分電盤とは大きく違います。
強度、振動伝搬、導電性素材...etc。 大地アース落とします。
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写真はございませんが
仮配線は、ブログ、その2の電源タップと幹線が写っている写真の
極太幹線へ圧着端子を付けてメインブレーカーと接続
その反対はIECプラグを付けタップからオーディオ装置に給電できるという感じ。

到着時は壁コンセントの給電で音が出ている状態だったので
幹線の仮配線後、音の入口機器を繋ぎ直して同じ曲を同じボリュームで音出ししてみると
音は締まり力強さとエネルギー感が増し残響がより長く聴こえるけどミスト感が付きまとう...。

コレは何時もの事で、ミスト感は最初の3時間程度が最もひどく、
このまま聴いていると音が変化していく感じがよく判るのでお客様と二人で聴いていると
30分程度でググッときまして1時間でミスト感が去り、1時間半で透明感が出てきて
分解能が上がり始め音場空間は広くなり残響も綺麗になってきました!

お客様が一言
「良いんじゃない!と、ほくそ笑む」

「この感じなら、今日はドンドン音が変化していきますので
明日、もう一度同じ曲を聴いてみてください。」 と私は帰りました。

私が帰った後、直ぐにお友達が二人来訪されたとかで
三人で聴いていてもドンドン音が変化していくので
お友達がビックリされていたと連絡が入りました。

で、1日経って
「もうこれで十分と思えるぐらいで鳴っています。」とメールが(笑)

イヤイヤ、仮工事なのでまだ盤がついていません。
現状の仮工事では各機器へのダイレクト給電が行き渡っていない...。

音変わりは3日間は激しいので、明日も変化は止まらないと思います。
分電盤の取り付けは来年になると思われますが先が楽しみです。

長いお付き合いのあるお客様なので
一緒に楽しんでいただけてノリノリで行う改善工事は楽しいです!

posted by SoundJulia at 19:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | オーディオ専用分電盤工事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月08日

某メーカー新型スピーカー プロトタイプ試聴動画!

今回はティザー動画です。

下記写真をクリック願います。
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posted by SoundJulia at 14:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | スピーカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月07日

オーディオ専用分電盤工事 その3

分電盤の加工順番待ちで時間があるので
ブレーカー配置のシュミレーションをして図面を書きました。

概ねこんな感じの配置
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ブレーカーの仕様書で穴あけ位置やサイズの確認と、
もう一度ブレーカーを並べてみて図面を書きました。
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コロナの影響で、電材等も今は入手難
注文すれば直ぐに入手できるという感じではなく
欲しい電材の在庫が無いとか、
あまり使われないケーブなどは特注オーダーで1000m発注なら製造するみたいな返答が来ます。(笑)
今回の幹線は、メーカー在庫が僅かでしたが、なんとか入手出来ました。

圧着端子ですら無いものが多く、
ドライカーボン分電盤のブレーカーで使いたい端子は在庫切れでバックオーダー
昨日電材屋さんから連絡が入り、幹線用の圧着端子が入手できて先に送られてくるようなので、
到着したら、その2のブログの幹線へ取り付けてお客様宅へ出向き仮設したいと考えております。


posted by SoundJulia at 12:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | オーディオ専用分電盤工事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月06日

オーディオ専用分電盤工事 その2

ドライカーボンの分電盤が直ぐに完成しないので
先に引き込み幹線を引き、その先にIECプラグを付け
以前販売していた当店のメタルカーボンタップを使い
仮設電源で直引き電源の音を試聴出来るように考えました。

現在使用されている100V電源は一般的な家庭と同じ電源で、
VVFケーブルで天井や壁の中を通って壁コンセントへ至る電源ですから
この直引き電源へ繋ぎ変えれば音質差を確認できるという塩梅です。

こういう事って実験試聴して納得してから取り掛かるのが普通ですが、
今回のお客様の場合、すでに他の業者により
オーディオ専用電源の仮設工事による体験試聴を今回施工するご自宅で体験済みだそうで
その時も、壁コンセントからの給電と比べ音質改善は大きく良くなったそうですが、
今回のオーディオ用電源工事はその業者さんを採用することなく
私の方へ話がきまして「全幅の信頼ですべてお任せいたします」と言う事になりました。
今まで私が行った工事の結果から間違いなく改善すると考えておりますので
自信を持って当店方式の仮設電源で試聴していただきます。
後先逆ですが(笑)
体験試聴した業者さんのクオリティーを超えた音と評価して頂けると嬉しいです。

試聴方法ですが、タップは機器を4台しか繋げることが出来ません。
音の入口に当たる機器、例えばトランスポートやDAC、
レコードプレーヤーやフォノイコ、プリアンプ
ネットワークプレーヤー、サーバー等が考えられますが
該当するどれかを繋いで聴き比べれば
かなりの変化を体験できると思います。

とりあえず乞うご期待!

被覆が剥いてあるケーブルの先に圧着端子を付ければ配線できます。
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posted by SoundJulia at 18:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | オーディオ専用分電盤工事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月04日

オーディオ専用分電盤工事スタート その1

イッちゃってる方の
イッちゃってるオーディオ装置の為の
イッちゃってるオーディオ用電源工事スタートです。(笑)

オーディオ用電源幹線、分電盤の材料などが入荷しました。

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オーディオ装置がハイエンドなので
極太幹線で電圧降下を防ぎます。
CVV-S 静電シールドケーブルです。
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最強にして最高峰の素材 極厚CFRPドライカーボンベースの分電盤です。
イッちゃってる方の為のイッちゃってる素材で構成します。
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単相三線式100/200 12回路です。 100Vも200Vも切り替え可能です。
ブレーカーの配置はこんな感じで良いかな...
DSC04369[1].jpg

使用する電線(ケーブル)は安価で汎用品のビニルキャブタイヤケーブルは使用しません。
静電シールドケーブルを使用します。
(工場、発電所、プラントなどの制御回路に使用されるケーブル)

電力会社の電力メータがスマートメーターなら
極力接点を減らす為、メインブレーカーを通さずにメーター以降で直結し、
オーディオ用分電盤へ中性線欠相保護付漏電遮断器を付けてダイレクトに引き込みます。

次はドライカーボンの加工を専門の会社へ依頼します。
このボード加工が出来上がるまでの間は
電源幹線を引き込んで、盤無しでも仮に音出しできるようにしてみます。

イッちゃってるお客様曰く独自に幹線の引き込み方を考えているという事ですが
とりあえず仮音出し可能になるようにと考えております。




posted by SoundJulia at 16:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | オーディオ専用分電盤工事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月03日

お知らせ!

ELAC DCB41ですが、
ファームウェアが更新されました。
輸入代理店のユキム、DCB41購入店へお問い合わせいただくか
ELACホームページから最新ファームウェアをダウンロードして更新出来ます。

バイオリンハーモニックトゥイーターのサウンドエンジンが新型に変わりました。

左が新型、右が従来型
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製造元 研究所のコメント

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ニューモデルの特徴は振動部の反発を駒に伝わるように、サウンドエンジンから

音漏れをおさえる効果と共にウエイトを振動部空間にかけています。

従来より20g強 重くなっていることと木軸の材質を長期寝かせた

ヴァイオリン底板のメイプルを使い駒へのグリップ維持を強化しています。

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当店で音を大きくしてバイオリンのソロ曲で試聴してみたところ

今までのサウンドエンジンより低域側まで音が太く出て出音に密度感がありました。


バイオリンとチェロなどの低音楽器と合わせて弦楽器スピーカーとして使う場合

新型のサウンドエンジンのほうがリアリティーがあると感じます。


オーディオ装置のスピーカーと合わせ

小音量で鳴らして倍音トゥイーターとして使う場合

同じ曲で聴き比べれば若干変化を感じます。



posted by SoundJulia at 17:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | スピーカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする