2024年11月06日

JBL ネットワーク N7000 LX5 その2

店は休みですが、ネットワークに使用されているインチネジを買いに出かけまして
ついでに全て交換しました。

左の一個が交換されていたステンレスネジ、右の一個と沢山あるものが購入した鉄ネジ
DSC04343[1].jpg

ネットワーク4個分の24個を交換いたしました。
奥が外したステンレスネジで手前が鉄ネジ
DSC04344[1].jpg

組み上げた後、店のハーツフィールドで使用しているN7000と片側だけ入れ替え
モノラル音源のロリンズのサキソフォンコロッサスの4曲目
始まってすぐのブリブリのベースとドラムがチンチャンチンチャンしているところで
左右を切り替えて聴き比べてみましたが、
ネジを交換する前の音とやはり高域の音色は変わりまして
店のN7000と違いが判らなくなりました。

ステンレスのネジはカラッとして照りが出てチンチンしたきつい音ですが
鉄ネジはコクというか味わいと陰影感を感じる音色に感じます。
高域だけではなく低域の音まで違って聞こえます。(笑)

ビスだけの違いでここまで出音が変化する?と思いましたが
考えてみれば075の能率は110dB、現代のスピーカーは85dB程度ですから
音圧的には約18倍、音響パワーは約320倍程度も違いますので
075はとんでもない高感度ユニットなので、
このわずかな違いでも大きな違いに聞こえるのだと思いました...。

JBL独特のJBLらしい出音は多数の接点や鉄ネジの使用、
錫メッキされた細めの内部配線などで出来上がっていると考えられますから
あの出音が好きな場合は何かを変更してしまうと外観はJBLに見えても出音は別物で
「あんた誰」みたいな感じになってしまうと思います。

20年ほど前に4344のスピーカー入力ターミナルを
有名な高級品へ変えた事があるのですが、あまりにも出音が変わってしまい
元に戻したことを思い出しました...。

メンテナンス済みや高音質チューニング等のうたい文句で売られている商品の場合
オリジナルの出音を覚えている方の場合は
見た目はそのものですが出音は別物で?となると思います。

43系も含めビンテージ品を買う場合で、
あの時聴いた、あの音を求めている場合は
しっかり試聴して購入しないと予想を反した出音で失敗すると思います。

音を変えるという事なら何処を弄っても面白いように変わってしまうと思われますから
変化が大きくて面白いと思いますので好きなように弄って
オリジナルの出音感を無視して自分の好きな音にしてしまう事もアリだと思います。

私の場合のJBL感としては、
4320のドンと鳴ってスッと止まるバスドラの音と纏まりあるあの音が好きですし
4333のアホみたいにクールにキレる高域感も好きだし
4343の音圧を感じて体で聴く出音も好きだし
オリンパスS8Rの臭みと味わいのある音も好きだし...etc。
でも聞き覚えのあるJBLのあの音じゃないと嫌なんです。(笑)


posted by SoundJulia at 18:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | スピーカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする