今日はノッティンガムのスペースデッキHDを弄っております。
最初に色々と確認し、まずは軸受けのオイル交換
色々なところで聴いたノッティンガムのアナログプレーヤーの音のイメージは、
静かでしなやかな音、
コスパが良いのはインタースペース、
上級機のスペーズデッキは柔らかで透明感ある澄んだ音、
HDになると低域の伸びと厚みが増して深くなり、
中高域は雑味がなく澄んで広い音場空間に残響が消えてゆく
うるさくなく繊細で美しい高域のイメージ…。
このブランドのプレーヤーを買うなら
インタースペースを買って色々対策して高音質化するのがお得で
更に少々金を出してHDを買うと最初から酔える音が出ますが
金持ちなら¥100万越えとなる更なる上級機という選択が考えられます。
ブログのモデルはアームがカーボン製ではなく
短期間だけ販売されていたトムフィッチャー考案の
特殊ジュラルミン合金による超軽量無振動パイプアーム付きのHDモデル
モーターの電源は¥150,000-で別売りされていた高精度スピードコントロール付き!
AC SPEED CONTROLLER(Model NAWM)
一般的なカーボンアームとの違いは
カーボンアームは音が全体的にしなやか、
合金アームは澄んだ高域で透明感ある音という感じ…
見た目はカーボンアームはカッコ良く、
個人的な音の好みは音がくっきり出てくる合金アームの方が好き!(笑)
この個体は2017年と2022年に輸入代理店で総合的な整備がなされており全体的に程度が良い!
テストの音出しは美音で品が良くダイナミックなのに繊細なイメージがある高性能な出音の
ゴールドリングのカートリッジGoldring - ETHOS-MCを付けて聴いてみる…。
予想通りスペーズデッキHDとベストマッチな組み合わせだと感じました!
針を落とすと他社のアナログプレーヤーとは違い無音溝の針音がとても静かで、
静寂なところから音が立ち上がり広い空間へ美音な残響が消えてゆく…。
HDのもつ低域の力強さと安定感を伴い透明感ある中高域を
ゴールドリングのカートリッジが輪をかけて凄みを増した音にしている!
TANNOY(SuperRedMonitor)
B&W (SS25)
JBL(ハーツフィールド)で聴いてみると
TANNOYで聞くのがベストマッチで濁りなく精緻で美しい高域、抜けの良い中音域、
雑味のない中低域で無駄な音がなく良く引き締まって見通しの良い冴え冴えした音!
B&Wで聞くと正しく中庸、JBLで聞くとジーパンTシャツのイメージで聴くリズム系が
スーツもしくはタキシードになってしまう音の整い方(笑)
悪くないけどチョット品が良すぎ!
まぁアナログは面白いですね!
CDプレーヤーではこういう音の変化は味わうことが出来ません。
ちなみに当店オリジナルのドライカーボン製のテーパードターンテーブルシートも使いました。
プラッターの上へフェルトシートだと音がウォームでボケて細部の分解能が低い
HDプラッター直置きだと高域が冴えて照りが出て凄い音になります。
(フュージョンと打ち込みの音楽は驚愕な出音感です。)
テーパードターンテーブルを使うと
中低域の密度と深みが増し雑味も更に無くなり精緻な分解能へ向上(笑)
ブログを書きながら八神純子を聞いておりますが、
繊細で美しい高域と澄んだボーカルが絶品です!
TANNOY SuperRedMonitorとの相性が抜群に良い!
緻密でクッキリした高域の切れ込みと分解能は先日メンテした4343Bを超えている!
面白いのでしばらくこのまま聴こうと考えております。
EARではないQUAD製パラピッチーニのフォノイコも入りましたので
こちらも聴いてみたいと考えております。
たしかEMTのカートリッジをつないで聴くと音のユートピア、桃源郷を感じる程(笑)
ありえない極上の音楽表現になった記憶があります...。