最近は、CD-34のデジタルアウトテストや
サウンドジュリア オリジナルケーブルのバージョンUP
XLR→RCA変換ケーブルを製作しています。
お客様宅での出来事ですが、
仕事の依頼を受けてお邪魔した時
某メーカーのDAC出力がXLRのバランスで、
その先に繋ぐ機器の入力がRCAのアンバランスという事で
市販のXLR---RCA変換プラグが使用されていた...。
かなり前のブログでこの件を書いたことを思い出しました。
お客様が使用されているDACの出力インピーダンスは とても低いので
市販の変換プラグの構造とその弊害をお話して
短絡はまずいですから、コールド開放で変換ケーブルを作りました。
こういうものに似た事ですが、
昔からショートピンの類は色々と販売されていますが
最近は仮想アースや振動対策、シールド効果、ノイズ低減などの謳い文句で
空いているRCAやXLRのジャックへ差し込んで音質向上させるという物が多々販売されています。
この中で、RCAの場合、センターピンとプラグ外周のグランドが開放されている物と
内部でショートピンのように短絡構造になっている物が混在します。
入力の場合、ショートしていても概ね問題になることはないのですが、
出力される部分へショート構造のものを差し込むと問題が生じます...。
以前、CDのS/PDIF デジタルアウトへ、
こういう物の類のショート構造のプラグが付いていたので
持ち主のお客様へ質問で、
「なぜこの場所へ差し込んであるのですが?」と質問すると
「アナログアウトしか使わないので、
使わない所へこういう物を刺しておいたほうが音が良くなるんじゃないの...」と?
「このピンは中でショートしていますのでデジタルOUTが壊れますよ」と私が返すと
「エッ!」という事で驚かれた...。
後日、DCAへ繋いで確認すると、見事にデジタルOUTが壊れて出力されていませんでした...。
まぁ数年間も常時短絡させていれば壊れますよね...。
何も繋がれていなくて空いている入出力へ
仮想アースやノイズ低減などのアクセサリープラグを刺しても
ケーブル等が何も繋がれていないプラグだけ差し込んでも音が変わりますので
良い悪いは別として音が変化するという事は事実だと思いますが
付ける場所は間違わないようにしたいですね...。