最近、トランスポートやDCA等に接続するマスタークロックのお話をする機会がありまして
クロックケーブルのインピーダンスが75Ωの機器と50Ωの機器が混在していますので
そのジャックやプラグの違いなどをお見せします。
ケーブルのBNCプラグですが、左のプラグが50Ω、右が75Ωです。
機器側のジャックですが、左が50Ω、右が75Ωです。
75Ωのケーブルを50Ωのジャックへ差し込んでも
50Ωのケーブルを75Ωのジャックへ差し込んでも嵌合してしまいます...。
クロックケーブルのインピーダンスが違っていてもロックしますし問題なく動作しますが
インピーダンスが違うケーブルで試聴しますと合わせている時と音質は若干異なります。
インピーダンスを合わせたほうが、音がしなやかで高分解能、音場空間の出方が優秀で高域が綺麗です。
違っていると、音の輪郭のエッジが立っているような感じの棘感とやや乾いてザラッとした質感になり
シンバルなどの高域楽器の切れが良く聞こえますが、インピーダンスが合っている方に比べると
分解能がやや低く音色がクールに聞こえます。
リズム系というかフュージョン等には、
ある意味、違う方が音が派手で聴き応えがあるように聞こえる場合があります。
アコーステック楽器多用の音楽やボーカル物は質感がザラツイて派手に聞こえます。
概ね10MHz等はインピーダンスが50Ωだと思いますので
75Ωのケーブルを繋いで聴いている場合、
50Ωへ変えてみると変化がわかると思います。
以下お知らせです。
明日2月17日ですが、出張のため臨時休業させていただきます。
posted by SoundJulia at 19:16
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