当店のドライカーボンアクセサリーやメタルラックを使用されているお客様が
コロナ禍になる前に、オーディオルーム用ドライカーボン分電盤を取り付けたのですが、
今回、KOJOのArayMK2SEを追加で導入される事になり
分電盤の子ブレーカーから直引きケーブルで電源を供給したいという事で
専用ケーブルを作りました。
それと、ドライカーボンボードも1枚、
特注サイズでオーダーいただきましたので製作いたしました。
ドライカーボンボードと電源ケーブル
IECプラグはメタルカーボン製で接点部分はバネ銅に24金メッキ仕様です。
下の写真の様に取り付けました。
全10回路で5回路接続した時の工事途中の写真です。
一般的な壁コンセント+電源タップ使用の給電から専用分電盤からの直引きへ変更したのですが、
出てくる音は依頼したオーナー様の想像を超える激変ぶりでした!
変更前は、何もかもが真ん中に集まるようなバランスで高域の伸びや分解能もイマイチ...
低音は出るが、いまいち反応が遅く、バフッと、だらしない感じがつきまとう感じがありました。
電源変更後は、広い音場空間で残響が綺麗に聞こえ、
真ん中に集まっていたエネルギーバランスが無くなり大きなスピーカーの見た目通りのワイドレンジ!
高域の伸びはグッと良くなり全体的に濁りなく音が澄んで、
低域は体に来る「ドン」と空気が揺れる感じのワフワフした感じの分離が良くなり弾んでいます。
とりあえずの試聴で
竹内まりやは低域の弾む感じとエコー(残響)がキレイに表現され、
マーラーはボリュームを上げて大音量で聴きたくなる迫力です。
工事前は仮想アースが各機器に使用されておりましたが、
工事後は大地アースで接地しましたので、仮想アースを全部取り外して大地アースで聴いてみると
更に低域の引き締まり感や音のエネルギー感が向上しました!
いま流行りの仮想アースを買うのに大金使うなら、
電気工事屋さんへ頼んで大地アース工事してもらった方が、コスト的にも音質的にも良いと思います。
ただし、アースループを構築すると、どちらもダメですのでアースは気を使います。