AT-33Eは、1981年製(昭和56年)のカートリッジです。
自己所有のAT-33Eを久しぶりに聴こうとアームに取り付けて音出しすると
右チャンネルから音が出ない?
接触不良を疑いシェルのお尻で確かめると右チャンネルの導通が無いので
シェルリードを外し、カートリッジ本体のピンで導通を確かめてみると
右チャンネルがオープン状態で導通がない...。😨
本体内部で断線か、コイルの断線...。
まぁ古いので仕方がないけど
どうしても聴いてみたい衝動にかられ
ネットでAT-33Eを検索すると、
ヤフオクの出品物と
サウンドピットさんの中古品がヒットした!
ヤフオクでゴミを買うよりピットさんの中古の方が良いと判断し
仕事を放りだしVW GTiでターボを利かせマッハでピットさんへ直行!
私「こんにちは! AT−33Eの中古品買いに来ました。」
坂口さん「ああ こんにちは! あれ どこにしまったんだろう...。」
店内をぐるぐる探すがなかなか出てこない...。
しばらく探し、店の淵にあるガラスケースに鎮座しているのを発見!
私「まぁこんな物買いに来る客は珍しいでしょうから」(笑)
商品は現状渡し品なので音出し確認をさせていただいた...
喫茶店の方のエアホース+マッキン+オーディオネックEVO2
EVO2の見た目、
リニアムか?と思うほどそっくりなトゥイーターが付いている...。
出てきた音は、
濃密な中音域と中低域、
高域は、耳障り良く、しなやかでやや繊細、
低域は、モッチリした感じで落ち着いている。
とりあえずの音出しなので音が出ればOKで購入!
販売価格¥16,500-
このカートリッジは1980年代の高音質フュージョンを聴く用なので
店に戻りAT-33Eの切れる高域とドスドス来る低域で聴きたいが、
とりあえず購入時の状態で試聴してみる...。
左右の出音バランスが偏って若干高域が歪んでいる...。
古いカートリッジの場合、
概ねヘッドシェルリードの接続部分の酸化被膜で
接触が悪くなっていたり、
スタイラスの汚れが原因なので早速行動!
奥がAT-33E 手前がAT-33ML OCC
針をルーペで確認すると、レコードのカスが固着していたので
クリーニングして透明で角が立っている状態へ戻す。
ヘッドシェルがマグネシウムなので
手持ちのテクニカのアルミシェルへ銀線リードを付けて、
真鍮ビスでカートリッジを固定する。
左がマグネシウムシェル 右がアルミシェル
ガッチリ取り付けました。
テクニカのアルミシェルで出音がハードな感じへ持っていき
銀線で独特の高域の切れと空気感、分解能を出し
真鍮ビスで高域の照り艶、イッチャッテル感じを出します。(笑)
換装
奥がAT-33E 手前がAT-33ML OCC
ちなみに音は針がマイクロリッジになり
導体がOCCに変わったAT-33ML OCCの方が
音が更にキレッキレでハードでシャープです。
ビクターL1000はもう一つ上の超高分解能でハイスピード
AT-33ML OCCの様な傾向の出音です。
レコードをトレースする針の後ろを長くして
発電コイルを付けているという超絶なカートリッジです。
ハイスピードで高分解能でキレッキレの音です。
あまりに行き過ぎたのでノーマルなDENONを聴いてみる...。
DENONのDL-103は昔から人気商品ですが、
103は103Rの方が出音が優等生で今風、
丸針ですが高域分解能も割と高いです。
私はDL-103系はDL-103Sがお気に入りです。
特殊楕円針で針圧が軽くハイコンプライアンス
高域は60Khzまで延びているので
高分解能で高域の切れが良く空気感や残響も綺麗!
DL-103の低域が厚く高域の分解能が低い音ではなく
画像でいうと有機ELテレビの4K画像の様な高精細な出音!
AT33-ML風な出音のDENONって感じです。(笑)
手前DL-103R 奥DL-103S
ドスドス ガシャガシャ音の野太い出音
シュアータイプ1
音がしなやかに変化したタイプ2
タイプ3の軽い樹脂ボディーと違って
どちらもアルミ製でガッチリしていて重たい。
シュアーの針ってなんでフニャっと曲げてあるんだろう?
こちらはタイプ1
こちらはタイプ2
アナログは面白いでね!
カートリッジ変えるだけで幾通りもの出音へ変化します。
以下、最近の外食です。
たいち食堂
激レア(生ですね)を自分で焼いて食べる方式
さがみ
posted by SoundJulia at 15:18
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アナログ
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