2023年04月21日

SPENDOR A1 QUADRAL SIGNUM 20

今風のスペンドールとクアドラルのスピーカーを聴かせていただいた..。

スペンドール A1
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早速聴いてみると
LS3/5Aを現代風にアレンジしたようなサウンドで昔のLS3/5Aより中高域が奇麗で分解能が高くなった印象...。
このサイズで密閉型だと現代音源の低域再生がどうなのかと思ってしまいますが、
密閉型独特の低域だら下がり特性の為、締まった感じで減衰しながら低域の下の方まで聞かせます。

全体感としては出音に雑味がなく聞き心地の悪い音が抑えられているので穏やかで安堵感ある試聴ができました。
躍動感高くドスドスチンチンと音が飛び出る様な派手な出音が好きな方にはウケない音ですが、
一日中BGM的に音楽を流していてその出音が気になる事がない出音であることが重要という方にはお勧めです。
と言って大入力で破綻するかというと、音楽信号のピークで100W程度ぶち込んでみましたが
出音がバウバウになって破綻してしまう事は無かったです。

使用に際して94dBと能率が悪いので真空管シングルアンプで使用する場合
出力が数Wしかないアンプで鳴らすには小音量のみの使い方になります。
価格がペア税込みで286,000円なので上質なアンプと組み合わせ
品良く部屋に音を漂わせるような使い方が良いと感じました。


QUADRAL SIGNUM 20
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スタンドへセットした感じ
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大きなスピーカーの前に置いて引いて見ると...。 小型ですね!
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見た目の作りもキレイで価格がペア126,500円(税込み)とかなりお買い得な設定!
スペンドールと入れ替えて聴いてみた感じですが、
出音が現代オーディオの出音に変わり、先に聞いたスピーカーと能率が+1dBしか変わらないのに
同じボリュームでも+3dB程違っているように音が大きく聞こえます。
箱の方式がバスレフなので低域を感じる帯域が立派に出る感じから
見た目のサイズより大きなスピーカーが鳴っているかのようです。
高域も低域もサクサクして爽やかな出音感でみずみずしさを感じます。
日本製の小型スピーカーとは違う音質へ変えたい場合、
きれい系でワイドレンジ感ある出音が好きな場合候補になるかと感じます。

SONIC IMPACT
ガラス製ターンテーブルシートも試させていただきました。
見た目、上質な厚みのあるガラス製で手触りも良い(なんと防弾ガラスだそうです)
触った感じ、レーベル面の凹加工が少ないのが気になりますが、
二枚重ねのガラスの中間へ透明な防振シートが挟んでありますので叩いても
ガラス独特のカンカン響く感じは無いですね...。

プレーヤーへセットして音を聞いてみる...。
出音は穏やかで、しなやかで、滑らか、低域たっぷりという感じでやや綺麗系
昭和の時代にジュエルトーンのガラス製シートを買って今でも所有しているのですが、
これと比べると試聴した製品の方がシートの厚みがあり制振してあるので大人しくて滑らかな出音です。
当店のドライカーボン製ターンテーブルシートは、
レコードの溝の刻みを全て音として出す考えで作っていますので
高S/N、高分解能、超速反応、ワイドレンジ系なんですが、これとは違う出音傾向で面白いと感じました。
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posted by SoundJulia at 13:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | スピーカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする