2023年04月24日

Ultimateケーブル 特注バージョン

当店オリジナルのUltimateケーブルをお気に入りいただいているお客様からのご依頼で
さらなる高性能化を果たした仕様で製作いたしました。

こちらはEMTのフォノイコライザーの出力ケーブルです。

ケーブル長が2mと長くなる為、
Ultimateケーブルの標準長1mと同じ程度まで音質劣化を抑える音質対策構造処理を施しました。
ちなみに1mのUltimateケーブルは、
仮想の考え方となりますが、12.5cmのケーブルで接続している音質劣化度と考えていますので
2mのケーブルへ倍の処理を施しましたので2mのケーブルでも12.5cmで繋いでいる感じとなります。
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こちらはプラグがRCA--RCAのラインケーブルですが、
Ultimateケーブルの音質対策構造処理を倍も施しましたので、
仮想の考え方で1mのケーブルでも6.25cmのケーブルで接続している感じの高性能ケーブルです。
音色や表現、分解能はUltimateケーブルよりさらに向上して ご機嫌なリアリティーです。
限界突破構造の音魂ケーブルと名付けました。
店頭のデモ用で1ペア作りましたので
Ultimateケーブルと比べてどれほどの音質差があるのか気になる場合、試聴可能です。
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お知らせ
以前公開しました部屋の音響対策に使用する音響パネル(大)(小)ですが
今回お客様よりご注文をいただいた枚数以上に製作をしておりますので
完成しましたら即納できる在庫を確保しました。
完成予定は確定ではございませんがGW前となっておりますので
さらなる追加など、ご入用のお客様がいらっしゃいましたらご連絡ください。

音響パネル
・大:高さ1240mm、幅640mm、厚み30mm
   1枚:¥99,000-(税込み)

・小:高さ  640mm、幅640mm、厚み30mm
   1枚:¥67,100-(税込み)

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2023年04月21日

SPENDOR A1 QUADRAL SIGNUM 20

今風のスペンドールとクアドラルのスピーカーを聴かせていただいた..。

スペンドール A1
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早速聴いてみると
LS3/5Aを現代風にアレンジしたようなサウンドで昔のLS3/5Aより中高域が奇麗で分解能が高くなった印象...。
このサイズで密閉型だと現代音源の低域再生がどうなのかと思ってしまいますが、
密閉型独特の低域だら下がり特性の為、締まった感じで減衰しながら低域の下の方まで聞かせます。

全体感としては出音に雑味がなく聞き心地の悪い音が抑えられているので穏やかで安堵感ある試聴ができました。
躍動感高くドスドスチンチンと音が飛び出る様な派手な出音が好きな方にはウケない音ですが、
一日中BGM的に音楽を流していてその出音が気になる事がない出音であることが重要という方にはお勧めです。
と言って大入力で破綻するかというと、音楽信号のピークで100W程度ぶち込んでみましたが
出音がバウバウになって破綻してしまう事は無かったです。

使用に際して94dBと能率が悪いので真空管シングルアンプで使用する場合
出力が数Wしかないアンプで鳴らすには小音量のみの使い方になります。
価格がペア税込みで286,000円なので上質なアンプと組み合わせ
品良く部屋に音を漂わせるような使い方が良いと感じました。


QUADRAL SIGNUM 20
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スタンドへセットした感じ
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大きなスピーカーの前に置いて引いて見ると...。 小型ですね!
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見た目の作りもキレイで価格がペア126,500円(税込み)とかなりお買い得な設定!
スペンドールと入れ替えて聴いてみた感じですが、
出音が現代オーディオの出音に変わり、先に聞いたスピーカーと能率が+1dBしか変わらないのに
同じボリュームでも+3dB程違っているように音が大きく聞こえます。
箱の方式がバスレフなので低域を感じる帯域が立派に出る感じから
見た目のサイズより大きなスピーカーが鳴っているかのようです。
高域も低域もサクサクして爽やかな出音感でみずみずしさを感じます。
日本製の小型スピーカーとは違う音質へ変えたい場合、
きれい系でワイドレンジ感ある出音が好きな場合候補になるかと感じます。

SONIC IMPACT
ガラス製ターンテーブルシートも試させていただきました。
見た目、上質な厚みのあるガラス製で手触りも良い(なんと防弾ガラスだそうです)
触った感じ、レーベル面の凹加工が少ないのが気になりますが、
二枚重ねのガラスの中間へ透明な防振シートが挟んでありますので叩いても
ガラス独特のカンカン響く感じは無いですね...。

プレーヤーへセットして音を聞いてみる...。
出音は穏やかで、しなやかで、滑らか、低域たっぷりという感じでやや綺麗系
昭和の時代にジュエルトーンのガラス製シートを買って今でも所有しているのですが、
これと比べると試聴した製品の方がシートの厚みがあり制振してあるので大人しくて滑らかな出音です。
当店のドライカーボン製ターンテーブルシートは、
レコードの溝の刻みを全て音として出す考えで作っていますので
高S/N、高分解能、超速反応、ワイドレンジ系なんですが、これとは違う出音傾向で面白いと感じました。
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posted by SoundJulia at 13:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | スピーカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月01日

EVOLUTION300(WE300Bアンプ) roseRA180 試聴!

新製品のroseRA180とEVOLUTION300(WE300Bアンプ)を
輸入代理店の営業さんが持ち込んできたので試聴させていただきました。
予備知識なしでの試聴ですから先入観なしの感想となります。

先にRA180から...。
パッと見、メカっぽいのでNAGRAのテープデッキを思い浮かべてしまいます...。
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大きなダイヤルと見えるギアは、ボリュームコントロール
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天板 筐体の作りもしっかりしています。
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定価:¥132万(税込み)の機器ですから、調整機能などの作りこみも手が込んでいます。
フォノイコのリアカーブもRIAA以外の各種調整可能!
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音出し前の接続と設定の時に説明されたのですが、
このアンプはLch2アンプ、Rch2アンプの4アンプ構成だそうです!
という事は、バイワイワイヤリング可能なスピーカーの場合、バイアンプ駆動が可能となって高音質化が狙えます。
また、ハイパワーが必要な場合はブリッジ出力可能という事なので、
通常出力させた場合とブリッジ出力でハイパワーにした場合で聴き比べてみました...。

まずはライン入力でCDを聴いてみる...。
故 長岡鉄男 流な表現をしますと、「ハードでシャープでダイナミック!」(笑)

分解能も高く高S/Nでモニター的な出音感!
低域も引き締まり鈍いところが何処にもない感じのHi-Fiのサウンドに聴こえます。
センター位置もバッチリ決まり定位も抜群に良いです。
ボリュームを上げても音の輪郭がダレてこないので
高音質な業務用モニターアンプで鳴らしているかの様です。

続いてブリッジにして同じように試聴...。
音場空間が広くなりクッキリしたタイト感ある出音から余裕ある出音感へ変化しました。
個人的には音場が広いこちらの出音が好みです。

続いてフォノを基本のRIAAカーブで試聴!
アナログの味わいよろしく濃い目の中音などという古典的な出音は皆無(笑)
ラインと同等でモニター的な高分解サウンドで爽快です。
steeiy dan Gauchoを、素晴らしい快音で試聴できました!

リアカーブを弄ると、それなりに変化しますが、
多くのレコードはRIAAがほとんどだと思いますので
録音されている音を変化させるときにリアカーブの設定を弄り
トーンコントロールのように使うのはアリかと感じました。

購買層ですが、このアンプの見た目が好きな方で、
出音はHi-Fi調のモニターサウンド、淀み感のない明確な出音が好きな方に好まれると思います。

打って変わってWesternElectric 300B真空管を
シングルドライヴで使うEVOLUTION300を試聴!
定価:¥110万(税込み)
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奥に見えるミニチュア管(12AX7と12AU7)はビンテージ管を使用

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電源ONでカウントダウンが始まり、終わるとミュート解除で動作となり仕様です。
ボリュームは数値表示で0〜99
リモコンやスマホのアプリで操作も可能な最先端な真空管アンプです...。

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WE300Bのシングルドライブの出音のイメージは、
中高域が美音で音の線はやや細く、
小音量で聞くバイオリンや女性のハイボイスが気持ち良いというイメージですが、
このアンプの場合、見事に裏切られました。(笑)
全域にわたり滑らかな音調で濃い密度感と厚みのある出音感!
中低域はしっかりと腰が据わりボリュームを上げるとリニアに出音が大きくなり歪み感が少ない!
多くの300Bアンプの場合、ボリュームを上げると出音が破綻するアンプが多いのですが
このアンプはしっかりとした出音で試聴が困難な大音量にしても大丈夫です。
同社の300BプッシュプルアンプTRX-300Wの方が美音で線が細い音調です。

TRIODE社で似た見た目の高級ラインPREMIUM ERISEは下記の3種類
@TRZ-300W (300Bプッシュプルアンプ)
AMUSASHI (KT-150プッシュプルアンプ)
BEVOLUTION (KT-88プッシュプルアンプ)

高分解能でHi-Fiな出音順は
A@B EVOLUTION300は@とBの間
出音が厚く太い順は
BA@ EVOLUTION300はBとAの間

今回試聴させていただいたEVOLUTION300は、
WE300Bを安定した出音で、しかも大音量にしても破綻しないアンプを希望の場合ハマります。

国産300Bのアンプと言えばAIR TIHGHT ATM-300Rがあります。
こちらの方の出音はHi-Fi調でクッキリ描き音の線は細く抜けが良く聞こえます。
EVOLUTION300は、それに比べ音の厚みと押し出し感があり音は滑らかで濃いです。
同じ300Bのシングルアンプでも出音感がかなり違いますので
300Bだからこういう音というイメージは当てはまらないと感じました...。

音には好みや好き嫌いがあると思いますので、購入時には試聴された方が良いと感じます。
posted by SoundJulia at 12:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | スピーカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする