お客様からの注文を受け、SoundJulia製のスピーカーボードを製作して納めました。
JBL4355とオリンパス(S8R)
一枚板のテーブルに使う最高級のブラックウォールナット製なので見た目がラグジュアリー!
工芸品的なオリンパスには斜めカットした台形形状のボードが良い感じです。
組格子とエンクロージャーが木工芸品の域に達しているスピーカーに、ボードも負けていないです。
いや〜良い感じの佇まい!
スピーカーが前後ろで二本かぶっていますが、音の干渉などを考慮して置きましたので
リスニングポイントで聞いた感じは、ステレオイメージはおかしくなっていませんし
上下左右に広く音は展開して聞こえますので目を閉じるとスピーカーの置いてある位置がわかりません。
ちなみに左右の位置はmm単位で合わせてあります。
4355とオリンパス
4355は先にブラックウォールナット無垢材のスタンドを先に納品しておりましたが、
さらに低域の質感や踏ん張り、分解能を上げ、中高域は色気を出す為にベースボードを追加しました。
ボードとスタンドがズレない様に、ボードの方はスタンドの足の形状に合わせ凹加工してります。
4355のスタンド上面には、当店のドライカーボンインシュレーターSJ-SIが埋め込んであり
スピーカーの袴とカーボンが接するように造作してあります。
当店方式の音響的な処理がしてある広い部屋で、
スピーカーも再生用の機器もキッチリとセットしましたので
広帯域で朗々と鳴る4355は、交響曲を爆音で再生しても何ら問題なく良い感じで聴けます。
下手くそに鳴っているJBLの低音は、バフバフ、ドムドムという感じで、
分解能がなくドロドロしてだらしない鳴り方なのですが、その様な感じ無いです。
圧倒的なスケール感と迫力は、このスピーカーならではですが、
満足できる再生音を満喫できるようになりました。
こちらは主にCDPの再生に使用する感じです。
オリンパスの方は、レコードが主です。
スピーカーはオーバーホール済みですので、臭い出音で籠った感じは微塵もないです。
ベースボードを入れる前は、袴の下に付いているボッチ凸に家具スベールみたいな物が付いていて
イマイチ075の抜けとキレが悪く、全体的な立ち上がりが鈍い感じと、
音が整ってなくて汚れ感があったのですが、
家具スベールを剥がしてボードの上へ載せ、ボードと袴の間へ
当店のSJ-SIを噛ましてセットして音出ししますと
抜け切れ抜群で、ハイハットやシンバルがスパッと切れる高域
ドラムの音はぶっ飛んでくる感じに化けました。
組格子を外しユニットの前に障害物がない状態で
エグイ音源 TBM-15 BLOW UP B面 3曲目(Low Fiighi)
弦楽器とドラムの凄まじい演奏を爆音再生してみますと
まるで目の前で演奏してもらっているかのような体を突き抜ける波動音と音の切れ
シンバルの強打は、現代のドーム型トィーターでは聴くことが出来ない
エネルギーとキレのある出音で快感でした。
「バンザイ\(^o^)/375+075」って感じです!
爆音、爆音と言っておりますが、
部屋の響きが良くて、スピーカーがキチンと鳴ると
等身大の音量でもうるさい感じがなく
BGM程度の小音量でも痩せて細いという感じにもなりません。
まだやるとすれば
メタルベース追加とスピーカーケーブルの変更でしょうか...。