2022年09月19日

スピーカースタンド スピーカーベースボード

お客様からの注文を受け、SoundJulia製のスピーカーボードを製作して納めました。
JBL4355とオリンパス(S8R)
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一枚板のテーブルに使う最高級のブラックウォールナット製なので見た目がラグジュアリー!
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工芸品的なオリンパスには斜めカットした台形形状のボードが良い感じです。
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組格子とエンクロージャーが木工芸品の域に達しているスピーカーに、ボードも負けていないです。
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いや〜良い感じの佇まい!

スピーカーが前後ろで二本かぶっていますが、音の干渉などを考慮して置きましたので
リスニングポイントで聞いた感じは、ステレオイメージはおかしくなっていませんし
上下左右に広く音は展開して聞こえますので目を閉じるとスピーカーの置いてある位置がわかりません。
ちなみに左右の位置はmm単位で合わせてあります。

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4355とオリンパス
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4355は先にブラックウォールナット無垢材のスタンドを先に納品しておりましたが、
さらに低域の質感や踏ん張り、分解能を上げ、中高域は色気を出す為にベースボードを追加しました。
ボードとスタンドがズレない様に、ボードの方はスタンドの足の形状に合わせ凹加工してります。
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4355のスタンド上面には、当店のドライカーボンインシュレーターSJ-SIが埋め込んであり
スピーカーの袴とカーボンが接するように造作してあります。

当店方式の音響的な処理がしてある広い部屋で、
スピーカーも再生用の機器もキッチリとセットしましたので
広帯域で朗々と鳴る4355は、交響曲を爆音で再生しても何ら問題なく良い感じで聴けます。
下手くそに鳴っているJBLの低音は、バフバフ、ドムドムという感じで、
分解能がなくドロドロしてだらしない鳴り方なのですが、その様な感じ無いです。
圧倒的なスケール感と迫力は、このスピーカーならではですが、
満足できる再生音を満喫できるようになりました。
こちらは主にCDPの再生に使用する感じです。

オリンパスの方は、レコードが主です。
スピーカーはオーバーホール済みですので、臭い出音で籠った感じは微塵もないです。
ベースボードを入れる前は、袴の下に付いているボッチ凸に家具スベールみたいな物が付いていて
イマイチ075の抜けとキレが悪く、全体的な立ち上がりが鈍い感じと、
音が整ってなくて汚れ感があったのですが、
家具スベールを剥がしてボードの上へ載せ、ボードと袴の間へ
当店のSJ-SIを噛ましてセットして音出ししますと
抜け切れ抜群で、ハイハットやシンバルがスパッと切れる高域
ドラムの音はぶっ飛んでくる感じに化けました。

組格子を外しユニットの前に障害物がない状態で
エグイ音源 TBM-15 BLOW UP B面 3曲目(Low Fiighi)
弦楽器とドラムの凄まじい演奏を爆音再生してみますと
まるで目の前で演奏してもらっているかのような体を突き抜ける波動音と音の切れ
シンバルの強打は、現代のドーム型トィーターでは聴くことが出来ない
エネルギーとキレのある出音で快感でした。
「バンザイ\(^o^)/375+075」って感じです!

爆音、爆音と言っておりますが、
部屋の響きが良くて、スピーカーがキチンと鳴ると
等身大の音量でもうるさい感じがなく
BGM程度の小音量でも痩せて細いという感じにもなりません。

まだやるとすれば
メタルベース追加とスピーカーケーブルの変更でしょうか...。

posted by SoundJulia at 14:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | スピーカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年09月10日

マリンバ+パーカッションのLIVEへ行ってまいりました。

最近は、オーディオルームの建築現場へ出向いたり、
お客様から注文を頂いたケーブルを製作したり
低域を吸収する音響パネルの製作準備
オーディオ機器の買い取り
その他、いろいろな相談事などを行っております。

ライブのお話です。

抽選で当たった場合しか入場不可の、名古屋市博物館、地下ホールで行われたコンサート、
入場は無料!
店から近いので、とりあえず応募したら当選したので行ってまいりました。
演奏中は写真撮影NGなので、始まる前に写真を撮りました!

座席は前から3列目!
昭和な建物なので古臭い見た目や作りに味わいがあって良い感じです。
定員238名へ100名ほどの入場で(コロナ対策)行われました。
ワンワン響かない小さなホールで、音響的に抜群に良い!

マリンバ、ビブラフォン、ドラム、その他打楽器を4名で演奏
PA無しの生音なので広いダイナミックレンジで素直な生音が聴けました。

マリンバを叩くと
しなやかで爆速な立ち上がりで音がぶっ飛んできますが、無歪みなので心地良い!
うるさくないけど、音量的にはかなりの爆音(笑)
CDソフトの様に音の加工がされていないので
小さな音からの強打音は、物凄いダイナミックレンジ!
4人が音量バランスを考えて演奏していることが良く分かり
ドラムは抑えが効いているので出しゃばらない
ビブラフォンは美しく響き、マリンバは木の音色と柔らかさのある響きが心地よい!
文章にはできない音の感覚の勉強ができました...。

商品化されているソフトだと、小型スピーカーやヘッドフォンで聞こえが良い感じに
ダイナミックレンジを圧縮してゲインをアップ、低域増強みたいな処理がされるので
そういう加工のない音を聞く機会が時々あると、耳がリセットされますね!
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以下、余談、最近の外食です。

コメダ本店の建物が解体されるので、最後の見納めに行ってまいりました。
新規の本店は、今の本店の隣になります。10月7日オープン!

個人的にコーヒーは店で淹れるコーヒーの方が美味いので(笑)
オレンジジュース+ミックスサンドをオーダー
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増築を繰り返した木造の建物はなかなか味わいがあってよいのですが、
長年見慣れた建屋を見ることができなくなるのかと思うと、自分も年くったんだなーと感じました。

レジ横にパンやツマミの豆が置いてあるので、買って帰りました(笑)
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バンチャガルのカレー
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このスープは絶品で、これ以上美味しいスープは体験した事がないです。
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江南本店のランチ
天津飯+ミニラーメン
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微妙に獣臭がする独特なスープ
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posted by SoundJulia at 19:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他のできごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年09月05日

TRV-88XR 玉転がしアンプ誕生!

トライオードから新発売の真空管アンプを試聴いたしました!

型番:TRV-88XR
真空管:KT-88、EL34を差し替えて音質の変更が楽しめるアンプです。

試聴機には、PSVANEのKT-88が付いていた...。
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玉転がしができるということなので、EL34とJJのKT-88を用意して試聴してみました。
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球を変える場合、バイアスを調整しませんと、キチンとした動作になりませんので
このアンプは簡単に調整できるようになっています。
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デフォルト球のPSNANEから聴いてみる...。

KT-88のイメージは厚い中低域に支えられたピラミッドバランスの音という感じが有るのですが、
この球で聴いた感じは、全体的にタイトで中高域の切れが良く、中低域がぶ厚く出るという感じがない...。
どちらかというと、ハイバランスでクッキリ、カッチリ引き締まって聞かせる印象です。
緩い音ではないので、引き締まった感じが好きな方にはウケる音かなと...
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続いてJJのKT-88へ交換して聴いてみる...
こちらの球はウェルバランスな出音!
低域はエネルギーが乗っているけど膨らまなくて力強い
フラットで澄んだ中音域
抜け感と分解能が高い高域と言った感じ
いわゆるバランスが良いので何を聴いても変な感じにならない音
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続いてEL34 
EL34独特の低域と高域にアクセントが付いた感じをよく出します。
いわゆる、ゆったりした低域と、高域はキレと繊細感が混ざったようなアクセントで聴かせます。

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試聴した球の場合、どれも現行球なので、ビンテージ球等に付け替えた場合
また違う感じの出音バランスになると思います。
色々と球を付け替えて楽しまれる方には、もってこいのアンプと感じました。

アンプの使い方には記載されていませんがKT-88の上位級球ならKT-120とかKT-150等も
バイアス調整ができますので付け替えて楽しめると思います。
球の出力性能を抑えた出力になりますが、球の持つ出音の特徴は聞けると思います。
( メーカーの説明にはないので、推奨しませんし、責任も持てません (^_^;) )


以下、メーカー説明とスペックです。

TRV-88XR希望小売価格(税込)275,000円

KT88プッシュプルプリメインアンプ

TRV-88XRは人気モデルTRV-88SERを更に使い易くした進化形モデルです。
シャーシ天面にバイアスメーターを搭載し、簡単にバイアス調整ができるようになりました。
また、スイッチを切り替えて出力管をKT88からEL34へ差し替えて音の違いを楽しむこともできるようになりました。
電源部は大型トロイダル電源トランスとSiCショットキーバリアダイオードを組み合わせた強力電源で、
35W+35Wの高出力をしっかりと支えます。
アルミ削り出しのずっしりと重い高級感ある新設計のリモコンで、音量調節、ミューティング、入力切替が可能です。
入力はLINE3系統の他にフォノイコライザーを搭載したPHONO(MM型対応)入力も備えています。

回路形式AB級プッシュプル
使用真空管KT88×4本、12AX7×1本、12AU7×2本
バイアス方式固定バイアス
定格出力35W+35W(8Ω)
周波数特性10Hz〜90kHz(-4dB)
SN比90dB
入力端子MM1系統、LINE3系統
入力感度MM2.5mV/LINE340mV
入力インピーダンスMM47kΩ/LINE100kΩ
スピーカー出力端子1系統(4〜8Ω)
ヘッドホン出力端子6.3mm標準ジャック
ヘッドホン回路真空管
リモコン機能音量、ミュート、入力切換
消費電力280W、無信号時120W
サイズ横345×奥行320×高185mm
重量17kg
付属品リモコン、真空管ボンネット、電源ケーブル
別売りサイドウッド左右一組5000円(税抜き)
posted by SoundJulia at 10:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | アンプ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする