2022年03月25日

トライオード EVOLUTION

デモ機を試聴させていただきました。

DSC02427[1].jpg

回路型式AB級プッシュプル
使用真空管KT88×4本、12AX7×2本、12AU7×2本
バイアス方式固定バイアス
定格出力40W+40W(8Ω)
周波数特性17Hz〜63kHz(-2dB)
SN比93db
入力端子LINE:4系統、MAIN IN:1系統
入力感度/
インピーダンス
LINE:320mV/100kΩ、MAIN IN:670mV/100kΩ
スピーカー出力端子1系統4〜8Ω
消費電力定格310W、無信号時170W
寸法/質量横440×奥行330×高210mm/30.0kg
付属品真空管ボンネット、電源ケーブル(TR-PS2)、リモコン

KT-88プッシュプルの真空管式アンプです。
(入力はラインのみ)
ボリュームが現代的な電子ボリュームいうところが特徴的で
アルミのリモコンで操作が可能、
全面パネルにドットの集合体でディスプレーとなっています。
パワーアンプとして使用できる切り替えSW付きで
何と重量が30Kgとヘビーです。

1時間程度BGMを流し暖気してから本試聴してみました。
中低域に締まった感じがあり
出来の悪いアンプの様なドボドボで厚く締まりのない感じはありませんが
全体的にはKT-88のおおらかでたっぷりとした出音を感じます。
大型トランスと剛性感ある作り込みと重量からくる安定感があるので
下位モデルのKT-88使用アンプと比べると
しっかりした出音とS/N感の良い現代的な感じの音質に聞こえました。
神経質になることなく音楽を聴かれる方にはお勧めです。

当店が展示機として常設のKT-150(MUSASHI)と比べた場合は、
MUSASHIの方がクッキリとして分解能が高い出音に聞こえますので
おおらかな感じがお好きな場合はエボリューションで
クッキリしている音が好きな場合はムサシという感じで選べると思います。

オクターブのアンプと見た目が似ているような感じですが、
重量はかなり違います。(オクターブは18Kg程度、本モデルは30Kg)
本モデルの方が価格は安いのですが、
大型トランスが使用されていたり剛性のある作りで重量が違っているのだと思います。
ブランド志向で高額な買い物をした方が所有した満足感が高いと感じる方はオクターブ、
コスパは高い方が良いと考える方はエボリューションで良いのではとも思えます。


posted by SoundJulia at 21:59 | Comment(0) | スピーカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月11日

バイオリンスーパートゥイーターをお買い上げいただきました。

バイオリンから発生する倍音を利用したスーパートゥイーターですが、
CDプレーヤー等からのライン入力を専用アンプで増幅して鳴らしますと
バイオリンがスピーカー化して音楽が聴けてしまいます。

生楽器の無指向性と音飛びの良さがありますので
部屋の隅々まで音が行き渡り、能率の悪い小型コーン型スピーカーの様に
離れると音が減衰してしまう様な感じにならないところが凄いです...。

Youtubeでの試聴は写真をクリック!

動画の仕様は、バイオリンを2台使用するStereoバージョンですが
動作チェックの為、駒にサウンドエンジンを2個付けて鳴らしております。
(下記写真の仕様はL/R混合のモノラル仕様でバイオリンを1台使うバージョンです。)
DSC02414.JPG
スーパートゥイーターとしての使用法は
一般的なオーディオ用スピーカーと合わせ、
スピーカーの出音にバイオリンから発生する倍音が合わさり
CDソフトなどでカットされている2万Hz以上の高域をバイオリンの倍音が補うという考えの物です。
「バイオリンを鳴らしたら変な響きが乗るんじゃないか?」っと思ってしまいますが、
実際に試聴すると、生っぽい感じや演奏者の何が伝えたいかという要素が良く解るようになり
音楽を聴く行為が一段と楽しくなります。

オカルト、眉唾みたいな(笑)商品ですが、聴けばビックリ!
(特に生楽器を演奏する方やクラシックコンサートを良く聴かれる方)
試聴は店で可能ですので興味のある方はお問い合わせください。

posted by SoundJulia at 12:13 | Comment(0) | スピーカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする