2021年12月10日

音響パネル

当店が手掛けるオーディオルームで使用するアイテムの一つとして音響パネルがあるのですが、
販売用のプロトタイプを製作しました。

サイズ:小さい方640x640(厚み28mm) 大きい方H1240xW640x(厚み28mm)
DSC02314[1].jpg

見た目の質感
DSC02316[1].jpg

パネル表面の素材はカルム材を使用し、内部に音調するための詰め物が入っております。
カルム材は超高性能な吸音材で、素材はアルミです。

このアルミのパネルを音で振動させることで熱に変換して吸音する理屈なのですが、
パネル内部の構造で周波数バランスを整えており
表面は適度な反射をいたしますので吸音し過ぎで残念な感じになる事は無いです。

一般的な吸音材や音響パネルとの違いですが、
吸音してエネルギー感がなくなるという事もありませんし
高域や低域を吸音しすぎてつまらない音になるという感じもありません。
雑味の有る余分な部分を吸音しますので、高域は音色豊かに分解能が上がり
低域はボケが無く力強く厚みのある表現になります。

パネルを使用すると音が豊かになりますので
ボリュームを少し上げたかのような音圧感を感じる様になります。

鳴らしているスピーカーの後ろへ自分の頭を持って行って音を聞くと
低域のボワッとしたコモリ音を感じる場合、このパネルを使用すると
劇的な効果を体験できると思います。

こもる様な低域は、大きな面で受けてパネルを振動させた方が効果的ですので
38cmのウーファーやトールボーイ型で複数個、低域ユニットが付いているスピーカーは、
大きなパネルの方が有効的です。

置き場所といたしましては、
スピーカーの後ろ、両脇、センター
試聴する後ろ側へセットするなど試して音調する感じです。

写真後ろのハーツフィールドと
サブのTANNOY等で実験しておりますが、
レクタンギュラーヨークで快適にジャスが聞けて
低域のバフバフ感は力感に変わり
マイルスのミュートの抜けも良好に聞こえております。

後日ビデオもUPしたいと考えております。


タグ:音響パネル
posted by SoundJulia at 15:19 | Comment(0) | アクセサリー、ケーブル類等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする