2021年12月04日

マンション音響工事! その1

長年住んだ部屋をすべて一新します。
水回りも全交換し、音楽を聴く部屋の音響まで考え
高層マンションをリフォーム(リノベーション)しております。

現在、部屋の内部を解体しています。

以下、オーディオ的な音響改善部分のみ抜粋します。
音響的に悪さをする部分は、壁、床、天井、窓などの六面全て(笑)
オーディオ機器をセットするリビング全景
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見る方向を変えます。
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リビング側からダイニング側を見る
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見る方向を変えて眺める
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リビングの中からスピーカーを置く壁を見る...。
グレーの壁はすでに施工した木毛板です。
木の細切り繊維をセメントで固めた板で、重くて丈夫、湿度調整効果と断熱効果もあります。
この上に米松合板を重ね張りします。
左端のドアも薄くて響きますので対策して右の木毛板の壁と同化させます。
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プラスターボードのボコボコ響いてしまう壁の剛性をUPさせてボコボコしないようにするための対策です。
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壁のコーナー部分から見る(造作途中)
既存のプラスターボード壁へ更にプラスターボード+木毛板を張っています。
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この木毛板の上に下の写真の合板を張り、
更に凸凹したブラックウォールナットを張り付けて完成させます。
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リビングの天井内部を確認するために開口
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覗いてみる
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現在は、どのような部屋でも同じような構造で天井が吊り下げられていますが
この軽量鉄骨とプラスターボードの空間が太皷化してボンついて濁りのある響きとなるため
天井に1200x1200の開口部を作り、その開口部から吸音材を充填し、
開口部を防ぐ部分へ超高性能低域吸収ボードをはめ込み、天井空間を利用した低域吸音室へ作り変えて
ボンボンと響く天井を改善するとともに、低域の処理を行う構造とします。
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こちらはダイニング側
こちらも構造は同じですので、響きを考慮した構造にしたいと考えております。
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キッチンの上は天井が下げられているので壊した隙間から内部が見えますが
基本的に同じように吊り下げられています。
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床はコンクリートの躯体が出るまで残部剥いでおります。
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このコンクリートの床へ無垢材のフローリングを張るのですが、
スピーカー側と視聴側と縁切り構造で作り込んでスピーカー側は床を高剛性にして厚く作ります。
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現在の電源(分電盤)はこんな感じ、1個空いているブレーカーがありますから
下の赤いレバーのある回路から全て右へずらし、
メインブレーカー部分に一番近い赤いレバーの付いたブレーカーを空けて
ここへオーディオ専用回路のケーブルを部屋から分電盤まで入線して専用電源とします。
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リビングへ付ける壁コンセントはこれ!
ドライカーボン+メタルベースが付いたコンセントBOXを垂直の壁へ付けれるようにした
壁コンセントBOXです。
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続く...。
posted by SoundJulia at 17:23 | Comment(0) | マンションの音響対策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする