2021年12月28日

年末最後の納品と年末年始のお休み!

年末年始のお休み期間:12月29日〜1月6日
お休み期間中でもホームページからのお問い合わせメールは確認しています。

本年も当店をご愛顧いただきまして誠にありがとうございました。
来年もいっそうのご愛顧を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

12月は何だかバタバタしておりまして、
外注が絡むものだけ納期が来年となってしまって大変申し訳ございませんでした。
その他は、
お客様宅の全体リフォーム+リビング音響改善の引き渡しも無事終わりまして
KOJO電源装置、カクテルオーディオX45、X50D...etc。
当店のメタルベースインシュレーターやカーボンアクセサリーなど
多数お買い上げいただきましてありがとうございました。

先日、メープルの長尺オーディオボードを納品いたしました。
書斎のスチール棚の上にセットして小型オーディオシステムを載せました。
音色、音密度、表現と、中音域から低域にかけて腰の座りが良くなりお客様もご満足いただけました。
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スピーカーケーブルを多数納品
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ドライカーボンボードを8枚納品
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明日からお休みですが、色々と締めの仕事をして今年は終わります。
posted by SoundJulia at 23:25 | Comment(0) | アクセサリー、ケーブル類等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月19日

ケーブル作りに没頭しております。

お客様からの依頼でケーブルへお客様が用意されたプラグを付けました。

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こちらは上記とは別でシールドケーブルの製作依頼を受けて作っている途中です。

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銅箔シールド

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完成しました。
シールド効果の恩恵でS/Nも良好!
導体も3.5スケアと太く絶縁体も架橋ポリエチレン製で奢ってありますので
地に足のついた感じのしっかりしたドライブ力と低域の踏ん張り感、fレンジの広さを感じる音質、
導体は国産の純銅なのでおかしな癖が無くまともです。
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余談ですが、3Pコンセントのケーブルが流行するようになってから
S/Nが悪いとか、変なノイズが乗るという相談を受けることが多々あります。
出向いて調べると電源ケーブルによるアースループが原因となっていることが多いです。

オーディオ機器へ電源を供給する電源ケーブルが、3PコンセントとIECプラグが付いたケーブルの場合、
アースループができない様に配慮する必要があります。

全ての機器へアース付きで繋げてしまいますと機器間でアースループができてしまって
せっかく用意した良いケーブルを使用しても結果が悪くなることが殆どです。

壁コンセントにアースが来ていない場合でも、
電源タップに3Pコンセントを使用できる物を使うとループはできてしまいます。

国産の機器の場合、インレット方式で給電するようになっていても
機器内部でアースが接続されていない場合や接続されている場合などまちまちですので
基本的にテスターで確認した方が無難です。

アメリカ製品の場合は、ほぼ100%アースは接続されていますので複数台の機器を3pコンセントで給電しますと
確実にアースループができてしまいます。

コンセントから大地アースを落とす機器は1台としてループができない様にすることが重要です。
入力機器側から落とした方が結果が良好な場合と
プリアンプで落とした方が良好な場合などがありますので
アースを落とす機器も音質を確認して決める必要があると思います。

この後はスピーカーケーブルを製作します。

後半カーテンを閉めると音が変わります。

posted by SoundJulia at 14:39 | Comment(0) | アクセサリー、ケーブル類等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月13日

マンション音響工事 その3(完了)

工事が完了し、引き渡しとなりました。
最初から見る場合は下記リンクをクリックください。

リスニングポイントからスピーカー側の壁を見る...。
プラスターボード+壁紙の「ボコボコ」壁(笑)は補強し、ブラックウォールナットで凸凹処理し
反射と拡散を良好にいたしました。(壁厚は8cmになり叩いてもボコボコ音はしません。)
左側の扉もブラックウォールナットの凸凹でつなげて扉の響きと見た目を改善しました。
ボードの間に見えるコンセントは、オーディオ専用配線で単独に引いた電源へ
当店オリジナルの超剛性壁コンセントBOXを取り付けました。
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天井は全面を音響処理構造にして開口部をカルム材で塞ぎチューニングいたしました。
通常、何も処理していない普通の天井の場合、下から叩くとボコボコ音がしますが、
吸音材とカルム材で閉塞し、イメージとしては、バカでかい音響ボード化して対処しました。
床と天井との平面反射も結果が悪くなりますので、写真のサンを置きならべてランダムに反射させることで
濁りのない澄んだ響きとなる様にチューニングいたしました。
このサンのおかげで、開口部を塞いだカルム材は見えなくなり違和感はないです。
照明を上げていますので点灯すると隙間から光がこぼれるようになっております。
スピーカー上面は斜めの反射パネルを付けています。
白い壁は全て音響本漆喰で仕上げてあります。
斜めパネルの内部に照明を埋め込んで間接照明化しましたので、照らすと癒される感じに淡く明るくなります。
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ダイニング側からリビング側を見る

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ソファーを置いて聴くリスニングポイント側を見る
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縁切り構造の上げ床 
スピーカーを置く側と聴く側で縁が切れていますので、
スピーカー側の床をコツコツ叩いても聞く側の床に振動が来ません。
無垢板のフローリングと、その下の構造で極厚となっておりますのでフニャフニャ感は全くありません。
コンクリートの躯体から造作して下階へ振動が伝わらない様に仕上げてあります。
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無垢板のフローリングが豪華で良い感じです。
繋がっているように見えていますが匠の大工技で縁を切っています。
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スピーカー上面となる部分へ造作した斜めボードとスピーカー背面の凸凹壁
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質感や見た目はこんな感じ、壁厚は8cm程となっております。
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動画を撮りましたのでご覧ください。
Bluetoothスピーカーでの音出しですが、恐るべき音質となっております。

・スピーカー B&W T7
・SONY ウオークマン(安った)

キッチンで話をしている業者さんの声がコモルことなく聞こえています。
マンションのリビングダイニングで何も置いていない場合、響き過ぎてワンワンしますが
既にそういう感じが無く整った音になっていると思います。

録画はiphone7
色々と録画したのですが、著作権の問題でカットされましたので
結局短い時間のボーカル動画しかありません...。
後半、カーテンを閉めて良い状態にしますので前半と音質が変わります。








posted by SoundJulia at 19:11 | Comment(0) | マンションの音響対策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月10日

音響パネル

当店が手掛けるオーディオルームで使用するアイテムの一つとして音響パネルがあるのですが、
販売用のプロトタイプを製作しました。

サイズ:小さい方640x640(厚み28mm) 大きい方H1240xW640x(厚み28mm)
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見た目の質感
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パネル表面の素材はカルム材を使用し、内部に音調するための詰め物が入っております。
カルム材は超高性能な吸音材で、素材はアルミです。

このアルミのパネルを音で振動させることで熱に変換して吸音する理屈なのですが、
パネル内部の構造で周波数バランスを整えており
表面は適度な反射をいたしますので吸音し過ぎで残念な感じになる事は無いです。

一般的な吸音材や音響パネルとの違いですが、
吸音してエネルギー感がなくなるという事もありませんし
高域や低域を吸音しすぎてつまらない音になるという感じもありません。
雑味の有る余分な部分を吸音しますので、高域は音色豊かに分解能が上がり
低域はボケが無く力強く厚みのある表現になります。

パネルを使用すると音が豊かになりますので
ボリュームを少し上げたかのような音圧感を感じる様になります。

鳴らしているスピーカーの後ろへ自分の頭を持って行って音を聞くと
低域のボワッとしたコモリ音を感じる場合、このパネルを使用すると
劇的な効果を体験できると思います。

こもる様な低域は、大きな面で受けてパネルを振動させた方が効果的ですので
38cmのウーファーやトールボーイ型で複数個、低域ユニットが付いているスピーカーは、
大きなパネルの方が有効的です。

置き場所といたしましては、
スピーカーの後ろ、両脇、センター
試聴する後ろ側へセットするなど試して音調する感じです。

写真後ろのハーツフィールドと
サブのTANNOY等で実験しておりますが、
レクタンギュラーヨークで快適にジャスが聞けて
低域のバフバフ感は力感に変わり
マイルスのミュートの抜けも良好に聞こえております。

後日ビデオもUPしたいと考えております。


タグ:音響パネル
posted by SoundJulia at 15:19 | Comment(0) | アクセサリー、ケーブル類等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月07日

メタルベース入荷しました!

大人気商品の音質改善アイテム メタルベースが50個のみ再入荷いたしました。
すでに20個ほど購入予約が入っております。
年内は最後の入荷となりますのでご希望のお客様はご連絡ください。

(左)のメタルベースへ、当店のSJ-SIドライカーボンインシュレーターを入れて使用します。(右)
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特殊メタル材へハードクロムメッキを施しております。
φ58mm 高さ25mm(カーボン面が0.5mm出ますので25.5mm)

側面
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メタルベースからドライカーボン面が0.5mm凸しますので
機器の底板をこのカーボン面へ接触するようにセットします。
機器純正の足の下へ敷くより効果的です。

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レンジ感は広がり音の見通しが良くなります。分解能も向上して音場は広く残響や空気感が良く出ます。
腰の座りも良くなりますので、安定感が増し機器の持つポテンシャルを引き出します。
最初に音の入り口となる機器(例えばCDプレーヤーなど)へお使いいただければ効果が分かると思います。


posted by SoundJulia at 12:52 | Comment(0) | アクセサリー、ケーブル類等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

マンション音響工事! その2

工事はどんどんと進んでいきます!

壁に塗る漆喰の塗り方を検討しております。
漆喰は本漆喰で城に使用する本物で、カーボン繊維やおが屑などを配合して音響漆喰化します。

下の写真は塗り方の検討なのでプラスターボードに塗っておりますが、
音響的な確認は、合板に漆喰を塗りスピーカーに両脇にセットしてどのような音になるのかを
事前に確認しております。
当店に使用されている漆喰も全て同じですのでご来店いただければ体験できます。

カーボン繊維を入れると塗った時はグレーになりますが、乾くと白くなります。
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こちらは私の自宅の壁、私と妻で好きなように漆喰を塗りました!(笑)
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お客様宅の天井吸音装置ですが、開口部から断熱材を吸音材にして詰め込みました。
この状態でも、この部屋で会話すると、すでに部屋の響きに変化が現れた事が確認できます!
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リズニング側から見るとこんな感じです。

開口部はカルム材で蓋をして天井一面が吸音装置となります。

奥の方の天井から斜めにボードが取り付けてある部分の下にスピーカーを置きます。
これは90度のコーナー部分を無くす事と、この部分にも漆喰を塗り反射反音の対策をする事と
リズニング側から見ためを良くするための造作で、間接照明も埋め込みます。

まだ天井と床が平面で向かい合いますから、
平面反射を拡散させて部屋の見た目も変えるディフューザーを天井一面に造作します。

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上の写真で合板が張ってありますが、木毛板の上に合板を張り、剛性を上げボコボコ響かない壁にして
更にその上にブラックウォールナットの凸凹板を張り付けて反射と拡散する様にいたします。
この時点の壁厚は6cmとなっています...。
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このブログを書いているころには、スピーカー背面壁が完成して、天井ディフューザーも付いて
天井開口部はカルム材でクローズしてあると思いますので、またレポートします。
posted by SoundJulia at 11:38 | Comment(0) | マンションの音響対策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月04日

マンション音響工事! その1

長年住んだ部屋をすべて一新します。
水回りも全交換し、音楽を聴く部屋の音響まで考え
高層マンションをリフォーム(リノベーション)しております。

現在、部屋の内部を解体しています。

以下、オーディオ的な音響改善部分のみ抜粋します。
音響的に悪さをする部分は、壁、床、天井、窓などの六面全て(笑)
オーディオ機器をセットするリビング全景
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見る方向を変えます。
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リビング側からダイニング側を見る
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見る方向を変えて眺める
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リビングの中からスピーカーを置く壁を見る...。
グレーの壁はすでに施工した木毛板です。
木の細切り繊維をセメントで固めた板で、重くて丈夫、湿度調整効果と断熱効果もあります。
この上に米松合板を重ね張りします。
左端のドアも薄くて響きますので対策して右の木毛板の壁と同化させます。
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プラスターボードのボコボコ響いてしまう壁の剛性をUPさせてボコボコしないようにするための対策です。
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壁のコーナー部分から見る(造作途中)
既存のプラスターボード壁へ更にプラスターボード+木毛板を張っています。
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この木毛板の上に下の写真の合板を張り、
更に凸凹したブラックウォールナットを張り付けて完成させます。
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リビングの天井内部を確認するために開口
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覗いてみる
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現在は、どのような部屋でも同じような構造で天井が吊り下げられていますが
この軽量鉄骨とプラスターボードの空間が太皷化してボンついて濁りのある響きとなるため
天井に1200x1200の開口部を作り、その開口部から吸音材を充填し、
開口部を防ぐ部分へ超高性能低域吸収ボードをはめ込み、天井空間を利用した低域吸音室へ作り変えて
ボンボンと響く天井を改善するとともに、低域の処理を行う構造とします。
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こちらはダイニング側
こちらも構造は同じですので、響きを考慮した構造にしたいと考えております。
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キッチンの上は天井が下げられているので壊した隙間から内部が見えますが
基本的に同じように吊り下げられています。
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床はコンクリートの躯体が出るまで残部剥いでおります。
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このコンクリートの床へ無垢材のフローリングを張るのですが、
スピーカー側と視聴側と縁切り構造で作り込んでスピーカー側は床を高剛性にして厚く作ります。
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現在の電源(分電盤)はこんな感じ、1個空いているブレーカーがありますから
下の赤いレバーのある回路から全て右へずらし、
メインブレーカー部分に一番近い赤いレバーの付いたブレーカーを空けて
ここへオーディオ専用回路のケーブルを部屋から分電盤まで入線して専用電源とします。
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リビングへ付ける壁コンセントはこれ!
ドライカーボン+メタルベースが付いたコンセントBOXを垂直の壁へ付けれるようにした
壁コンセントBOXです。
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続く...。
posted by SoundJulia at 17:23 | Comment(0) | マンションの音響対策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする