2025年03月24日

JBL D216+LE20をサンスイの箱へ入れてチューニングしました。

個人でビンテージスピーカーをメンテナンスして販売をしているところから、
JBLのビンテージスピーカーを購入しました。
購入動機は、D216が欲しかったからです。

購入品はサンスイ箱へJBLのユニットを入れた改造品で、
全メンテナンス済みの保証付き、
JBL純正パーツを使用したオリジナルネットワーク内蔵、
音質には自信を持って作業した、などの説明文がついておりました。

D216がまともなら、他の部分は気にしないつもりで購入したのですが、
受け取って店で動作確認をすると、音質が悪い上に音像定位もおかしく、
まるで片側を逆相接続で聞いているような音でした。

スピーカーケーブルの接続を間違えたかと思い確認しましたが、間違いはありません。
こういう時は冷静に測定するのが一番早いので、位相判定をすると、
D216が1本、逆相接続になっていました(笑)。

「完全メンテナンスで音質に自信」という説明は何だったのでしょうか?

リアバッフルを開けて確認すると、D216が片側のみ逆相接続になっており、
オリジナルネットワークというものが付いていましたが、
なぜこのような接続になっているのか分からない結線で繋がっていました。

とりあえず位相を正して再度試聴しましたが、
JBL好きな私としては納得できない音質でした。
古いJBLは、独特の臭みと味わい深さがあり、
引き込まれるような表現をするのですが、
位相を直したところでチューニングのバランスが悪く、
そのような感じが全くありませんでした。

とりあえず箱に入っているので音は出せます。
JBLらしい音で楽しみたいと思い、早速自分流に改造しました。

ユニットは問題ないので、付いていたネットワークを外し、
まずは上下6dBクロスで繋いでみましたが、
良くなったものの、まだ臭みが足りません(笑)。

そこで、JBLのネットワークJBL L88 NOVAと同じ様にウーファーをフルレンジで、
ツイーターを6dBクロスで繋いでみたところ、つながりも良く、
違和感なく、臭みのあるJBLビンテージサウンドになりました。

無指向性マイク録音で音場が収録されておりますので
ご視聴はヘッドフォンやカナル型イヤフォンを使用願います。

posted by SoundJulia at 16:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | スピーカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年03月23日

最近の仕事

最近は寒暖差が激しく、風も強く花粉も舞う季節ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今日は暖かく、桜が咲いてしまいそうな陽気です。
私の方は、色々と仕事に励んでおります。

まずは、定年退職後に建てられる新築住宅のオーディオルームの打ち合わせです。
施主様が選ばれた工務店で家を建てるのですが、
工務店にとってオーディオルームは初めての試みとのことで、間違いがないよう慎重に進めています。

IMG_3481[1].jpg

続いて、当店オリジナルケーブルのご注文をいただきました。

IMG_3485[1].jpg
完璧にシールドしたケーブルを作りプラグを付けて製作中です。

IMG_3486[1].jpg
当店オリジナルのお手頃な価格のデル「Reference」を製作しています。
RCA-RCA:1mペア:33,000円
繋ぐ方向性があり、この上にパンドウイットのメッシュチューブを被せます。
出音感は癖が無く音出し中のS/N感も良く音場も広い感じでモッチリした感じや
鈍い感じが無く、低域が太く出るなどのピークもありません。
有名ブランドの10万円程度のケーブルと比較して欲しいです。

次に、お客様のシステムで、バイオリンとビオラの倍音装置にチェロを追加し、低域部分を増強...。

チェロを加えると、沢山の弦楽器が響いてボケるのではなく
分解能が上がり低域の分離感が良くなり多彩な音色で聴ける感じになります。

面白い事としましては、オーディオスピーカーは鳴らさず各弦楽器の音量を上げるだけで
爆音は無理ですが、十分に聴けるほどの音質と音量になります。

IMG_7327.jpg

店のハーツフィールドにバイオリンとビオラの倍音装置を追加し、
空気録音を行いました。 下のYouTubeで視聴できます。
無指向性スピーカーで録音しているため、音場も十分に捉えられています。
スピーカーでの再生は、再生する部屋の音場と混ざり、正確な音を再現できないため、
使い慣れたヘッドフォンまたはカナル型イヤフォンでの視聴をお勧めします。




posted by SoundJulia at 18:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | スピーカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年03月16日

【高音質化】YouTubeの音声をピュアオーディオ再生+生楽器で倍音を付加

ノートPCでYouTubeを観る際、
映像はHDMIでTVに出力して大画面にします。
音声は、オーディオ用DACを通してプリメインアンプで増幅し、
B&W SS25スピーカーから出力しています。
さらに、その出力音にバイオリンとビオラで倍音を加え、
まるでYouTubeとは思えないような高音質で楽しむことができる塩梅です。

今回の空気録音では、スピーカーから約3.7m離れた位置にマイクを立てて録音しているため、
部屋の音場も含まれています。
スピーカーで聴くと、聴く方の部屋の音場と混ざり、音の広がりや定位感が損なわれ、
本来の再生音とは異なる音になってしまいます。
そのため、カナル型イヤホンまたはヘッドホンで聴くことをお勧めします。

(フューフュー、ヒーン音等ノートPCの冷却ファン音が入っております。)



posted by SoundJulia at 16:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | スピーカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年03月11日

オーディオ専用電源と壁コンセントの音質の差

実験:壁コンセント vs オーディオ専用電源 - 音質比較

今回の実験では、オーディオ機器の電源環境による音質の違いを検証します。
具体的には、以下の2つの電源供給方法における出音を比較試聴します。
  1. 壁コンセントからの給電: 一般的な家庭用コンセントから電源タップを経由してオーディオ機器に給電。
  2. オーディオ専用電源からの給電: 専用ケーブルで引き込み電源タップからオーディオ機器に給電。

実験方法

  • 音出し機器: CDプレーヤー、プリメインアンプ、スピーカー
  • 電源変更: CDプレーヤーのみ、電源供給方法を上記1と2で入れ替えて比較
  • 録音方法: ノーカット未編集、フィルター類一切なしのリニア録音

一般的な壁コンセントからの電源供給

一般家庭では、オーディオ機器を含む電化製品は、通常、壁コンセントから電源供給されます。
この電源は、家の分電盤内の分岐用20AブレーカーからVVFケーブルで配線され、
天井や壁を経由して部屋の壁コンセントに到達します。

オーディオ専用電源について

オーディオ専用電源は、メインブレーカーを通る前の部分から専用ケーブルで
オーディオ機器設置部屋まで直接引き込みます。
これにより、他の家電製品からの影響を受けにくい、より安定した電源供給が可能となります。

当店では、導体太さ14sqまたは22sqの静電シールドケーブルを使用し、
オーディオ専用分電盤を設置する方式を採用しています。
多くのお客様が10回路から12回路程度の構成を選ばれます。
また、分電盤を構成するボードには、ドライカーボン製もご用意可能です。

音質への影響

電源環境を変更しても、一般的に周波数特性や歪み率などの測定上の数値は大きく変化しません。
しかし、人間の聴覚では、音質の変化を明確に聞き分けることができます。

この現象については、「プラシーボ効果」という意見もあります。
しかし、人間の聴覚は、鈍感な部分と驚くほど敏感な部分を併せ持っています。
今回の動画では、編集やフィルター処理を一切行わないリニア録音で、
電源環境による音質の違いを客観的に記録します。

補足事項

  • オーディオ専用電源の導入は、音質向上だけでなく、オーディオ機器の性能を最大限に引き出す効果も期待できます。
  • 電源ケーブルや電源タップなど、電源環境を構成する要素も音質に影響を与える可能性があります。
空気録音しておりますので、店内の音場も拾っております。
ご試聴は、カナル型イヤフォン、ヘッドフォンをご使用願います。
スピーカーでの試聴はあなた様の部屋の音場と混ざり正確な判断ができないと思います。

posted by SoundJulia at 11:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | オーディオ用電源 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年03月10日

バイオリン+ビオラ ハーモニックサウンド

当店のJBLハーツフィールドを使用し、
バイオリンとビオラの倍音成分を付加した空気録音を試みました。
録音マイクはリスニングポイントから約5m離れた位置に設置しています。
倍音成分の有無による音質の変化を、YouTubeにてご試聴いただけます。
ぜひお聴き比べください。

音出し機器
・X50Pro
・DAC212SE
・Si50改
・D3085ハーツフィールド
・バイオリン+ビオラ ハーモニックシステム

カナル型イヤフォン又はヘッドフォンでお聴き願います。
スピーカーでの試聴は、
あなた様の部屋の音場と録画した部屋の音場が混ざり変な感じになります。


posted by SoundJulia at 13:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | スピーカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする