2022年04月30日

半導体ディスクリュート回路プリアンプ(フォノイコライザー付き)完成!

数年かかり漸く形になりました。
これはプロトタイプ3号機で最終プロトタイプになりますのでこの後、製品化の検討に入ります。

フォノ1系統 ライン2系統 入力可能な仕様で、ゲイン調整ができます。
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金属ケースで見た目よりずっしり重いです。
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真鍮削り出しのツマミ芯へ万年筆で使用されるエボナイトを被せています。
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ジャックはセンターピンの接触不良が起こりにくいタイプを採用しています。
100V電源で消費電力3Wの省エネ仕様です。

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大きさも小型にまとめましたので、
邪魔にならないサイズ感で、ギュッと締まった精密感あるデザインとなっています。
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使用半導体は昭和のキャンタイプトランジスタでディスクリュートのアナログ回路で構成しております。
音質傾向としては、オープンデッキの出力のような鮮度と躍動感ある感じでS/N感も良いです。
フォノは、驚くほどのハイスピードサウンドと分解能で迫りますので
抜け、切れ、立ち上がりは抜群に良く、えぐる程の音数でレコードを再生します。
やかましく耳が痛い音ということではなく、シンプルイズベストを実現しておりますので
高級フォノイコによくある重厚な回路による音遣れ感がなく抜群の鮮度を感じる出音という意味です。
現代の反応が遅いスピーカーでは付いていけないかもです。

アナログ時代最後の頃のソフト
ダイレクトカットディスクや76cmマスター使用の高音質盤、テストレコード等は
デジタル音源のソフトでは聞くことができないほどのサウンドになりますので
現代のなめらかで穏やかで柔らかい腑抜けたフォノイコで聞くレコードの音ではなく
1980年代最後の最高音質なレコード再生音を目指している方にはお勧めだと思います。
当時の半導体使用でシンプルな回路構成から再生される音は
レコードはその時代に合った構成の機器で聞くのが一番かと思えてしまいます...。


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2022年04月19日

MICRO BL-91 SAEC WE407/23

店頭のマイクロBL-91を購入したいとのお申し出がありましたので
販売前に色々なカートリッジを聴いてみました...。
私個人の好みが入った言いたい放題のコメントです。

シュアー V15 Type1 
厚く太く濃くエネルギー感ある出音でぶっ飛びます。(笑)
何故か人気のTypeVをこの後聴くと細くてしなやかで女々しい音に聞こえてしまいます...。

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少し美音にしてやろうかと
ヤマハのシェルに真鍮ビス、純銀リードでセット 正当な感じではないけどアリの音!(笑)

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アルミブロックの本体はTypeUまでで、TypeVは樹脂となり音も軽い...。
M44G系だけど出音は別物で、あのチープでガチャガチャしたサウンドではない...。

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秘蔵のオールドSPU
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何も言う事が無いほどの抜けと切れとエネルギー感ある音で聞かせてきます。
普通のSPUに感じる厚く太く低域デブで分解能が低い感じは微塵もない...

分離が良く力強いゴリっとした低域に支えられ瞬発力あるスピード感!
ピアノのアタックも見事でシンバルの切れはトゥイーターが危ないかと思うほど抜け良く切れます。(笑)
ギターもバイオリンも見えるような感じの表現...
超高音質系のカートリッジもめった切りにされてしまうほどの出音です...。
この1本だけ異常なほど良い音なので手放せない逸品です。
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DL-103R
DL-103の改良品という事で入手しましたが、基本はDL-103の音
やや明るい出音となり細かい部分も再現できるが高域分解能は現代カートリッジより低い
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DL-103S
針は楕円でコンプライアンスを上げて針圧を軽くしているのでDL-103とは別物の分解能!
低域もDL-103の固まったような感じではなく、しなやかで広い感じに聞こえます。
DL-103で高域がつぶれている感じが嫌いな方には良いかもしれない...。
個人的にDENONのカートリッジはDL-305の美音が好き!
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AT-33ML OCC
下手に使うとドンシャリ音とかになり嫌いな方が多いカートリッジだけど(笑)
上手く鳴ると、力強い低域と抜けて切れる高域が爽快なサウンドとなり快音です。
特にフュージョン系には抜群の相性!
普通のアルミシェルやマグネシウム、ダンプの強いシェルだとつまらないかもです。

AT33ANVだとアルミパイプ カンチレバーになるので これより音は明るめに出ます。
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AT-37E
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ルビーカンチレバーの逝っちゃってるカートリッジ!
私が高校生の頃のカートリッジだけど今でも健在!
ゴリゴリで筋肉質で力強い低域に何処までも綺麗に伸びて抜ける高域は
金属系カンチレバーでは聴けない出音!
ハイハットやシンバルの細かく艶が乗って抜け切る音は快音!
高音質45回転やダイレクトカットのワイドレンジディスクを掛けると驚きのサウンドで仰け反ります。(笑)

調子に乗ってダイナベクターのダイヤモンドカンチレバー17DXへ付け替えてみると
Rchが死亡していた...。
SONYのXL88Dを探すも何処にかくれんぼしているのか分からない...。

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アナログ最盛期、昭和の組み合わせに感動した。
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2022年02月01日

フォノイコライザー(ワンオフオーダー品)

コロナが猛威を振るっておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
当店の場合は、巣ごもりでオーディオを楽しまれていらっしゃるお客様のご要望に応え
色々とやっております...。

今回のフォノイコですが、
現代のフォノイコではアナログ最盛期の音が出ませんので
色々なフォノイコを試して散財し、現代の物ではダメだと気が付かれたお客様のご要望で
あの頃のレコードの音が聴けるフォノイコライザーを作りましたので
記録の為、動画を撮りました。

CDとレコードで差が無い程度までゲインを上げ
カートリッジの交換で出力が変わっても
ゲイン調整で合わせられるよう
-3〜+6dBまでゲイン調整が可能なようにしました。

試聴機材
・レコードプレーヤー:ミラコード90
・フォノイコ:今回のワンオフ製作フォノイコ
・プリメインアンプ:当店オリジナル(10W+10W)
・スピーカー:TANNOY SuperRedMonitor
・ケーブル類:サウンドジュリアオリジナル

録音機材
SONY MDR-MV1 
ワンポイントマイクの空気録音です。
リニア録音ですので、ビデオカメラやカメラで撮る場合のコンプレッサーなどの調整は無いです。
ダイナミックレンジが大きい為、大きな音は大きく、小さな音は小さいですから
試聴時のボリュームは上げて聴いてください。

試聴は下記写真をクリック!

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2021年05月01日

StereoSoundアナログレコードを試聴!

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オリジナルマスターを引っ張り出して新たにプレスしたレコードです。
必要のない音質調整を施していないソフトになりますので
ラウドネススイッチONの様な豊かな感じや現代流行りの圧縮+ブースト処理もしていません。
鮮度感があり抜けの良い音質で
テレサテンはラストコンサートになりますので貴重だと思います。

機材
・ミラコード90
・プロトタイププリアンプ
・Si2バランスパワー
・TANNOY SuperRedMonitor

HDR-MV1で撮って未編集でYoutubeへUPです。

ビデオは下記をクリック願います。





MIRACRD90
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今日、虹が出ていました。

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2021年04月27日

レコード針の針先を変えて試聴!

テクニカのVM型(MM)カートリッジは
購入時に付いている針からアップグレードとなる針も同等の針もダウングレードとなる針も
本体の取り付けに互換性があるので色々試せるんです!

今回、/丸針/楕円針/マイクロリニア針/ラインコンタクト針/シバタ針/を入手したので色々と試してみました。

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針は簡単に取り換える事ができます。
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高額な針は針先カバーが違いますが同形状です。
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MIRACRD90についているカートリッジはELACの記載がありますが
基本的にテクニカのAT440MLbですから互換性がありますので
本体ボディーを固定して針だけ変えて試聴してみました。

・丸針VMN10CB
 ガツンと来ますね!エネルギー満タンでトルクフル
 弾みまくるブリブリの低域とザクッと切れ込んでくる高域...
 Jazzでいう快音です。
 全ての楽器が前に出たがり引っ込む感じは無いです。
 キックドラムはドスドス来ますしシンバルも下の方から豪快にさく裂します。
 トライアングルも鉄の棒がゴンと当たるあたりからチーンまで元気よくでて輝きのある高域
 躍動感や音色も良くコントラスト強めの強烈なサウンドですから
 しなやかで繊細とは逆の音!(笑)
 ブルーノートやダンスリズム系はバッチリではないでしょうか

・楕円針VMN30EN
 丸針の分解能がグッと上がった感じで音はやや細かくなります。
 丸針の切れ込む感じが斧や鉈だとするとこちらは刀(笑)
 スパッとよく切れる感じが爽快です。
 シンバルのシャリーンも綺麗に輝き
 アコギの弦も立ち上がります。
 低域のトルクは丸針から落ちますが
 エコー等の感じが分かる様になり前後感も出てきます。
 フュージョン系は抜群ですから
 YMOやカシオペア、シャカタク、ボブジェームス等の類はノリノリで聴けます。

・マイクロリニア針VMN40ML
 更に分解能が上がり細かい描写感が出て極端な感じが減りました。
 切れ味はカッターナイフって感じでシュンと切れてしまいます。
 トルクとエネルギー感は減り微細な音も再現されてきますので
 エコーとか空間とか前後感等の再現性が上がり
 切れの良いHiFi系サウンドになってきました。

・ラインコンタクト針VMN60SLC
 微小な音も拾い繊細でワイドレンジでしなやかな感じまで出てきました。
 デジタルでいう所のハイレゾ、SACDみたいな感じです。
 丸針で派手に鳴っていたトライアングルの音は叩く音よりチ〜ンという響きが多めです。
 エネルギー感やトルク感が減り丸針の暴力的な感じは無く
 行儀よく色々な音が聞こえてきます。
 別の物で例えると
 丸針や楕円針が葛飾北斎の荒れ狂う「神奈川沖 浪裏」だとすると
 ラインコンタクト針は波打たない湖面に逆さ富士が映る綺麗な写真の様に穏やか...
 残響や空間の表現も匠ですし細やかな音も拾い奥行き感も出ますので
 クラシックの高音質録音盤などを聴く場合は良いと思われますが
 ブルーノートやダンス系はノリが悪くて面白くないです。

・シバタ針VMN50SH
 上記ラインコンタクト針に艶と輝きが乗り超微細な繊細感がホントに若干落ちた感じの出音

MIRACRD90のカートリッジの針はマイクロリニア針で針圧は1.4g
今回試聴したマイクロリニア針は2.0g
同じ針先でもダンパーが違うのか針圧が違いますので出音も若干違いがあります。
MIRACRD90付属の純正の方がやや美音系で出音がシャキッとしています。

MIRACRD90は基本的にハッキリクッキリでダレ感のない高分解能サウンドですが
今回、色々な針先を試しますと、楕円針に変えて聴いた場合
十数年前の試聴機 MICRO SX-8000+ハイスピードイナーシャを
100Kgはあるベースへセットして
アームはSAEC SW-506/30へテクニカのMC33Eを付けて音出ししていた頃の
逝っちゃってる音に似て楽しい感じです。

私の感覚ですがアナログらしい音を楽しむ場合は
楕円針までが面白い出音で音色も豊かで表現もよく聞こえます。
先が細い針の場合は分解能が上がり細かい部分の再現が出てきますが
躍動感や音色が薄くなり高級なCDPで聴いている様な感じに近い出音に感じます。

針を変えただけで音が激変するのがアナログの面白いところですよね
針先は直ぐにホコリが付きますので片面聴いたら掃除をしています。

レコードプレーヤーは
フォノケーブルやフォノイコ、置き場所、ターンテーブルを回す電源なども弄ると
コロコロと音質が変化しますので
音の入り口となる機器としては一番弄りがいのある機器だと思います。

カクテルオーディオのX35にはフォノイコが付いていて
レコードの再生が可能で聴きながら録音もできてしまいます。
この内臓フォノイコと内臓アンプで聴くと
高S/Nでウルトラハイスピードなサウンドで笑えてきます。
録音も192KHz/24biで録音しますと差が分からない程に上手く録れて
録音した音源をCD-Rへ簡単に焼けますので何だか良い時代だなぁと思えます...。

レベルメーターを見ながら録音していますと
学生時代にレコードをノーマルのカセットテープへ録音して高域落ちした場合
奮発してメタルテープを買って録り直したりしたことを思いまします。
社会人になりナカミチの1000ZXLを手に入れ同じように試すと
ノーマルテープでもシンバルの音がダレない事に驚き
メタルテープではピークメータがガンガン振っていても意外に録れてしまう高性能に驚きましたが
現代のX35の録音能力には敵いません...。

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2021年03月06日

ドライカーボン製ターンテーブルシート

当店オリジナルのドライカーボン製ターンテーブルシートです。
最近はアナログ流行りなので改めて動画をUPしました。

ミラコード90へ載せています。
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こんな感じでの試聴です。
レコードプレーヤー ELAC ミラコード90(純正カートリッジ)
アンプ トライオードMUSASHI(内臓フォノイコ使用)
スピーカー TANNOY SuperRedMonitor
電源は100VタップへKOJOのフィルターを入れております。
ラックはサウンドマジックのキャスター付き安物です。

ご試聴は下の写真をクリック願います。

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いかがでしたでしょうか?
ドライカーボン製ターンテーブルシート4mmへ替えると
現場ではモサモサしない締まった低域へ変化し
全体的な出音も高精細な感じになり
音が出ている時のS/Nも良好に聞こえています。
ご来店いただければいつでも試聴可能です。


話は変わります...。
先日納品した中電カートリッジ
現在ご使用中のナガオカ製品の(右側)オーバーハングへ合わせました。

ナガオカの方が和風でしなやか
中電は弾むような躍動感で聴かせます。

どちらも1万円台で買えるMMカートリッジですが、
高額なMCカートリッジでは聴くことが出来ない楽しい出音です。
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ナガオカ
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中電
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最近の外食
かつ鍋定食 「マイウ〜です。」(笑)
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究極名古屋ダシ味の卵とじ(笑)
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焼き魚ランチ
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卵とじうどん
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2020年11月10日

アナログレコードを聴く

完成したSJ-6BQ5の動作チェック&初期エージングで今日もレコードを聴いています。
で、先日は、オフコースLIVEのレコードで、
キレッキレのドラムソロがある音源でしたが、
今回はパーカッション、「ドォ〜〜ン」「パンッ」ときます。
ダンピングファクターが10以下の真空管アンプで
低域ドライブと低音の締りはどんなものかとコメントが来ましたので
今回、必殺のレコードをかけます。

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1981年のデジタル録音、CDプレーヤーは1982年から販売開始です。
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アナログマスターよりダイナミックレンジが広いPCMで録音限界まで入れたと思われます。
個人的にはこんな音源をよくもアナログレコードへ落としたもんだと...。
小型スピーカーやトールボーイ型、低能率スピーカーでは再生が難しい音源となります。
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チェレンジャーの方はCDも発売されていますので
レコードかCDを購入してご自分のシステムで鳴らしてみてください。
今回かけたのはside2の1曲目です。

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2020年10月20日

Miracord90 ゲルマニウムフォノイコ SJ-6BQ5

Miracord90からゲルマニウムトランジスタ使用のフォノイコを通し
当店のSJ-6BQ5真空管アンプでTANNOY SuperRedMonitorを鳴らします。

Miracord90 定価:¥462,000-  実売:¥346,500-
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管球王国92号に試聴記事あります。
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高評価です。(^^♪
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ロゴプレートをドライカーボンで製作しました。
材質は、アルミからドライカーボンへグレードUP!(笑)
彫って色を入れましたので高くつきました...。
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分解能の高いMiracord90レコードプレーヤーを使用して
古いゲルマニウムトランジスタのフォノイコでリアカーブのイコライジングを掛け
ビンテージ球を使用した真空管アンプSJ-6BQ5と1980年代のSuperRedMonitorで聴きます。


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昨日まで超高S/Nなデジタルアンプで遊んでおりましたが
今日は今まで通りに戻しその差を楽しんでおります。
出力管にEL84/6BQ5を使用した真空管アンプのSJ-6BQ5
鈍さの無い爽快かつ弾ける音でJazzを聴くと気持ち良いです!(^^♪

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2020年10月19日

レコードをデジタルアンプで聴く...

CFへワンオフ製作を依頼してオーダーしたバランスプリ
オーダーされたユーザー様がしばらく使用したのでメーカーへ点検を依頼...。

点検整備完了で店の方へ送られてきましたので試聴
鉄筋コンクリートの基礎かと思える様なド安定で揺るぎない低域
上まで素直に伸び切るワイドレンジかつ高分解能なサウンド...。
点検時、メーカーによるクオリティーUPが図られたのでS/Nが向上していました。

長く聴くと耳に残るので1日の動作確認後、撤収して梱包。(笑)

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先日のミラコード90からデジタルアンプに繋いで試聴してみました...。
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TEAC AI-501DA 
2012年頃の製品ですが、
当時、見た目がカッコ良いので音を聴く事なく購入(笑)
PC用のUSB DACのつもりで購入した機器です。

今見てもPRO用に似た外観デザインがイケています。

デジアンですが、電源はトロイダルトランスでボリュームも一般的な可変抵抗式
デジアン本体はティアック製ではなくABLETEC社のALC0180 Dアンプ
音質的にはタイトで抜けと切れが良くスパッと来る爽快な出音!
肉厚感やしっとりした滑らかな感じは殆ど無い感じ...(笑)
聴感上のレンジは広いのですが、基本的に引き締まっている音なので
低域過多のソースでも低域感はドムドムしない感じで下がります。

このアンプの場合、フォノ入力は無いので
トライオードのTRV-EQ7:¥48,000-を使用してライン入力で試聴しました。

ドラムスの音などはビシバシと耳に突き刺さる程のアタック感で聴かせます。
鈍いところは全くなし(笑)
ドライな抜けっぷりの爽快な出音です。

柔らかで滑らかで優しい音が好きな方にはウケないと思いますが
モニター的なサウンドが好きな方にはウケると思います。

100V電源をKOJOのDA-6から供給して再試聴すると
出音の質感がグッと向上し、高分解能に変化しているので
突き刺さる感じが辛くない切れ感に聞こえます。

アナログを色々試しても鈍くてトロトロの音になってしまう場合
こういう感じで聴くとサクッとしてテンションの高い音になると思います。

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USB接続でPCへ専用ドライバーをインストールして聴くと
高音質な出音で楽しめるというアンプなんですが、
ドライバーをインストールできないカクテルオーディオに繋いだら反応するのか?と思い
カクテルのX50DとUSBで繋いでセッティング画面で確認すると認識しました。
ちゃんと音も出て抜けとキレの良い爽快な音で聴けました。

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SONY TA-F501で聴いてみます。
S-master PROのフルデジタルアンプです。

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機器のS/Nが良いのでボリュームは無限大の上が-92dB
高能率のスピーカーを繋いで音楽を再生していても
ボリューム最小位置近くの場合、音は聞こえません。(笑)
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最大ボリュームは0dBを超えて+23dB (アナログ入力に時に役立ちます。)
S/Nが良いのでフォノ入力で0dBでも「シー」「サー」ノイズは聞こえません。(笑)
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13年前のアンプだからかテープ入力も付いています。
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フルデジタルアンプにフォノ入力が付いていてイケてますよね!
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音場補正では国産の高級品でアキュフェーズのDGが有名ですが
このTA-F501には専用マイクが付属されていて音場補正ができます。
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リスニングポイントで周波数特性をフラットにするか
SONYのリスニングルームの特性にするか選べます。
今回は補正無しで試聴します。
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シャーシも高剛性で、電源も専用電源を作りS-masterPROまで大盤振る舞い
電源が上段にセットされS-masterPROはシャーシ直付けでシールドされた引き回しの無い構造
トランジスタアンプに存在するクロスオーバー歪も低域の位相遅れも無いアンプ(笑)

球と石のアンプで聴きなれた耳で試聴...
電源を壁コンセントから供給して聴くと想像されるSONYの音
KOJOの電源フィルタを通して聴くと透明感が向上して抜けや切れが良くなり
fレンジも広く聞こえて音がぶっ飛んでくる感じになります。
更にKOJOのDA-6から完璧な正弦波交流の電源で供給すると
出音の質感は向上して高分解能で美しい音になりました。
スピード感というか反応の速さはピカイチで切れるという感じより
瞬間に立ち上がって瞬間に立ち下がる感じ...。
何だか聴いた事の無い様な素早さです。

レコードの溝にホコリが入って通常「プチ、パチ」聞こえる様なノイズは
油を引いてアツアツに熱したフライパンへ水を一滴入れると
瞬間にはじけ飛ぶような感じの反応に似てダレた感じは微塵も無いノイズ音!
鈍いアンプの「ボス、ボスッ」「ブチブチ、ボン」とかの様な音になりません。

ある意味気持ち良くてある意味宇宙人サウンド!(笑)

低域の位相遅れが無い為か、
キックドラムやスネアのアタック音などは少し違和感がある様に聞こえます。
一言で言うとパルス音の様に余韻が無く痩せて聞こえる様な感じです。

この辺りの特徴を開発時の技術者は理解している様で
従来のトランジスタアンプの位相遅れ特性を再現する補正が可能となっています。
(いわゆる改悪補正して従来の出音に近くする)
低域の出音に違和感を感じた場合は、補正を掛けて聴ける様になっています。
補正して聴くと聴きなれた出音の感じになり
純粋無垢の汚れ感の無い音が少し汚れて聞こえシンバルの倍音も違って聞こえます。
しかし、なぜか音楽性とタメみたいな要素は掴めるようになります。

ボディーは丈夫ですが、更にメタルベースで対策して聴くと(DA-6+メタルベース)
当時の定価:¥89,000-のアンプと思えない様なクオリティーになりました。

つまりTA-F501:¥89,000-のアンプへ
DA-6:¥390,000-の電源
1個:¥15,000-のメタルベース
Ultimate電源ケーブル2本:¥200,000-を使用です。(爆)
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そういえば過去にケンソニック(アキュフェーズ)のE-202プリメインを所有していた時
低域補正できるスイッチが付いていました。

TA-F501は低域の位相がズレないから今までのアンプの様に
わざと位相をずらして低域の違和感を無くすことが出来る様に考えました。

E-202の場合は、ダンピングファクターが大きいから球のアンプの様に
小さいダンピングファクターに切り替えて
ふくよかな低域にできるというものです。

この場合、スピーカーのエッジがロールエッジ等
重低音まで対応するスピーカーの場合は
ダンピングファクターが高いノーマルで聴いた方が良くて
下げると低域が出るというより混濁感が増して汚れた感じに聞こえました。

スピーカーコーン紙の外周がエッジになっている様な古いスピーカーの場合は
ダンピングファクターを下げた方が音が硬くならない感じに聞こえましたので
このアンプが製造された時より古い球時代のスピーカーには有効なスイッチでした。

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アナログ時代からCDが出現したデジタル時代に入ると
CDの音に違和感がありましたが、何年も聴いていると慣れてしまいます。(笑)

最近は私も含めたオッサン達がレコードを聴きますから
再びアナログレコードが熱い時代となり新たにレコードもプレスされたりしますが
今、改めてレコードを聴くと
CDにもハイレゾ音源にもない新鮮で楽しい感覚があり面白いです。

音源もアナログからCD〜ハイレゾ(DSD)、又はオープンテープやカセット
アンプ等も、球、石、デジタルなどが混在しています。
面白いと言えば面白い時代ですが悩みも多くなりますよね...。

若いころの学生時代など、
音楽を多く聴いていた時に近い組み合わせが落ち着いて聴ける音になる感じもします。
音は見えないだけに耳(脳)で感じるオーディオは面白いです...。



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2020年10月18日

ELAC Miracord 90

本体を改造する事なくアクセサリー類を使用して高音質化します。

ノーマル状態
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分厚いプラッターを外しました。
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削り出しのプラッター
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サブプラッターとの合わせにシリコン系の制振材が使用されています。
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プラッターの凹ザグリの径がCDと同じに見えましたのでCDを嵌めてみるとピッタリ!
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以前CDスタビライザー製作時に試作した
試作のドライカーボンCDスタビライザーが何枚かありますのでこれを試します。
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試作のCDスタビを数枚重ね
シリコンの制振材を使用した時と同じ高さになる様に調整します。
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この純正足も気になります...。
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フェルト+アルミのベース+シリコン材
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ベースを引き抜いて白いシリコンを引っ張ると簡単に外れます。
1分もあれば4個外せました。
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純正足
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外すとこんな感じ
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左の純正足の替わりに
右のメタルベース(SJ-SIインシュレーター+メタル)を使用します。
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メタルベース=ドライカーボン+特殊メタル
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使用してみると見た目の塩梅も良いです。
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プラッターを載せました。
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プラッターの響きを回避するため純正ではフェルトのシートが付いています。
これも気に入りませんので改良します。
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当店オリジナルのドライカーボンシート4mm厚
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Miracord90の純正カーボンアームと相まって見た目も良好!!
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市販のレコード用スタビライザーを使用しますと
S/Nは良くなるのですが音が抑えられた感じの出音になり
開放感や躍動感が減って暗めの表現になってしまいますので
抑えられる感じが無いスタビライザーを製作しました。
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ドライカーボンスタビライザーとメタルベースへ使用している特殊メタルの合わせです。
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軸の丈夫なターンテーブルの場合二段重ねができようにしました。
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使用した感じ...。
見た目はスタビライザーを使用しただけで他は何もしていない様に見えます。
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以前はMICROのSX-8000+SAECのWE-506/30を組み合わせ
更にハイスピードイナーシャを追加してケブラーの糸ドライブ仕様で組み上げた
ウルトラ高分解能のターンテーブルシステムと
コンサートフィデリティーがモディファイしたDP-3000の
レコード検聴機がレコードを聴く時のターンテーブルシステムでしたが
今回導入したミラコード90+ライトチューニングは
サイズが小型で重量も一人で難なく持てるプレーヤーですが、
高分解能でワイドレンジ、レコードの曲間無録音部分の針音も静かで
抜け切れ抜群、濁るとか淀む感じは全くなく
キレッキレのハイスピードサウンドを聴かせます。
今回チューニングした恩恵で、低域も含めた音全体が
部屋の物が振動する波動系に変化していますので
ウッドベースやキックドラムはボケる事無くフォーカスバッチリ
叩く音はすっ飛んできますので高音質ディスクの
スーパーアナログの世界を十分楽しむことが出来る様になりました。

フローティング構造のターンテーブルを採用した
ユルくて穏やかで立たない柔らかな音が好きな方にはウケないと思いますが
アナログ高音質ディスクをデジタルのハイレゾ以上の出音で楽しみたい方の場合は
ウケるサウンドだと思います。

出音から考えた場合、価格はアホみたいに安いです。
定価:¥462,000- 現在の実売最安値:※¥346,500- 
当店は展示試聴可能販売店ですから※最安値価格で販売可能です。

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この状態で高S/Nなフルデジタルアンプで試聴したら面白いと思いますので試します。


タグ:MICRO 90
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2020年08月23日

デモ用アナログディスクをDS-4NB70で聴く

DS-4NB70用にオーダーいただいたスタンドが納品となりますので
無くなる前にTVの音出しやアナログレコード等を聴いてみました...。

TVから光デジタルケーブルでDAC212SEへ繋いでD/A変換
パワーアンプはコンサートフィデリティーZL-120
スピーカーはDS-4NB70という機器構成で音出ししますと
良く録れているYoutube等は恐るべき音質で視聴できました!(^^♪
classicなどはTVの後ろへ広く空間も出て
演奏している画も観れるので音だけ以上の満足感が得られました。

ちなみに 昨日 自分がUPした動画を見ても笑えました...。(´∀`)
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高音質のアナログディスクも聴いてみようという気になり
SJ-6L6の球を全てメタル管へ交換し、アンプをやる気モードへ!
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スピーカーとスタンドの間へメタルベースを入れました。
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プレーヤーはELAC Miracrd60(定価¥175,000-)
フェルトの替わりに当店のSJ-CTドライカーボンシートへ交換
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カートリッジは オーディオテクニカ AT-150

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試聴するレコードは録音限界に挑んでいる物を選びました。
ヨーロッパ系の音作りされているスピーカーでの再生は難しい音源で
モニター系Hi-Fi系の高音質なスピーカーに向いています。

試聴レコードはYAMAHAのダイレクトカッティングディスク
ビデオの試聴は下記の写真をクリック願います。
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レコードの能書き
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気合が入っているという意味ですな...。
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も一つONKYOのデモディスクも試聴しました。
こちらはマスターテープからのレコードですが、
アンプ比較用のデモ音源なので「えげつない」録音です。
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エンジニアは行方洋一さん
1980年のレコードです。写真を見ると若いですね!
デモ音源という事で限界スレスレの目いっぱいの録音となっています。(笑)

ビデオの試聴は下記写真をクリック願います。
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2020年07月20日

TRX-EQ7

トライオードの最新フォノイコライザーが入荷しましたので試聴しました。
左が前モデルのEQ6右が最新のEQ7です。

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サイズやデザインは全く同じです。
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EQ6は100V電源ケーブルを挿し込みますが、
EQ7は電源別となり直流電源の入力ジャックが付いております。
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左が最新のEQ7 右は前モデルのEQ6

EQ6の方は四角いシールド電源トランスが見えます。
手前のタップ切り替えで(100V~240Vまで)
世界中の電源に対応するようになっています。
ォノイコ基盤の下に整流安定化電源回路が付いています。

EQ7は電源別ですので、トランスなどは無く
フォノイコ回路やリレーを動かす電源回路が付いています。
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フォノイコの回路はほぼ同じですが、EQ7の方は10dBゲインUPしています。
フォノの無いラインアンプの場合、アンプのゲインが低いので
フォノイコから入力した場合、ボリューム位置が12時を超える事がありますが、
今回のEQ7は10dBゲインを上げた事で
CDプレーヤーなどのライン入力機器とほぼ同等の入力レベルとなり
ボリュームはライン入力機器より少し上げた感じで十分な音量が得られると思います。
電源の仕様変更はゲインアップでS/Nが悪くなるのを防ぐためです。
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実際にレコードを再生していない無音状態でアンプのボリュームをグッと上げますと
EQ7の方がノイズが少ないです。
音質的にはEQ6もEQ7も同傾向ですが、
聴き比べるとEQ7の方が音が若干クッキリしています。

EQ6で問題なく使用できている場合は買い替えの必要性はありませんが
ボリューム位置が12時を超え2時3時と上げて聴いている場合は
EQ7へ替えるとボリューム位置が下がり
出音のエネルギー感や厚みなどが増して聴こえると思います。
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全く同条件で聴き比べてみましたが
MUSASHIは大パワーでドライブ力も強力、しかもワイドレンジですので
聴き比べなければどちらでも良いかなという感じです。

TANNOY SuperRedMonitor で試聴した場合、
これ以上大きな音は必要ないというレベルのボリューム位置は
EQ7で10時、EQ6で12時でした。

MUSASHIも標準でフォノイコが付いていますので
EQ7と繋ぎ変えて聴いてみますと、出音の傾向は同じなのですが、
EQ7の方が音が整っていてフォノ別駆動の良さを感じました。
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Youtubeへ動画をアップしましたので視聴してみてください。
使用機器
・レコードプレーヤー ELAC ミラコード60
・フォノイコ TRX-EQ6 AT-150
・アンプ MUSASHI (KT-150)
・スピーカー TANNOY SuperRedMonitor

下の写真をクリックするとYoutubeが観れます。

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TRX-EQ7はドロドロ感モッチリ感の無い抜けや歯切れの良いクッキリした出音です。
バランス良く上下にレンジが広く伸びていますのでナローで臭い音は出ません。
低価格のフォノイコですが、高分解能で高性能、反応も良いです。
しかも定価:¥48,000-(税込み¥52,800-)(実売価格¥45,000-程度)

ダイレクトカッティングディスク、76cmマスター使用の高音質ディスク
デモ用音源やオーディオチェックディスク、
リマスター180g高音質ディスクなどの
アナログレコードが持っている独特の良さを満喫したい方の場合
お勧めのフォノイコです。

厚く太く耳当たりが良く、ゆったりモッチリ、
なめらかで大らかでモッサリした音が好きな場合は逆方向の出音がするフォノイコです。

posted by SoundJulia at 16:42 | Comment(0) | アナログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月29日

ケーブルとステレオサウンドのソフト...。

今日一日がかりでパワーケーブルのバージョンアップUltimate化と
Ultimateラインケーブルを完成させました。

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パワーケーブルは絶縁テストと試聴をいたしましたが問題無いのでお客様のご自宅へ発送します。
今回のご依頼はノーマルグレードのReferenceと最上級のUltimateを聴き比べていただいた結果
「聴き比べると元に戻れませんね...」という事になり
ReferenceグレードをUltimate化して揃えるという事になり行いました。

お客様宅のX50D--DAC212SE--アンプの全てがUltimateとなりましたので
次はラインもUltimate化すると更に...(^^♪

ステレオサウンドのソフトが送られてきたので試聴してYouTubeへUPする予定でしたが
ケーブル工作で私のやる気が電池切れ(笑)となりましたので次回にいたします。

レコード
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SACD&CDなど
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今回のレコードのお初は五輪真弓とアリスですが、
五輪真弓のレコードは高分解能で驚きました。
アリスはチャンピオンがよいですね!

CD派の方がよく言われる事ですが
「SACDよりCDの方が中低域がしっかりしていて音楽の表現が良い...」
私も従来のハイブリット盤やSACDが出始めた頃のソフトは特にその様に感じる場合が多々ありましたが
ステレオサウンドのソフトの場合、オリジナルマスターテープを引っ張り出し
改めて高音質録音している為か、SACDの出音は驚くほど良好で、
fレンジ感や分解能はもちろん、ダイナミックレンジや分解能等もかなりの差をつけます。
ハイブリッド盤も差が出ますが、シングルレイヤーのディスクは流石と感じます。

大滝詠一やオフコースは懐かしさのある良い音ですし
ピンクレディーは当時のクリアな電子音が聴けますしエコーのかかり方が良く解ります。
CD盤はCDなりに高音質ですが、
もう終わりそうなSACDが今になって良い音になってきたか!という感じです。(笑)

CD等の板を回して聴くという行為はオーディオマニア以外の方はすでに過去のお話になりそうな今ですが、
ステレオサウンドの高音質ソフトや最近出たMQA-CD等も含め頑張っているな!って感じます。

後日YouTubeへUPします。
posted by SoundJulia at 18:14 | Comment(0) | アナログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月20日

ELAC Miracrd60 JBLエッジ修理

昨日の定休日は熱田神宮へ出かけ、その後、栄の鈴波本店で食事
ついでにヨドバシカメラでchromeブックを弄り、妻用に買う事にしました。
持ち帰るつもりで店員さんにお願いすると殆どのモデルが売り切れ(@_@)でしたが
ASUSのC434TA-AI0115がヨドバシ全店で1台だけ在庫がありましたので注文しました。
明日届く様です...。
今日、ヨドバシのHPを見ると「取り寄せ」表示になっていました。
多くが売り切れている理由は
コロナウイルスの影響でパーツの入荷が困難となっていることが原因だそうです。
ヨドバシ以外の店や、価格.comとかで表示されている安売り店も含め、
在庫に「問い合わせ」、「取り寄せ」の表示は入荷未定という事になるとか...。
ヨドバシの後に大須へ出向きパーツを購入
そしてスーパーで買い物...。
何だか仕事と違う疲労感です。

今日はJBLの低域が変...。
という連絡が入り出張

音出しして音量を上げると低域にビビり感があります...。
ぱっと見エッジの状態は良く見えるのですが、
触って確認するとフレームとエッジのロール部分で切れていました。
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凸のロール部分はまだ弾力性があります。
普通は加水分解が進み触ると簡単に穴が開く様な感じになるのですが、
フレームとエッジの境目が劣化で烈断...
珍しい壊れ方ですが、こちらのJBLは当店が収めた商品ではない為
オリジナルと遜色のないウレタンエッジを使用し当店流の修理でエッジ交換します。
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その他も確認すると空気が出入りする空気抜き穴から
磁気回路へホコリの侵入を防ぐためのスポンジフィルタ―も劣化して破れています。
ウーファーを振るとセンターキャップの内側に劣化して破れたスポンジが転がりますので
こちらも合わせて修理です...。
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帰社してブログを書いているとELACのMiracrd60試聴希望の方がご来店されました。
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価格も安く見た目も良く、更にカーボンアーム搭載で鈍さの無い抜けの良い爽快な出音です。
大金出さなくても良い音のするプレーヤーをお探しの方はぜひ試聴してください。(^^♪
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さしみ付き鈴波御膳
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2020年02月18日

Garrard301

見た目は綺麗だけれど色々と調整不良のGarrard301を調整して欲しいという事で預かり完了しました。
(ちなみに当店が販売した機器ではございません。)

ゴロ音、油切れの感じがする駆動音、回転数が合わない、ブレーキプレート歪み等々色々とあります。
メカ的な部分をすべて直し音出ししますと、
ゴロ音は無くなりS/Nも良くなったのですが、
今一つフォーカスが合わなくて厚くボケた音がします。

設置場所云々というよりアイドラドライブらしい出音が楽しめない...。
「更に何とかして欲しい」という事ですので私流で弄らしていただきました。
更に付いていたケーブルを私の理論で作ったケーブルへ交換し
アームの位置調整と、針圧を0.1gずつ変化せて良い感じの針圧とアンチスケーティングを探りました。

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モーターは60Hz仕様、33回転ではこの位置でストロボスコープはバッチリ止まります。
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SPUで音出しします。
SME3012は、お客様の希望で見た目で決めたという事でした...。
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取り付けられていたケーブル類
SMEのアームなのに何故かMICROのケーブル?
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整備後、ケーブルを取り替え接点もメンテして音出ししますと
アイドラドライブらしい出音となり音がぶっ飛んできました。(笑)

アンプはKT-150使用のMUSASHI
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杏里のレコードを聴きます。
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最近の外食
そば定食
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タグ:GARRARD301
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2019年12月10日

MIRACORD60+ドライCARBON

店頭展示、試聴用のMIRACORD60が届きました。

開梱
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ドンドン出します。
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本体
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ターンテーブル
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ドライブベルトをモータープーリーへ掛けます。
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こんな感じになります。
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この部分が見えるとイマイチなので
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位置がピッタリハマる様に加工されたアルミ製のカバーが付属していますので取り付けました。
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シェルリードの接点へスーパーコンタクトオイルを塗布します。
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一旦外して塗布後、元に戻します。
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アームも高さ合わせができます。(一番上げた状態)
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(一番下げた状態)
使用するカートリッジによりシェルから針先までの高さが違いますので
この様に六角レンチを挿し込んで緩めて高さ合わせして締め込めば調整完了です。
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トーンアームがユニバーサルアームの場合、
シェルが外れるのでカートリッジの取り替えが楽なのですが、
シェルを真っすぐ取り付ける様にアーム先端に切ってあるピンが入る部分にクリアランスがある為
そのわずかな隙間がある為にカートリッジの水平が傾く場合がありますから水平も確認します。
今回は鏡を使用していますが、鏡が無い場合はレコードの音溝が無い鏡面部分に映すか、
ドライCARBONターンテーブルシートの鏡面部分に映して確認すると傾きが分かりやすいです。
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この時、オーバーハングや針圧、アンチスケーティング等の調整も行います。

フルノーマルの状態からチョイとバージョンUPする為
純正のフェルト製ターンテーブルシートを当店のドライカーボン製ターンテーブルシートへ交換
シェルとアームの間に使用するゴム製のシェルリングをドライカーボン製のシェルリングへ交換
レーベル面とスピンドルの雑振動を整える為、ドライカーボン製のスタビライザーを使用します。
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この小さなシェルリングを馬鹿にしてはいけません。
通常はゴム製なので付けると音が鈍る場合が多く外される方も多々いらっしゃいますが
外すと鈍さは無くなりますが音は乾いた感じになる場合が多いと思います。
ドライカーボン製のシェルリングはレンジ感や定位、奥行き感等、ゴムリングとかなりの差を付けます。
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ノーマルとドライカーボングッズ使用で試聴しました。


何時でも店頭試聴可能です。
高額でなくても満足感高く使えるアナログプレーヤをお探しの方にはお勧めです。


posted by SoundJulia at 18:30 | Comment(0) | アナログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月08日

MIRACORD60とMUSASHIでレコードを聴く

出力真空管にKT-150を使用したMUSASHIとMIRACORD60でレコード再生しました。
カートリッジはAT-150、フォノイコはMUSASHIの内臓フォノイコです。
スピーカーはTANNOY SuperRedMonitor
レコードはハービーハンコック フューチャーショック(輸入盤)

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CARBONアームがステキです!
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テクニカ AT-150
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KT-150使用の武蔵
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でっかいトランスです。
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MUSASHIの内臓フォノイコですが、
高級フォノイコによくあるヌルヌルの滑らかな音ではなく
立ち上がり良く抜け切れの良いクッキリした音のフォノイコです。

今回はKT-150の満ち満ちたエネルギーを体験する為
レコードのカッティング限界を感じるバカ録音(失礼)のレコードをかけてみました。

MUSASHIですが、真空管アンプのイメージでよくある
「柔らかく温かみのある優しい音」ではなく
男らしいエネルギー感に満ち溢れたやる気満々の音です。
Jazz、fusion等にはピッタリでレンジ感や分解能も高性能な石のアンプもビックリな程です。(笑)
38Cmウーファーを振り回すドライブ力がありますので
JBLやTANNOYの低域が緩くアンプで改善したいと考えている方にはピッタリかもしれません。
KT-150を使用した有名メーカー製のアンプの場合、軽く¥100万越えですのでお買い得です。
MUSASHI 定価:¥58万(税別) 
現在キャンペーン中で、純正球として使用されているECC82/12AU7 4本を
1本¥5,000-で別売りされている真空管ECC802Sへ無料アップグレードして納品可能となります。
何と¥20,000-もお得です。(^^♪

YouTubeへUPしましたので試聴ください。

最後に掛けた1曲目ですが、ドラムのアタック音でリミッターが動作...。
音がつぶれて立っていませんが、体験したい方は店の方へお越しください。(^^♪



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2019年12月07日

ELAC MIRACORD 60

レコードプレーヤーをセットして音出ししました。

カートリッジはAT-150
アンプは当店のゲルマニウムアンプ
スピーカーはTANNOY SuperRedMonitor
レコードは山下達郎のライブ録音

定価:¥175,000-(税別)のレコードプレーヤーですが、
これだけの音を出す¥10万台のレコードプレーヤーはなかなかお目に掛かれないと思います。
気に入りましたので当店で店頭展示&試聴可能な状態で取り扱いします。

YouTubeへ音出しの様子をUPしましたので聴いてみてください。
HD画質、ヘッドフォン使用がお勧めです。

録画ビデオ:SONY HDR-MV1
録音レベルはマニュアル調整でリニアです。
ピーク時100%のMAXまでメーターが振っています。
普通のビデオの様に圧縮やオートレベル調整が入りませんので
試聴時のボリュームは上げ気味でお願いします。


最近の外食
浜木綿のランチ
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2019年12月06日

アンチスケーティング

トーンアームのアンチスケーティングの調整を行いましたので
YouTubeへUPいたしました。


話は変わります。
カクテルオーディオですが、ファームウェアがバージョンUPされました。
次回、その様子をUPします。

また、コントロールアプリで
MusicXを使用されていらっしゃる方が多いと思いますが
現在、進化したMusicXneoが出ています。
更にお利口さんになって使いやすいという事ですので
インストールされてはいかがでしょうか!
posted by SoundJulia at 18:45 | Comment(0) | アナログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月03日

MIRACORD 60

今年、店頭展示して販売していたelipson OMEGA100 CARBONですが、
輸入代理店のフューレンコーディネートさんより
新品の入手が不可という連絡が入りましたので次に何を展示するか検討しています。

必要な要素は下記の感じ
----------------------------
大枚をたく事なく低価格でアナログレコードの音を楽しめる事

躍動感あるアナログらしい出音である事

音色が少なくて暗い音ではない事

フローティング構造でターンテーブルがフラフラな構造の物は
一般的に中低域の締りが緩くドラムなどが立ち上がらないので排除
ギターはモチロン、リムショットやスネアは音が立ち上がってほしい...。

ベルトドライブの場合は回転が安定している事
(丸形ベルトドライブのユラユラら回転はNG)

アームの構造は奇をてらった物でなくオーソドックスでしっかりしている事

できれば見た目はカッコ良い!
------------------------------

色々物色してELACのMIRACORD 60が良いのではないかと感じ
輸入代理店のユキムさんより試聴機をお借りしました。

CARBONアームパイプ!
しかもカートリッジが簡単に交換できるユニバーサルシェルです。
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サイズは大きくなくて良いです。
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回転数切替つまみのローレット加工や
切り替えた時のクリック感も良い感じで全体的な質感は高いです。
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見た目はカッコ良いです!
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写真にはありませんがダストカバーも付属しています。
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ビジュアル的に最高峰のMIRACORD 90に似ています。
MIRACORD 90は¥420,000-(税別)
全種類 MIRACORD 90/70/60/50と全て見比べた場合、
この60が構造や使い勝手コスパが1番ではないかと思います。

安物のカートリッジAT-10Gを付けて聴いてみましたが
反応が早く瞬発力ある出音でメリハリ感と中低域がしっかりしたサウンド!
平型ベルトと光センサーによるPID制御とやらで
ヨーロッパ製の丸形ベルトドライブを使用したレコードプレーヤーによくある回転ムラは無比

かなり気に入っていますので更に色々試して結果が良ければ
こちらを導入して店頭展示でレコード試聴機とします。

posted by SoundJulia at 20:14 | Comment(0) | アナログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする