2022年11月17日

最後のSJ-6L6完成納品

最終オーダー品が完成し、動作テスト後、納品しました。

完成品
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店内で連続動作テスト
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下はお客様宅で仮にセットした状態
イクリプスを鳴らすというので試聴させていただきました。

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某メーカーのトランジスタアンプからチェンジ
ボーカルの質感、音色が豊かに変化!耳障りも良くなり
中低域の厚みや濃さは真空管アンプならではの出音感!
音楽の表現も良くキッチリセットして聴きたい感じです。
ラインケーブルを、アキュフェーズやオルトフォン、
ACデザイン、赤白ピンケーブル等に変えて聴きましたが
著しく音質が変化しました...。

オーディオ用分電盤の配線を接続して
アースループが起きない様に確認後
大地アースを落とす落とさないで出音の確認をしましたが
アース無しの場合は音の周りに、
もっさりした濁りの様な混濁感が付いているような感じの出音に聞こえ
大地アースを接続した瞬間にもっさり混濁が消え失せたので
何度か接続したり切り離したりして試聴しました。
これにはお客様もビックリ!(笑)

仮接続中の写真
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SJ-6L6の新規製作は、これにて終了ですが、
店頭に試聴機が1セットあります。
今後はデモして販売する事がなくなるので、
デモ機を売るか残すか悩みどころです...。

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2022年09月05日

TRV-88XR 玉転がしアンプ誕生!

トライオードから新発売の真空管アンプを試聴いたしました!

型番:TRV-88XR
真空管:KT-88、EL34を差し替えて音質の変更が楽しめるアンプです。

試聴機には、PSVANEのKT-88が付いていた...。
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玉転がしができるということなので、EL34とJJのKT-88を用意して試聴してみました。
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球を変える場合、バイアスを調整しませんと、キチンとした動作になりませんので
このアンプは簡単に調整できるようになっています。
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デフォルト球のPSNANEから聴いてみる...。

KT-88のイメージは厚い中低域に支えられたピラミッドバランスの音という感じが有るのですが、
この球で聴いた感じは、全体的にタイトで中高域の切れが良く、中低域がぶ厚く出るという感じがない...。
どちらかというと、ハイバランスでクッキリ、カッチリ引き締まって聞かせる印象です。
緩い音ではないので、引き締まった感じが好きな方にはウケる音かなと...
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続いてJJのKT-88へ交換して聴いてみる...
こちらの球はウェルバランスな出音!
低域はエネルギーが乗っているけど膨らまなくて力強い
フラットで澄んだ中音域
抜け感と分解能が高い高域と言った感じ
いわゆるバランスが良いので何を聴いても変な感じにならない音
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続いてEL34 
EL34独特の低域と高域にアクセントが付いた感じをよく出します。
いわゆる、ゆったりした低域と、高域はキレと繊細感が混ざったようなアクセントで聴かせます。

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試聴した球の場合、どれも現行球なので、ビンテージ球等に付け替えた場合
また違う感じの出音バランスになると思います。
色々と球を付け替えて楽しまれる方には、もってこいのアンプと感じました。

アンプの使い方には記載されていませんがKT-88の上位級球ならKT-120とかKT-150等も
バイアス調整ができますので付け替えて楽しめると思います。
球の出力性能を抑えた出力になりますが、球の持つ出音の特徴は聞けると思います。
( メーカーの説明にはないので、推奨しませんし、責任も持てません (^_^;) )


以下、メーカー説明とスペックです。

TRV-88XR希望小売価格(税込)275,000円

KT88プッシュプルプリメインアンプ

TRV-88XRは人気モデルTRV-88SERを更に使い易くした進化形モデルです。
シャーシ天面にバイアスメーターを搭載し、簡単にバイアス調整ができるようになりました。
また、スイッチを切り替えて出力管をKT88からEL34へ差し替えて音の違いを楽しむこともできるようになりました。
電源部は大型トロイダル電源トランスとSiCショットキーバリアダイオードを組み合わせた強力電源で、
35W+35Wの高出力をしっかりと支えます。
アルミ削り出しのずっしりと重い高級感ある新設計のリモコンで、音量調節、ミューティング、入力切替が可能です。
入力はLINE3系統の他にフォノイコライザーを搭載したPHONO(MM型対応)入力も備えています。

回路形式AB級プッシュプル
使用真空管KT88×4本、12AX7×1本、12AU7×2本
バイアス方式固定バイアス
定格出力35W+35W(8Ω)
周波数特性10Hz〜90kHz(-4dB)
SN比90dB
入力端子MM1系統、LINE3系統
入力感度MM2.5mV/LINE340mV
入力インピーダンスMM47kΩ/LINE100kΩ
スピーカー出力端子1系統(4〜8Ω)
ヘッドホン出力端子6.3mm標準ジャック
ヘッドホン回路真空管
リモコン機能音量、ミュート、入力切換
消費電力280W、無信号時120W
サイズ横345×奥行320×高185mm
重量17kg
付属品リモコン、真空管ボンネット、電源ケーブル
別売りサイドウッド左右一組5000円(税抜き)
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2022年05月05日

オリジナル真空管アンプ廃盤のお知らせ!

10年以上にわたり製作してきました真空管アンプ全機種を廃盤とする事に決定いたしました。

今まで価格据え置きで頑張ってまいりましたが、新型コロナウイルス感染症、ロシアの戦争などの影響で
真空管(オールドNOS球)、使用パーツの入手などが困難、
金属価格や加工費の高騰で、ケースや特注トランスの価格も驚くほど割高になり
汎用品でくみ上げていない影響がもろに出てしまう結果となってしまいまして
2022年4月以降で新規製作の見積もりを立てますと、今までの3倍ほどの価格になってしまう事から
廃盤する事に決定いたしました。

発売当初から統計で、真空管の劣化(特に整流管)以外に故障する事が殆ど無いアンプですが、
すでにお買い上げいただいているお客様の修理は受け付けますのでお申し出ください。

SJ-6BQ5
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SJ-preamp
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SJ-6L6
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2022年02月06日

アムクロン クラウン のアンプ I-Tech IT5000HD その他

先に...
当店のオリジナルスピーカースタンド、ラック、スピーカーベースボードを納品しました。

スタンド
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ラックとスピーカーベース (次回公開予定)
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アンプ
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開梱して こんにちは!
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本格的なプロ用だけに電源プラグがC型(笑)なので付け替えました。
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JBL43〇〇の低域改善のために購入です。
他店でアンプを買ってNG
その後、色々なお店で改善の質問すると、数百万のオーディオ機器や部屋を改装等の大掛かりな返事になるので
「何とかならんか?」という相談を受けてクラウンのアンプ導入です。
(現場で確認すると、部屋の音響、電源、置き方などは問題ないお客様です。)
アンプは納品前に店で聴いても良いという事でしたので開梱して聴かせていただきました。

私の個人的な感覚ですが、
音が出た瞬間「なんじゃこりゃ〜すげー」が第一印象の感想です。(笑)

取り合えず確認のため購入者のお客様にもご来店いただき
3時間ほど色々な音源を二人で試聴! たぶん二人ともアホ面で聴いていたと思います。(笑)
こちらの環境で聴く限りは大満足という感じです。

8オームで1250Wの出力が出ます。
ダンピングファクターは8オームで 5,000以上!
通常のオーディオブランドのオーディオ用アンプの場合、
ハイパワーの大型アンプは、中低域の厚みや量感、押し出しは凄いのですが、
立ち上がりや細かい部分の精細さがイマイチになってしまう機器が殆どです。

このアンプの場合、恐ろしいほどのエネルギーと、驚くほど俊敏な立ち上がりの良さでビックリです。
一世を風靡したD-45などのアンプとは月と鼈って感じ...。

クラシックも声も良かったです。
また、爆音でも動的ひずみが少ないのか五月蠅くないのでドンドン爆音にしてしまう感じです。(笑)

基本的に付帯音が無く鮮度が高いクリアな感じですが、
力強さというかエネルギー感が抜群ですから瘦せた感じは微塵もなく
下から上まで広いレンジ感で聴かせ全域パワーバンドの様な出音です。

記録の為、動画を撮りましたが
再生したソフトがあまりにも酷な音源...
いままで満足に再生できたアンプやスピーカーは皆無に近い音源です。
録画後の視聴で、ヘッドフォンがモニター用でないと立ち上がりが付いていきませんでした...。
録画はSONY HDR MV-1 リニア録音で ワンポイントマイクの空気録音です。

今は廃盤となってしまったDIATONE DS-4NB70に繋いで聴いてみたいと思いました。

試聴動画は下記の写真をクリック

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2021年11月06日

WesternElectric ウエスタンエレクトリック 300B正規販売開始!

2018年のブログでWesternElectric復活の報告をさせていただきましたが
ついに日本で販売開始となりました。

お初の販売は、300B真空管のマッチドペアになります。
価格は¥231,000−(税込み)
通常保証90日、延長保証申請で5年保証となります。

ウエスタンエレクトリック社の正規品販売ですので
コピー品でも中古品でもございません。
当店は正規販売店となっております。

このブログをUPして直ぐに当店の在庫は売り切れてしまいましたが
今後も定期的に入荷いたしますので購入予約は受け付けております。

ご存じのようにWE300Bは大人気商品ですので、
現在の状況では予約なしで買うことは不可能に近いです。

次回の入荷予定は2021年02月となっておりますが、
商品が商品だけに、正確に納品されるかどうかは?です。

案内ビデオは下の写真をクリック!

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2021年09月05日

TA-F501

昨年ブログへしたSONYのTA-F501
S-master PRO搭載のフルデジタルアンプですが、
先日、問い合わせの電話がありましたので再び登場させました。

アンプは、球、石、デジタル等、
色々な物が手持ちにあると、試聴時に違いを確認できて便利です.


以下以前UPしたブログと重複しますが加筆しています。
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機器のS/Nが良いのでボリュームは無限大の上が-92dB
高能率のスピーカーを繋いで音楽を再生していても
ボリューム最小位置近くの場合、再生音が聞こえません。(笑)
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最大ボリュームは0dBを超えて+23dB (フォノ入力に時に役立ちます。)
普通のアンプの様にプリ部でゲインUPを行っていないので
デジタルもアナログラインの入力時でも
ユニティーゲインでボリューム調整になりますから
普通のアンプよりボリュームを上げて聴く感じになり情報量の欠落が少ないです。
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若干古い機器ですからテープ入力ポジションも付いています。
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フルデジタルアンプにフォノ入力が付いていてイケてますよね!
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音場補正では国産の高級品でアキュフェーズのDGが有名ですが
このTA-F501には専用マイクが付属されていて音場補正ができます。
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リスニングポイントで周波数特性をフラットにするか
SONYのリスニングルームの特性にするか選べます。
今回は補正無しで試聴します。
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シャーシも高剛性で、電源も専用電源を作りS-masterPROまで大盤振る舞い
電源が上段にセットされS-masterPROはシャーシ直付けでシールドされた引き回しの無い構造
トランジスタアンプに存在するクロスオーバー歪も低域の位相遅れも無いアンプ(笑)

球と石のアンプで聴きなれた耳で試聴...
電源を壁コンセントから供給して聴くと想像されるSONYの音
KOJOの電源フィルタを通して聴くと透明感が向上して抜けや切れが良くなり
fレンジも広く聞こえて音がぶっ飛んでくる感じになります。
更にKOJOのDA-6から完璧な正弦波交流の電源で供給すると
出音の質感は向上して高分解能で美しい音になりました。
スピード感というか反応の速さはピカイチで切れるという感じより
瞬間に立ち上がって瞬間に立ち下がる感じ...。
ビンテージアンプの反応が遅い艶のある音みたいな感じは無いですから
何だか聴いた事の無い様な素早さです。

レコードの溝にホコリが入って通常「プチ、パチ」聞こえる様なノイズは
油を引いてアツアツに熱したフライパンへ水を一滴入れると
瞬間にはじけ飛ぶような感じの反応に似てダレた感じは微塵も無いノイズ音!
鈍いアンプの「ボスッ」「ブチブチ、ボン」とかの様な音になりません。

ある意味気持ち良くてある意味宇宙人サウンド!(笑)

低域の位相遅れが無い為か、
キックドラムやスネアのアタック音などは少し違和感がある様に聞こえます。
一言で言うとパルス音の様に余韻が無く痩せて聞こえる様な感じです。

この辺りの特徴を開発時の技術者は理解している様で
従来のトランジスタアンプの位相遅れ特性を再現する補正が可能となっています。
(いわゆる改悪補正してトランジスタアンプの出音にする)
低域の出音に違和感を感じた場合は、補正を掛けて聴ける様になっています。
補正して聴くと今まで聴きなれた出音の感じになり
純粋無垢の汚れ感の無い音が少し汚れて聞こえシンバルの倍音も違って聞こえます。
しかし、なぜか音楽性とタメみたいな要素は掴みやすくなります。

入力にCDPのアナログOUTからアンプのライン入力SA-CD/CDへ繋いで聴くと
そのCDPの持つアナログOUTの音質が反映され、
CDPのデジタルOUTからアンプのデジタル入力へ繋ぐと、
先ほど感じたアナログOUT時の音の特徴が消えます。
なかなか面白いです。
分解能の高さや音の癖の無さで判断すると、デジタル入力で聴いた方が良いです。

長年オーディオを嗜んでいる場合、聴きなれていない出音部分に違和感を感じます。
特に低域辺りと、付帯音の無いピュアな感じと
フォノ入力時における抜群の反応で高域の分解能に全くダレが無い感じです。
低域は内部の機能で位相ずれ改悪補正で今まで聴きなれた感じになりますし
レコードの場合は高域を-3dBにすると違和感が無くなります。
余りに高性能すぎてフルデジタルアンプは現在も流行りませんが
聴いてみる価値はあると思います。
反応の良いスピーカーを使いSACDやハイレゾ音源、DSDなどを聴くと
CDの出音より良い事が理解できます。
同じ音源のSACDよりCDの方が良い感じに聞こえる場合
システムの何処かがボトルネックになっていて
情報の多いソースが良く聞こえない感じになっていると思います。

取りあえず現代のカクテルオーディオX50Dデジタル出力をTA-F501へ入力して
オリンパスミニS1000を鳴らした動画をUPします。
違和感の無い素直な出音です。

音出し動画は下記の写真をクリック願います。
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仕様

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2021年07月24日

EL84 6BQ5 真空管式パワーアンプ SJ-6BQ5

当店の真空管アンプに興味を持っていただいたお客様が来店され試聴...
お気に入りいただけて成約となりましたので新規で製作をいたしました。

SJ-6BQ5 完成!
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使用真空管は現行球ではなくNOSのビンテージ球を使用
現代の真空管アンプの電源は整流管ではなくシリコンダイオードを使っている物が殆どですが、
球のアンプその物の出音を期待する場合は整流管だと思います。
球を交換すれば音の表現も変わりますので球ころがしの醍醐味が味わえます。

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このアンプの出力真空管(6BQ5/EL84)専用に設計した手巻き特注トランスを使用しています。
手曲げ板金加工のシャーシは高剛性ですから一般的なアルミ製と違い
トランスの上から押さえてもシャシーはフニャっと曲がりません。
塗装は焼付塗装、球の型番印刷はシルクスクリーン

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内部は現代真空管アンプの基盤式と違い往年の作り方を踏襲した手配線です。

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手間と時間が掛かりますから有名メーカー製の大量生産品では不可能ですね...。

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真空管を取り付けて初期エージングします。

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SoundJuliaのロゴマークは、今までのアルミ製からドライカーボンへ変更しております。
右端のツマミも削り出しで作っております。

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モノラルパワーアンプのSJ-6L6と並べてエージングします。

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手間とお金を掛けて製作しておりますが、
SJ-6BQ5の価格は1台:¥220,000-(税込み)
本来ならUESUGI製品並みの価格にしないと儲けは出ません(笑)
何でこんな事をしているのか
少なからずとも理解していただける方がいらっしゃいますので続けております。
価値観を共有できる方にご使用いただきたいと考えております。


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2021年07月11日

真空管アンプでレコードを聴く!

当店オリジナルの真空管アンプ
SJ-preampとSJ-6L6でレコードを聴いておりますので録画しました。
レコードプレーヤーはミラコード90を使用
スピーカーはTANNOY SuperRedMonitor
ケーブルはUltimateケーブルを使用です。

アンプは基盤使用ではなく往年の作り方を踏襲した手配線で
トランスも汎用ではなく球に合わせた専用トランスを手巻きの特注オーダーです。
アンプは(ここをクリックして)確認ください。

先にダイレクトカッティングディスクを撮ったのですが、
リニアPCMで撮りましたので録音レベルが悪くボツにしました。
続いて撮ったオスカーピーターソンだけUPしますので
興味があれば下記のジャケットをクリックしてください。

リニア録音ですのでレベルやゲイン操作が無い為、
試聴時の音量が小さくなりますのでボリューム上げ気味で試聴ください。

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2021年05月23日

QUAD33+50E+TANNOY SuperRedMonitorで聴くアナログレコード

本棚から高樹澪のレコードが出てきましたので
開発中のプリアンプの音決め試聴の比較で
QUAD33+50Eで音出しして聴いてみました。

プリは金属ケースを作り
フルゲルマニウムトランジスタバージョンと
シリコントランジスタバージョンで展開予定です。
もちろん当時のキャンタイプのビンテージ品を使用します。

QUADはブリティッシュサウンドの表現で聴かせますが
現代のアナログレコードプレーヤーミラコード90を使用して
日本の録音キャニオンレコードの音源でもデジタルに無い表現で楽しいです。

ドスのきいたバスドラ、パリパリのギターとシンバル
それに対比して残響豊かなボーカルとストリングスが当時の音作りを感じます。

古いQUAD、見た目はボロイですが、
出音にネチョネチョした感じが無く反応も早いので楽しいです。

33と50Eは完全整備してありますが
電源はコンセント直ですので直流成分で
50Eのトランスが唸っております...。

ビデオは下記写真をクリック!
PCMリニア空気録音 音声加工は未処理でUPしております。
HD画質HPで試聴願います。

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タグ:Quad QUAD33 QUAD50E
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2021年05月14日

ゲルマニウムプリアンプ プロトタイプその2

オールゲルマニウムトランジスタを使用した
ディスクリュート回路のプリアンプ(プロトタイプ2型)
入力は、ライン2系統 フォノ1系統

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プロトタイプ1型と比べてみる 上が1型下が2型
1型は外部電源仕様でアナログ式のリニア電源で駆動していましたが
今回は普通のアンプと同じでインレットを付けて交流100Vで駆動する用にしました。
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小型サイズですのでPW1パワーとも組んでみました。

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ゲルマプロト2型は
現代のアンプとは一味違う音と表現...。
出音は深く多彩なのにウルトラハイスピードで抜け感が良く
低域は腰が据わり力強いのに締まって弾みます。
産毛が立っている様な微細な分解能と爽やかな切れが心地よいです。
フォノイコもゲルマなのでレコードの再生は良い時代そのもの!
CDには無い開放感で炸裂します。

レコードの再生は70年代や80年代の最盛期に聞いたあの音を目指しても
現代のフォノイコではパーツが違いますので
どうしてもCDやSACDの様な出音になってしまう事が多いと思います。
今回のゲルマ使用の意味はフォノイコを構成するパーツは
良い時代のデッドストックパーツを取り寄せて
完全に動作する物を選別して組み上げる事により
レコードをあの時代に聞いたレコードの様に聴きたいという欲望も含まれています。

ムンドのPW1と組み合わせますと澄んだ爽やかな出音で切れが良く
モノパワーの広がりある出音でムンドのMM2と組み合わせるより面白い出音となりました。

写真の後ろにあるMUSASHI(KT−150)と組み合わせますと
現代真空管アンプのワイドレンジで高解像度の音とゲルマの融合で
球なのか石なのかという事はどうでもよくなる様な出音で楽しめました。

球のアンプでも石のアンプでもマッチング良く
小型の見た目から想像を絶する堂々とした出音となっております。
本チャンは金属ケースを作り完成させるか検討中です。

プリと並行してお客様からの依頼で特注ケーブルも製作しております。
まだ未完成の物もありますのでコツコツと内職の様にケーブル作りなどをします。
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2021年02月12日

CF-080改

今回のブログは超マニアックな製品の説明になりますので
当店とのお付き合いが無いお客様にはチンプンカンプンな内容となります。

コンサートフィデリティーへお願いして特注プリを製作していただきました。

外観
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背面
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中で左右分離しております。
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何が特注かですが、
出力バッファアンプに真空管を使用しておりましたが
同社最新作のパワーアンプをバランス化してもらったため
真空管を廃止してバランスOUTを付けていただきました。

故にボリューム以降は新開発の回路搭載で電源周りも一新しております。

プリに真空管バッファが付いていた理由は
整流管とバッファアンプの球を交換する事で
自分好みの音質へ追い込める為のアンプ構成でしたが
今回はパワーアンプをバランス入力のブリッジアンプとして超高性能化した為、
プリの方も超高性能化したという感じです。

プリのINはアンバランスで、
UOTはアンバランスとバランスとなっております。
プリの回路をフルバランスで組んだ場合、
完璧なバランス状態での動作はあり得ませんので
アンバランスで動作させて最後にバランス化回路を付けて出力しております。

コンサートフィデリティーさんとは
かれこれ20年ほどのお付き合いになります。
私は高校生の頃からオーディオバカですが、
色々聴いた中では最高峰の音質と感じておりますので
現在では当店のメインで使用させていただいております。

最初は名前も知らないメーカーで
日本製なのに日本で売らないアンプでしたので
何だか理解不能なメーカーでしたが
個人的な好みで購入して使用しておりました。

店でも大きく宣伝はしておりませんが
長年オーディオを嗜まれていらっしゃる方が
このCF(コンサートフィデリティー)を聴いて
何人かのお客様が撃沈、(笑)
色々と購入いただいて使用されております。

CF機器は米国とヨーロッパで販売しておりますが、
日本国内での展開は考えていないという事で
取り扱いは当店1軒のみとなります。

今回のプリ、今のところ世界で2台だけ製作されました。
(メーカーとして今後の展開は?)
1台はお客様が購入希望されましたので(プリ+パワー)で使用され
1台は当店用として使用します。
今回の写真は先送り分でお客様用へお渡ししますので
店で試聴できる分のプリ+パワーは後に到着となります。

音質ですが
ウルトラワイドレンジで恐るべき超高分解能
S/Nも抜群に良くて、プリとパワーをONして
プリのボリューム全開でも超高能率のJBLハーツフィールドから
「サー」「シー」等の音が聞こえてきません。(笑)

出音は全く滲むことなく交響曲の多くの楽器が重なり合う音も
混濁感なく分解し、フォルテシモでも破綻する事なく揺らぎません。
案騒音やパイプオルガンの極低音、
地下鉄の音が混入するソフトの音も全く問題なく聴かせ
合唱やピアノ等の複雑な音も歪感は有りません。
音場空間は広く、残響や音の消え際が綺麗に再現されます。
左右の分離感もセパレート並みで素晴らしいです。
速いという事を感じさせない程の超スピード反応で
波動感ある出音、気になる嫌な音の要素が無く
心地よく身をゆだねられる感じで音楽を聴くことが出来ます。

試しにモニタースピーカーでも聴いてみましたが
映像で例えますと
有機ELの4Kでデモ映像を見ているかのような高精細再生で笑えてきました。

今回のプリはバージョンUPを繰り返した
CFのプリの中では最高峰と感じております。

数千万円オーディオに投入されて解決していない方
長年のオーディオ愛好者でまだ見ぬ上を目指され地らっしゃる方
私の様に一つの枠から抜けていて出音が自然な高性能が好きな方にはお勧めです。

音に癖がある、キツイ、硬い、柔らかいと言ったような感じはありません。
初めて聞くと不思議な感覚になるかもしれません。

明日の発送までしばらく堪能させていただきます。(^^♪











posted by SoundJulia at 17:26 | Comment(0) | アンプ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月09日

オフコース LIVE アナログレコード

先回のブログ(Youtube)では、WadiaのDAC内臓CDP Esoteric X-50Wから
プリにゴールドムンドのMM2
パワーアンプにSJ-6BQ5を使用してゴリゴリのフュージョンを聴きましたが
今回は、アナログレコードを聴きます。

1979年のオフコースLIVEレコードです。
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オーディオが盛んで良い時代でした...。
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発売当時、定価で買いましたが、
何かの用事でハードオフへ行った時
¥780-で売られていましたので店用で購入しました。(笑)
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レコードプレーヤーはELAC ミラコード90
フォノイコはゲルマニウムトランジスタを使用した試作品のプリ
パワーアンプはSJ-6BQ5
スピーカーはTANNOY SuperRedMonitorです。
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ビデオを録画する場合、
カメラで撮りますと録音レベルの自動調整機能が働き
大きな音は小さく、小さな音は大きくして録音されますので
下記のSONY HDR-MV1を使用してリニアPCM録音しています。

その為、ボリュームを上げませんと音は小さく聞こえますが
ダイナミックレンジは広く録れています。

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マイクの方向を変える事ができない事が不満で
モニター画面も横ですので見にくい
今の時代では画質が悪いなどありますが、
録音するにはもってこいだと思います...。
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SJ-6BQ5が完成しましたので新品の動作テストです。
Youtubeは下記のURL又はSJ-6BQ5の写真をクリック願います。
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2020年11月07日

SJ-6BQ5 Ultimateケーブル

ちょっぴり忙しくて久しぶりのブログとなりました。

引っ越しに向けての買取、家の新築でオーディオ用の電源周りの相談など
出向く事と頭を使う事で忙しかったです...。

下の写真は、Ultimate電源ケーブルを製作しています。
シールドの加工処理が終わった感じです。
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理屈は省きます。電荷を移動させるための処理線を付けました。
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3本完成しました!(^^♪
1本は注文品、
2本はReferenceグレードを使用されていらっしゃる方が試してみたいという事で作りました。
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出力管に6BQ5/EL84を使用した当店の真空管アンプです。
注文が入ってから作ると時間が掛かりますから、新規で製作した新品の在庫品です。
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本体と真空管のセットです。
付属球はビンテージ球で、現行生産品の中国製などは使用しません。
現在は、整流管に東芝5U4GB、出力管に旧ソ連の6BQ5同等品、
GEのJAN 12AT7WCを付けています。
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動作テストしてOKでしたのでロゴを付けます。
ロゴを付ける前
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ドライカーボンを彫って色を入れたSound JUliaロゴプレートを付けました。
上の写真と見比べると引き締まった感じになります。(^^♪

動作テストのビデオを撮りました。
HDR-MV1を使用して録画しておりますのでビデオやカメラの様な自動音量調整
(小さな音は大きくして大きい音は小さくして一定の音量にする)
は無いので、ボリュームを上げませんと音が小さくなりますがダイナミックレンジは大きいです。
録画機器の録音レベルはMAXまで振れております。

Youtubeへ動作の動画をUPしました。
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posted by SoundJulia at 15:22 | Comment(0) | アンプ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月10日

トランジスタ プリアンプ CANタイプのモトローラー製トランジスタ仕様

当店のSJ-6L6、SJ-pre、ゲルマニウムトランジスタアンプ等をご購入いただいたお客様から
ご注文を頂きましたので、プリアンプをワンオフで製作いたしました...。
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フォノイコ+ラインアンプ、ゲインコントロール付きで
回路はICを使用しないディスクリュートのアナログプリアンプです。
シンプルな構造ですので鮮度が高く高分解能ですが、
CANタイプトランジスタの出音は色彩感が良く力もあり懐かしくも心地よい音です。
現在市販されているメーカー製フォノイコでは聴くことが出来ない
アナログ全盛期のフォノイコの音が聴けます。

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左はプロトタイプで右が今回の商品です。
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左はプロトタイプ 右が商品です。
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このプリアンプと当店のオリジナル電源ケーブルを製作しました。
あまりにも高音質に完成したので、CANタイプトランジスタを使用した
シングルプッシュプルの超ハイスピードパワーアンプの製作を考えています。(^^♪

posted by SoundJulia at 19:50 | Comment(0) | アンプ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月28日

STELLAVOX PW1 改

20年前のアンプ STELLAVOX PW1を入手したので改造しました...。

STELLAVOXはGOLDMUNDのプロ用機器扱いのブランド
PW1のサイズは、150mmx65mmx270mmの小型モノラルアンプで
出力200W 最大は250Wも出せる(@_@)
周波数特性も6Hz~1MHzの超広帯域アンプ

発売されていた当時に聴いたイメージとしては
小型だけど見た目以上のドライブ力があり
JBL等の大型ウーファー搭載スピーカーも驚くほど鳴らし、
クリアで抜けが良いのに力強さを備えていて、モノラルアンプならではの
音場の広さや左右のチャンネルセパレーションが良いという感じでした。

今聞いてもそのイメージは同じなのですが、
大きめの音量で試聴していると独特の疲労感が出てきてしまう...

音のどの部分がそうさせるのかというと高域の質感

で、このアンプ、XLRのバランス入力と入力アッテネーターが付いているけど
フルバランスアンプでは無いのでバランス入力をしても意味をなさない
(有名メーカーの民生用アンプでも高額な製品以外はフルバランスなんて無いですけどね...)
見てみると入力ジャックの裏で接続をアンバランス化しています。
また、入力した後にアッテネーターが付いており切り替え接点式
RCAで入力しても後に無駄な回路がぶら下がっていることになる...。
この無駄なXLR入力とアッテネーターをパスして
入力のRCAジャックからダイレクトにアンプ部へ接続したら
気になる高域の質感が向上するかもと試してみた...。

電源ONでグリーンのランプが点きます。
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下の写真の入力ジャック裏が諸悪の根源?(笑)

正確ではないけど入力インピーダンスもRCAが7KΩ位とXLRが30KΩ程度
アンバランスアンプだと判っていてもXLRだとどんな音なんだろうと
完全なバランス入力を入れてみると少しハムが出るのでやはり使い物にならない(笑)
ハムが無かった事としてRCAの入力と比較しても出音は明らかにRCAの勝ち...。
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取りあえず(改)します。
大きなトランスを「どっこいしょ」と外し作業しやすくします。
中が良く見える様になりました。
電源のインレットから二分割して大地アースがシャーシへ落とす方と
RCAのグランド側へ繋げてある方と確認できます。
しかしRCAのグランドへ渡す間に途中で何か挟んであり測ると350Ωの抵抗値がありました?...。

通常3Pコンセントでアース付きのケーブルで各機器を接続するとアースループができます。
ムンドの高額な電源ケーブルはアースに抵抗が入っているので独特の考え方があるのでしょう...

例えば音の入り口をCDPとして大地アースを落とせばラインケーブルのグランドで
次の機器のアンプへ繋がりアンプは接地しなくてもCDP側でアースが落ちていますので
アンプの何処かでグランドとシャーシが結合してシャーシ電圧は基本0Vとなり
機器間で電位差が出る事はまずありません。
この場合アースループができませんので澄んだ音になります。

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トランスをどかせば作業が楽なのでサクッと外して結線し直します。
(簡単に戻せるように養生しておきます。)

PW1のインレットのアースを調べると直ぐシャーシに落としてあり
回路のグランドへはあの350オームの抵抗を通し
入力RCAジャックのグランドへ繋がっていますので外しました。

入力もRCAのみのダイレクト化すると入力インピーダンスは普通のアンプと同じ50KΩになった。

回路のグランドとシャーシは上記の350Ω以外で結合されていないので
アースが落としてある3Pコンセントへ3Pの電源ケーブルを使用してPW1へ電源を繋いでも
シャーシのみ大地アースが落ちてグランド側へ回る事は無いのでアースループはできない。

こうなると大地アースされたシールドケース内にパワーアンプが入っている事になり
外来ノイズはケースから大地アースへ吸引されることで回路内に入る事は無い!
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取りあえず1台のみ改造してオリジナルと2台のステレオ再生で鳴らしてみる...。
全く問題なく音が出てゲイン差もありません。
出音に大きな変化は感じませんが改造した方にアコースティックギターの音が入ると
以前より自然で生っぽい感じがします。
気を良くしてもう片方もダイレクト改!

異様に大きなトランスが笑えます。
200Wも出すとなると、これぐらいは まぁ必要ですよね
しかし平滑用のコンデンサ容量を見ると1000μFしかない...
普通は数万μFとか付けるので測定器で見るとハム成分が出ると思われます。(笑)
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2台完了して音出し試聴...。
いや〜パット聞いた瞬間、抜群に良くなっていることが判ります。!!

少し気になっていた高域の嫌なところは何処へやらです。!
やや乾いて高域端がチャリっとしていた感じは無くなり
しなやかで高分解能、音場空間まで良くなっています。
音の密度感や質感も上がり大きめの音量で聴いていても疲労感を感じなくなりました。
日立のMOSFETの良さが出ているという感じでしょうか
無音時ではなく音が出ている時もS/Nが良くなったのか静けさというか
楽器と楽器の空間が静かで雑味がありません...。
バイアスが殆ど掛かっていないのか全く熱を持たないアンプなのですが
改めて今見ると色々な面で普通のパワーアンプとは変わっています。
プリのMM2と合わせていますが相性はバッチリ!
ムンド独特の清潔感が有り広くクリアで力強くハイスピードな出音でご機嫌です。
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タグ:STELLAVOX PW1
posted by SoundJulia at 20:26 | Comment(0) | アンプ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月14日

地味に仕事をしております。

配線は全てメインブレーカーから並列に結線しましたので
通常の分電盤の様にメインブレーカーに近いところが上流という事を無くしました。
配線の長い短いは多少生じますが影響は少ないです。
14回路もパラで結線するのはめんどくさいので音質に変化が無ければやらんよね!(笑)
200Vが8回路 100Vは6回路です。

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買取査定もしております。
ゴールドムンド Mimesis 2
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相変わらずクソカッコいい!(私の個人的な好みです。)

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現在のCF機器がメインとなる前は
ムンドのMM2aとMM9.2の黄金コンビをメインシステムで使用していたので懐かしいです。
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底板に一個スパイクが付いているのでそのまま置くとラックに点状の凹穴が開きます。(笑)

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極薄デザインで黒と白、ポジションランプが赤...決まっています。!
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2009年以来の再会
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査定後、商談成立で譲っていただきました。
査定時に聴いた音質は悪くないのですが、
過去の記憶に残っている感じより薄く乾いている感じがしましたので早速メンテナンスしました。

久しぶりに内部を拝みます...整然として美しい! まるでSF映画に出る宇宙基地みたい!
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壊れている機器ではないので
メンテナンスは接点のクリーニングや接触改善です。
入出力ジャック、インレット、フューズ、アッテネーター、
電源から各基盤へのワイヤーハーネス...etc。

改めて試聴すると乾いた感じは無くなって音の重心が下がり
中低域にグッと腰が入り波動感有る低音が出る様になりました。
重要な要素となる中音域の厚みや音数も増え聞き覚えのあるMM2の出音って感じです。

MM2とMM2aとの違いはモジュールなんですが
MM2と比べMM2aは聴感上のレンジ感が広くなって出音がスッキリしています。
良い悪いというより音の好みの問題ではないかと感じます。
このMM2はコレクションとします。

SR Powerも査定中!
まだカバーを開けて内部を確認していませんが
確かFM Acousteicsのパワーアンプ並みにスッキリしている構造で
真ん中あたりにトランスだけあってパワー段はふちっこに付いているという感じだったと思う...。


シングルプッシュプルのシンプルな構造のパワーアンプなので
とても反応が良く鮮度の高い出音ですが
安物のアンプの様に高域寄りになる事無く中低域がしっかりして痩せている感じが無いのが良いです。
こちらも譲っていただきましたので天板を後で開けて接点等のメンテナンスをします。

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ちょっぴり前のオーディオ機器って今の時代に見ると何だかカッコいいと感じます...。

posted by SoundJulia at 14:35 | Comment(0) | アンプ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月09日

AIR TIGHT

今日いきなりの事ですが、
以前お世話になっていたH代理店のS氏がご来店...

H代理店とはJBLやマークレヴィンソンを扱うところ(笑)

用件は、H代理店退社後、エイ・アンド・エム(株)の営業部長さんとなり
現在エアタイトの営業をされているという事で
MUSASHIや当店オリジナルの真空管アンプがあるのを承知の上
300Bの真空管アンプ持参で道場破り⁉(笑)

当店の方針で真空管アンプに使用する球として
300BもEL34も211も扱う予定は無いので問題はないです。

持ち込み機器は
プリ:ATC-5:¥74万(税別)
パワー:ATM-300R:95万(税別)
以下当店の機材
スピーカー:SuperRedMonitorフルサイズ
プリはフォノイコ付きなので当店取り扱いのアナログプレーヤELACMiracrd60で試聴
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ATM-300Rは3出力管に300Bを使用
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私の個人的なシングル動作300Bの出音イメージとしてですが
小音量は美音でクッキリ出て聴きやすいが
音量を上げるとバラバラな音になり汚く聞こえてしまう...。

上記のイメージを持ちつつ
ささっとセットして聴かせていただくと想像以上の出音!

音の品位が高く抜群のS/N感でハイスピード、
音には濁りがなく美しく音域はワイドレンジ
低域の締りも抜群でドライブ力を感じてしまう(笑)

じゃぁという事でデモ系音源の再生困難なディスクに替え音量大き目で試聴すると
一般的なシングル300Bでは歪感やバラバラになって聴こえてしまう感じが非常に少なく
MAXパワー9Wを疑ってしまう程の爆音まで音量が上がる!(笑)

最終的にドラムのダイレクトカットを試しました。
(他の球や石のアンプで何度も聴いていますのでどの様に鳴るのかは良く解っている音源)
ATM-300Bで聴くとMAXパワーで波形の頭が潰れている音がしていますが、
初めてこの音源を聞いた場合はその様に聞こえない(気が付かない)
と思える出音でスピーカーを鳴らします...。

海外製の個性豊かな出音のアンプやWE系のパーツを使用している臭い音のアンプではなく
日本的で高性能な出音で音には美しさと品位を感じます。

価格的に当たり前かもしれませんが300Bをここまで鳴らし切るアンプは初めて体験しました。

パット聞いた感じ、球らしくないというイメージはMUSASHIも同じですので
現代の高性能真空管アンプという感じでしょうか...。

300Bの球も別のブランドに替えると音質が変わりましたので
色々試して好きな物を付ければ良いのですが、最終的にWEの300Bが良い音に聞こえると思います。(笑)
(進藤ラボや是枝アンプとも全く別の出音感です。)
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当店でも販売可能?と質問すると、どうぞバンバン売ってください!
という事ですので、仕入れて販売する事も、試聴機を借りてデモする事もできます。
鳴りが良く音の品位が高く美音系でワイドレンジな300Bを探されている方
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こんな物も取り扱っているとか!(@_@)
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以前の店舗でJBL4365を入れた時の懐かしい思い出話も弾み
良い時間を過ごさせていただきました。

posted by SoundJulia at 20:49 | Comment(0) | アンプ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月16日

JEFF ROWLAND Concentra

このアンプが発売された当時聴いたイメージは
中音域から中低域にかけて厚みがあり、まったりとした質感の出音で
高精細で写実的に描くという感じではなく
絞りを解放してボカシを入れた写真の様な音像表現で
アンプの見た目から想像するより音は柔和な感じのアンプという印象...
当時の使い方として
付属で付いてくる純正のベルデン製電源ケーブルを使用し
3Pコンセントの大地アースは非接地で電源を供給
機器の足には純正付属品のフニャフヤでベタベタしたソルボセインを付けて
適当なラックの上にセットして試聴していました。
今でも同じような感じで動作させると高分解能ではない感じの出音に聞こえましたが
5時間程連続で動作させていると本体が熱くなって絶好調になり
もっと良い音になるのではないかという感じがしましたので
弄って今流のセッティングを施して試聴してみました...。

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じっくり眺めていると気になってくるところがありますので弄りました。

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トランスはタップを切り替えることで世界中の電源電圧に対応できる様になっています。
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トランスで降圧された電源を接続しているパネルの接点が気になります。
Yラグを押さえつける円筒の金属パイプとキャップボルトなどが導体となり
手前の基盤からリレーへ送っています。

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20年選手なので接触面をメンテした方が良いので外します。
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バラバラにしてスーパーコンタクトオイルを塗布して基盤側もビス側も磨きます。
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バカでかい平滑コンデンサの接続部分も金属製円筒パイプとキャップボルトを導体としています。

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円筒パイプ、キャップボルト、スプリングワッシャを通り基盤へ供給..。
マイナス側は更にキャップボルトで銅線を浮かしています。
フューズもありますのでこちらも接点のメンテをします。
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キャップボルトを緩める
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外すとこんな感じ
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コンデンサ側
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コンデンサからの導体はこんな感じになっていますので
全て外して処理、基盤側も圧着端子も処理します。
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スピーカーターミナルも外しました。
高周波対策と思われる電子部品の付いた基盤が付いています。
色々と出ているオーディオアクセサリーで、
音が高音質化するというスピーカーの入力端子へ繋ぐアイテムと似た様なものです。
スピーカーケーブルからアンプへ吸引しない様にも考えているのだと思います。
この基盤を外した方が音抜けは良くなると思いますがメンテ後は元通りに戻します。
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これがJEFF ROWLANDお得意の超高性能入力トランスです。
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Jensen JT-10KB-DPCとあります。
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入力ターミナル直結構造の背面基板でプリ機能が完結している素晴らしい構造となっています。
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赤い基盤がパワー段 LM3886を片チェンネル3個+3個でブリッジを組んでいます。
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全て戻して動作させると低域の踏ん張りや音の質感、高域の音色が変化した事が直ぐに判ります。
反応も良くなり細やかで中高域の密度感も上がり
ちゃんとセットすればイケる感じの出音となりましたので攻めます!
音が厚く太くちょいボケ気味の出音となるベルデンの電源ケーブルを変更
ソルボセインを止めてサイドパネルと背面パネルの下へメタルベース+SJ-SIの足へ変更
供給する電源をKOJO DA-6を通して完全なサイン波形の綺麗な電源で供給...。
電源を繋いで聴いてみると別物のアンプが鳴っているかのような出音!
?と思い、足を元通りにして電源ケーブルをベルデンへ変えるなど一つずつ元へ戻していくと
先ほど聴いていた出音に戻っていきますので攻めた事に対してすんげー反応している...(笑)
再び攻めたセッティングへ戻し改めて試聴すると
アンプの見た目や内部の作り込みから想像できる出音です。
ワイドレンジで高分解能、立ち上がりや立ち下がりの反応も高速で
音場感も定位も良く残響は綺麗で質感や音色も素晴らしいです。
過去に聴いたConcentraのイメージの出音、まったりとして柔和な感じとは別物...。
電源かアナログ電源なので供給する電源の質は出音に効き目がある感じです。
また大地アースを付けたり外したりしても中低域の腰の入り方未、み通し
高域の分解能等が大きく変わります。
Concentraは見た目がカッコいいアンプというイメージでしたが
こうやってセットしてみると恐ろしい程に素晴らしい出音のアンプです。
DIATONE DS-4NB70を鳴らしても情報量や高域の分解能に不満はなく
インピーダンスの高いJBLハーツフィールドに繋いでも立派に鳴らします。(笑)
新年お初のカルチャーショック!(笑)

以下、外食したメシ...

大須の中華料理屋さんで食した ラーメン天津飯ランチ
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近所の更科 かつ鍋定食
名古屋独特のベロベロのきしめん付き
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天白区のラーメン屋さんの日替わりランチ
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うるぎ カツカレーうどん
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こうやって食歴を見ると、以前メン星人と言われた事が理解できます。(笑)

posted by SoundJulia at 16:06 | Comment(0) | アンプ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月14日

JEFF ROWLAND

Concentraの後期タイプを見ています。
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後期型はミュートONでパワーアンプ部分のみ電源がOFFになる様に変更されています。
聴かない時はミュートしておけば無駄な電力消費もありませんしアンプの寿命も延びます。
そのかわりパワーアンプが冷えますので絶好調になるまでしばらく時間が掛かります。
最初期は常時電源ONで何時も絶好調ですがアンプ全体が常時湯たんぽ並みに温かいです。
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JEFF ROWLANDお得意の
切削加工の痕を利用して効果的な美しさを演出してます。

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久しぶりにConcentraを見ましたので
確認の為、天板を開けてみると内部のレイアウトが素晴らしいです。
フロントパネル側に電源
左右のサイドパネルにL/Rのパワー段
プリ部は背面パネルの基盤内で完結している構造
入力ジャックは背面パネルを貫通し基盤へ直接ハンダ付けされていますので
音楽信号が配線により色々と引き回されることが無い構造となっています。
見た目、小さな電解コンデンサが殆ど付いていませんので劣化する部分が少ないアンプです。
何かメンテナンスしようとしても
レギュレター周りの小さな電解コンと基盤のハンダを確認する程度で済んでしまいそうです。

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アンプの半分を占める電源(笑)
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見れば見るほどにお金のかかっている構造にビックリします。
流石に気合入っていたんですね!(笑)
トランスとコンデンサがアルミ削り出しのフレームへ強靭に固定されています。
しかもアンプ内のサブシャーシを貫通し極厚のフロントパネルへめり込んでいます...。
トランスのカバーも綺麗に作り込んでいますし
このバカでっかいコンデンサはお幾らするのでしょうか?(笑)
ConcentraUになると電源が変更され出力が上がりボリューム表示がブルーになりますが
内部の見た目は初期型の方が完全に高額な作りです...。
(現行モデルはパワーもお値段も上がっていますが内部はスイッチング電源+デジタルアンプ...)
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アンプの動作は問題ないので後でちゃんとセットして試聴します。


ご存知の方も多いと思いますが
残念な事にDiDiT DAC212SEの取り扱いが終了と報告が入りました。

以下輸入代理店の記事
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2019/12/27

オランダDiDiT High-End社の製品の取り扱いは

2019年12月27日に終了しました。

これまでDAC212SEを販売してきましたが、販売を終了しました。

既に販売した製品の修理対応は引き続き弊社が行います。

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年明けから3名様よりDAC212SE購入希望の連絡を頂きましたが
もう入手は不可となってしまいまいました。
貸し出し機や展示機を売ってほしいと頼んでみましたが断られました。(T_T)

DAC212SEと同等又は超えるDACをお知りでしたら教えてください。
ハイエンドの様なバカ高い物ではなく
DAC212SEの様にI2S入力付きでウルトラ級の分解能で
¥100万越えのDACを簡単に鴨る物が良いです。

取りあえず今月末に新発売となる
TriのCDP TRV-CD6SEを入れますのでMQA-CDも聴けますし
アップコンバートや真空管バッファOUT等で遊べますので良いのですが、
X50pro/X50Dへ繋ぐDACは何か欲しいです。
ちなみにTRV-CD6SEは中国製ではなく日本製となります。
¥100万越えのCDPも真っ青な程
CDPとしては恐るべきレンジ感と分解能ですので(ソリッドステートRCAの出力)
興味がございましたら取扱店で聴いてみてください。
聴けばTri製品という事を忘れます。(笑)

カクテルオーディオの下記シルバータイプのみ売り切れており今月末入荷の予定となっております。
・X45pro
・X50pro
・X50D


以下、最近食した飯の写真です...。(^^ゞ

松坂屋内の蕎麦屋さん 店内に帝国ホテル料理長のコメント入りボードがありました。
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鳴海のうなぎ屋さん 特上二重(ご飯の中にもうなぎが入っています。)
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イオン内のステーキ屋さん
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サラダとスープとご飯を付けました。
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店のお隣の中華料理屋さん ラーメンランチ
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こちらもお隣で肉野菜炒め定食
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卸売市場内 一力さん まぐろトロ定食
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うるぎ さん うるぎ定食
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posted by SoundJulia at 15:43 | Comment(0) | アンプ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月10日

SJ-6BQ5 SJ-6L6

お客様よりご注文いただいたアンプが完成しましたので実働テストをしております。

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付属する球を取り付けた状態です。
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シルクスクリーン印刷で記載されている球は使えますので
整流管(電源)の球ころがしで楽しめます!
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iphoneと比べてみる
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小さくギュッとまとめています。
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YouTubeへUPしました。

posted by SoundJulia at 19:27 | Comment(0) | アンプ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする