2020年03月06日

古民家再生オーディオルーム 8(Final)

完成してセッッティングが終わりました。

出音に濁りは無く壁の向こうから音が出る様に音場が広がっています。
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スピーカー背面
低周波コントロールブロックとディフューザー
壁の構造は凄い事になっていますが書きません。
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ディフューザー天井
屋根裏と床で跳ね返る音を拡散させています。
高い空間の余計な響きと残響を消して出音がフラットになります。
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スピーカー上
出音の空間高を出すように上に抜けています。
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放置状態の古民家を再生してオーディオルーム化しましたが上手く出来上がりました!

最初は庭の横にある離れの洋間をオーディオルーム化する予定でしたが
使われていない古民家が抜群の雰囲気で、しかも広いのでこちらをオーディオルーム化しました。

壁は土壁に漆喰、床は床暖房のフローリングでベタ基礎と床の間には砕石低周波吸音
オーディオ側と、リスニング側の床は縁切りしていますのでスピーカーの振動で床全体が響く事はありません。
スピーカー背面壁はカーボン繊維入り天然漆喰で反射、
その他の壁部分はもみ殻空気層入り漆喰でしなやかに吸音する漆喰を厚く塗っています。

フラッターエコーは皆無、低域のボケや変な響き感、音に濁りも無く
デッドになり過ぎない適度な部屋の響きと、かべ、天井、床などの整音処理で
オーディオからの出音や話し声までとても聞きやすく澄んだ音になりました。

電力メーター分電盤別のオーディオ専用電源を引いて電源のクオリティーをUP
オーディオ専用アース工事も施工して出音のS/Nを上げています。
床下砕石吸音と漆喰、無垢板などの天然素材で囲まれた部屋は古民家と思えない静けさで
素晴らしく快適で抜群の居心地、障子を開けるとお庭が見えるので癒されます。

こちらも含め最近手掛けた3軒のオーディオルームの基本構造は当店の部屋になります。
一流メーカーや防音業者が手掛けるデッドな部屋とは違う感じですので気になる方はご来店ください。


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2019年12月28日

古民家再生オーディオルーム 7

音響漆喰が塗り終わり正面に塗ったグレーだったカーボン入り漆喰が白く乾いてきました。

べた基礎を打った床下にはトラック2台分の砕石を敷き詰め
砕石が床と接触しない様に床を施工しています。
振動を吸収する石と床を接触させないのは
(振動を殺す制振オーディオボードの構造にすると音が死ぬからです。)
制振ではなく整振です。

普通床より剛性を上げた構造となっていますが
掃除機が置いてある辺りの床にはスピーカーなどの機器が置かれますので
黒いホースの辺りで、こちら側の床と見た目では判らない様に縁切りしています。
掃除機が置いてある床で飛び跳ねても「ドンドン」と音は出ません。
(当店の床構造より剛性を上げた床としています。)
床全体が能舞台の様な床鳴りが生じない構造としています。
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正面下のブロック
コンクリートで打ち直したべた基礎からブロックを立ち上げて床を貫通させています。
後ろの壁とは隙間がありブロックと壁で低域の反射を整音します。

古民家は剛性が弱いので
壁は木毛セメント板やMクロス合板で剛性を上げ補強を入れ
壁の隙間にはスタイロフォームを現物合わせで切ってキッチリ詰めていますので
一般的な家に多用されているプラスターボード+壁紙の壁と違って
叩くと「ボコボコ」鳴くという事はありません。

黒いケーブルは直引きしたオーディオ専用電源、
クリーニング業者に部屋全体を綺麗にしていただいた後
12月30日に私がコンセント等の工事をします。
グレーのVVFケーブルは床から上に照らす間接照明用
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スピーカーをセットする壁の上と両側は傾斜を付けた構造としました。
内部に補強を入れてガッチリ施工して内が響かない様に吸音材を入れております。

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正面左側
左右の袖壁は砕石入り低周波整音壁となっています。
低域の多い音楽が鳴っている場合、
スピーカーの後ろにボアボアした低音の濁り音が溜まりますのでその対策です。
低音は重量が軽いウレタンやスポンジ、綿などの繊維系ではほとんど吸音しません。
波打ったような見た目の吸音材を貼りつけると中高域が吸音されてつまらない音になります。

縦の板(ディフューザー)は角度が可変できるようになっています。
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押し入れだった収納部分を造作して中に入れる様に改造
本棚や引き出し式の机を付けて読み書きやPC等が弄れる様になっています。

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廊下
こちらは後日クリーニングしてメンテします。
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天井ディフューザーと床の間
天井からの反射音と床から上へ反射する音をコントロールします。
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古民家は隙間風が当たり前なので
床暖房完備
ガラス戸はペアガラスのサッシへ変更
雨戸はシャッターへ変更等で隙間風をシャットダウン
床はべた基礎を打ちましたので、土の上に床の構造ではありません。

すでにこの状態でも部屋の中で会話しますと声が澄んで聞き取りやすいです。
30日にAIRPULSE A100を持ち込んで借り音出しをしますが楽しみです!

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2019年12月23日

古民家再生オーディオルーム 6

施工は着々と進みほぼ最終段階となっております。

今日はカーボン繊維の混ぜ具合と塗り方を監督して音響漆喰を塗りました。

下塗りが終わったスピーカー背面の壁
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腰壁はブロックです。
ブロックの両端側面の腰壁は低域コントロールの為、砕石吸音壁となっております。
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海藻のノリに麻とカーボン繊維を混ぜた漆喰
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塗ります。
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漆喰を塗っている職人さん持参のラジオがBGMとして鳴っておりますが
下塗りだけの状態でも音の響き方が良く完成時の音に期待がもてます!

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カーボン繊維でグレーになっていますが、乾いてくると白くなります。
こちらの壁は整音して音を反射させます。
そして側面や背面の壁は漆喰内に空気層を作り整音と吸音効果のある音響漆喰を塗ります。
土壁に聚楽の壁も聚楽を剥いで漆喰で塗ります。

漆喰は壁紙と違い空気の清浄化作用がありますので
部屋の空気が澄んで居心地の良い空間となります。

廊下の方の壁も全部漆喰で塗ります。
漆喰の配合や塗り方は変えています。
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部屋は床暖を入れましたがスピーカーをセットする床部分とは縁切りしていますので振動面でも有利
漆喰が塗り終わり細かな仕上げ作業の後、部屋全体をクリーニングします。
クリーニング後、オーディオ用の電源コンセントを施工し
AIRPULSE A200又はA100を持参して音出しテストします。
年内の完成予定です。


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2019年11月28日

古民家再生オーディオルーム 5

今日は施工の確認と打ち合わせを現場で行いましたので現状の写真をUPします。

ステージとなる部分
コーナー部分と上を斜めに造作して漆喰を塗ります。
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前から見て左側の袖壁 スリット内に砕石が入り音響パネル化します。
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その後ろへレコードやCD本などが入る棚を作りノートPC等も使えるスペースとなります。
砕石が入る袖壁の上にはディフューザーを付けます。
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正面の壁の前に基礎からコンクリートブロックを立ち上げて床から出しています。
この上へ▢く開口したブロックを積んでデザイン良く音響効果を上げる構造とします。
このスピーカーの後ろの壁は音を反射する構造になります。
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正面壁の裏、
木毛セメント板が見えていますが、部屋になる方へは更に合板が張り合わせてあります。
柱や間柱の間にはスタイロフォームを入れて隙間はありません。
この裏にも吸音材を入れて壁を作ります。
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正面右側の壁の裏
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廊下となる くれ縁の天井部分 
3Dに見えるトラメの板が個人的にお気に入りでカッコ良いです。
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古民家は基本的にすきまだらけなので隙間を埋め冬は床暖房でぬくぬくできる様に施工しています。
フローリングや壁がまだですので部屋っぽくないのですが
次回はもっと作り込んでいる写真をお見せできると思います。


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2019年11月15日

古民家再生オーディオルーム 4

今日は基礎へ大引きを敷いてオーディオ専用ケーブルを配線します。

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明日、床下に敷き詰める砕石
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ガラス戸や雨戸はサッシへ変更して使いやすさを向上させて隙間風や断熱などの対策を施します。
古い建物へ最新建材を組み合わせますが見た目が悪くない様に施工します。
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使っていなかった古民家を再生して音楽が聴ける癒しの空間へ!
良いじゃないですかぁ〜
庭を見ながらゴロゴロしてても気持ち良いと思います。(^^♪

古民家全景
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床ができれば造作スピードが上がりますので作り込みが楽しみです。
オーディオ専用コンセントを取り付けても良い時期になりましたら工事します。

本日のお昼ごはん 店のお隣の中華料理屋さんで 肉野菜炒め定食:¥700-
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2019年11月14日

古民家再生オーディオルーム 3

ゆっくり確実に進んでおります。
べた基礎、柱や梁の補強、屋根裏周りが終わり部屋の作り込みに入ります。

屋根の断熱と土壁の補修
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見上げると屋根までスコーンと抜けていますが、梁の下へディフューザー天井を吊り下げます。
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床の間周りの壁も当然土壁ですので補修と新たな壁を作ります。
こちらへは棚やPC等を見るスペースを作ります。
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正面がスピーカーをセットする場所になります。
バコバコ鳴らない壁にしてスピーカー背面は反射構造の壁にします。
ステージみたいになりますのでお楽しみに!
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べた基礎の上は根太を引きますが、砕石低域吸収構造とします。
フロアは床暖で温かくなる予定で
この後は徐々に部屋らしくなっていきます。
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2019年10月11日

古民家再生オーディオルーム 2

古民家の床と天井を取り去って基礎を打ち直し補強しています。

新築以外のリフォームやリノベーションの場合、
解体してみない事にはわからない事が多く
打ち合わせしながら作り込んでゆく作業が多々出てきます。

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縁側 くれ縁を補強している途中です。

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基礎と柱を補強、他の部分も多々補強を施します。
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天井を取り去ると屋根裏や土壁が見えます。
丸太の太い梁が良い感じです。
構造的に効いていない余分な物は取り去って整えます。
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土壁は補修し、屋根裏へは断熱材を入れて板で被せます。
昔の電気配線、ノップ碍子に電線等が出てきました
個人的に良い味出していて好きな見た目なのですが撤去します。
オーディオ用の電源はメーター別の専用契約として
オーディオ機器へ至る配線はシールドケーブルでノイズレスな伝送にします。
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補修したと思われる土壁の所から新聞紙が出てきました。
昭和34年!
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オーディオの高音質化に必須の大地アース
アース棒を3本△型に打ち込み抵抗値を下げました。
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建物の状態を改善した後、造作に入ります。
SoundJulia式音響オーディオルーム
乞うご期待!

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2019年09月21日

古民家再生オーディオルーム 1

古民家を再生してオーディオルーム化します。

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住まいとなっている建屋の他に使っていない古民家の離れがあり
それを趣味の部屋として活かそうという事で修繕してオーディオルーム化する事となりました。

神社仏閣古民家が得意な工務店さんと劇的ビフォーアフターで活躍した設計士さんと私で工事します。
古い家屋なので経たっている部分を解体して朽ちている部分は補修
べた基礎を打ち、柱などを金具で補強し耐震性も高めます。
天井は音響的に有利なディフューザーを取り付けその隙間から梁が見える感じになります。
音響的な床構造として床暖房も入れて快適性を高め
新規に取り付けるサッシやシャッターで雨戸の開け閉めの労力を減らし隙間風などの対策をします。
電源はオーディオ専用電源を別契約で引き込んで使用します。
外観的に今の状態で見た目が良い感じなのでこの良さをなるべく壊さない様に施工します。

天井を取っ払い二部屋ぶち抜いてオーディオルーム化しますが、床の間などは残します。
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オーディオ装置横のスペースはレコードやCDの収納ノートPCを観る等の作業もできる所を作ります。
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オーディオ装置をセットする部分は床を独立させて試聴する方の床が響かない様に設計しました。
もちろん試聴する側もべた基礎を打ってその上に砕石構造の床となります。
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防音性能はありませんが
蔵や古民家独特の土壁と太い柱による木造の建物が有する
澄んだ響きを活かし更に楽しい音響となる様に努力します。
オーディオ装置をセットする側の壁は音を反射する構造として
スピーカーのウーファーから放たれる低音をコントロールする構造にしました。
posted by Lansing at 14:03 | Comment(0) | 古民家再生オーディオルーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする