2019年08月05日

「TRIODExCocktailAudio」試聴会 が終わりました。

暑い中ご参加いただきましたお客様ありがとうございました。

試聴会の進行と機器の説明、試聴を行っている トライオードの丸山氏
IMG_1976[1].jpg

丸山氏が試聴会を進めているので、私もお客様の気持ちになって聴いてみました...。

出力管にKT-150を使用したMUSASHIはエネルギー感もあり音が太く力強く
ワイドレンジで解像度もあり俊敏な反応...。

真空管アンプを使用されたことの無い方の場合、
真空管アンプの音のイメージは、「音が柔らかく温かくて味わい深い...。」という感じが多いのですが、
MUSASHIの場合は、こういう過去の製品をイメージするビンテージ機器の様な出音ではなく
現代のハイレゾ音源を入力してワイドレンジでHi-Fiなスピーカーを繋いだ場合も
十分ドライブすることが出来るアンプでした。

KT-150は新設計の現代球ですので同族ですが過去のKT-88等とは
レンジ感も分解能も全く違う球に感じます。

MUSASHIは定価¥58万でもコストパフォーマンスが高い感じですから
有名どころのKT-150を使用したアンプと比べてみました。

・OCTAVE RE320       27.6Kg (出力 130W) ¥1,450,000-
・audio research   VT80SE     20.7Kg (出力75W)  ¥1,350,000-
・TRIODE MUSASHI     34.5Kg (出力 100W)¥580,000-

眺めると何だか重量と出力に違和感を感じます...。

MUSASHIの場合、製品作りに2年を費やし
100Wの出力を出すのに必要なトランスを新設計して34,5Kgの重量

RE320の場合、MUSASHIより7Kgも軽く130Wの出力を稼いでいますが
磁気回路や巻き線に何かしらの特別な技術が使用されているのでしょうか?
VT80SEの場合、出力は75WですからVT80のKT-88から球をKT-150へ入れ替えただけの様な...。
このメーカーの場合、昨年発表のモノラルパワーアンプ
Rference160M (出力 140W) ¥2,300,000/1台 が
KT-150に対応したアンプの気がします...。

定価ベースで¥58万までの予算で石のプリメインやセパレートを購入しても
MUSASHIの様に力強くスケールのある出音にならないと思われますので
¥100万以下でお買い得なアンプを探されている方の場合
検討機器に入れても良いのではないかと感じました...。

トライオードの丸山氏に価格の件で質問しました...。

私「何で¥58万なのですか?」
丸山氏「本当は¥100万とかで売りたいんですけど、他のハイエンドブランドと比べた場合
    トライオードはガレージメーカーの二流扱いですから、ブランド名だけで売れませんから
    KT-150を使用したアンプでは他のメーカーでは出せない価格設定にしました。
    社長曰くこんな価格で他社は出せないでしょう!という事での価格設定です。
    また、今までのトライオード製品より一段上の高級Hi-Fiラインという事になりますから
    ステップアップを考えた場合、購入しやすい価格設定としています。
    商品の価格は低く抑えましたが、製品はキチンと作っているつもりですから
    MUSASHIより高額で販売されているKT-150を使用したアンプと聴き比べてみてください。」

なるほど...。という感じです。

TRZ-300Wの方です。
出力管に300Bを使用したTRZ-300Wは、やはり美音系の出音で
弦や女性ボーカルは細身で繊細で美しい高域となり
プスバンのWE300Bへ交換すると
耳当たりが良くなり、S/N感も向上!
中低域の音に厚みが出て色気のある表現になりました。
こちらのアンプを購入する場合は
最初からプスバンWE300Bを付けた仕様で買うのがお得だと思います。

ここでプスバンの300Bに疑問が...。
すでにネットや部品屋さんで販売しているプスバン300Bは
トライオードから販売されている300Bより低価格なので
その件で質問してみると、トライオードから販売している
プスバンWE300Bは、本物の300Bをできるだけ忠実に再現した球で
この仕様はトライオードからの販売のみで他には卸していないという事でした。
つまり、
トライオード以外で販売されているプスバン300BはWE300Bとは別物という事になります。
同じ物の場合、安い方で買えばよいという意識になりますが
やはり安い物はそれなりの理由がある様です...。

試聴会の終わり頃になると私に振るので
好きなように曲をかけさせていただきました。
DIATONEの試聴会で進行と説明をしていただいた
DIATONEの佐藤氏が選んで演奏していた
強烈な音がするドラムのライブやウッドベースとサックスの生録り
ワルツフォーデビィの地下鉄音等...。

真空管アンプの場合、トランスが搭載されていますので
ボーカルや弦楽器などの緩い音源はどんなアンプでもそこそこ良い感じで聴けますが
テスト音源になる様な強烈な音のソフトの場合
トランスや球、回路などがちゃんとしていないと
立ち上がりの鋭いパルシブな音やハイレゾのソフトに含まれる超高域や
案騒音などの極低音等が出ないアンプになりますので
真空管アンプにとっては辛いので普通の試聴では使用しない音源となります。
スピーカーにDIATONEのDS-4NB70を使用していますから
そういう音源でも全く問題は無いので
このスピーカーが満足に鳴らない様ならクソアンプという評価になってしまいますが
あえてDIATONE試聴時の音源を選んで鳴らしてみました。
結果は何の問題も無く鳴らせ
ワルツフォーデビィの地下鉄音はMQAのハイレゾ音源使用で
通常のCDよりゴロゴロという音と振動がより一層はっきり体感出来ました。

MUSASHIの仕様書で消費電力が520Wとありますが
実測値で計測しますと、
電源ONで240W、通常視聴する音量では250W程度までしか上がりませんでした。
フルパワーの全開出力テストした場合520W消費するかもしれませんが
爆音にして聞くに堪えれる音量までの場合、250W程度だと思います。
ちなみにTRZ-300Bの場合は230W程度でした。

予約制とさせていただいた試聴時間の予約にムラがあり
2回目の方が先に予約が入り
1回目は予約なしで立ち寄られた方が多かったです。

ステレオサウンドのソフト試聴会
DIATONEのDS-4NB70の試聴会
今回の試聴会と今年は色々チャレンジしていますが、
自分が一番勉強させていただいている感じがします。
良い経験をありがとうございました。

今のところ予定はございませんが、
また何かの試聴会などを開催するつもりです。

posted by Lansing at 12:36 | Comment(0) | アンプ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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