2018年11月02日

JBL 4344 エッジ修理 スピーカースタンド

お客様よりご依頼頂いたJBL4344のスピーカーエッジ修理が完了いたしました。
ミッドウーファー2122Hとウーファー2235H

2122H
IMG_0923[1].jpg

2235H
IMG_0925[1].jpg

2122H オリジナルがウレタンエッジですからウレタンエッジで新品交換
コーン紙とエッジの隙間へ、オリジナルと同じ様にデービーボンドを注入しています。
IMG_0924[1].jpg

2235H こちらもオリジナルはウレタンですのでウレタンエッジで交換
こちらもコーン紙とエッジの隙間へデービーボンドを注入
IMG_0926[1].jpg

完成状態から写真を載せましたが
2235Hの修理時に問題が...。

修理時、コーンを動かすと「ゴソゴソ」とこすれる音が...
磁気回路のセンターズレではなく異物がボイスコイルをこすっている様な異音なので
コーンを外し、磁気回路を点検すると鉄粉が入っていました。
IMG_0927[1].jpg

大きな鉄粉はもちろんですが、
磁器ギャップにある遺物は全部取り除きました。
(肉眼でも直ぐに確認できた一番大きな鉄粉)
IMG_0929[1].jpg

これだけ大きいとボイスコイルとこすれてしまいます。
ボイスコイルの黒いシミになっている部分が鉄粉によりこすれていた部分
幸い金属粉により黒ずんでいるだけで
エナメルがはがれショートしている状態ではなかったです。
もっと長い期間使用していたらボイスコイルもアウトでした...。
IMG_0928[1].jpg

この原因は磁気回路へ異物の侵入を防ぐダストカバーの劣化
新品交換しました。
IMG_0930.JPG

ボイスコイル全景 
この後、ダンパーを付けて戻し完成
IMG_0931[1].jpg


話は変わります...。

先日、制御盤製作会社の社長さんに
DALIのスピーカーをご購入いただいたのですが、
スピーカースタンドを作ってみたという事で店に持ち込まれました。
IMG_0933[1].jpg

曲げた鉄板を組み合わせる構造、錆防止の為、綺麗に塗装してあります。
IMG_0932[1].jpg

IMG_0934[1].jpg

形にはなっているけど
ネジやボルトのサイズ、
板厚など改善点多数という事でしたが、
ご来店中だった2名のお客様と私、
持ち主の社長さんを合わせた4人で試聴してみました。

数曲の音出し後、
色々と意見を出してくださいという事となり
ギャラリーとなったご来店中のお客様からの意見は

「音が明るく詰まった感じが無い」
「これが幾らで出来るのか分からないけど、市販のスタンドより良いんじゃないの」
「バランス的にやや真中へ集まっている感じがする」
「しばらく聴いていると混濁感が気になってくる」

私個人的な意見としては
足となっている側面の板面積が大きいので
響きが乗り過ぎて混濁感になると感じます。
側面板のデザインと板厚を変えて改善、
天板と底板の板厚が薄すぎる感じがしますので
隣のJulia試作品スタンド程度まで板厚を厚くして安定させる
ネジやボルトが見えないようにする
天板にドライカーボンインシュレーターが嵌る様に
丸いザクリを入れる...。

物づくりは一発で上手く行く事なんて無いですね...。

天板や底板、ネジ類も改善するという事で
更に進化する事になりました。


それから
SJ-SI/SJ-FBの、
カーボンインシュレーター用金属ベース等を
製作していただいていた加工業者様ですが、
残念な事に経営が困難になり
仕事を貰っていた元請け会社に吸収されてしまい
私の様な店がオーダーする
細かい作業の小ロット仕事を請けてもらえなくなってしまいました。

制御盤屋さんの場合、
NC加工は専門ではないという事ですので
このブログをご覧いただいていらっしゃる方の中で
NC加工等の専門業者様がいらっしゃいましたら
下記の写真の様な加工、メッキができる場合
ご連絡を頂けると嬉しいです。

IMG_0935[1].jpg

上の写真左のコンセントタップ コンセントの付いている箱の内部も削っています。
IMG_0936[1].jpg

上の写真中ほどの円形金属ベース
IMG_0937[1].jpg

壁コンベース
左が完成状態で、右が分解した感じ
IMG_0938[1].jpg

IMG_0939[1].jpg

IMG_0940[1].jpg

スピーカースタンド
IMG_0942[1].jpg


今日の午後から修理しています。

分解を進めると、ベアリングはOKで
駆動モーターがNGという結果でモーター交換、
その間、時間が有った為、ドラムを掃除させてもらいました。

いつも乾燥まで動かしますので
黒カビは殆ど無かったのですが、
白い線維カスと思われる汚れが見られました。

イメージ的に
脱水で小さな穴から水が出る時に
細かな繊維が穴に引っ掛かり柔軟剤の成分が更に繊維を呼び込み
うっすらとへばりつく様な汚れ方なんじゃないかと...。

カビでも汚れでも汚いのでドラムを持って風呂場へGO!

温水シャワーをかけてふやかし
洗剤を吹き付けブラシで落とし流しました。

ケミカル製品でクリーニングするより綺麗になっていると思います。(笑)

IMG_0944[1].jpg

修理が終わり、サービスマンがテスト動作させると
ドラムがロックして動かなくなりました...。

どうやら今年の2月に修理した基盤まで波及して壊れた様で
こちらも交換する事に...。

基盤代が有料だとガックリですが、
この基盤はよく壊れるのか対策部品のようで
基盤代は無料という事で修理続行!

元に戻し動作させると
洗濯機は問題なく動き修理完了!
修理代金¥40,500-


posted by Lansing at 14:07 | Comment(0) | スピーカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。