2017年07月29日

特注ドライカーボン SL-10

久しぶりにSL-10の修理依頼が入り取り掛かりました。
(アーム不動という事でお預かり。)

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針を折ると怖いので(笑)先にカートリッジを外します。

サクッとバラします...。
分解する時、1回以上、ベルト交換したと思われる痕跡がありました。

アーム駆動用、ドライブモーターのプーリーにベルトが劣化して融着
ピンセットで引っ張っても貼りついています。
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モーター側も凹部分に融着、経年で硬化してゴリゴリになっています。

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しかも、モーターが固着して不動...。

固着解除して注油、回転するようになったので
しばらく無負荷で回転させてエージングすると
指で回してもスルスルと回転するようになり復活!

モーター側の劣化ゴム融着部分をクリーニング
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機器内部も点検すると、綺麗です。
(ヤフオクで落としたやつとか、中古で購入したという機器は、グリスべっちょりとか酷い物が多い)
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ベルト新規製作しました。

以前、ヤフオクで落札したというベルト同梱で、
SL-10の修理品を預かりましたが、
そのベルトは、緩くて滑り、使い物になりませんでした。(現在の出品物はどうなのか?です。)
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ベルトを掛けます。

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カートリッジの針先をクリーニングと
ピン足にスーパーコンタクトオイルを塗布してメンテ...。

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SL-10側の電源や、出力ジャック部分も、もちろんコンタクトオイルでメンテします。

ウリャウリャっとSL-10を組み上げて戻し(笑)

動くようになったアームを、この位置へ持ってきて電源OFFで固定、カートリッジを装着、
電源を入れると右端へ自動で動くので、その場所で固定ビスを締め付けます。

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完成したので、長時間の連続動作テストです。

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今回のSL-10は、状態良好でした。

最後にドライブベルトを変えてから、10年以上死蔵されていた感じがしますが、
保管場所が良かったのか?外観も綺麗で、MM/MC切り替え接点の接触も良好!
現在、数時間連続動作していますが、全く問題なく動いています。

流石国産!
製造から38年経っても完璧に動くのは奇跡です!(^^♪

直していると、カーボンが届きました!

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お客様からの特注オーダー品と
オリジナル製品用のカーボンです。

CFRP ドライカーボン
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壁コンプレート用のカーボン(左端)
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壁コンセントプレートは、
この積層ドライカーボンと、金属の板が壁に固定されベースとなります。

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下の写真は、試作品へ入れてみた感じです。
本チャン用は、もっと分厚くなります。

DSCF0745[1].jpg

電源は、オーディオ全ての源、最重要項目の一つと思っています。(もう一つは、部屋の音響です。)
オーディオ専用電源工事が済んでいらっしゃる場合は関係ない話ですが、
家は賃貸で電源を弄れない、家は自己所有でも工事はしないという方の場合、
電源はCDPより先の、オーディオの元となりますので
特に、壁コン〜タップは妥協する事なく対策し、
できれば大地アースを引いたりと、できるだけ完璧にする必要があります。
高音質を目指して機器を買い替えるより、先にやらなければいけない項目と思います。

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