2017年07月28日

オーディオクリニック

26日は、
市内のお客様宅で、オーディオクリニックでした。

部屋の様子は
長方形のリビングダイニング全体を使い、自由に装置がセットできる環境
建物は鉄筋コンクリートで1階

部屋の左右が長辺といたしますと、
左端は、囲われたキッチンスペース スピーカー左 TV オーディオラック 右スピーカー 掃き出しの大開口サッシ
という感じの並びでセットされ、
部屋の音響はライブで、吸音材などの使用、音響対策は無し

スピーカーは、フランコセルブリン Ktema
アンプはMarkLevinsonセパレート 
CDP No.512とNo.39L
ラックはクアドラスパイア
等々

お客様の改善希望
・スピーカーの位置決め
・エネルギーの無い感じを何とかしたい
・音楽の表現が楽しくないので何とかしたい

とりあえず、
こういうのが気持ちよく聴けると嬉しいというソースを聴かせていただく...。
(チェロがホールに響いて、広い空間へ豊かに音が広がる内容の音楽)

ライブな部屋なので、音は部屋に広がり響いているけど
余計な響きの存在と、スピーカーの位置によるピークとデップで
中低域の美味しいところが凹となりエネルギー感や実態感が乏しい

音を出しながら部屋の中をウロウロして
色んな場所での響きやコモリを確認すると、

TV画面で反射している音、その後ろでのコモリ音
スピーカー左右のコーナー部分でのコモリ音
左端のキッチン内でのコモリ音
右の大きなサッシのガラスからの反射音など
いろいろ気になる部分を確認!

とりあえず最悪なTVの反射音を何とかしない事には
スピーカーの位置決めもできないので
厚いキルト生地でTV全体を包んでみると
画面からの反射が減り、定位、音色、表現が格段にUP

続いてサッシのガラス面の反射を減らす為、
カーテンを閉めてみると、
囲われたキッチン内で響いた音が再び戻ってくるコモリ音と
スピーカー左右のコーナー部分のコモリ音が残り、
この部屋から他の部屋へ通じている部屋のドアが響く音が気になるが
最初に比べるとこれだけでもかなり良くなった!

で、とりあえずコンセントタップをブログで公開した物と交換してみた...。

重心が下がりS/Nも上がって、音もはっきりしてきたのですが、
イマイチ本領を発揮していないので、
ケーブルか?と思い
ラインやSPケーブルもラダーケーブルに入れ替えてみた...。

これも、一気に激変!という感じではなく前より良くなったという感じ...。

これでハッキリしました!

スピーカーの位置による凹の影響が強烈という事が...。

ケーブル変更の音は判るのですが、
ラダーの超分解能と、スピード感がスポイルされてしまっている...。
これではイカンので、
スピーカーを前に後ろにと動かし、
ピークとディップの一番気にならない場所を探ると共に
前向き内ぶり等も試してみると、
壁から50cm程度でやや内ぶりが良い感じのバランとなり
中低域も厚く低域も下がり、音に実態感が出た。

しかし
左右コーナー部分のコモリが気になるので
持って行った「音快速と音快速極低」で左右のコーナー部分を対策
(極低の場合、低域の改善と、中高域の分解能が上がる)
ブーミーだった低域が締まり弾んだ感じへ変化
更に試聴ポイントの後ろへ「音快速」を置いて
音を前から後ろへ引っ張るようにセッティングすると、
チェロの胴鳴りとホールの響き、弓で弦をこする音の分離が明確になり
音楽が楽しくなってきた!

この状態で部屋をうろついてみると
キルトで覆ったTVの後ろと壁の間で、
低音だけが、かなり響いてこもっているので
了解を得てTVを他の部屋へ排除、
音場が一気に開けた感じとなり、スピーカー後ろにある壁を超えて音場が広くなった!

ノッテきたので、SJ-SIインシュレーターと金属ベースを
ラックの足の下、機器の下へ敷いてみると、
更に分解能が上がり音が澄んで低域にも腰が入る...。

で、必殺インダクターを繋いでみると、
レンジ感が広がり、ホールトーンが綺麗に響く!
音場の空気が澄んで、低域も、更にしっかりして見通しが良くなった!

CDPの方は、
No.512は、分解能が高く音が端正で、フラットバランスで整っているのですが、
音楽の表現が今一つ面白くない感じがして、
旧型のNo.39Lの方が、音楽表現と、低域の再現、音色等が優秀、
分解能は若干落ちてしまうがこちらの方がシステム的に合っている感じ...。

なので、No.39Lを繋いで鳴らす。

この状態で、お客様の方へ目を向けると、
お客様の足が、音楽のリズムと共に動いてノッテいる(^^♪

お邪魔した時の音は何だったんだ?という感じになっている!

ここまでやると、システム全体の反応が良くなっている為、
試しにインダクターのみタップから外してみると、
音が団子になり上も下も伸びが減り見通しが悪くなる...。

今の状態の場合、
音密度が高く、定位間や実態感も良いので
目の前にリアルに楽器が存在する感じが出るのですが、
お客様の希望をお聞きすると
ECMレーベルを掛けた場合は、
広い空間へ音が広がって漂う感じを出せないかという事になり...。

でわ、という事で、
Ktemaのマニュアルにある
壁から1m離すセッティングとしてみると
実像感が減り、中低域も凹エネルギーになり
中音域が壁の反射で混ざり合い、
位相感が崩れる感じがしますが、
空間に響いて漂う感じは、かなり良く出る...。

響き系の音楽にはアリですが
音像型のジャスにはミスマッチ...。

好みもあり難しいのですが、
2か所のポイントは他の場所と比べ圧倒的に良い事を確認ができた。

プリのみ電源ケーブルを純正とシルバー君と変えて試してみましたが、
ずでに反応が良くなっている為、驚くほど音が変化して笑えてくる...。

複数有るプリとCDPを入れ替えて聞いてみると
CDPは、No.39L
プリは、No38Lと組み合わせる事が
音色や表現共に良好になる為、
新しいプリとNo.512ではなく
旧型の組み合わせの方が良いとお客様も同意見で確認できた。

かなり頑張りましたので(笑)
お客様の胸につかえていた、モヤモヤを解消できたと思います。

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お客様の改善希望
・スピーカーの位置決め
・エネルギーの無い感じを何とかしたい
・音楽の表現が楽しくない
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部屋に対するスピーカーの置き場所は明確になりました。

一つは
壁に近づけたところで、実像感があり、定位も明確で中低域も厚みがありエネルギーも出る。
もう一つは
響くポイントに設置すると、音が広がりECM系の録音物はいい感じに再生できるポイント

エネルギーを一番左右していたのは、
部屋の響きとスピーカーの置き場所による事で、
凸(ピーク)凹(ディップ)の凹ポイントにスピーカーが設置されていた事と判明したので、
上記2点のどちらかで設置し、響きの対策をする事で概ね解決

音楽の表現は、アクセサリー類による対策と、機器のマッチングによリ解決

一気に全て施せないと思いますので、
何処まで手掛けるのかを検討していただく事にしました。

最低限の対策を考えますと、
スピーカー位置は決まりましたので、その位置でセット
TVは、左右スピーカーの中に置かない(排除する)
左右のスピーカー端の壁コーナー部分へ「音快速 極低」を左右1枚ずつ使用
インダクターを繋いで電源の改善を図る
ここまでは、直ぐに対策してほしいと感じています。



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